2016年10月13日

凛「避けては通れぬ?」

シンデレラフェス記念で初SSを書いてみます。





とりあえずこれで合ってますか?









かなりの遅筆になると思いますがよろしくお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475166621



高垣楓「そういえば、凛ちゃんはこの前20歳になってましたよね?」



渋谷凛「え?ああ、先月に20歳になったよ楓さん、

楓さんにもお祝いしてもらった気がするけど……」





楓「そういえばそうでしたね、改めておめでとうございます。」





凛「え、あ、ありがとう……」





楓「20歳…ああ、20歳とはなんて素晴らしい響きなんでしょう。しかも凛ちゃんが20歳に、これはもう祝日にするべき出来事ですね。」





凛「その台詞は誕生日当日に言うべきだよ楓さん、もしかして酔ってる?」





楓「酔ってませんよ〜、お仕事中ですし」





凛「それならいいけど…で、いきなり何?楓さん?」





楓「呑みに行きましょう。」





凛「え、楓さんと?」





楓「はい!」





凛「私が?」





楓「はい!」





凛「飲むってお酒の事だよね?」





楓「もちろんです!」

とあるビルの下の居酒屋さん



凛「結局、連れてこられてしまった……」



楓「20歳になったらお酒は誘いは避けては通れませんよ、凛ちゃん」



楓「とりあえず、何か頼みましょう、ここは食べ物も飲み物も美味しいですからもーNOってくらい頼んじゃっても良いですよ〜」



凛「楓さん、飲んでないのに飲んでるみたいだよ…」



楓「それは凛ちゃんと飲めるからですよ〜この日をどれだけ楽しみにしてたことか、、それでどうします?」



凛「うーん、実は飲めるようになったけど飲んだことないんだよね、誕生日会では未成年の子もいたし、事務所でやったからお酒はなしだったじゃん、楓さん教えてよ」



楓「あら、凛ちゃんに頼られるなんて!ますます誘った甲斐がありました〜

でしたら、とりあえずビール、なんてどうでしょうか?」



凛「王道だね、よくわかんないけど、でもビールって苦いんだよね…?」



楓「苦味も旨味ですよ、それに多少理解ある方が増えたとはいえ、この業界はまだまだ飲むといえばビールと言う方が多くいますから、慣れるという意味でもちょうど良いと思いますよ、それに……」



凛「それに?」



楓「プロデューサーさんはビールが好きなので飲めておいて損はないかと」



凛「べ、別にプロデューサーは関係ないけど、楓さんがそこまで言うならビールでも良いよ?」



楓「ふふっ、わかりました、では頼んじゃいますね、すいませーん!

