2016年06月28日

市原仁奈「パパとママみてーでごぜーます!」

アイドルマスターシンデレラガールズです。

普段書いてない子を書いてみようってことで書いてます。短いです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466317810



モバP(以下P)「おらー! 収録行くぞー、準備しろよ、チビッコ共―!」





チビッコ「はーい!」



P「あ、きらり、杏頼んでいい?」



きらり「任せるにぃ☆」



P「あー、もうほら、こずえは早く靴下はいて」



こずえ「ふわぁー……?」



P「雪美、ペロは連れていけないからみくに預けてきなさい」



雪美「うん……」



きらり「杏ちゃーん? どこぉー?」



薫「杏おねーちゃんならさっきまでソファーに居たよ!」



きらり「ありがとうだにぃ☆」





P「えっと、車の鍵どこやったっけかな」



きらり「はい。車の鍵」



P「お、すまんなきらり。杏居たか?」



きらり「ううん。まだ探してるとこ。ごめんねぇ」



仁奈「……」



P「良いって。こっちもまだ準備に時間かかりそうだしな」



P「あ、千枝、桃華。先に車行っててくれるか?」



千枝「はい、わかりました!」



桃華「皆さんを連れて行けばいいんですのね?」



P「頼むわ」





きらり「あ! 杏ちゃん、そんなとこに!」



杏「うわぁ、見つかった……!」



杏「や、やめろ! 離せ! 杏は働かないぞ!」



きらり「もぅ! あんまりワガママ言っちゃメッだよぉ?」



P「きらりの言う通りだぞ。飴やるからはよいけ」



杏「ちぇっ、しょーがないなぁ」



仁奈「……」



瑞樹「あら? さっきから黙ってるけど、どうしたの?」



仁奈「あ、瑞樹おねーさん」



瑞樹「なぁに? 何か悩み事かしら?」



仁奈「ちげーですよ!」





仁奈「プロデューサーときらりおねーさんがパパとママみたいだーって思ってたでごぜーます!」



大人組「!?」



きらり「うぇっ!?」



P「俺ときらりがパパとママかー。仁奈は面白い事言うなぁ!」



P「どれ、じゃあパパが抱っこして運んであげよう」



仁奈「いいんでごぜーますか!?」



P「こずえ達は千枝と桃華が連れて行ってくれたからな」



仁奈「わーい!」



P「よっこいせっと……仁奈も重くなったなぁ」



仁奈「ふふん! せーちょーきでやがりますからね!」



杏「きらり、どしたの?」



きらり「Pちゃんときらりが……パパと……ママ……」



杏「ああ、そういうこと」





杏「プロデューサー! きらりが固まっちゃった!」



P「じゃあ杏も歩いていけ」



杏「えー……。プロデューサーが運んでよ」



P「仁奈抱っこしてるから無理」



仁奈「たけーでごぜーますよ!」



杏「仕方ないなぁ。じゃあママの方をなんとかしといてよね」



P「あいよー」



P「ママ、そろそろ行くぞ? 大丈夫か?」



きらり「うぇひっ!? う、うん! だいじょぶだにぃ!」



仁奈「きらりママ真っ赤でごぜーますね!」



P「風邪か? 無理しちゃだめだぞ、ママ」



きらり「だ、大丈夫だにぃ! きらり、元気いーっぱいだにぃ☆」



P「よし、なら行くぞー」



きらり「う、うん!」





P「じゃあ、行ってきますんで、あとよろしくお願いしますね」



瑞樹「え、えぇ……任せてちょうだい」



瑞樹「……」



美優「Pさん、きらりちゃんの事、普通に『ママ』って言ってましたね……」



留美「そう……ね……」



瞳子「確かにあの光景は子だくさんの家庭にも見えたけど……」



早苗「まさか仁奈ちゃんがあんな事言うなんて、ね……」



心「爆弾発言で場が凍り付いたぞ☆」



