2016年06月03日
志希「周子ちゃーん!」周子「ん?」
ガチャ
周子「はいよー」
志希「アタシだー!」バーン
周子「……! ……あら、どなたでしょうか」
志希「んー誰でしょうか!」
周子「えー、なに。当てなきゃダメなやつ?」
志希「当てなきゃダメなヤツ〜♪」
周子「うーん、そうだなぁ……じゃあきらりちゃん」
志希「にょっわー☆ 今日もいっぱいはすはすするにぃ☆」
周子「ん? ちょっと違うかぁ」
志希「ぶっぶー! きらりちゃんじゃありませ〜ん」
周子「んー……分かった!」
志希「誰だと思う? 誰だと思うー?」
周子「仁奈ちゃんだ!」
志希「周子さんの気持ちになるですよ! おなかすいたーん♪」
周子「んー……あたし今お腹すいてないからなー、違ったかー」
志希「ぶっぶー、ぶっぶー! 仁奈ちゃんでもないでーす」
周子「困ったなぁ」
志希「次の回答がラストチャンスだよ〜」
周子「なーに……フィフティフィフティはないの?」
志希「なぁい!」
周子「テレフォンは?」
志希「テレフォンもオーディエンスもないでーす」
周子「ちぇー」
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志希「それじゃー最後の回答して!」
周子「うーん……そうだなぁ」
志希「ヒント欲しい? ほしー?」
周子「くれるの?」
志希「ほしーならあげる!」
周子「じゃー貰っとこうかな」
志希「よっしゃ! えーっとね……いっつも白衣を着てて〜」
周子「白衣」
志希「いろんな匂いを嗅ぐのが好きで〜」
周子「匂い」
志希「周子ちゃんと同じ18歳のオンナノコ!」
周子「18歳……ん! わかった!」
志希「おおっ!」
周子「乃々ちゃん」
志希「…」
周子「…」
志希「…………うぅ……しきくぼはお家に籠ります……どいてほしいんですけど……」グイグイ
周子「あたしの家なんだけど」ヒョイ
志希「ひゃっふぅ! おっじゃまー♪」テテテテ
周子「あっちょ! ……うーん、どーしよっか」
<ベッドを中心に嗅いでやるぜー!
周子「まてや」
ドタドタ
志希「くんかくんか……ほぅ……? 周子ちゃんの匂いに混ざって奏ちゃ
周子「確保ー」ガシ
志希「へぅ」
周子「収容」グイ
志希「へうぅ」
周子「保護」トン
志希「お菓子! ……って、あたしはどっかの都市伝説かい!」
周子「おー。珍しい志希ちゃんのツッコミだ」
志希「あたしのツッコミなんて向こう一か月は見れないよ〜」
周子「もうちょっと頑張ろうよ……ほら、たまには奏に楽させてあげよ」
志希「え〜んなこと言って周子ちゃんだってツッコミに回るつもりないじゃん」
周子「あー、言い返せないわ」
志希「にゃっはー! あたしの勝ち〜」
周子「お菓子取り上げるよ」
志希「ごめんにゃさい」
周子「ところでどうしたのさ」
志希「もぐもぐ……へ? なにが?」
周子「何がて。なんか用でもあったんじゃないの?」
志希「んー? んー…………あぁー!」
周子「思い出した?」
志希「いや用なんてないんだけどさ」
周子「」ブンッ
志希「枕っ!!」バス
周子「なんなのさもー……」
志希「う〜ひどいよ周子ちゃん……投げるなら今着てる服とかにしてっ!!」
周子「やらん」
志希「まぁでも枕もなかなか日々使うもの故周子ちゃんの匂いがフンフンナルホド」
周子「っ! かえせぇ!」グイ
志希「んん……んやー! やぁーっ!」ジタバタ
周子「こどもかっ!!」グイグイ
志希「子供でもいいから嗅がせてぇ!!」ジタバタ
周子「必至かっ!!」グイグイ
周子「はぁ……はぁ……」
志希「返してよぅ」
周子「もともとあたしのだかんね!?」
志希「うぅ〜〜…………あっ」
周子「……?」
