2016年05月17日

蘭子「…ねぇ、プロデューサー」

蘭子「我が友、闇に飲まれよ!(お疲れ様です、プロデューサー!)」



P「はい。お疲れ様、蘭子」



蘭子「魔王の采配はかくの如し!宴を彩る妖精達も歓喜の声を上げたわ!(今日のお仕事も頑張りました!現場のスタッフさん達も褒めてくれたんですよ!)」





P「流石だな。もう俺が付きっ切りじゃなくても安心だ」



蘭子「…否!魔王の羽は、友の感興によって輝きを増すのよ!(でも、プロデューサーにもお仕事の様子、見て欲しかったなぁ)」



P「ごめんごめん、最近は他の子のプロデュースで忙しくて。ご褒美にジュースをおごるよ。何がいい?」



蘭子「我が求める祝杯は、魂を導く掌の温もり…」



P「オッケー。はい、あったかいコーヒー」



蘭子「…ありがとう…ございます」





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【翌日】



蘭子「お疲れ様です、プロデューサー!」



P「はい。お疲れ様、蘭子」



蘭子「今日のレッスンもいっぱい頑張りました!」



P「偉かったな。あとは寮に帰ってゆっくり休みなさい」



蘭子「でも、今日はみくちゃんもアーニャちゃんもお仕事で遅くなるから、今帰るとちょっと寂しいかも…」



P「薔薇園でリフレッシュでもして来たらどうだ?」



蘭子「…そうだ!昨日の夜に思い付いた、新しい衣装を描いて来たんです!見て貰えますか?」



P「…」



蘭子「…プロデューサー?」



P「…蘭子」



蘭子「はい?」



P「…普通か!」



蘭子「ふぇ!?」



P「何というか、言動が普通すぎる!卯月か!いつもの蘭子はどうしたんだ、どこか悪いのか!?」



蘭子「?私は大丈夫ですよ」



P「でも、その…何というか、いつもの痛々しさ…いや、邪眼の力を感じないぞ!」



蘭子「?」





P「そんなキョトンとした表情をされるとおかしいのは俺の方みたいじゃないか…いや、だからその…」



楓「あら、プロデューサーに蘭子ちゃん。お疲れ様です」



P「か、楓さん、いいところに…蘭子が大変なんです!」



楓「お赤飯ですか?」



P「炊きませんよ!何も目出度くないです!」



楓「ごめんなさい、プロデューサーの前だとついふざけたくなって…」



P「流石、『喋らなければ最高の女』」



楓「ありがとうございます。それで、蘭子ちゃんがどうしたんですか?」



P「あぁ、そうだった。蘭子が、何というか、その…普通なんです」



楓「普通…ですか」



P「いつもの蘭子が変というわけじゃないんですけど…何というか、表現力が無くなったというか…相互理解が深まったというか…」



楓「えーと…よく分かりませんが、確かめてみましょう。蘭子ちゃんなら、どんな物に対しても、きっと詩的で素敵な表現をしてくれるはずです」



P「はぁ」





楓「蘭子ちゃん、これは何て呼ぶのかしら?」



蘭子「普通のボールペン…です」



楓「じゃあ、これは?」



蘭子「ただのティッシュですよね」



楓「それじゃあ…私のことは?」



蘭子「歌の素敵なお姉さん!」



楓「…これは重症ですね」



P「事の重大さが伝わったなら何よりです」



楓「蘭子ちゃん、どうしたの?プロデューサーに何かされちゃった?」



P「まず俺に容疑をかけるのやめてもらえますか!?疑われるような行動を取ったこともないですから!」



楓「…私、あの夜のことは忘れませんから」



P「どの夜ですか」



楓「どうかしら、蘭子ちゃん」



P「ちょっと!?どの夜にも心当たりなんかないですからね!?」



蘭子「私、いつも通りですよ?」



P「自覚症状が無いから余計に困るなぁ…」



楓「うーん…プロデューサー、蘭子ちゃんを元に戻すための良い考えはありますか?」



P「いや、思いつかないです…楓さんはどうですか?」



楓「私は56個ほどしか…」



P「無駄に多い!」



楓「そのうち54個が鈍器を使います」



P「危ねえな!そんな案が9割を占めるならもう残り2個もまとめて全部却下ですよ!」



楓「そうなると私達だけじゃどうにもなりそうにありませんね…とりあえず頼りになりそうな人を探してきます」



P「不安しかない…」



楓「というわけで、強力な助っ人を呼んで来ました」



奏「蘭子が大変みたいね」



小梅「もしかして…ゾンビになっちゃったの…?」



P「…あの、頼るならもうちょっと専門的な人にですね…清良さんとか呼べなかったんですか」



