2016年09月26日

春香「千早ちゃん観察日記」


 ○月□日



 今日はお仕事がお休みで千早ちゃんにお呼ばれしたので家まで遊びに行きました。

 ドアを開けると玄関先に千早ちゃんが全身血まみれで倒れてました。





 すごくトマト臭い匂いがしました。





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 とりあえず買ってきたアイスクリームが溶けてしまうので無言で跨いで中に入りました。

 そのままリビングを横切ってキッチンに行って冷凍庫の中にアイスを仕舞いました。



 次に冷蔵庫を開けてみると相変わらずほとんど何もありませんでした。

 萎びかけの可哀想なナスが数本と玉ねぎだけが野菜室にゴロンと入っていました。

 可哀想なので救出して代わりにアイスと一緒に買ってきたお肉やジュースを補充しておきました。



 お湯を沸かしてパスタを茹でてナスと玉ねぎとピーマンとベーコンでナポリタンを作りました。

 ケチャップの良い匂いが漂ってくる頃に血まみれゾンビは戻ってきました。



「千早ちゃん、もうすぐごはん出来るからその前にシャワー浴びてきなよ」



「……そうね」



「あとケチャップもうないよ」



「そうでしょうね」



 お風呂に入った千早ちゃんと一緒にごはんを食べて、その後私が借りてきた映画をアイスを食べながら2本続けて見ました。

 千早ちゃんはチョコミント、私はバニラにしました。



 映画はどっちもハッピーエンドでとってもいいお話でした。



 楽しかったです。





 ○月☆日



 今日は千早ちゃんと一緒にスタジオで収録がありました。

 休憩時間の時に千早ちゃんは深刻な顔で相談があると言ってきました。



「実は最近ある人からよくメールが来るの」



「ある人?」



「ええ。某5人組国民的アイドルグループの翔さんという人なんだけど」



「……」



「なんでも超有名人だからそれ以上プライベートな情報は明かせなくて、でも気軽に話せる一般人の友達が欲しくてメールしたということらしいの」



「……」



「……これ、絶対あの人よね?」



「……」



「先方はこの業界の大先輩だし、失礼のないように一度丁寧にお断りの返事は出したんだけれど相変わらずメールが来るから困ってしまって」



「……」



「ねえ春香、どうしたらいいと思う?」



 千早ちゃんは真剣でした。



 面白いのでしばらくそのまま放っておこうかと思いましたがさすがに可哀想なので迷惑メールフィルターの設定の仕方を教えてあげました。



「………もっと早く教えてよ!!」



 千早ちゃんは顔を真っ赤にして怒ってました。可愛かったです。

 でもこのままだと将来的にオレオレ詐欺にあっさり引っかかりそうなので今から心配です。





 ○月※日



 今日は千早ちゃんと一緒に事務所に行くと真がすごく落ち込んでました。



「どうしたの?」と千早ちゃんが聞きました。



「ああ、千早……実はさ、ボクの好きな少女漫画の実写映画化が決まったんだ」



「それで落ち込んでいるの? もしかしてキャスティングがイメージに合わないとか?」



「うーん……ヒロイン役は新人の○○ちゃんって子なんだけどね」



「あら。その子なら私、以前に局の廊下ですれ違って挨拶されたことがあるけれどしっかりした可愛らしい子だったわよ」



「うん、だからそれはいいんだけど……」



「なら何が問題なの?」



「だってヒーロー役が冬馬なんだよ?」



「ごめんなさい、それは落ち込むわ」



 後ろにいた雪歩とプロデューサーさんが同時に飲んでたお茶噴き出してました。





 ○月◎日



 今日は千早ちゃんの方が私の家に遊びに来ました。

 でも最近は台風が多くてずっと雨が続いてなかなか外で遊べません。



「千早ちゃん、次一緒にオフの日いつだっけ?」



「××日よ」



「ならもしその日晴れたらお弁当持って公園行こうか」



「いいわね」



「よしっ、じゃあいいお天気になるようにてるてるぼうずを作ろう!」



 私と千早ちゃんはいらなくなった白い服をハサミでチョキチョキ切りました。

 それから百円ショップで買ってきた綿を中に詰めて黒い糸で目を縫い付けててるてるぼうずを作りました。

 首にリボンも巻きました。



 カーテンのレールに2つのてるてるぼうずを吊して私たちはお祈りしました。



 いいお天気になりますように。





 ○月△日



 今日は事務所に行くと美希と千早ちゃんが先に来ていました。

 美希はソファーでゴロゴロして千早ちゃんは台本を読んでました。

 2人ともすごく暇そうでした。



「……あれ? そういえば千早さん、次のお仕事って何時からだっけ?」



 美希が言いました。



「それくらい自分でちゃんと把握しておきなさい。15時からだからあと1時間後にここを出るのよ」



「そっかー、ならまだ余裕あるね」



「そうね。それまでは私たちは暇ということになるわね」



「ねえねえ千早さん。じゃあミキ、それまでお昼寝するから子守唄歌って」



「いいわよ。なんの歌がいいかしら」



「なんでもいいの」



「テレビもねえ! ラジオもねえ! 車もそれほど走ってねえ! おらこんな村……」



「ごめんなさい、そういう系は求めてなかったの」



「……ねーむれー、ねーむれー、母の胸〜に〜」



「そうそう、そういうのがいいの」



「ところで美希知ってる? ブラームスの作った子守歌に眠りの精という曲があるんだけれど、これは子供の目に砂をかけるの」



「……はい?」



「夜、いつまで経っても起きている悪い子のところには眠りの精がやって来て目に砂を入れるのよ」



「……ふ、ふーん。でもそれはミキには関係のない話だって思うな」



「そうね。でも大抵の人は昼間眠り過ぎてしまったせいで夜眠れなくなってしまうということがよくあるのよね」



「……」



「あれ、そういえばいつも呼吸ってどうやってたかしら? 眠っている時は無意識なのにどうして息は出来るのかしら?