志希「動いたせいであたしと周子ちゃんの汗のにおいが……くんか。くんかくんか!」
周子「っ、ちょ……! あー、もういいや……」
志希「んっふー……しあわせ……♪」
周子「もー……そんなにいいもんかなぁ」
志希「周子ちゃんも嗅いでみる?」
周子「自分の嗅いでどうすんのさ」
志希「んー、じゃああたしの?」
周子「へっ」
志希「んしょ」ズリズリ
周子「な、なんで近づいてくんのさ」
志希「んー? そんなの決まってんじゃん」
周子「まっ」
志希「くっつくためだよ!」スリスリ
周子「わっわっ」
志希「ホラホラ〜」スリスリ
周子「な、なんなのっ」
志希「志希ちゃんの匂い、嗅いでいいんだよ?」スリスリ
周子「っ……だめっ!」グイ
志希「あっれー? 周子ちゃん、もしかして恥ずかしいの〜?」スリスリ
周子「んもーーー!! そりゃこんだけくっつかれたら恥ずいわ!!」
志希「おっとめ〜♪」
周子「もう……ホントに……ばか! 志希ちゃんばかー!」
志希「にゃっはっはー! ごめんねー?」
周子「ふん……つーん」
志希「許してよ〜」
周子「もう知らんからね」
志希「そんなこと言って周子ちゃんは許してくれるって、志希ちゃん知ってるもん」
周子「…」
志希「んー……お菓子たーべよ」スッ
周子「…」ヒョイ
志希「あっ! それあたしの!」
周子「…」モグモグ
志希「ぬぅ……もー……仕方ないなぁ、それは周子ちゃんにあげよ。あたしはこっちー」スッ
周子「…」ヒョイ
志希「あぁっ! ……むぅ」
周子「……ふっ」
志希「!! カッチーン。もう怒ったもんね!」
周子「美味しいわぁーたまんないわぁー最高だわぁー」ニヤニヤ
志希「…」モゾモゾ
周子「?」モグモグ
志希「…」ピタ
周子「ん、ちょっ志希ちゃん足当たって」
志希「くらえー!! こちょこちょ! こちょこちょ!」
周子「ああぁーーーーっ!!?」ジタバタ
志希「にゃっはっはー!!」
周子「はぁ……はぁ……もう……疲れた……」
志希「うー……あたしも……あっヤバイ攣る」
周子「つれつれ」
志希「や、やばい、ヤバイつっちゃう! 周子ちゃ、助けっ……あああああああ!!!!」
周子「あーあー」
志希「助けてぇ!! なんでもするからぁ!!」ジタバタ
周子「普段運動しないからそーなるんだ」
志希「ごめんなさい!! ごめんなさい!! これからはレッスン頑張るから!! あんまり逃げないからぁ!!」ジタバタ
周子「あんまりて。しゃーない、伸ばしてあげよう」グイ
志希「へうぅ……もっとつよくぅ……!!」
周子「ん、んっ」グイグイ
志希「っ…………うー……!! ……あ、よくなってきたっ……」
周子「おっけ?」
志希「ん……ん、うん……はー……助かったぁ……」
周子「インガオホーってヤツだね」
志希「周子ちゃんありがと……これからはあんまりイタズラしないようにするね」
周子「あんまり大好きかアンタは」
志希「お礼に奏ちゃんの匂いで作った香水あげる〜」
周子「何それ……いいよ別に」
志希「えーうっそ周子ちゃんなら絶対欲しがると思ったのに……ハッ」
周子「なに」
志希「そういやホンモノがいるもんね〜♪ そりゃいらないかぁ」
周子「」ゲシゲシ
志希「にゃはは! ごめんてー!」
周子「てかさ」
志希「にゃ」
周子「さっき志希ちゃん、何でもするからって言ってたよね」
志希「…」
周子「言ってたよね」
志希「……しきちゃんおなかいたい、おうちかえ
周子「」ガシ
志希「」
周子「何でも、するよね?」
志希「…」
周子「…」
志希「……なんでも、します」
周子「冷蔵庫のプリン取って」
志希「ひゃっふぅ!」パタパタ
志希「ただいま!」コト
周子「あれ、もういくつかなかった?」
志希「んーあと三つあったよ」
周子「二つは後で……っと。うん、志希ちゃん食べていいよ」