奏「そう暇な人間ばかりじゃないのよ」



P「お前ら暇なのかよ!」



奏「レッスンの時間までは…ね。さて、話を戻しましょう?プロデューサーさんは、蘭子の状態に心当たりはある?」



P「さぁ、無いな…お前達は?」





奏「残念ながら」



小梅「り、理由は分からないけど…蘭子ちゃんから、力を感じない…」



P「力?小梅にしか感じられないようなスピリチュアルなものか?」



小梅「蘭子ちゃんを元に戻すには、力を回復させてあげる必要があると思う…」



楓「その力を回復させるためにはどうすればいいのかしら?」



小梅「プロデューサーさんにも力がある…から、いつも蘭子ちゃんの心の声が分かるの…でも今は、プロデューサーさんにしか力が残っていないから…」



小梅「ぷ、プロデューサーさんの力を、蘭子ちゃんに分けてあげればいいんじゃないかな…」



楓「なるほど…」



P「…なんか感心してますけど、俺は乗り気じゃないですからね。第一、そんな訳のわからない力なんか俺には…」



楓「協力してくれないなんて…プロデューサーは蘭子ちゃんに関心、がないんですか?」



蘭子「プロデューサー…」



P「目を潤ませるな見つめるな!…分かりました、付き合いますよ」



小梅「わ、私に良い考えがあるよ…プロデューサーさんゾンビ化計画の一環で、最近、黒魔術を勉強してるんだけど…」



P「なんか今、身の危機を感じる恐ろしい野望が聞こえたぞ」



小梅「それで見つけた、魔力を分け与える儀式を試してみたいから…ち、ちょっと準備してくるね…」



P「嫌な予感しかない…」





小梅「お待たせ…プロデューサーさん、蘭子ちゃん、この部屋に入って…」



P「会議室を黒魔術の儀式に使うなよ…うわ、真っ暗だな…足元に気を付けるんだぞ、蘭子」



蘭子「は、はい…」



小梅「うん、気をつけてね…生贄が置いてあるから…」



P「怖っ!何だよ生贄って!事務所に変な物持ち込んだりしてないだろうな!」



小梅「と、鳥の死骸…とか」



P「ヒェッ!」



小梅「…に、片栗粉を絡めて揚げたもの…かな」



P「…それは世間一般にならって鶏の唐揚げと呼んでくれないか?」



小梅「あと、レモンとか…」



P「唐揚げの添え物!?」



小梅「あと、マヨ〜」



P「添え物!」



小梅「…はい、部屋の真ん中まで来たね。そしたら、プロデューサーと蘭子ちゃんは手を繋いで…」



P「まず蘭子がどこにいるのか…」



蘭子「ぷ、プロデューサー!?そんなとこ触っちゃダメです!」



P「え、何!?今俺は蘭子のどこを触ってるの!?」



蘭子「そ…そこは…ひ、肘です!肘!」



P「お前の肘、こんな柔らかくて大丈夫か!?タコみたいだな!」



蘭子「ひゃうぅ…も、揉むのはやめて下さい!」



P「あと俺にしがみついてるのは誰だ!?」



小梅「あ、あの子…だよ」



P「あの子って誰!?黒魔術じゃなくて降霊術発動しちゃってるぞ!」



小梅「…実は私でした…えへへ」



P「お、驚かすなよ!…ええい、蘭子、こんな儀式さっさと済ませよう!」



蘭子「ぷ、プロデューサー…そんなところ…」



P「ご、ごめん、変なとこ触っちゃったか!?蘭子の手がどこなのか分からなくて…」



蘭子「…もうちょっと上」



P「こ、この辺か?手を繋ぐまでの辛抱だから、もう少しだけ我慢してくれ…」



蘭子「ひうぅ…」



小梅「…ぎゅー」



P「…よし、繋いだぞ!これでいいだろ!はい、もう終わり!早く部屋から出よう!」



P「はぁ…はぁ…」



蘭子「…はふぅ」



小梅「ふふ…楽しかった…ね」



P「…俺たち、何してるんだっけ…」



奏「蘭子を元に戻すんでしょう」



楓「それで、蘭子ちゃんの具合はどうですか?」



蘭子「なんだか魔王の羽が少しですが蘇りし感覚はあります!」



P「あ、なんか中途半端ですけど直ってますね」



奏「ねぇ、プロデューサーさん。私も蘭子を元に戻す策を思いついたんだけど、いいかしら」



P「いや…いいよ。内容は聞かなくても分かるし」



奏「キスよ。キスで万事が解決するわ」



P「そう来ると思ったし、しねえよ!」



奏「あら、おとぎ話にもあるように、昔から接吻には魔法の力が宿ると言われるものよ?きっとプロデューサーさんとのキスを通して、蘭子に力が移るんじゃないかしら」



蘭子「ぷ、プロデューサー…」



P「いや、こいつの言うことは間に受けなくていいから…」



蘭子「き、キス…お願いします!」