 本当に寝ている時も自分の心臓は動いているのかしら?」



「……」



「舌の位置はここでよかったかしら? 明かりを消した部屋の隅ってあんなに暗かった?」



「……」



「そんな取りとめのない考えがふつふつ沸いてきて余計眠れなくなってくるのね」



「……」





「それでもとにかく無理矢理目を瞑ってみるけれど、その時ふと思うの。

 もしかしたら今閉じた瞼の向こうでは誰かが自分をじーっと見つめているのじゃないかしら?」



「……」



「そして普段は気にも留めない目覚まし時計の針の音がやたら耳元に大きく響いてくるのよ。カッチ、カッチ、カッチ、カッチ……」



「……やっぱり今日はお昼寝はやめておくの」



「そう。なら代わりに一緒にオセロでもしましょうか」



「うん」



 千早ちゃんは美希とオセロをやりました。美希が黒、千早ちゃんが白でした。

 3回やって3連続で千早ちゃんが勝ちました。



「……なんで勝てないの……こんなのおかしいの、これはきっとイカサマなの。千早さんはズルしてるの。ヒキョーなの」



「ただの私の実力よ」



「むぅ……」



「次、あなたの手よ」



「ねえ千早さん」



「なに?」



「もしかしてミキにかまって欲しかったの?」



「……また私の勝ちね」



「あっ!」



 その後はやよいがやって来たので交代して次は千早ちゃんとやよいが対戦しました。

 今度は千早ちゃんがあっさり負けました。



「わー、やったー! 久しぶりに勝てました〜!」



「あら、負けちゃった」



「……ずるい! 千早さん、やよい相手には手を抜いてるの! 贔屓なの! やおちょーなの!」



「えっ、そうだったんですか!?」



「言ってるでしょ。ただの高槻さんの実力よ」



 美希はいつまでも拗ねてました。





 ○月◇日



 今日は事務所で学校帰りの亜美と真美が最近流行ってるギャグ漫画を読んでケラケラ笑っていました。

 千早ちゃんは無表情のまま、しばらくそっちをチラチラ見てました。

 それに気付いた真美が千早ちゃんに「千早お姉ちゃんも読みたいの?」と聞きました。



「いえ、別にそういうわけではないけれど。でもそれってそんなに面白いの?」



「めっちゃ面白いよ! ほらほら、千早お姉ちゃんも読んでみなよ!」



「……そう。そこまで言うなら読んでみようかしら」



 そこでやっと千早ちゃんは真美からその漫画を借りて読み始めました。

 相変わらず千早ちゃんは面倒臭いなあと思いました。



 5分後には千早ちゃんは背中を丸めて口を押さえてプルプル震えてました。



 それを見てたら私もだんだん読みたくなってきたので亜美から借りて読みました。

 でも正直私には笑いどころがよく分かりませんでした。

 正直にそう言うと千早ちゃんは



「春香にはこの作者の笑いのセンスが分からないのね」



 と鼻で笑ってドヤ顔してきました。