志希「…」
周子「……? なした」
志希「……周子ちゃん、もしかして」
周子「へ、なに」
志希「あたしのこと好きなの……!?」
周子「はぁ!? なっ……はぁっ!?」カァ
志希「ひゃぁー♡」
周子「べ、別にそりゃ、嫌いじゃないけどさぁっ……!!」
志希「あたしも周子ちゃんこと好きだよ!! プリン取ってくるぅ!」パタパタ
周子「あ、あぁー……もう……!!」バンバン
志希「あむ」
周子「あむ」
志希「うまぁ」
周子「うまぁ」
志希「この前のケバブよりおいしー」
周子「比べる対象」
志希「……ん?」
周子「ん?」
志希「ケバブ……このまえ…………あぁ〜〜!!」
周子「なしたよ」
志希「思い出したのー! 周子ちゃんによーじ、あったの!!」
周子「あったんかい。どんなんよ」
志希「えっとね〜」ゴソゴソ
周子「?」
志希「これ!」ピラ
周子「ん? なになに……シューコちゃんハスハスしていいよ券……あっ!」
志希「この前結局使わなかったからさ〜持ってきちゃった!」
周子「あーもうフレちゃん許さん……お腹の辺りを強めにマッサージしてやる」
志希「マッサージ……?」
周子「ん?」
志希「マッサージかぁ……ふぅん」
周子「なによ」
志希「マッサージ、マッサージねぇ、なるほどねぇ」
周子「はぁーもう」
志希「んー……ん〜?」チラチラ
周子「口に出さなきゃ伝わんないよーだ」
志希「え〜〜テレパシーじゃだめ?」
周子「ちょっとやってみる?」
志希「オッケー!」
周子「じゃいくよー……みょんみょんみょんみょん」
志希「えっナニソレ」
周子「テレパシーの作法」
志希「誰に教わったの?」
周子「楓さん」
志希「信用ならねぇ〜」
周子「ひでぇ」
周子「志希ちゃんもやってよー」
志希「えー……じゃあ一ノ瀬流でいーい?」
周子「信用ならなさそう」
志希「んー否めなーい。いくよ〜」
周子「こいこい」
志希「……にゃっ」ペシ
周子「いたっ」
志希「にゃっ」ペシ
周子「ちょっと」
志希「にゃぁ!」ペシ
周子「やめい」
志希「どうー? 伝わったっしょ〜」
周子「逆にどうして伝わると思ったの?」
志希「いやーこう、ね? 物理的はぁとアタック☆ みたいな」
周子「信用ならねぇ〜」
志希「にゃあ」ペシ
周子「…」
志希「にゃあ、にゃっ」ペシペシ
周子「…」
志希「にゃあ!」ペシ
周子「…」ペシ
志希「にゃ!?」
周子「……にゃ」ペシ
志希「にゃ……にゃあ!」ペシ
周子「にゃあ!」ペシ
志希「にゃー!!」ペシ
周子「んにゃあ!!」ペシ
志希「飽きた周子ちゃんマッサージして〜」ゴロン
周子「…」ベシ
志希「おしりっ!!」
周子「どうですか〜」グイグイ
志希「至福〜」
周子「お代は後で頂きますからね〜」
志希「え〜〜」
周子「うそー」
志希「うそかー」
周子「ん、ん」グイグイ
志希「んー……周子ちゃん周子ちゃん」
周子「なにー?」
志希「もっとこう……なんていうか……体全体を使うっていうか? みたいな?」
周子「体全体……こう?」グッグッ
志希「んん〜……もっと密着する感じで〜」
周子「密着……」ペタ
志希「あー……」
周子「こう?」
志希「んー……」
周子「もっと……?」ギュー
志希「あー、あぁー……うんうん」
周子「イイ感じ?」
志希「うん〜♪」
周子「よーし」グイグイ
志希「愛海ちゃんじゃないけどこれは中々〜♪」
周子「……ハッ」
志希「柔らか〜い♪」
周子「…」
志希「はぁ〜♪」
志希「?」
周子「」グリグリグリグリ
志希「あ゛あ゛ァァァーーーー!!!!」
周子「つーん」
志希「しゅーこちゃーん」
周子「ふん」
志希「許してよぉ……」
周子「…」
志希「お願いこのとーり……許して一ノ瀬だよ?」
周子「…」プイ
