2016年06月10日

モバP「杏ー」杏「ねみー」

モバP(以下P)「ほら起きろーもう仕事行く時間だぞー」ユッサユッサ



杏「うぇええ…、嫌だあここが私の魂の場所なんだあああ…」ギューッ



P「お布団は最高だよな。微睡むのも心地がいいよな。でもこれから仕事だほら行くぞ」グイー





杏「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ズルー



P「その手を離しなさい!」グイー



杏「い゛や゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ズルー



P「その藤原〇也さんみたいなのは止めなさい!」グイー



杏「うぅぅ…」ナミダメウワメヅカイ



P「…そ、そんな顔をしてもダメだぞ!」



杏「…どうしても?」キイテルキイテル



P「…顔がにやけてきてるぞ」



杏「はっ、しまった」



・杏SSです

・キャラ崩壊注意です

・デレな杏SSを目指しています

・デレ杏SS増えろ

・読まなくてもいいと思われる前作

P「杏ー」杏「だりー」http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456596629/





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464531029



P「おらぁ隙ありぃ!」バッ



杏「あばー!」ゴロゴロ



P「ほら早く着替え…、いや、いいか普段と変わらんしこのままで」ヒョイッ



杏「え、ちょ、ま、早く着替えろとかシャワーとか言われるはずだったのにぃ!」ジタバタ



P「そんな隙を見せたら逃げかねないってかマジで時間ねーから!」



杏「ぐっ、無念…」グテェ



P「上着一応持って…バッグ、靴、うさぎは?」ヒョヒョイ



杏「…ん」モチアゲ



P「よしおら行くぞぉ!」ドアバンッ



杏「ああああ灰になるぅぅう」



P「最高にHighってやつだああああああ!」



〜移動中車内〜



杏「どなどなどーなーどーなー…杏をのーせーてー…」



P「部屋まで迎えに来させておいて、良く歌う…」



杏「気分は出荷だよ…」



P「誰が手間をかけさせたのか…。今日は事務所寄らずにこのまま現場行くから、とりあえずこれでも食べておきなさい」ヒョイッ



杏「S○YJ○Yかぁ。Pプロデューサーいっつもこんなの食べてるの?」



P「そらまあ食べやすいしそれなりだしな」



杏「こんな咀嚼しなきゃ食べれないものより飴の方がいいよー?というわけで飴くれ」



P「お前栄養管理…まあいいか。後でたらふく食わす。ほれどうぞ」ヒョイッ



杏「んまー。Pプロデューサーだってあんまり人のこと言えないと思うんだけどなー。私はほら、たまにきらりが作りに来てくれたりするし?」コロコロ



P「あぁ、台所にちらっとフライパンとか見えたな」



杏「あー、そうそう。だからPプロデューサーもちゃんと料理とかしなよ」



P「俺だって自炊するときはする…ぞ?最近は忙しくて時間が無かっただけでだなぁ」



杏「じゃあ今日のお昼作ってよ」



P「え、今日?まだお仕事あるんすけど…」



杏「事務所でさっと作ればいいじゃん?お昼前には着くだろうしよろしくー」



P「えー?まあ、なんとかなるか?しょうがねーなー。帰りに買い物してくかー」



杏「それでいいのだーはっはっはー」



P(ちひろさんの分も作って仕事やってもらうか…)