 ちょっとむかついたので焼いてきたクッキーは亜美と真美に全部あげました。





 ○月×日



 今日は約束の日!



 朝起きるとカラッと晴れたとってもいいお天気でした。てるてるぼうず効果は抜群でした。



 でも気合いを入れてキッチンでお弁当を作っていると滑って転んでボールをひっくり返しました。

 見かねたお母さんが途中から手伝ってくれました。



 公園に行くと待ち合わせの時間よりずっと早いのに千早ちゃんはもう先に来ていて、入り口の側でオレンジ色の花が咲いた木を眺めていました。

 今日の千早ちゃんはポニーテールでした。



「キンモクセイだ。いい匂いだね」



 隣まで寄っていって声をかけると千早ちゃんは木を見上げたまま「ええ」と言いました。



「でもうちのお父さんはいっつもトイレの匂いって言うんだよ。ひどいよね」



「ああ、一昔前はよくトイレの芳香剤に使われていたらしいから」



「そうだ。ちょっと分けてもらってポプリにしようか」



「いいわね」



 私たちは小さな花びらをハンカチいっぱいに集めました。



 それから公園の中を歩いていくと他にもちらほら人がいました。

 犬の散歩をしている人やジョギングしてる人、ボールで遊んでる子供、親子連れの人たち。



 それと杖をついたおじいさんがおばあさんと手を繋いでゆっくりゆっくり歩いていました。



 おじいさんは時々立ち止まっておばあさんの耳元でなにかヒソヒソ内緒話をしていました。

 おばあさんはそのたびにクスクス笑って、それからまたゆっくりゆっくりお互いの手を握りながら2人で歩いていきました。



 なんだか急に胸の中がぽかぽかしてきて黙って千早ちゃんの方を見ると千早ちゃんも黙って私を見ていました。

 私はなぜか照れ臭くなって



「千早ちゃん、ほらバドミントンやろうバドミントン! ラケット持ってきたんだよ!」



 とわざと大げさにはしゃぎました。でも千早ちゃんは今日は珍しくスカートでした。





「……慣れない格好なんてするものじゃないわね」



 千早ちゃんがショボンとしていたので



「大丈夫、私予備のハーフパンツ持ってるよ!」



 と言って私がバッグからパンツを取り出すと千早ちゃんは目を丸くして「どうしてそんなもの持ってるの?」と聞いてきました。

 私は自信満々で「多分私のことだから転んで汚しちゃうだろうと思って」と答えました。

 ふふん、春香さんは用意周到なんですよ!



 でも千早ちゃんは「春香のドジがこんなところで役に立つこともあるのねえ」としみじみ感心した顔で言ってきました。

 千早ちゃんのほっぺたをつねるとつねり返されました。



 それからトイレに行って着替えている時にも千早ちゃんは「少しウェストがゆるいわね」と言いました。

 もう一度、今度は脇腹を思いっきりつねっておきました。



 その後は2人でバドミントンをしました。やっぱり私は何度も転びました。

 うーん、本当にどうして転んじゃうんだろ?



