2016年11月11日
安部菜々「サンタクロースのバイトですか!」
珍しく書き溜めないのでまったり進行
季節が早いとかは知ったことでは無い
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478166531
菜々「おはようございまーす」
季節が早いとかは知ったことでは無い
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菜々「おはようございまーす」
ライラ「おはようでございますよー」
イヴ「おはようございますぅ〜」
菜々「あれ? イヴちゃん、その箱はなんですか?」
イヴ「これはですね〜、じゃん!」
ライラ「サンタさんへの手紙入れなのでございます」
イヴ「欲しいプレゼントを書いて入れると届くんですぅ〜♪」
菜々「あー! 懐かしいですねぇ。ナナも小さい頃はママミンに手紙渡してたなぁ…」
ライラ「ライラさんも書いてるのでございますよー」
菜々「ライラさんは何を頼むんですか?」
ライラ「お腹いっぱいのご飯でございますです」
イヴ「あのぉ……もうすこしクリスマスらしいものをお願いしますぅ……」
イヴ「菜々さんは何が欲しいですかぁ?」
菜々「え、ナナも良いんですか!」
イヴ「もちろんですよぉ〜♪ 20歳未満ならみーんなにプレゼントしてますぅ!」
菜々「え”え”っ…んん”っ! そ、それなら何を頼もうかな…?」
ライラ「菜々殿? 汗が凄いでございますけど大丈夫ですか?」
菜々「だ、大丈夫ですよぉ?」
イヴ「はい。じゃあこの紙に書いておいてくださいねぇ♪」
菜々「そ、それにしてもクリスマスの準備には早くないですか?」
イヴ「いえっ! 200人分のプレゼントを用意するならこのくらいから準備しませんとぉ〜」
ライラ「大変でございますねー」
イヴ「一人でやるわけじゃないのでぇ♪」
菜々「またブリッツェンをこき使っちゃダメですよ!」
イヴ「今度は違いますぅ! バイトを雇うことにしたんです♪」
ライラ「サンタさんのお仕事でございますか」
菜々「それバイトで良いんですか……?」
イヴ「直接プレゼントを渡すのは経験者じゃないといけませんけど〜…プレゼントの仕分けくらいなら♪」
菜々「そういうものなんですね」
ライラ「ライラさんもサンタさんやってみたいのでございますですよー」
イヴ「二人ともやってみますかぁ〜?」
ライラ「やってみたいのです」
菜々「クリスマス当日じゃないならやりますよっ!」
イヴ「クリスマスって何かありましたっけぇ〜?」
菜々「クリスマスライブ忘れないでくださいよ……イヴちゃん主役ですよ?」
イヴ「あはは……サンタ業の方で頭がいっぱいで……」
〜数日後〜
イヴ「さて! 手紙入れの中身もいっぱいになったので始めましょうか!」
菜々「はい! まずはどうしたらいいですか?」
イヴ「プレゼントの種類ごとに手紙をわけてください〜♪」
ライラ「そんなに種類があるとは思えませんです」
イヴ「おもちゃとか食べ物とかいろいろありますからねぇ〜」
菜々「じゃあ始めましょうか!」
イヴ「おまかせしますぅ! 私はちょっと他にも用事があるので頼みますぅ〜」
ライラ「はいですよー」
菜々「さて、じゃあやっちゃいましょうね」
ライラ「はいです。箱からどんどん引いていけば良いのですよね?」
菜々「はい! えーっと…まず『ペロのおもちゃ、雪美』これはおもちゃですかね」
ライラ「分けておくのですよー」
菜々「自分のじゃなくてペロのおもちゃを頼むなんて友人思いですね♪」
ライラ「仲が良いのでございますね」
菜々「次は…『猫ちゃん用のおもちゃ、みく』これも同じところですね」
菜々「『ねこっぴーのおもちゃ、姫川』……て! 友紀ちゃんも成人ですよね!」
ライラ「”も”とはどういうことでございますか?」
菜々「ん”ん”っ! なんでもないですよっ!」
菜々「…はい! 気を取り直して次ですよ、次!」
ライラ「『パン、みちる』…食べ物でございますねー」
菜々「うーん…ちょっと寄せておきましょうか」
ライラ「はいですよー……『ドーナツ、法子』……これもでございますです」
菜々「えぇ…それも寄せておきましょうか」
菜々「『スシ、ナターリア』……みんな食べるの大好きですね……」
ライラ「これも食べ物ですかねー?」っ『シノイトモシビタケ、輝子』
菜々「あー! 待ってください! 多分それは食べないやつです!」
ライラ「キノコは美味しいのでございますよ?」