〜事務所〜



○○○「お金がもっと稼げると私に囁いている…」カタカタカタカタ





〜撮影現場〜



スタッフ「お疲れ様でしたー!」



キャスト「お疲れ様でしたー!」



杏「お疲れ様でしたぁ…」



P「お疲れ様でしたー!杏、お疲れ」



杏「はぁ、ニート探偵役疲れた…。おかしいなぁ、だらだらしている杏がセリフを棒読みするだけなのに…」



P「まあ周りに人がいる環境だと完全にリラックスとはいかないだろうなぁ…。よし、事務所に行くぞー」ヒョイッ



杏「んあー。もっと、こう、杏を労わって運んでくれない?」



P「あー今度は運搬術でも付けてくるわ」



杏「納品されそう(狩人並感)」



P「持ってるとスタミナ消費しそうだなぁ。あーそうだ、次回の撮影は紗南ちゃんが出演することになったから、ちょっと気にかけてくれるか」



杏「ほー、紗南が来るんだ。ドラマ初めてじゃなかったっけ?」



P「そうなんだよ。だから紗南Pからちょっとお願いしたいと言われてな」



杏「んーまあ杏にできることなんてたかが知れてるけど、一緒なら気にはかけるよ」



P「ああ、まぁわざわざ言わなくても大丈夫とは思ったんだが、よろしくな」



杏「オッケー。では言うことを聞いた褒美に飴を出すのじゃ」



P「はいはい車戻ったらねー」スタスタ



〜事務所〜



P「お疲れ様でーす」ガチャッ



ちひろ「Pさん、杏ちゃん、お疲れ様です」



杏「杏を…ソファーへ…」



P「ほい」ボトッ



杏「ぐへぇ…」ダラァ



P「すげぇまるで軟体生物のようだ…」



杏「杏は生まれ変わったらウミウシになりたい…」



P「ウミウシかぁ…。なんか海関連の仕事でも取ってくるか」ゴソゴソ



杏「現実は…非常…なり…ガクッ」



P「お疲れさん」バサッ



ちひろ「杏ちゃんお疲れみたいですね」



P「夜更かししてゲームか何かしてたんでしょう。今朝は激しい抵抗に遭いましたから」



ちひろ「…なるほど」



P「さてちょっと昼飯作りますかねー。ちひろさんの分も作るんで、ちょっと仕事の方手伝ってもらってもいいですか?」



ちひろ「え?まあいいですけどもどうしたんですか?」



P「いや杏が食いたいっていうもんで。簡単にですけど用意しようかと」



ちひろ「…なるほど、分かりました。それでは美味しいご飯を期待していますね」



P「いやー、あはは、まあ、頑張らせていただきます」スタスタ



杏「…」ジーッ



〜実食〜



杏「この料理を作ったのは誰だぁ!」



P「目の前にいるぞ」



ちひろ「家庭の味という感じで、美味しいですよ、プロデューサーさん」



P「本当ですか?お口にあったようで何よりです」



杏「うん、Pプロデューサーがちゃんと料理作れるとは思わなかったよ」



P「はは、こやつめ」



杏「これから毎日杏のためにご飯作ってもいいんだよ?」



P「さすがにそんな余裕はないが、まあたまになら考えよう」



杏「やったー。食後に飴を食べる権利をあげよう」



P「くれんの?」



杏「机の中にあるんじゃない?」



P「ひどくない?」



杏「杏は自分を曲げないよ!」キリッ



〜昼休憩も終わり午後の業務〜



P「うーん、ちひろさ…、今いないんだった。どうすっかなーこれ」カタカタカタピタッ



杏「Pー…」



P「ん?どうしたー?」



杏「ちょっときてー…」



P「んー?なんなのさー?」ガタッスタスタ



杏「おお、Pよ、よくぞ戻ってきた。お前が次のレベルに達するにはあと72の経験値が必要じゃ…」ゴロゴロ



P「まだまだ序盤って感じかな?で、そんだけ?」



杏「HAHAHA、まさかー。ちょっとここ座って」ポンポン



P「お前が寝ててもスペースあるんだからでかいよなこのソファ。どっこいしょ」ドスッ