 私と違って千早ちゃんはとっても上手くて夢中で遊んでいる内にすぐクタクタになってしまいました。



 いっぱい動いてお腹がペコペコになった頃にちょうどお昼になったので、私たちは芝生にシートを敷いて並んでお弁当を食べることにしました。



「一応私も少しだけ作ってみたんだけど……」



 千早ちゃんはもじもじしながらリュックからタッパーを取り出しました。

 玉子焼きとタコさんウインナーが入っていました。

 玉子焼きは少し焦げてところどころ茶色でした。





 だから私は誤魔化すために千早ちゃんの手を握ってぶんぶん振り回しながら歌を歌いました。



「真っ赤だな〜、真っ赤だな〜、つたーの葉っぱが真っ赤だな〜♪」



「……ちょっと春香、やめてよ恥ずかしい。小学生じゃないんだから」



 千早ちゃんは高校生にもなってみっともないと言ってすぐに手を振りほどこうとしてきました。



「えー、千早ちゃんも一緒に歌おうよ〜! 楽しいよ〜!」



 私は既にちょっと意地になって絶対離しませんでした。

 しばらく押し問答が続いて、その内千早ちゃんは諦めて一緒に歌ってくれました。



「……もみじの葉っぱも真っ赤だな〜」



「沈む夕日にー照らされてー真っ赤なほっぺたの君と僕〜♪」



「真っ赤な秋に〜囲まれている〜」



 多分、あの時私と千早ちゃんの顔がどっちも赤かったのは夕日のせい。



 私たちは公園で見たおじいさんとおばあさんみたいに手を繋いでゆっくり歩きました。

 本当に小学生の子供の頃に戻ったみたいでした。



 ぎゅっと握った手に力を込めるとぎゅっと握り返されました。

 私は小学生の頃の千早ちゃんを知らないけど、その頃から友達だったらよかったのに。



 やっぱり歌ってる時の千早ちゃんが一番千早ちゃんだなあ。





 駅に着いた時にはもう日は沈んでいて空は藍色でした。

 友達とたくさん遊んだ後に別れる時ってなんでいつもこんなに寂しいような照れ臭いような変な感じがするんだろう?



 また明日だって会えるのに。



「じゃあまた明日、事務所でね」



「うん。また明日」



 誰かの後ろ姿が遠ざかっていく姿ってやっぱり私好きじゃない。

 私が手を振ると千早ちゃんは小さく振り返してくれました。



 千早ちゃんのポニーテールが揺れて消えて見えなくなるまで見送って、それから私は自分の電車に乗りました。





 家に着くと晩ごはんのいい匂いがしてお母さんが「おかえり、楽しかった?」と聞きました。

 お父さんはビールを飲みながら野球中継を見て「おおっ!」と大声で歓声をあげていました。ちょうどホームランだったみたい。



 いつだってこういう時のお母さんとお父さんの声はホッとします。

 でも千早ちゃんには一体誰がおかえりって言ってくれるんだろう。

 今日、家に泊まっていきなよって言えばよかった。



 そう思ったら突然目がうるうるしてきて、びっくりしたお母さんが「どうしたの、千早ちゃんと喧嘩でもしたの?」と心配そうに顔を覗き込んできました。



 私はただ首を振るしか出来なくて上手く言葉が出てこなくて、だけどお母さんの後ろでお父さんがもっとびっくりして急にオロオロし始めたのがなんだかおかしくて笑ってしまいました。