瑞樹「でも、『みたい』って言っただけだし、まさかこのままきらりちゃんと、なんて事は……ないわよね?」



大人組「……」





瞳子「きらりちゃんってまだ高校生でしょう? 大丈夫よ……ね」



留美「瞳子の言う通りだわ。いくらなんでも高校生を選ぶなんて事は……」



美優「でも、きらりちゃんって若いし可愛いし気が利くしで非の打ちどころないですよね……」



心「は、はぁとだって可愛いし、気が利くし……」



早苗「でも、きらりちゃんじゃなくてあたしがあそこに居たとして、仁奈ちゃんはママみたいなんて言ってくれたのかしら……」



大人組「……」



瑞樹「……仁奈ちゃんにママみたいって言われた子がPくん争奪戦に一歩リード出来るのね。わかるわ」



留美「そうと決まったら早速準備しないといけないわね」



瞳子「そうね。まずはどうしたら仁奈ちゃんにママみたいって言ってもらえるか考えないといけないわ」





心「おいおい☆ どうして美優ちゃんはドヤ顔なんだ☆」



美優「私、仁奈ちゃんからはしょっちゅうママみたいって言われてますから!」



早苗「あー、そういえば仁奈ちゃんって美優ちゃんによく甘えてるわよね」



瞳子「そうなると、導き出される答えは一つね」



留美「えぇ、美優を消せばリードしてる人は居なくなる」



瑞樹「わかるわ」



早苗「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね?」



心「はぁと達のためだから☆」



美優「えっ!? ちょ、えっ!? ま、待って……!」









P「戻りましたー」



チビッコ「ただいまー!!」



留美「おかえりなさい、P君」



P「ただいまです」



留美「きらりちゃんは別の現場だったかしら?」



P「そうですよ。杏ときらりで別の現場です」



留美「そうだったのね……あ、ジャケットと鞄預かるわよ」



P「あ、ありがとうございます」



瞳子「おかえりなさい、Pさん。お茶が入ったのだけどどうかしら」



P「ただいまです、頂けるならお願いします」



瞳子「すぐに持ってくるわね」





早苗「おっかえりー! 疲れてるわよね? あたしがマッサージしてあげよっか?」



P「えっ、なんですかいきなり。大丈夫ですよ。アイドルにそんなことさせられませんし」



早苗「いいのいいの! 気にしないで、ほら横になって!」



P「えぇー、なんか早苗さん強引じゃないですか……?」



心「マッサージが嫌なら耳かきはどう? 今ならはぁとが膝枕してあげるぞ☆」



P「魅力的な提案ですけど、ますますあかんでしょうよ。膝枕とか」



瑞樹「そうよ、あんまりP君を困らせるんじゃないわ」



P「……どうして瑞樹さんはロープとガムテープ持ってるんですか?」



瑞樹「ちょっと片づけしてたのよ」



P「あそこで後ろ手に縛られて口にガムテープされてる美優さんを……?」



美優「んー! んんー!」



留美「美優はほっといてちょうだい」



瞳子「はい、お茶。そうよ、美優はちょっと休憩中なの」



早苗「少しフライングし過ぎてたからね」





心「でも、縛られてるとなんかエロい☆」



P「わかる」



瑞樹「わからな……えっ!?」



P「んん!? おほんっ! 気のせいです」



仁奈「あれー美優おねーさん大丈夫でやがりますか?」



美優「んー! んんー!」



心「あ、仁奈ちゃん☆ 美優ちゃんは好きでそうしてるだけだから、こっちにおいで☆ はぁとが遊んであげるぞ☆」



仁奈「そうなんでごぜーますか?」



早苗「みんなもこっちいらっしゃい? お姉さん達が遊んであげるわよ!」





薫「ほんとー!? かおる、おままごとしたーい!」



千枝「おままごとかぁ。みんなでやると楽しそうっ!」



雪美「……ペロ……」



留美「ぐすっ……! すんっ……! はい、雪美ちゃん。みくちゃんから預かってるわ」



