2016年06月13日

池袋晶葉「誕生日の一幕」

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです

池袋晶葉の誕生日SSですが日をまたぎます、ご了承ください



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465570680



晶葉「……なあ、Pよ」







モバP「ん?どうした」





晶葉「一つ聞いていいか?」





モバP「おう、何でも聞け。俺がデータベースだ」





晶葉「何を言っているのかよくわからないが……どうして私は今、キミの膝の上に座っているのだ」



モバP「そんなものお前の誕生日だからにきまってるだろ、天才のお前がわからないのか?」





晶葉「天才だからこそわからないな、キミの論理が理解できない」





モバP「まあまあ、このまま俺のデスクで好きに機械いじりしていいから」





モバP「……それとも嬉しくないか?」





晶葉「嬉しい嬉しくない以前に単純に座りにくいな」





モバP「そうか……お茶飲む?」





晶葉「人の話を聞いているのか?」





モバP「晶葉の声聞きすぎて耳がとろけそうだ」





晶葉「よくもまあそこまで軽口が叩けるものだな、尊敬するよ……そうだな、お茶はもらおうか」





モバP「よしわかった、取りに行く」

晶葉「ああ、頼むよ…………どうした、お茶を取りに行くんじゃないのか?」





モバP「晶葉が膝に乗ってるから取りにいけない」





晶葉「キミはバカか?」





モバP「バカと天才は紙一重って言うしな」





晶葉「退けてやるからよくわからないこと言ってないでいいから行け!」

────

──







モバP「結局俺の膝に乗ってくれるのね」





晶葉「キミが捨てられたら子犬のような目をするからだろう」





モバP「ところで何作ってるんだ?」





晶葉「これか?これはウサチャンロボの新作だ、アイドル活動をしていく内にいろいろアイデアも浮かんだのでな」

モバP「ほうほう……ポッキー食う?」





晶葉「興味ないなら最初から聞くな」





モバP「ほれほれ、食べさせてあげるから」ヒョイッ





晶葉「…………」パクッ





モバP「…………」ヒョイッ





晶葉「…………」パクッ





モバP「なにこれ楽しい」











────

──







モバP「…………」モジモジ





晶葉「…………」カチャカチャ





モバP「…………」モジモジ





晶葉「……何をさっきからモジモジしているのだ、トイレか?」



モバP「いや、晶葉の太ももと尻の感触を存分に味わおうと思ってな」





晶葉「ただの変態じゃないか」





モバP「『ただの』じゃない!『晶葉専属の』変態だ!」





晶葉「いい迷惑だな」





モバP「……ごめん晶葉、やっぱちょっとどいてくれない?」





晶葉「やっぱりトイレに行くんじゃないか!」



────

──







モバP「というわけでケーキを用意した」





晶葉「どういうわけだかわからないが大きいな」





モバP「給料3ヶ月分のケーキだからな」





晶葉「そんなもの食べきれないぞ」

モバP「まあかな子とかが処理してくれるだろうから問題ない」





晶葉「プロデューサーのキミがスタイル管理を疎かにさせるのか」





モバP「大丈夫、その分レッスンさせる」





晶葉「かな子に恨みでもあるのか?」





モバP「この前俺のシュークリーム食べやがった」





晶葉「子どもかキミは」

モバP「子どもか……男はみんなそういうもんなんだよ。誰だって母性を求めているんだ」





晶葉「ケーキ食べてていいか?」





モバP「ああ待て待て、俺がカットしてやるから……ほれ」





晶葉「うむ、ありがとう」





モバP「あ、晶葉のやつの方がイチゴ大きいな。交換しない?」





晶葉「やっぱりたどの子どもじゃないか」





────

──







晶葉「…………」ウトウト





モバP「晶葉、眠いのか?」





晶葉「……ああ、少しな」





モバP「どうせ昨日も夜更かししてたんだろ?」





晶葉「……そうだな、Pがどんな風に祝ってくれるのか楽しみで寝れなかった」





モバP「お、デレ期?」





晶葉「なんだそれは……冗談だよ」

モバP「ちぇっ、残念」





晶葉「……膝、借りていいか?少し寝たい」





モバP「おう、今日1日俺の膝はお前のものだ」





晶葉「ふふっ、そうか。それじゃああとで改造させてもらおうか」





モバP「吝かじゃない」



晶葉「やはりキミはバカだな……」





モバP「バカと天才は紙一重だからな」





晶葉「だからそのよくわからないものはなんだ」





モバP「紙一重だから近くにいられるし、紙一重だからお互いに足りないところを補える。つまり俺と晶葉は最強だ」





晶葉「……ふっ、やはりよくわからんな」





モバP「そうだな……おやすみ」





晶葉「ああ、おやすみだ」



────

──







晶葉「……んんっ」モゾッ





モバP「お、起きたか」





晶葉「……ああ、おはようP」





モバP「おはよう、晶葉」





晶葉「さて、今日はキミに少し甘え過ぎたかな」





モバP「いつでも甘えていいんだぞ?」



晶葉「いつでもは遠慮しておくよ……だが、私が躓いたりしたらそのときはまた膝を貸してくれ」





モバP「手じゃなくてか?」





晶葉「ああ、膝だ。なんだかんだでPの膝は安心できる」





モバP「そりゃ光栄だ」





晶葉「それにキミの手は何をしでかすかわからないからな」





モバP「なんだそれは、ひどい言い草だな」





晶葉「そうか?この前私のロボを暴走させたのはどこの誰だったかな」





モバP「うっ……」





晶葉「それでも私はPのことを信頼している。だからこそ助手になってもらったのだ」





モバP「そうか……なら俺もその期待に応えないとな!」





晶葉「さて、これからも頑張るとするか。Pも隣にいてるれるし、もう私に怖いものなどないぞ」





晶葉「これからも私のプロデュースをよろしく頼むぞ、P」





おわりです





08:30│池袋晶葉 
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