 晩ごはんを食べてお風呂を出た頃にはまた雨が降りだしていました。

 千早ちゃんからメールが来ました。



『今日は楽しかったわ。お弁当も美味しかった、ありがとう』



 相変わらず絵文字もなにもない素っ気ないメールでした。

 多分私や765プロのみんな以外の人が読んだら怒ってるように見えると思います。



 すぐに電話すると「そっちも雨?」と聞かれました。



「うん。天気予報では1日雨だったもんね。てるてるぼうずが頑張ってくれたね」



『ただの偶然でしょ?』



「ええー!? 一緒に作っておいて今更それを言うかな!?」



『だってよく猫が顔を洗っていたら雨なんて言うけど、それなら日本は一年中晴れてなきゃおかしいんじゃない?』



「千早ちゃんは夢がないなあ〜」



『ふふふっ』



 私はさっきのことはなんでもなかったみたいに普通のふりをしました。

 もしかしたら千早ちゃんも同じだったかもしれません。





「雨が降ると髪も上手くセット出来ないし、何より星が見えないのが残念だよね」



『あら。でも私、静かな部屋の中で聴く雨の音は嫌いじゃないわよ。落ち着くもの』



「あ、それは私も分かる。なんでだろう?」



『一説には赤ちゃんがお腹の中にいる時に聴いている音に近いから本能的に安心するらしいわね』



「へえ〜。そういえば星って夏はチカチカしてるよね」



『それは水蒸気のせいで空気の透明度が低いから瞬いて見えるのよ。

 これからの季節は乾燥してくるからよく見えるようになるわ』



「千早ちゃんってなんでも知ってるね。先生みたい」



『それを言うなら律子の方じゃない? ……あ』



「なあに?」



『いえ、今の話でふと思い出したんだけれど……小学生の時にね。理科の授業で星座の勉強をしたの』



「うん」



『だからそれならクラスメイトのみんなで本当に天体観測をしようということになって。

 冬休みに夜、全員で校庭に集まることに決まったのね』



「うん」



『だけど結局そんな遅い時間に子供たちが出歩くのは危ないからってことで中止になってしまったわ』



「……そっか」



 千早ちゃんがこんな風に自分の昔の話をするのは結構珍しいことなので嬉しかったけど、同時になぜかちょっと胸がきゅっと締め付けられるような感じがしました。

 なので私は言いました。



「ねえ、千早先生」



『ん?』



「それなら今度のデートの場所はプラネタリウムなんてどうでしょうか?」



『今日のってデートだったの?』



「違うの?」



『……よろしいんじゃないかしら?』



「えへへっ、じゃあ約束!」





 電話を切る頃には既に2時間近く経っていました。いつの間に……。

 流石に眠くなってきたので今日の日記はここまでにします。ずいぶん長くなっちゃったなあ。



 切る直前に「寝不足で明日遅刻しないでよ?」と千早ちゃんに釘を刺されました。

 むむ、悔しいけど私ならやりかねない……。



 アイドルに目の下のくまは天敵! しっかり眠ってまた明日から頑張れ私!

 765プロ、ファイトー! おー!!





 ……それにしても私はこの日記をいつまで続けることになるでしょうか?

 千早ちゃんは見ていて全然飽きないのでずっと続きそうな気がします。

 だけどずっとっていつまで?



 5年後? 10年後? 20年後? 50年後も続けてたりして。



 その内、私はこの日記を千早ちゃんに見せようかと思います。

 千早ちゃんはその時、きっとやっぱりまた恥ずかしがって「こんなことまで書かないでよもう!」と怒るかもしれません。



 あ、でも私にとっても恥ずかしい話もあるからやっぱり見せないかな。

 だけど私たちが公園で見たあの優しいおばあさんくらいの歳の頃になったらもう全然恥ずかしくなくて懐かしくて、ただただ楽しいだけの思い出になっているかもしれません。



 だからいつかその時になったら見せよう。ふふふ、楽しみ。





 ぐっすり眠って明日朝起きたらまた千早ちゃんやみんなに会える。

 千早ちゃんはいつだってずっと、私の一番の友達。



 おやすみなさい。







 終わり







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