志希「ちょっとした出来心だったの〜〜」
周子「…」
志希「反省するからぁ! ねぇ、ねぇ〜〜」ツンツン
周子「」ペシ
志希「に゛ゃっ」
周子「」モゾモゾ
志希「ぇ……志希ちゃんよりもベッドの方がスキって言うの?」
周子「しゅーこお布団大好き。志希ちゃんきらーい」
志希「ひどーい! こうなったら潜りこんでやるもんね!」モゾモゾ
周子「…」
志希「……アレ? いいの? 志希ちゃんもお布団入っちゃうよ?」
周子「…」
志希「…」モゾモゾ
周子「…」
志希「…」
周子「…」
志希「……つんつん」
周子「…」
志希「……くんか」
周子「…」
志希「…」
周子「…」
志希「……くんかくんか」
周子「…」
志希「…」
周子「…」
志希「……ん〜〜! つまんなーい! 周子ちゃんこっち向いてっ!」グイ
周子「わっ」
志希「……あっ」
周子「…」
志希「…」
周子「……し、志希ちゃん、近い」
志希「にゃ、にゃは」
周子「…」
志希「…」
周子「…」カァ
志希「…」カァ
志希「え、えっと」
周子「う、うん」
志希「……しゅ、周子ちゃんの胸元は貰ったー!」ギュ
周子「あっ、ちょ」
志希「にゃっはー」
周子「しっ志希ちゃん」
志希「……お」
周子「…」
志希「……お顔近いの、恥ずかしいので……」
周子「……わたしもなので……」ギュ
志希「……あ、でも」
周子「……?」
志希「割と幸せ……にゃは♪」
周子「……な、ならいいけど」
志希「……これはデレ周子ちゃんだねぇ〜」
周子「デレっ……たまには志希ちゃんにも優しくあげようってだけやし!」
志希「奏ちゃんにしか見せないと思ってたのにな〜〜」
周子「んなことないわ! ……まぁ、今日位はね」
志希「ん〜?」
周子「なーんでも」
志希「ん〜……よきよき」
周子「……ふぁ……眠くなってきた」
志希「寝ちゃダメだよ〜」
周子「なんでさ」
志希「周子ちゃんに〜してもらいたいことがあるからっ!」
周子「なーに」
志希「それは〜」
周子「うん」
志希「…」
周子「…」
志希「…」スヤ
周子「ねんなや」ペシ
志希「んにゃははー! 周子ちゃん、撫でて〜」スリスリ
周子「あー、はいはい」ナデナデ
志希「ふぁ〜」
周子「痒いとこないですか〜」ナデナデ
志希「ないです〜」
周子「んなら良し」ナデナデ
志希「……あっ」
周子「んー?」ナデナデ
志希「あたし、今ならこずえちゃんの真似出来るかも……!」
周子「ふーん? こずえちゃんマスターのあたしにそれを言うかね」
志希「も、もし出来が悪ければ……一体どんな罰を……?」
周子「んー……めちゃくちゃにする」
志希「アバウト〜」
周子「しきちゃんのなんかをめちゃくちゃにする」
志希「ちょーアバウト〜」
周子「ほら、やってみ〜」
志希「よっしゃ任せろー!」
周子「最悪爆散するけど」
志希「バクサン!? 志希ちゃんしんじゃうよー!」
周子(どっかで見たこの反応)
志希「じゃやりまーす」
周子「やるんかい」
志希「…」
周子「?」
志希「撫でてよぉ」
周子「おっとごめんね」ナデナデ
志希「ふぁ……ふわぁ」
周子「…」
志希「…」
周子「……え? 今の?」
志希「うん!! ど〜? 似てたっしょー!」
周子「んー」
志希「パーペキってやつじゃなーい?」
周子「そうだなぁ……アレが足りない」
志希「あれ? なに? ドレ?」
周子「ふわぁ感」
志希「ふわぁ感」
周子「な?」
志希「いやちょっと分かんないす」
周子「急に冷静ならんといて」
周子「てかさー」
志希「ん〜」
周子「志希ちゃん、何かフレちゃんに似てきてない?」
志希「え〜そう?」
周子「うん」
志希「そうかな〜」
周子「あんた達一緒に居すぎなんやって」
志希「それ言ったら周子ちゃんと奏ちゃんもでしょー」
