2016年05月16日

野々原茜「モテたい?」百瀬莉緒「うん」

・キャラ崩壊注意



よろしくお願いします。



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莉緒「ねぇ、茜ちゃん。どうしたらモテると思う?」



茜「えぇ……、そんなこと急に言われても茜ちゃん分からないよ」



莉緒「茜ちゃんみたいに振舞えばモテるかしら?」



茜「さぁ……?」



莉緒「やっほー☆莉緒やんだよー☆今日はあなたのハートをマジカル☆マジカル☆しちゃうなりぃ〜」



茜「莉緒やんには茜ちゃんがそんな風に見えてたの?だとしたら相当心外なんだけど」

莉緒「ねぇ、私どうしたらモテるかしら……」



茜「いやだからそんなこと言われても……」



北上麗花「話は聞かせてもらいました!」ヌッ



茜「麗花ちゃん!なぜ男子トイレから!?」



麗花「私、今だけはおじさんなんです」



茜「そんな女子トイレがいっぱいだから男子トイレに入るおばさんみたいな!!」

茜「というか莉緒やん、いきなりなんでそんな話をするの?」



莉緒「ついに合コン100連敗を達成したのよ……」



茜「うん……まぁ元気だそうよ。ね?」



莉緒「いったい私の何がいけないって言うのよ!!」



茜「まぁまぁ、今回は良い相手がいなかったんだよ」



麗花「でもその中に運命の人がいたかもしれないんですよね?」



茜「ほら、男の人なんて星の数ほどいるでしょ?」



麗花「星に手は届かないですけどね」



茜「麗花ちゃんは黙ってて!!」

莉緒「ワタシ……モウ……オンナ……ヤメル……」



茜「見てよ麗花ちゃん。麗花ちゃんのせいで壊れちゃったじゃん」



麗花「大丈夫だよ。私は莉緒さんを信じてる」



莉緒「アイドル辞めて酒呑童子になる」



茜「ほら、意味わかんないこと言い始めたよ」



麗花「まだ意味のある言葉を話せてるから大丈夫だよ」



茜「どこまで追い詰めるつもりなの?」

莉緒「うう……男なんてシャボン玉よ……」



茜「もう見てられないよ。麗花ちゃん、責任取って慰めてきてよ」



麗花「しょうがないな〜♪修理屋北上の異名を持つ私に任せなさ〜い♪」



茜「むしろ茜ちゃんは壊し屋だと思ってるよ」

麗花「莉緒さーん、大丈夫ですか?」



莉緒「うう、麗花ちゃん……」



麗花「莉緒さん、これから言う事をよく聞いてくださいね。きっと莉緒さんの価値観が変化しますから」



莉緒「そうなの?」



麗花「はい、いいですか莉緒さん。女の人の恋愛相手は男の人だけじゃないんですよ?」



茜「麗花ちゃん、ちょっとこっち来なさい」

茜「麗花ちゃんは何をやってるの?」



麗花「私はただ莉緒さんの視野を広げただけだよ?」



茜「やめたげようよ。慰め方が独特すぎるよ。肩を壊して野球できなくなった子にサッカーしたらいいじゃないって言ってる様なものじゃん」



莉緒「そっか……男の人だけが恋愛対象じゃないんだ……!」



茜「ほら、女知音に目覚めようとしてる」



麗花「視野が広がるっていいことだよね♪」



莉緒「私、爬虫類と結婚する!」



茜「視野が広がり過ぎて百眼開眼しちゃったじゃん」

莉緒「まずはトカゲから攻略しないと……」ブツブツ



茜「麗花ちゃん、正気に戻してきてよ」



麗花「あれはさすがの私でも無理だよ。人類が手を出していい領域じゃないよ」



茜「自分で蒔いた種でしょ?手遅れになる前に行ってきてよ」



麗花「でもどこまで落ちてくか見たくない?」



茜「茜ちゃんに人が壊れゆくさまを見る趣味はないからね?」

麗花「莉緒さん、爬虫類はやめときませんか?」



莉緒「どうして?」



麗花「うーん、何か気持ち悪いからですかね?」



莉緒「そんなことないわよ。ほら、このトカゲとても綺麗な色をしてるのよ」



麗花「あ、ホントだー♪」



莉緒「それにヤモリは屋守りと言って家を守ってくれる縁起物なのよ」



麗花「そうなの!?凄いですね♪」



莉緒「でしょ?さらにこのヘビはね――」



麗花「へぇー!!」









麗花「茜ちゃーん!!」



茜「おっ、麗花ちゃん。説得終わった?」



麗花「うん!!わたしも爬虫類と結婚するよ!!」



茜「ミイラ取りがミイラになっちゃダメだよ」

茜「はぁ……莉緒やん、ちょっとこっち来て」



莉緒「どうしたの?私これからアナコンダをオとしに密林に行こうと思ってるんだけど」



茜「まぁいったん落ち着こうよ。どうやったら男性にモテるのか一緒に考えよう?」



莉緒「うーん、分かったわ。爬虫類は諦めるわ」



麗花「じゃあ両生類はどうですか?」



茜「これ以上話を引っ掻き回さないで!」

麗花「はい、私はどうしたら莉緒さんがモテるか考えました♪」



茜「麗花ちゃん大丈夫?」



麗花「任せて♪いいですか莉緒さん。莉緒さんは素材は悪くないんです。むしろ高品質なんです」