杏「てりゃー。ちょっとおやじくさいよPプロデューサー」ポスッ



P「え…、えーと、俺はまだ花の20代じゃー!じゃなくて、何?枕欲しかったの?それと消臭剤使った方がいいの俺?」



杏「Pの膝枕、まぁ、悪くないかな?においは…まあ大丈夫じゃない?」モゾモゾ



P「蒼…。いや、大丈夫か、良かった。俺のよりクッションとかのがいいんじゃないか?取ってきてやるから」



杏「いやいや、中々どうして高さとか硬さとか悪くないよ?だからきーぷぽじしょん」ペシペシ



P「あー、うーん、そんなもん?なら、まぁ、休憩ついでにいいけども…。飴いる?」



杏「わーいはよ」



P「ほれ」ヒョイッ



杏「うまー。ちゃんとポケットに忍ばせてるのはえらいじゃん」コロコロ



P「まあねー。プロデューサーは伊達じゃないっすよ」ポンポン



杏「うむうむ」ゴロゴロ



〜何分か後〜



P「ぐぅ…」スヤァ



杏「膝枕してる方が寝るって…これじゃあべこべだよ。ていっ」ペシ



P「んがっ、…すう…」スピー



杏「…まったく」





〜さらに時間は経ち〜



ちひろ「あら」ガチャ



杏「あ。…ちひろさんお疲れ様ー」ピタッ



P「ぐぅ…」zzz



ちひろ「…あの、えぇと、杏ちゃんが、膝枕してあげるなんて、珍しい、ですね?」



杏「ま、まあ、たまにはそういうこともあるって。全く、杏の膝枕なんて下手な安眠枕よりも価値があるんだからもっとありがたがってほしいね」ナデナデ



ちひろ(でも頭も撫でちゃうんですね)



杏「起きたら飴もらうしかないねこれは…。あ、ちひろさん、プロデューサーがパソコンの前でうなってたから、ちょっと見た方いいかも」ナデナデ



ちひろ「え?うん、分かったわ。ありがとうね、杏ちゃん」



杏「この借りはプロデューサーにつけておくから別にいいよー」メデメデメデ



P「すぅ…」



〜数日後ドラマ撮影現場〜



P「おはようございます!」



杏「おはようございまーす」



スタッフ「おはようございます!」



紗南「杏さん!おはようございます!今日はよろしくお願いね!」



杏「お、紗南早いね。杏は寝て喋ってるだけだからあんまり当てにしない方がいいと思うけどねー」



紗南P「おはようございますPさん、杏ちゃん。今日はよろしくお願いしますね」



P「おはようございます紗南Pさん、紗南ちゃん。こちらこそよろしくお願いします」



杏「で、紗南は今日どんな役だったっけ?」



紗南「もちろんゲーマーだよ!」



P「このドラマは役者に合った配役をするなぁ」



紗南P「ええ、紗南は初めてのドラマですけど、この役ならやりやすいと思ったのもありまして」



紗南「RPGだってやってるし、ロールプレイングもお手の物だよ!ゲーマー怪盗紗南の華麗な演技を見せちゃうよ!」



杏「うん、頑張れ。杏はslow状態でいるから」



紗南「杏さんはグレイズ稼ぐのが異様に上手いよね」



P「引きつけてからのジャスト回避も上手いよなぁ」



紗南P「パターン化が上手なんですよね」



杏「な、なにさみんなしてー」



紗南「ふふふ、ほらほら、杏さん撮影始まるから早く行こー!スタートダッシュが肝心だよ!」



杏「えぇ…?フライングしないようにゆっくり行こう…」



〜収録中盤〜



紗南「もう何回コンティニューしたかな…監督からOKがもらえない…」



杏「おつかれー。さっきからリテイクしてるねーだいじょぶ?」



紗南「正直どうすればフラグ立つのかわかんないよ…。杏さん、なんか攻略のヒントくれない?」



杏「えー?じゃあまずは飴くれ。あと自分の役について振り返って」



紗南「はい、どうぞ。これであたしも杏さんテイマーかな?…あたしの役はゲーマー怪盗で、今はゲームを使ったアリバイトリックでニート探偵杏さんをだまそうとしてるとこだね」