周子「なーに。ちゅーするぞー!」ガバ
志希「ひゃ〜♡」
周子「…」
志希「ん?」
周子「……いや、なんでも」
志希「…………ぷぷぷ。周子ちゃん自分でやって恥ずかしがってやんの〜!」
周子「撫でるのやめるよ」
志希「ゴメンナサイ」
周子「うむ」ナデナデ
志希「ふわぁ……」
志希「んぅ〜……あ、そうだ!」
周子「?」
志希「さっきあたしとフレちゃん一緒に居すぎって言ってたじゃん?」
周子「うん」
志希「それが最近はそうでもないんだよね〜」
周子「喧嘩でもした?」
志希「してないけど〜……フレちゃん、最近全然ラボ来てくれないの」
周子「えっうそ。何でまた」
志希「何か、学校忙しいんだって〜……」
周子「あー……そういや学生だったねあの子」
志希「志希ちゃんつまんないよぅ」
周子「そのうちまた来るようになるよ」
志希「だけど〜……あっそーだ! 周子ちゃんたまに来てよ!」
周子「んー、ヘンな薬とか置いてない?」
志希「そんなの置いてるに決まっ……」
周子「…」
志希「…」
周子「…」
志希「置いてないよ〜☆」
周子「うそつけ」グリグリ
志希「やぁ〜〜!」
周子「ま、たまには遊びに行こっか」
志希「ホント!?」
周子「ほんとー」
志希「ウソじゃない!!」
周子「うそじゃないー」
志希「周子ちゃん好き〜〜!!」ギュー
周子「おうおう」ナデナデ
志希「大好きのくんかくんか!」
周子「意味わからんし」
志希「んふ〜……んー、やっぱり周子ちゃんはニッキの匂いがするね〜」
周子「マジ? 染みついてんのかなー」
志希「さっすが京女だね〜」
周子「んー……あ、そーいや八つ橋あるわ」
志希「なにっ」
周子「昨日実家から送られてきてさー食べる?」
志希「たべたーい!」ガバ
周子「あ……」
志希「……ん?」
周子「え、な、なに」
志希「周子ちゃんもしかして……もう少しギュってしてたかったんでしょー!」
周子「な……そ、そんなことないしっ!」
志希「も〜甘えんぼめ! ちょっとだけだからね〜♪」ギュー
周子「んっ……全くどっちが甘えん坊だか」ギュ
志希「にゃはー♪」
周子「ほい、八つ橋」
志希「ヤッター! ありがと一ノ瀬!」
周子「どういたしま塩見」
志希「いただきー!」
周子「ちなみにその八つ橋、何でもいうこと聞く薬だからね」
志希「何でも!?」
周子「うん。周子ちゃんの支配下だよ」
志希「そ、そんな……一体どんなことされちゃうの?」
周子「んー、そうだなぁ」
志希「ごくり」
周子「何でもだからー」
志希「どきどき」
周子「ジュース買ってきてー」
志希「バリアー! 残念でしたー! もう何でもいうこと聞く効果は志希ちゃんに効きませーん」
周子「マジかー」
志希「いただきまーす♪」パク
周子「バリア破りー」
志希「にゃっ!?」
志希「もぐもぐ……くそぅ。食べてる時はナシでしょー!」
周子「これが人の知恵というものだよ」
志希「ぐぅ……仕方なし、買ってきてあげる〜」
周子「あ、いや別にあるからいいよ」
志希「え〜……」
周子「あー……そーだ」
志希「にゃに?」
周子「あたしにもマッサージしてよ」
志希「えーいいよー」
周子「いいんかい」
志希「何でもいうこと聞くからね〜」
周子「律儀やなぁ」
志希「ほら、ベッドへゴー! 周子ちゃんゴーゴー!」グイグイ
周子「楽しそうやなぁ」
志希「どうですか〜」グイグイ
周子「いい感じ〜」
志希「ここはどうですか〜」グイグイ
周子「あー……あーそこ」
志希「ここがいいですか〜」グイグイ
周子「そこいいっす……あ〜」
志希「ふぅ……」ピタ
周子「あ、やめないでよー」
志希「周子ちゃん、知ってる?」
周子「ん?」
志希「志希ちゃんって体力無いんだよねー! にゃっはっはー! ……はぁ、はぁ」
周子「マジかよ」