生2つと、枝豆、もつ煮にたこわさ、それと串盛りをタレでお願いします。凛ちゃんは何か食べたいものありますか?」



凛「えーと…あっ、出し巻き卵を……」



楓「ここの出し巻きは絶品ですよ、それでは以上でお願いします。」



楓「では、ビールが来るまでくーるに待っておきましょう〜、」



凛「楓さん、もう少しボリュームを…」



店員さん「お待たせしたー!生2つと……先に枝豆でーす」



楓「おや、来たようですね、それでは凛ちゃん。」



凛「うん、楓さん」



楓・凛「乾杯」



楓「あ〜〜生き返りますね〜♪」



凛「うう、やっぱり苦い…よく飲めるね楓さん」



楓「私も最初は苦くて飲めなかったですよ、ああ、あの頃が懐かしい…」



凛「これが美味しくなる時が来るの?」



楓「そのうち慣れますよ、飲んでいればですけど♪コツはゴクゴクと勢い良く流し込むようにして飲むことですね」



凛「ゴクゴクと…」ゴクゴク



凛「うぇ、やっぱり苦いよ楓さん」



楓「喉で飲む?感じですかね」ゴクゴク



楓「ハァ〜美味しいです♪」



楓「本当は味わって飲むべきなんでしょうけど、

やはり最初のビールというのもはキンキンに冷えたものを一気に飲むのが最高です♪」



凛「凄く生き生きしてるね、楓さん…」チビチビ



楓「お酒初めての凛ちゃんと飲んでますからね〜楽しいです」ゴクゴク



凛「うぅぅ、お水頼んで良い?」



楓「飲み切らないとダメです。なんてことは言いませんよ。」



楓「ですが…」ゴクゴク



凛「?」



楓「違うお酒にしてみましょうか?凜ちゃん♪

初心者の方にもおススメのものがあります」



凜「そんなのあるんだ、だったらさっき教えてくれれば…」



楓「ビールで乾杯は避けては通れぬのです」ゴクゴク

凛「これは?」



楓「私の地元和歌山産のうめ〜酒ですよ。」



凛「うめ〜酒?ああ梅酒の事ね、」



楓「紀州南高梅を使用した梅酒ですね、市販されているものよりも香りが良く、コクがあって

  のど越しも良し…ささ凛ちゃん、まずは一口」



凛「ああ、うん…じゃあ、いただきます。」コク



凛「!」



凛「美味しい、」



楓「でしょう?」



凛「なんて言いうのか…飲む前から梅の良い香りがして

  味もお酒の味?っていうのがなくて甘くて品の良い梅の味がする。

  すごく飲みやすいね」コクコク



楓「やっぱり、凛ちゃんはお酒の味がわかる子でしたね!」



凛「そんな、思ったことを言っただけだよ楓さん」



楓「いえいえ、凛ちゃんには素質ありだと思いますよ♪」



楓「さぁ、どんどんいっちゃいましょう〜」ゴクゴク

凛「これはハチミツ入りなの?」



楓「ええ、先ほどのものよりも飲みやすいでしょう?」



凛「すっきりとした味わいで飲みすいね、でも最初にしっかりしたやつ飲んじゃったから

  少し物足りないかな?」



楓「一杯目をこちらにすれば良かったですね、では次はこちら」



凛「名前がすごいね…」



楓「老舗ですからね〜伊達に年取ってませんよ

  梅酒には珍しい辛口タイプです。どうぞ〜」



凛「!」コクコク



凛「これ好きかも、はっきりとした味わいなんだけど

  後味はすっきりしていて、美味しい風味だけが残る感じがする。」コクコク



楓「よろこんでくれて何よりです♪ただ…」



凛「」コクコク



楓「梅酒などの果実酒は飲みやすいですけど」



凛「」グビグビ



楓「アルコール度数の高いものが多いので」



凛「」ゴクゴク



楓「飲みすぎには注意しましょう〜って」



凛「うん、これものみやしゅいね、」コクコク



楓「凛ちゃん?」



凛「次は〜、これにしょかな〜」



楓「凛ちゃ〜ん?」



凛「すいませ〜ん、て〜んい〜んさ〜ん〜〜」フラフラ



楓「………もしかして、やってしまった?」



楓「凛ちゃ〜ん?」



凛「んあ?なぁに楓さん??」ゴクゴク



楓「酔ってますね、凛ちゃん?」



凛「酔ってないよ楓さん、何言ってるの?」キリッ



凛「私が酔ってりゅ、ゲフンゲフン、酔ってるわけないでしょ、意識もはっきりしいてるし、

  ろりぇつ、ゲフン、ろ・れ・つ…うん、ろれつだってしっかり回っているでしょ?」



楓「真っ赤な顔のままそのたどたどしい説明されても説得力ありませんよ…」



凛「あるぇ?したが回らない??」



楓(酔わせるのが目的でしたけど、あまりにも早すぎますね…

  まだ私、全然飲んでないです…)



凛「楓さん‼‼‼」



楓「は、はい!凛ちゃん?なんですか?