P「…」



蘭子「…」



P「…いや、しないよ?」



蘭子「…」





奏「何を躊躇っているの、プロデューサーさん」



P「あ…アイドルに、おいそれとキスなんてできるわけ無いだろ!」



奏「ウブなふりしちゃって…私、あの夜のことは忘れないから」



P「だから覚えがねえよ!お前までやめろ!」



奏「もう…それだけ喋ってる間に済ませられるのに…ほら」



P「なっ…!?お、お前なぁ!いくら・でも…」



奏「ふふっ…そっちからしてくれないからよ」



蘭子「私も…」



P「ら、蘭子!お前までやめなさい!」



蘭子「…ぷ、プロデューサーの顔まで唇が届かない〜」



楓「頑張ってぴょんぴょん跳ねてますね…かわいい」



P「…大人しく諦めろ、蘭子」



小梅「ひ、ひざかっくん」



P「うわっ…何するんだ小梅、危ないだろ!」



蘭子「今だ!」



P「蘭子、ちょっ…待っ…」



蘭子「…反対の・っぺたにしちゃいました…えへへ」



P「…」



奏「それで、調子はどう?蘭子」



蘭子「この器に闇の力が滾る!真の覚醒は間近って気がします!」



奏「あと一歩といったところね」



楓「プロデューサー、私も良い考えを思い付きました。今度は平和的解決策です」



P「…ほ、放心してしまっていた…な、何ですか?」



楓「お酒の力を借りるんです」



P「駄目!蘭子はまだ未成年ですよ!っていうか、あんたが飲みたいだけでしょう!?」



楓「違います。飲むのはプロデューサーですよ」



P「…へ?」

楓「最近、良いお店を見つけたんです。そこで腹を割って話しませんか?ウィスキーは水で割って…」



奏「興味深いけど、私達はそろそろレッスンの時間だから…」



小梅「またね、プロデューサーさんに蘭子ちゃんに楓さん…」



P「あ、ああ、二人とも頑張れよ。…それじゃあ、俺は残っている仕事を終わらせちゃいますんで、それまで待ってて下さい」



楓「わーい、わくわく!」



蘭子「わくわく!」



P「たぶん精神年齢はそう変わらないな、この二人…」



【その夜】



楓「ここ、昼間はカレー屋さんなんですけど、夜は居酒屋もやってるんです」



P「流石、楓さん。良いお店を見つけましたね」



楓「私達はお酒、蘭子ちゃんはカレーで乾杯しましょう」



P「カレーは飲み物じゃありませんよ」



蘭子「わぁ、美味しそう!」



楓「それでは準備も整ったようですので…かんぱーい」



蘭子「かんぱーい!」

P「どうだ、蘭子?美味いか?」



蘭子「もぐもぐ…ふぁい!」



楓「ねぇ、プロデューサー…」



P「近いです、楓さん…もう酔ってますね」



楓「こんなの酔ってるうちに入りません。吐いてからが本番です」



P「そこまでいけば中毒と紙一重ですからね!?」



楓「飲むなら潰れるまで飲む、それが私のポリシーですから」



P「迷惑極まりないな!そんなポリシー堂々と掲げないで下さい!」



楓「…それはそうと、プロデューサーは蘭子ちゃんのこと、どう思ってます?」



P「え?ど、どうって…大切な仲間です」



楓「では、蘭子ちゃんとは最近仲良くやれてます?」



P「独特なコミュニケーションの取り方ですけど…しようとしているつもりです」



楓「…ちゃんとコミュニケーションの時間は作れてますか?」



P「そ、そう言われると…最近はあまり蘭子に関われてなかったですね…」



楓「…プロデューサー。昨日、蘭子ちゃんに飲みたいものを聞いたそうですね。そのとき、蘭子ちゃんが何と答えたか分かりましたか…?」



P「?えっと…確か、コーヒーが欲しいって言われました」



楓「実はそれ、勘違いみたいですよ」



P「…え?そうなの、蘭子?」



蘭子「…はい」





蘭子「…あの時は私、飲み物より頭を撫でてほしいって言ったんです…」



P「…へ?」



楓「それで、蘭子ちゃんは悩んでたんです。自分の言葉が、ちゃんとプロデューサーに通じていないんじゃないかって」



P「…」



楓「そして自分に構ってくれないものだから、もしかしてプロデューサーは自分のことを面倒に思ってるんじゃないかって…ね、蘭子ちゃん」



蘭子「…うん」



P「蘭子…」



楓「…先に謝っておきます。ごめんなさい、プロデューサー」



P「…楓さん?」



楓「小梅ちゃんに奏ちゃん、それに私は、蘭子ちゃんの相談を受けて、プロデューサーと蘭子ちゃんが一緒に過ごせる時間を作ろうと考えたんです」