志希「う〜……苦行だよぉ……」ペタ
周子「わっちょっ」
志希「んふふ〜密着〜♪」スリスリ
周子「あっ、あぁー……もう」
志希「どう? 悪くないでしょ!」
周子「ん、まぁどっちかっていうと……良い」
志希「ね!」スリスリ
周子「……ん」
志希「あっ! シューコちゃんハスハスしていいよ券、今使いまーす!」
周子「あー……あったねそんなの」
志希「使っていーい?」
周子「好きにしー」
志希「わーーーーい! ん〜……くんかくんか。んー、んー…………幸せ〜♪」ギュー
周子「……ん」
志希「ねー」
周子「んー」
志希「迷惑じゃなかった?」
周子「なにがー?」
志希「今日、いきなりきてさ」
周子「んー、全然迷惑じゃないよ」
志希「……ほんと?」
周子「ほーんと」
志希「ん、そっか」
周子「まぁ、志希ちゃん一人で来るのは珍しいけど」
志希「……うん」ペタ
周子「志希ちゃん、寂しかったんでしょ? 最近フレちゃんと会えないから」
志希「……しゅーこちゃん、えすぱー?」
周子「まーね。みょんみょん」
志希「そっかー……ていうか、さっき話したじゃんか」
周子「ばれたか」
志希「ばればれー。……周子ちゃん、ありがとねー」
周子「うん、どいたまー」
志希「周子ちゃんすきだよー」
周子「あたしも、志希ちゃんすきだよー」
志希「……プリンもくれたから、もっと好き」
周子「ふふ」
志希「……ねぇねぇ周子ちゃん」
周子「んー?」
志希「志希ちゃんねちゃいそう」
周子「んー…………ん。いいよ」
志希「今日の周子ちゃん、ほんとーやさしいねぇ」
周子「そうかなー、別に、特別な理由なんてないよー。たまには、ね」
志希「たまにはかー」
周子「たまにはだー」
志希「…………ん、にゃは。周子ちゃん、おやすみー」ギュ
周子「おやすみ、志希ちゃん」
志希「……♪」
周子「ふふ……予定通りとは行かないけど、まーいいかな」
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
フレデリカ「あー! 奏ちゃーん!」タッタッ
奏「あらフレちゃん」
フレデリカ「奏ちゃんも今帰ったのー?」
奏「えぇ、思ったより時間掛かっちゃった。どれも良さげでね」
フレデリカ「アタシもギリギリだったよ〜! もう少しで奏ちゃんがお婆ちゃんになっちゃうところだった!」
奏「それは大変、フレちゃんに支えてもらわなきゃね」
フレデリカ「フレちゃんお婆ちゃんになっても元気だから任せて〜☆」
奏「ふふっ、頼りになるわ。それにしてもフレちゃん、プレゼントどうしたの?」
フレデリカ「ふっふ〜☆ フレちゃんこれでも美大生だからねっ! 今日のために特注白衣をデザインしてたんだー!」
奏「あら……凄いじゃない! 白衣って、あの子にピッタリ。絶対に喜ぶわ♪」
フレデリカ「じゃなきゃ困っちゃう! さーさー周子ちゃんのとこ行こー! 奏ちゃんゴーゴー!」
奏「えぇ、早く準備して主役を呼ばないとね♪」
ガチャ
「周子ちゃーん! きーたよー!」
「お待たせ……あら?」
「……あれぇ?」
「寝てるのかしら……周子?」
「なんてこったまさか事件が……! これは名探偵フレデリカの出番…………あーっ!」
「……ふぅん」
「……いや、これは、その、予想外って言うか、さすが志希ちゃんって言うか、ね?」
「ずるい……ズルイ〜! 二人ともズル〜イ!!」
「とりあえず、あたしは悪くない!」
「……はぁ、もう。話は後で聞くとして」
「聞くんかい」
「そこの主役を起こしましょう? もう、幸せそうな寝顔しちゃって」
「せやね、志希ちゃーん起きろー」
「起きて、主役さん」
「シキちゃん起きてー! 誕生日だよ〜!!」
「……んぅ……むにゃ……にゃは♪ ……すやぁ」
おしり