雪美「留美……大丈夫……?」



こずえ「ふわぁー……おめめまっかー……」



桃華「もう、みなさん子供なんですから!」



瞳子「桃華ちゃんは遊ばなくていいのかしら?」



桃華「こ、子供扱いしないでくださいましっ!?」



瞳子「ふふっ、そうね。桃華ちゃんは大人のレディだものね」



P「なんだなんだ。なんで今日はこんなにほのぼのした空気が流れてるんだ?」





瑞樹「みんな必死なのよ……」



P「? 何か言いました?」



瑞樹「何も言ってないわよ! さ、P君も一緒に遊んであげましょう?」



P「いや、仕事が……」



瑞樹「出来る範囲の事はP君が出てる間にみんなで終わらせておいたわよ」



P「あれ、ほんとだ。じゃあ……たまにはいいかな?」



大人組(美優以外)(来た……! おままごとでお母さん役を手にすれば、勝てる!)



美優(このままじゃPさんの奥さんが他の人に……! でも、ロープがきつくて……! んっ……!)



薫「わぁ! せんせぇもおままごとやってくれるのー!?」



P「瑞樹さん達が頑張ってくれたからな。時間が出来たんだよ」





雪美「P……膝……」



こずえ「こずえもー……」



P「二人同時は重いなぁ……」



千枝「じゃあ千枝、プロデューサーさんの奥さんやりたいです!」



大人組(!?)



仁奈「わぁー! 千枝ちゃんがプロデューサーの奥さんでやがりますか!」



P「千枝が奥さんとか巷でロリコンって言われちまう気がする」



桃華「そ、そうですわ! 千枝さんよりもわたくしの方が大人ですし、ここはわたくしが!」



千枝「ち、千枝だって大人ですっ!」



こずえ「ふわぁ……」



P「寝る?」



こずえ「うんー……」



P「おやすみ」





P「桃華でも結局同じだと思うけどなぁ。お前らいっこしか歳違わないし」



大人組「うんうん」



仁奈「そうなるとおねーさん達の誰かがプロデューサーの奥さんをやるのがいいでごぜーますよ!」



大人組(仁奈ちゃん! ナイスアシスタント!)



薫「じゃあ誰がやるー?」



美優「んー! んんー! んんんー!」



仁奈「? 美優おねーさんもやりたいんでごぜーますか?」



美優「ん! んん!」



大人組(まずい、ここで美優を参戦させるわけには……!)



仁奈「とりあえずガムテープ外しやがりますね!」



美優「ぷはぁつ! ありがとう、仁奈ちゃん!」



大人組(遅かった……!)





美優「みなさん……? 私をあんな目に遭わせてくれたんですから、ここは譲ってくれますよね……?」



留美「み、美優……? 笑顔が怖い、わ……?」



瞳子「そ、そうよ。笑顔は人を幸せにするものよ?」



美優「譲って、くれますよね?」



留美、瞳子「うっ……」



P「なぁ、俺ってこれモテモテ? モテ期来た?」



桃華「何馬鹿な事言ってますの? おままごとですわよ?」



P「夢位見ても良いじゃないか……」



雪美「……みんな……Pの奥さん」



薫「あー! 雪美ちゃん、それいいね!」



千枝「ち、千枝も良いんですか!?」



雪美「うん……私も……ペロも……Pの……奥さん……」



仁奈「仁奈もでごぜーますか!? わーい! 仁奈もママでごぜーますよ!」





瑞樹「……それもそうね!」



心「たまにはプロデューサーもモテモテでも良いもんな☆」



早苗「いつもならシメるとこだけど、今日は特別ね」



留美「みんな一緒ならリードとかないものね」



瞳子「勝負はまた後日、かしら」



美優「え……じゃあ私は縛られ損……?」



仁奈「仁奈、パパが居てママがいっぱいですっげーたのしいでごぜーますよ!」



End





23:30│市原仁奈 
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