菜々「輝子ちゃんのトモダチですから!」
菜々「『新しいキグルミ、にな』可愛らしいですねぇ」
ライラ「こちらもキグルミですよ。『ぴにゃの着ぐるみ。穂乃香』」
菜々「やっぱりぴにゃなんですね…おっとこれもキグルミ…『ねこっぴーの着ぐるみ、友紀』」
菜々「だからハタチでしょ! しかも2枚目って! 子供ですか!」
ライラ「こちらにもユキさんのがありますねー…」
菜々「今度はなんですかっ!」
ライラ「『キャッツに大谷翔平、友紀』」
菜々「ねだるのにもほどがありますよ!」
菜々「はぁ…なんで大人相手にこんなにツッコミを…」
ライラ「こんなのがあったのですよ。『イヴさんのお山に登らせてください、愛海』」
菜々「クリスマスに!? そんなに揉みたいんですか!?」
ライラ「凄まじい情熱でございますね」
菜々「うーん…でもこれは弾いておきましょうか」
ライラ「そうでございますね。次はこれですよ『休暇か同僚、ブリッツェン』」
菜々「またこき使ってたんですか!? もう……ライラちゃん。愛海ちゃんのやつを紛れ込ませておきましょう」
ライラ「…そうでございますねー」
菜々「えっとこれは…『輝くトラペゾヘドロン、志希』ってなんてもの頼んでるんですか!」
ライラ「聞いたことがないのでございますよ。それはなんでございますか?」
菜々「えーーっと……結晶……ですね……」
ライラ「なぜそのようなものを欲しがるのでございましょうねー?」
菜々「な、なんでですかね…」
ライラ「こちらも知らないのでございますよ」っ『ニトクリスの鏡、小梅』
菜々「あなた達クリスマスを邪教のイベントと勘違いしてませんかっ!?」
菜々「まったく…さ、次ですね。『ドモホルンリンクル、かわしまみじゅき5ちゃい』」
菜々「開き直らないでくださいっ!!!」
ライラ「ミズキさんは28歳でございますよねー?」
菜々「現実を突きつけるのはやめてくださいね…」
ライラ「はて?」
菜々「良いから次です! ……『麦のジュース、たかがきかえで5ちゃい』」
菜々「だからハタチでしょ!!! しかも5歳って言うならお酒頼まないでくださいよ!!!」
ライラ「これもお酒を頼んでるのでございますよ」
菜々「ま、またですか…」
ライラ「はいですよー」っ『黄金の蜂蜜酒、蘭子』
菜々「これは違いますよねっ!? 多分志希ちゃんか小梅ちゃんに唆されたんですよねっ!」
菜々「『スケッチブック、由愛』…普通のが来ると安心しますね」
ライラ「『PSVR、紗南』…そうでございますねー」
菜々「『Pくんとデート、莉嘉』微笑ましいですねー」
ライラ「また食べ物でございますね『苺、橘』」
菜々「……あれ……これなにか書き直してますね。えっと……プ、ロ、デュー、サー……読まないでおきましょうか」
ライラ「そうするのですよ」
菜々「あ、これも欲しいものがプロデューサーさんになってますね。差出人は……まゆちゃんですか……」
ライラ「本気でございますね……」
ライラ「次はこちらでございますね。『アクセサリーの材料、裕美』」
菜々「自分で作れるんですよねぇー……ナナは最近手元の細かいものが見づらくて……」
ライラ「それ…他の人に話したことはあるでございますか?」
菜々「はい? 多分ないと思いますけど…」
ライラ「………」っ『菜々さん用にメガネ、春菜』
菜々「なんでばれてるんですか!?」
ライラ「目を見れば度数がわかると言っていたのですよ」
菜々「プロですねぇ……」
菜々「あとは少しですねー…『四葉のクローバー、智絵里』いやそれ自分で探すべきじゃないですか!?」
ライラ「買えない分探すのは大変そうでございますね…」
菜々「似たようなのありましたよ。『石、芳乃』流石にアバウト過ぎませんか!?」
ライラ「お二人は公園でよく見かけるのでございますよ」
菜々「仲良しなんですねぇ。おっ、底が見えましたね。『小梅にお仕事』あれ? 差出人が書いてありませんね」
ライラ「あの子さんでございますねー」
菜々「あ、あの子って……」
ライラ「コウメさんの友達の幽霊でございますよ?」
菜々「あー! あー! ナナには何も聞こえません!!!」
ライラ「最後の一枚でございますねー…おや、ナナさんのでございますね」
菜々「あっ! 待ってください待ってください! 見なくて良いです!」
ライラ「何故でございますか?」
菜々「…えー…なんでと言われましてもー…」
ライラ「おぉー、湿布でございますね。体が痛いのでございますか?」
菜々「その無垢な瞳が痛いんですよ……」
終わりです
21:30│安部菜々