2014年05月20日

P「ついにおにぎりを作るアレを買って来たぞ!」美希「すごいの!」

P「近所の100円ショップで買って来たんだ、これでおにぎり作り放題だ!」



美希「やったー!ところで」



美希「これ、名前なんて言うの?」





P「さあ」



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P「なんでもいいじゃないか、とりあえずおにぎりを作ってみよう」



美希「はい電子ジャー!はいお米!はいお水!」



P「早炊きで設定して……と」ピッ



美希「これがおにぎりになるんだね……」ジュルリ



P「ああ、おにぎりを作るアレが大活躍だな」



美希「おにぎりを作るアレがどう活躍するか楽しみなの!」キラキラ



P「美希、冷蔵庫に鮭フレークとおかかとお塩がある、持って来てくれ」



美希「はいなのー!」

美希「持って来たの!」



P「美希、おにぎりっていったらどんなものを連想する?」



美希「いきなりどうしたの?」



P「いいから言ってくれ」



美希「言うまでもないの!三角形で、海苔がついてて、すっごく美味しいやつなの!」



P「そうだな、しかし、昨今の人々は嘆かわしいことに三角形のおにぎりが作れないんだ」



美希「う、うっそー!?じゃあコンビニのアレは……」



P「ありゃ機械で作ってるんだ、はい、ついさっき俺が作ったおにぎりだ」



美希「こ、これは……丸っこいの、こんなのおにぎりじゃなくておむすびなの!」



P「三角形に作ることができないから俵型にしてしまうんだ、だがしかし!三角形のおにぎりが食べたい!」



美希「うん!」モグモグ



P「そこでこのおにぎりを作るアレが大活躍するのだ!」



美希「すっごいの!」ペロリ



P「おい、俺のおにぎり」



美希「ごちそうさまなの」

ぴーっ ぴーっ



美希「ご飯が炊けたの!」



P「よし、それじゃあ早速これの実力を見せてやろう!」



美希「ワクワク」



P「まずはお米をこの型にハマるように盛っていく」



美希「うん」



P「盛った後はいい感じに平らにして真ん中を押しつぶす」



美希「うんうん!」



P「そして具を真ん中に埋め込んで……まとめて取り出す!」カポッ



美希「うんうんうんうん!!!」



P「海苔を巻きつけると……完成だ!」



美希「す、すごいの……伝説のトライアングルおにぎりがこんなに簡単に……」



P「丸いのもいいけど、三角形の方が食欲もそそるだろ?」



美希「うん!」モグモグ



P「記念すべき第一号が!?」



美希「ハニー、腐らせちゃ駄目なの」

P「ま、まあいい、美希も作ってみろ!」



美希「え!?ミキ、料理はうまくないの……」



P「そのためにこれがあるんだろ?」



美希「これは……おにぎりを作るアレ!しかも!こんなに沢山!」



P「美希の分も買ってあるんだ、一緒に作ろうか」



美希「流石ハニーなの!」ガシッ



P「おうっ!」ガシッ

美希「ふははははー!おにぎりマイスターミキなのー!」ズバババババ



P「おーおー、すごいすごい」パチパチ



美希「えっへんなの!こんなに作ったんだから沢山食べれるよ……」



皿「チーン」



美希「ねぇぇぇぇぇぇぇ!?」



貴音「まこと、おにぎりは美味しいものです」モグモグ



P「い、いつの間に!?」



貴音「先ほどから」



美希「こ、こここここここここのおにぎり殺し!」ブンブン



P「美希!おちつけ!おにぎりを作るアレじゃ人は殺せない!」



美希「離せー!おにぎりの仇はとるのー!」

貴音「まあまあ美希、落ち着いてください」スッ



美希「落ち着けるわけないの!おにぎりを食べられておちつけないの――!?」



貴音「ふふ、どうぞ」ホッカホカー



美希「さ、三角形のおにぎりなの……しかも……おにぎりを作るアレより大きいの……!」



