2016年11月30日

フレデリカ「ちょっとだけ、私の話を聞いてシルブプレ―?」

※ 短い話です。

===



 落ち着きがない、まとまりがない、何を考えてるかが分かんない。





 そんな風に人から言われてるアタシと、キチンと正面から付き合えるのは、

 やっぱりプロデューサーだけだなーって思うんだー。



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 それがまたどーゆーことかと聞かれたら、思い出すのはあの時のこと。



 むかーしむかしのその昔。



 あるところにオジーさんとオバーさんが住んでいて、

 そのオジーさんは芝刈り用の農具に颯爽と跨ると、オバーさんに向けて言いました。



『はろー、はうろー、はうあーゆー?』



『あいふぁいんせんきゅー、えーんどゆー♪』



 なんと二人は外国人! ついでにアタシも、見た目だけなら外国人! 



「ワォ!」だね「チャオ☆」だね二つ合わせて「わっほい!」って気持ちになるかもだけど、

 そんなフレちゃんの中身もパリと日本のハーフ&ハーフでお得な感じ。



 一つの体で二度美味しい。だからこのピザも美味しい、嬉しい、恥ずかしー! 



 パリパリサクサクなアタシの耳を噛むときは、赤ちゃんみたいに優しくしてねー♪ 

 それで良かったらこのピザも、食べかけだけど一口どーぞ。



 ……えー、いらない? お腹空いてない? 

 フレちゃんはお腹減ってるけど、これってさっきからアタシがずーっとお喋りしてるからかもね。

 

 詳しい事は分かんないけど多分そう。 フンフンフフーン、お腹牛たーん!



 そうそう、牛タンで思い出しちゃった! 



 あのね、風の強い日にお空に飛んで行っちゃった洗濯物の幾つかは、

 雲の上にある洗濯物の国に行くって話を聞いたことあったりしないかな?





 ……知らない? だよねー。だってこの洗濯物のお話は、今アタシが考えたお話だから。





 えっとねー、これがまたどういうことかって説明すると、

 アタシはいわゆる自由人だって、皆から思われてるみたいなんだー。



 風の吹くまま気の向くままに、洗濯物みたいに飛んで行く。



 ついでに話もあっちこっちに飛び回るから、

 フレちゃんの話を聞いてる人は、みーんなそのうち疲れちゃうの。



 アタシはいつもいつだって。

 人とお喋りする時は、自分が楽しいと思ったことを楽しいままに伝えたい。



 そう思ってお喋りしてるつもりだけど、それでも時々、たまに沢山。



 でも……やっぱり苦味は少ない方が飲みやすいから。



 どうせ飲むならプロデューサーも、

 コーヒーよりミルクが多いカフェオレの方が、優しい味がすると思わないー?



 そうするとハーフ&ハーフのアタシは、どっちの方が多いんだろねー? 

 できればココにあるカフェオレみたく、ミルクが多い方が良いかなーって思うけど。



 それでも甘さが足りない時には、プロデューサーが、アタシにミルクを注いでくれるー? 

 おっと、なーんで急に真っ赤になるのかな〜。ヤラしーのはダーメっ。



 ……それで、何の話をしてたんだっけ? ああ、そうそう思い出したかも!



 ちょっと待って、もう少し、あと少し、大体この辺ぐらいまで出て来てるんだけど。

 今日は恥ずかしがって出てこれないみたいだから、代わりに最近あった面白い話をしよっかな。



 ……ちなみに、この話を聞かせてあげるのはプロデューサーだけなんだよー。



 だってプロデューサーだけは皆と違って、いつも最後の最後まで、なんとか頑張って聞いてくれるでしょー?

 だからプロデューサーは、アタシにとってちょっとばかり特別で。





 落ち着きがない、まとまりがない、何を考えてるかが分かんない。



 そんな風に人から言われてるアタシと、キチンと正面から付き合えるのは、

 やっぱりプロデューサーだけだなーって思うんだー。



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