  あと、あまり大声はださないようにしましょう…ね?」



凛「全然飲んでない…」



楓「えっ?」



凛「全然飲んでないじゃん、楓さん‼

  私を誘っておきながら、そんなに私と飲むのがやなの!?」ゴクゴク



楓「いや、そんなことは…ただ展開が早すぎて飲むタイミングがなくなってしまって…」



凛「言い訳なんて聞きたく…あ、」



楓「?」



凛「言い訳っていいわけ!?」ドヤッ



楓「凛ちゃん!?」



楓「凛ちゃんキャラが崩壊しつつありますから、その辺で…

  というか凛ちゃんにそれをやられると私のアイデンティティが…」アセアセ



凛「クライシスにゃ!」ドニャッ



楓「凛ちゃん!?」



凛「と・に・か・く私のとこはおいといて飲もうよ楓さん、私のおしゃけが飲めないっていうの?」



楓「そんなことはありませんけど…」



凛「もう、勝手に頼んじゃうからね!てーんいーんさーん!」



楓「ああっ!凛ちゃん、ちょっと待って〜」



楓(いつもは相手をしてもらう側だからわかりませんでしたが…

  酔っている人の相手をするのがこんなに面倒とは…)





凛「さぁ、楓さんの分も来たよ」ドン



楓「あ、ありがとうございます…」



楓(何故、ボトルが来ているのでしょう?)



凛「さぁ、楓さんお酌してあげるね♪」



楓「あ、ありがとうございます…って凛ちゃんこぼれる、こぼれてますーー!」



凛「細かいことは気にしない気にしない、んじゃ私も」



楓「ああ!凛ちゃん私が注ぎますから!」



凛「そう?悪いね〜」



楓「ですのでボトルをこちらに、さぁ…」



凛「とっとっと、ありがとう楓さ〜ん」



凛「んじゃ、かんぱ〜い」ゴクゴク



楓「はい、かんぱ〜い……」ゴクゴク



楓「はぁ、どうしたら良いんでしょうか?」



凛「楓さん、楓さん、」



楓「?なんですか凛ちゃん?なにか食べますか?」



凛「酒の誘いは避けては通れぬ?だねっ楓さん」



楓「何故このタイミングで…」ガクッ

そして数時間後…



凛「かえでさーん、ムニャムニャ、おさけー、ムニャムニャ」zzz



楓「ぷはぁ、はぁはぁ、ようやく落ちましたか…」



楓「酔ってからが長いとは、さすがは凛ちゃんですね…」



楓「ですが、私に勝とうなど10年早いです、ふふふ」



楓(しかし結構飲みましたのに意識がはっきりしてるのが不思議な感じです。

  う〜ん凛ちゃんがこのままでは帰る手段が…あ)



楓「ケータイ取り出し♪」ポパピプペ∼

そして数十分後…

イラッシャイマセーーー!



P(凛がボトルを抱えて寝ている……)



凛「ムニャムニャ、うめぇ〜しゅー…zzz」



P「」チラッ



楓「」ゴクゴク



P「」ケータイトリダシ、、パシャッ



楓「」ゴクゴク



P「楓さん、」



楓「あ、お疲れしゃまですーぷろでゅーさーさん♪」ゴクゴク



P「………説明を」



楓「飲ませすぎちゃいました♪」



P「あんたってひとは…」

楓「プロデューサーさんも飲みますか〜?」



P「何の為に来たと思ってんですか…車で来ましたよ!さぁもう帰りますよ

 ほら、凛、起きて、」



凛「うーん」zzz



P「りーん、起きろー」トントンユサユサ



凛「ん〜〜〜やぁー!」パシッ



P「……ぐはぁッ‼」



P「やべっぇ、なにこの可愛い生物?」



楓「酔い凛ちゃんですよー、そんな感じで起きてくれないんですよー」



P「えええ…どうしてこんなになるまで…」



楓「決まり手は凛ちゃんの自爆です。

  酔うと絡み酒になりますので被害を最小限に食い止めました♪」ドヤッ



P「明日お二人はオフですけど、俺仕事…はぁ、

  りーん、起きてくれ〜」ユサユサ



凛「うーん……やぁー‼」パシッ



P「ぐはぁッ‼」



楓「天丼ですね〜、あ♪」



P「言ってる場合ですか、なんですか楓さん?」



楓「これがほんとの、さけびたりん♪ですね!」





P「やかましい」













終わり



23:30│渋谷凛 
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