貴音「おにぎりは手で握ってこそですよ、美希」



美希「たかねぇぇぇぇぇ……!」ダッ



貴音「美希……!」ダッ



P「これは……おにぎりで生まれる禁断の恋か!?」



響「いや違うでしょ」

おにぎり〜ん



美希「売り切れなの〜!」



P「おお、すごい……夢にまでみた三角形のおにぎりがこんなにも!」



響「三角形のおにぎりなんて作れるよね?」



貴音「はい」



P「くっ、後ろ二人の女子力が高すぎる……!」



美希「これが持たざるものと持つものの違いなの……!」



響「そんなことより食べようよ、自分までお腹空いて来ちゃったぞ」



美希「うん、そうなの!みんなで食べようね!」





美希「美味しいの〜!」



P「んっ、うまいな……」ポリポリ



貴音「はい……」ポリポリ



美希「二人とも、何たべてるの?」



響「壺漬けだぞ、一緒に食べると美味しいんだ?」



美希「黄色い大根の切れ端にしか見えないの」



P「いや、それで有ってるぞ、まあ食ってみろよ」



美希「大根がおいしいの?……んっ……」ポリ



美希「お、おいしい!?おいしいの!」ポリポリポリポリ



美希「……あれ?美味しくないの」



響「おにぎりとバランス良く食べてこそだぞ〜」



美希「お、おにぎりって奥が深いの」





皿「」



美希「ごちそうさまなの!」



P「ふぅ……腹の中がおにぎりでいっぱいだ」



美希「これも全部おにぎりを作るアレのおかげなの!おにぎりを作るアレがあったからミキでもおにぎりを三角形に作れたし、おにぎりを作るアレがあったからみんなで美味しく食べれたの!」



美希「ハニー!このおにぎりを作るアレを売ってたところを教えて欲しいの!」



P「ああ、一緒に行って沢山買い込もうじゃないか!」



響「なんだか面白そうだから自分も買って見るぞ!」



美希「お姉ちゃんの分も一緒におにぎりを作るアレを買って一緒におにぎりを作るの!……ところで」



P「ところで?」









美希「これ、なんて名前なの?」



P「知らん!」





おにぎり







おまけおにぎり



美希「何やってるの?ハニー」



P「俺としたことがおにぎりを作るアレを忘れてしまったんだ」



美希「なんてこったいなの」



P「俺の持ってるものは茶碗しかない!……だがこれだけで十分だ!」



美希「え!?」



P「ほっ、ほっ……」コロコロ



美希「ご、ごはんがおにぎりの形に……!」



P「丸いおにぎりならこうやって作ることも可能だ!名付けて『お茶碗おにぎり』!」



美希「今度やって見るの!」

おまけおにぎり



美希「うっ、ぐすっ」



P「ど、どうした美希!?」



美希「ハア゛ニ゛イ゛イイイイ……おにぎりをづぐるあれがぁぁぁ」パキン



P「こ、壊れてやがる・・・安物すぎたんだ」



美希「こんなお別れになるなんてあんまりなの……ミキのおにぎりのために……」



美希「髪切って一緒に埋めてあげるの……」



P「俺がトラックに轢かれた悲しみと同じくらいなのかよ!?」



美希「むしろそれを上回るの」



P「100円で買える俺の価値って」



おまけおにぎり



美希「ねえねえ小鳥、小鳥なら知ってるかもしれないの」



小鳥「何のことかしら」



美希「おにぎりを作るアレの名前が知りたいの!」



小鳥「おにぎりを作るアレ?」



美希「そうなの!お手手の代わりにおにぎりを結ぶやつ!」



小鳥「手の代わりに結ぶ…………うーん…………」









小鳥「おっさんの脇……」



美希「歳がバレるの」



小鳥「ピヨ〜〜〜〜〜!?」





小鳥オチ



23:30│星井美希 
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