P「なるほど…つまり今日の騒動は、皆が口裏を合わせた狂言だったというわけですか」



蘭子「…忙しいのに迷惑かけてごめんなさい、プロデューサー」



楓「蘭子ちゃんが謝ることじゃないわ。年上の人間として、責任を負うべきは私だもの」



P「いや、謝らないといけないのは自分です。すみませんでした」



蘭子「プロデューサー…」



P「仕事に慣れてきたと思って、最近は蘭子を放ったらかしにしてしまうことが多かったから…一人ではどうしようもない不安や悩みを抱えていたと思う」



蘭子「…ううん」



P「楓さんや奏、小梅にも迷惑かけちゃいましたね…」



楓「迷惑だなんて…でもまた今度、みんなとの食事会でも開いて貰えると嬉しいです」



P「分かりました、任せて下さい。その時は奮発しますから」



楓「ふふっ、ならこの席は食事会が決まったことの祝賀会です。楽しくいきましょう!かんぱーい!ほら、蘭子ちゃんも元気出して」



蘭子「か、かんぱーい!」



P「かんぱーい」



楓「すいませーん、このお酒と同じものをトリプルで」



P「本当に酔い潰れる気ですか!?程々にして下さいね!?」





P「…忠告するだけ無駄だったか」



楓「すぅー…すぅー…」



P「…さて、このぐでんぐでんになった楓さんをどうしようか」



美波「お疲れ様です、プロデューサーさんに蘭子ちゃん」



P「あれ、美波?」



美波「楓さんに寝落ちする前に呼ばれたみたいで、迎えに来ました」



楓「…へい美波ー…むにゃむにゃ」



P「まったく、アイドルをタクシーみたいに…」



美波「楓さんは、私が家まで送りますね」



P「ごめん、ありがとう」



美波「大丈夫ですよ、慣れてますから。でも今度、ちゃんと埋め合わせをして下さいね」



P「…え、俺が!?」



美波「それでは、お休みなさい」



楓「すぅー…むにゃむにゃ…お疲れ様でした…」



P「お、お休み…」



蘭子「闇に飲まれよ!」



P「…元に戻ったみたいだな、蘭子」



蘭子「う、うむ…」





蘭子「ぷ、プロデューサー。今日は本当に迷惑をかけちゃって…」



P「気にしなくていい。さて、夜も遅いから、寮まで送るよ」



蘭子「…ねぇ、プロデューサー。お願いがあるんですけど…」



P「何?」



蘭子「…おんぶ、して貰えませんか?」



P「…仕方ないな。今日だけ特別だぞ」



蘭子「えへへ…」



P「よいしょ…蘭子は軽いな」



蘭子「プロデューサーの背中は大きいですね…」



P「…お前も、年齢に不相応な大きなモノ持ってるんだからさ…あまり体を押し付けないでくれ…」



蘭子「…?」



蘭子「ねぇ、プロデューサー…もう一つだけ、我儘を聞いて貰えませんか?」



P「どうした?」



蘭子「…私のこと、好きって言って欲しいの」



P「…何言ってるんだ」



蘭子「駄目…ですか?」



P「そんなこと気軽に言っていい立場じゃないし、我儘で言わせるものじゃないだろう。そんなこと…」



蘭子「そ、そうですよね…」



P「…」



蘭子「…」



P「…言わされなくても、好きだけどな」



蘭子「…!」



P「蘭子のことは、大好きだよ」



蘭子「ほ、本当に!?」



P「な、仲間としてだぞ」



蘭子「でも、好きなんですよね」



P「…なんか恥ずかしいな。今のは忘れてくれ」



蘭子「えへへっ…私も大好きです、プロデューサーのこと!」



P「おい、手で目を隠すな!危ないから!まっすぐ歩けなくなるだろ!」



蘭子「まっすぐ帰らなくていーんですよ…ふふふっ」



P「…」





【後日】



蘭子「我が友、闇に飲まれよ!(お疲れ様です、プロデューサー!)」



P「はい。お疲れ様、蘭子」



蘭子「祝祭を迎えるべく、我が翼に魔力が満ち満ちているわ!(今度のライブに向けての準備は万端です!)」



P「完全復活したみたいだな。よかったよかった」



蘭子「我が友の『瞳』も波動を放っているわ!(プロデューサーも、しっかり私の心の声を聞いてくれてますね!)」



P「あんな目に会うのはもう懲り懲りだからね」



蘭子「…」



蘭子「…ねぇ、プロデューサー」



P「(急にプロデューサー呼び!?)…な、何だ?どうかしたか?」



蘭子「…私、あの夜のことは忘れませんから!」



P「…あれは忘れてくれないか?」



おしまい



22:30│神崎蘭子 
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