2016年05月17日

モバP「あっ、みくにゃんが雪美を襲ってるぞ」

雪美「やあっ…! みく……、やめて…!」



みく「ちょっとだけ、ちょっとだけだからっ!」









モバP(以下P)「こらぁっ! イジメはやめんか!」





みく「げえぇっ、Pチャン! ち、違うにゃ! これは…」



雪美(ネコミミ装着中)「P…、助けてっ……!」ダッ



みく「あっ、ま、待つにゃ!」





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P「よしよし、可哀想に。こんなに怯えて…。ん? それはとときら学園に出演していた時のネコミミじゃないか。

  そういえば、最近、事務所内でも付けてる時があったな」



雪美「うん……。でも…、みくが無理やりっ……!」ギュッ



P「みく…、お前自分のアイデンティティーを守るためだからって、いたいけな幼女のネコミミを奪おうとしてたのか…」ドンビキ



みく「ち、違うにゃ! 誤解にゃ、誤解っ! いくら猫キャラが増えてきたからって、みくはそんな意地悪しないよ!」





P「じゃあ、雪美の頭を抱え込んでなにしようとしてたんだよ!」



雪美「それは…、みくがハメさせろって……私をっ…… 。ううっ……!」



みく「ちょ、その言い方は語弊が…。や、やめてPチャン! 死んだ魚みたいな目でみくを見るのやめて! 

   ゆっくり距離を取ろうとしないでぇー!」





〜みくにゃん説明中〜





P「なるほど。逆に、みくが雪美の頭にネコミミを付けていたのか…」



みく「そうにゃっ! 雪美ちゃんがネコミミを気に入ってたみたいだから、今日も付けてもらおうと思って」



P「ふむ。雪美、別に付けてあげてもよかったんじゃないか?」



雪美「今日は…そういう気分じゃ……なかったから…。猫は……気紛れ……、にゃー…」



P「みく、そういうことだそうだ。何か雪美に言うことがあるんじゃないか」



みく「そ、そうだったのかにゃ…。ごめんにゃ、雪美ちゃん。みく、嫌がることしちゃって…」







雪美「みく……、解ってくれれば…大丈夫……。許して…あげる……」



みく「ほっ。ありがとにゃ、雪美ちゃん」





雪美「でも…、なんで……ネコミミ…?」



みく「あー、それはにゃー。雪美ちゃんには、みくのネコチャンになってもらおうと思って!」



雪美「ふにゃっ……!」ビクッ



P「こら、みく! 雪美を怯えさせるんじゃない! ほらほら、大丈夫だぞ雪美。いざとなったら七海を呼んで、目を覆いたくなるような

  魚責めでみくを懲らしめてやるからな」



みく「それは本当にやめてほしいにゃ。違うの! これにもちゃんとワケがあるの!」



P「おう、言ってみろ。既に俺の右手には、七海に連絡するための携帯が握られているからな」



みく「ほんとにいかがかわしい理由じゃないから! ペロちゃんがみくと仲良くしてくれないから、先にネコチャンになった雪美ちゃんと

   仲良くなろうと思ったのにゃ。飼い主の雪美ちゃんがネコになってみくに懐いてくれれば、つられてペロちゃんも好きになってくれるかなって」







P「あれ、みくってペロに嫌われてたのか?」



みく「そうみたいなのにゃ。ネコカフェのネコチャンとはすぐ仲良くなれるんだけど、ペロちゃんには逃げられちゃうのにゃ…。

   意地になって追い回したら、ますます嫌われちゃったの…」



P「なるほどな。だけど、今度はその飼い主にまで嫌われそうだけど?」



みく「うっ…。は、反省してるにゃ…。本当にごめんね、雪美ちゃん。そうだよね、ネコチャンと仲良くなるのも大事だけど、

   だからって雪美ちゃんに無理強いするのは違うよね…。みくのエゴを押しつけちゃった……」



P「みく…。まあ、そう落ち込むな。好きがちょっと暴走しただけだ。雪美もみくを許してやってくれるか?

  悪気があったワケじゃないみたいだし」



雪美「……うん…。私もペロのこと……大好きだから、みくの仲良くなりたい気持ち………分かる。もちろん…私はみくのことも

   ……大好き………だよ」ニコッ



みく「うにゃあああ/// みくも雪美ちゃんのこと大好きにゃ!」ギュッ



雪美「ふふ……。みく…くすぐったい……」





P「やれやれ、これで無事解決かな? お、噂をしていればペロじゃないか」



ペロ「ンギャア」







みく「うにゃっ! ペロちゃん!」



ペロ「フシャー」



みく「ううっ…。やっぱりペロちゃんには嫌われるてるにゃ…」



雪美「みく……。ちょっと…待って…。ペロに理由……訊いてみる…。きっと……特別な事情がある……と思う」



みく「ネコチャンの気持ちが分かるのかにゃ! す、すごいにゃ雪美ちゃん!」







雪美「……うん。…うん……。なるほど……」



みく「ペ、ペロちゃんはなんて言ってたのにゃ?」ドキドキ



雪美「みくが……、大きいネコみたいで……怖い…って」



みく「えっ」







P「あー、ネコミミとシッポか。みく、一旦それを外してみたらどうだ?」



みく「えっ! で、でもでも、これはみくのアイデンティティー…」



P「今は仕事中じゃないんだ。ちょっとぐらい外しても大丈夫だよ。ネコミミがなくたってみくの個性はなくならないさ。

  俺が保証する」



みく「Pチャン…。わ、分かったにゃ」スッ





みく「ぺ、ペロちゃん…? これでどうにゃ?」



ペロ「ニャー」スリスリ



みく「あ、ペロちゃんが来てくれたにゃ!」



ペロ「ゴロゴロ」



みく「わぁっ! のど鳴らしてかわいいにゃぁー!」



雪美「ふふ……。ペロ…、みくが人間だって……解ったみたい…。みんな仲良し……、まあるい世界……ね」



みく「雪美ちゃん、ほんとにありがとにゃ! 雪美ちゃんはネコチャンみたいに可愛くて優しくて天使みたいだにゃあ!」



雪美「ふふ……。ちょっと…照れる……」





ゆきみく「ワイワイニャーニャー」









P「ふむ。雪美とみくか…。これはイケる…か?」









その後、雪美とみくは二人でユニットを組み、黒猫と白猫のネコキャラユニットとして人気になったとかならなかったとか。





終わり





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