莉緒「そう?何だか私自身をなくしてきちゃったわ……」



麗花「自信をもって!ヨガエクササイズで鍛えた身体はプロポーション抜群で、同性のわたしでさえ嫉妬しちゃいます」



莉緒「そ、そうかしら?」



麗花「それなのに何故モテない――」



莉緒「うわぁぁぁぁぁん!!モテないってはっきり言ったー!!」



麗花「正気に戻ってください!!」バシッ



莉緒「痛い!麗花ちゃんがぶった!」



麗花「確かに私は正しく覚りを開きましたけど!!」



茜「ブッダじゃなくてぶったでしょ。何でこのタイミングでそんな話になるの」



麗花「汝の隣人を愛せよ」



茜「間違ってるしねぇ!!」

麗花「莉緒さん、もう一度言うね。あなたは素材は凄くいいんです」



莉緒「そ、そう?」



麗花「すらっと伸びた手足は見る者を魅了し、妖しいボディーは大衆の視線を釘付けにします」



莉緒「そ、そこまで言われると何だか照れるわね……」



麗花「たわわに実った乙女のシンボルは男性の凶暴な肉器官を刺激し、艶やかなリップは男性の劣情を駆り立て――」



莉緒「いい!!いい!!分かったから!もう十分に伝わったから!!」



麗花「あ、そうですか?」



茜「ただのセクハラだったよ」

麗花「それなのにどうしてモテな……男性からの支持を得られないのか。莉緒さんは何故だと思います?」



莉緒「うーん、自分じゃ分からないわね」



麗花「じゃあ莉緒さん、男性の反応が悪かったのはどういうときですか?



莉緒「谷間にプレゼントを挟んだり、露出気味の服を着たときね」



麗花「じゃあその逆をすればいいんですよ♪」



莉緒「逆?」



麗花「うん、そうすれば男性の反応はよくなると思います♪」



莉緒「股にプレゼントを挟んで全裸になるの?」



麗花「左慈ってどう投げるの?」



茜「仙人を投げちゃダメだよ」



莉緒「ちょっと待って!最後まで面倒見てよ!」



茜「いやー、キリストも石を投げつけるレベルだよ」



莉緒「そんなレベルなの!?」



茜「まさかり投法で」



莉緒「キリストに一番似合わない投げ方じゃない……」

麗花「あっ!また私いい案思いついちゃったかも♪」



茜「ホント?正直信用できないんだけど」



麗花「任せて茜ちゃん♪莉緒さん、あなたがモテてないって思うのはひょっとしてこの世界が現実ではないからじゃないでしょうか?」



茜「もう精神を破壊するのはやめようよ!!」



莉緒「なるほど。ここは夢の世界だったのね……」



茜「莉緒やん!!正気に戻って!!」



麗花「えぇ!?莉緒さんって瘴気だったの!?」



茜「そんなわけないでしょ!!」

莉緒「うぅ……私はモテない……一生独り身のままボロ雑巾のようになって朽ち果てるんだわ……」



茜「莉緒やんしっかりしてよ……莉緒やんは今のままでも人気あるよ……」



莉緒「……ホント?」



麗花「ウソだどんどこどーん♪」



莉緒「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



茜「麗花ちゃん!!」

茜「莉緒やんは普段は無邪気で自由に振舞ってるけど、ちゃんと周りを見てフォローしてること同じ事務所の仲間はちゃんと知ってるから」



莉緒「……」



茜「たぶんモテてないと思うのは、莉緒やんが友達のように接しやすくてまだ恋心に気づいてないだけだよ。ちゃんと男性は莉緒やんの事意識してるから」



莉緒「茜ちゃん……」



茜「だから元気だそうよ。そんな莉緒やん誰も望んでないよ」



莉緒「……そうね!私らしくなかったわ!ありがとう茜ちゃん、お礼にご飯でも食べに行きましょうか!」



茜「うん!もちろん莉緒やんの奢りだよね?」



莉緒「当たり前でしょ!ほら、麗花ちゃんも行くわよ!」



麗花「やったー!私臓物が食べたいな♪」



茜「もっと他に言い方あるでしょ?」



麗花「はらわた」



茜「あら、かわいい☆――ってならないよ!!」

次の日



麗花「いやー、もつ料理美味しかったね♪」



茜「そうだね、茜ちゃんは麗花ちゃんの『これ18禁のホラー映画でよく見ます♪』の一言で完全に食欲がフライアウェイしたけどね」



麗花「それにしても莉緒さんの元気が出て良かったね♪一時は自殺しそうな勢いだったけど」



茜「麗花ちゃんのせいだけどね、精神が破壊されたのは。でももう悩み相談なんてこりご――」



馬場このみ「茜ちゃん!!背を伸ばすにはどうしたらいいの!?」



茜「このみん……帰って……」



このみ「なんでよ!!緊急事態なのよ!!」



麗花「骨折したら伸びるらしいですよ♪」ギュィィィィィン



茜「チェーンソーは骨折じゃ絶対済まないから止めて!!」



END



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