杏「で、どの辺が監督の琴線に触れてるっぽい?」コロコロ



紗南「んー、なんかもうちょっと手玉で転がしてる感が欲しいって…」



杏「あー、紗南は割と熱血爽やかにゲーム楽しんでる感じだから悪役っぽさが出にくいよね」



紗南「杏さん、何かいいアドバイス、ない?」



杏「えー?…しょうがない、紗南の頼みだし、飴ちゃん2個で手を打とう」



紗南「ははー、こちらをお納めください」スッ



杏「うむ、くるしゅうない…。そうだなぁ…、紗南さぁ、今、好きな人とかいる?」コロコロ



紗南「へ?杏さんいったいなんでどうしてっていうか、何それいきなりフラグなの私はアイドルだしー!?」



杏「まあまあ飴どうぞ」スッ



紗南「んむ…。おいしい、混乱のバステが治ったよ」



杏「よかったよかった。で、まあいてもいなくてもいいんだけどさ、そういう人がいるつもりで演技してみたら?」



紗南「というと?」



杏「そういう人をさ、自分の行動で思ったように動かせたり、振り回せたらさ、どう思うかちょっと想像してみ?」



紗南「どう思うって…ちょっと待って、………あー、少し、いい気分、かも」ニマ



杏「いい感じだよーその調子で本番いってみよー」



紗南「ほんと!?流石杏さんだよー!ありがとねー!」



杏「はは、お礼をするなら飴でくれ」



紗南「もうボーナスタイム入っちゃうよー!…あれ?ということは怪盗紗南は探偵杏に恋しちゃってるわけだ!もう攻略するしかないね!」



杏「ん?まあ役としてはそういう需要もある…かな?まあがんばれー」



紗南「これでロールプレイとしてもレベルアップだね!…ところでさ杏さん、今のアドバイスって何かしらの経験談から来るものだったりするの?」



杏「え?あー…」



―うぅぅ…―



杏「えーと」



―…そ、そんな顔をしてもダメだぞ!―



杏「それは」



―…どうしても?―



杏「そうだねぇ…」



―…顔がにやけてきてるぞ―



P「おーい杏ー」



杏「ぴ、Pプロデューサー」ビクッ



P「なーにビクってんだよー。CD販促の仕事取れたから喜べよー」ペシペシ



杏「いやそれは喜べない」



紗南P「紗南、大丈夫?」



紗南「うん、杏さんにnewスキルを教えてもらったから大丈夫だよ!」



紗南P「本当かい?杏ちゃん、ありがとうございます」



杏「杏は大したことしてないって」



P「えらいじゃないか!流石先輩だな。ほれ、飴をやろう」ヒョイッ



杏「うまー。まあもらった分は働くってことでそろそろ行きますかー」ゴロゴロ



P「なんかほっぺたリスみたいになってんな」



〜数日後〜



杏「Pー」



P「ねみー」



杏「まだお昼だよ?杏みたいなこと言ってないで仕事しなよ」



P「さっき来たばっかだからか元気だなお前…」



杏「そんなお疲れなPプロデューサー君にこれをあげよう」スッ



P「ん?なにこれ?…ベントウ?」



杏「きらりが昨日ご飯作りすぎちゃってさー。しょうがないからPプロデューサーにもおすそ分けしてあげるよ。ちゃんときらりにもお礼言っとくんだよ?最近気になってるスイーツがあるらしいからきらりPさんと一緒に連れてってあげるとか…」



P「………」



杏「…杏の顔になにかついてる?」



P「目の下に隈出来てるぞ」



杏「っ!」ババッ



P「うっそぴょーん」



杏「なっ…なっ…!」



P「おやおやぁ?杏さんは何か思い当たることでもあるのかなぁ?いっつも惰眠を貪る杏さんが隈作るなんてふつう考えられないもんなー?」



杏「そ、そうだよ、今日もさっきまで寝てたし?」



P「ま、それはそれとしてこのお弁当をありがたくいただきますかねー。お、うまそー!いっただっきまーす!」



杏「あーはいはいどうぞどうぞ召し上がれー」



P「うん、旨いぞ杏!」



杏「ふふん、きらりにも伝えといてあげるよ」



P「おう、よろしく頼むわ。あと今度の休みどっか連れてってやるよ」



杏「え?…家でゆっくりしてたいんだけど」



P「まあまあそう言うなよ。例えばきらりちゃんとかも一緒にさ、最近話題のスイーツとかどうよ?」



杏「うーん、そうだなぁ…ちゃんと家まで迎えに来てくれるなら考えないでもない…かな」



P「オッケー、じゃあこないだのお疲れ様も兼ねて紗南ちゃんたちも誘うかー」



杏「あーいいね、じゃ、連絡とかよろしく」



P「ほいほい、任されよう。これで貸しは0になるかな?」



杏「あー、覚えておけよっ…って感じで」



P「はいはい、まあ期待して待っとくわ」







おわり





08:30│双葉杏 
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