2016年12月04日

百合子「ライブ中に杏奈ちゃんにキスされちゃった……」

ライブ会場





未来「今日は、こんなにおっきな会場で歌えて…… とっても楽しかったでーすっ!」





未来「それじゃ、わたし達の感謝の気持ちを込めてみんなで最後の曲を歌います、盛り上がってねー!」



♪〜



杏奈「百合子さーん! 一緒に歌おー!」



百合子「うん! いいよ!」



杏奈「百合子さん! 大好きだよ! ちゅっ」



百合子「ふぇっ?」



百合子(えっ…… 今ほっぺにちゅーされた…… ?)



百合子「えっ? えっ、ちょっと」



杏奈「いぇーい!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479866469



後日 事務所





百合子「えっと…… あ、あれって夢じゃない…… よね」



百合子「ライブ終わった後、ドタバタしてたし杏奈ちゃんもお疲れだったから聞けなかったけど……」



百合子「き、ききききき、きっすて女の子同士でするものなのかな…… ?」



百合子「で、でも一応ほっぺにだったし、外国だと挨拶代わりにするって言うし……」



百合子「あれ…… だけど杏奈ちゃん確かキスする前に『大好きだよ』って……」



百合子「えっ、えぇーっ! そ、それじゃもしかして杏奈ちゃん本当に…… ?」



百合子「ど、どうしよう……」



百合子「こ、これって所謂…… 『百合』ってこと…… ?」



百合子「杏奈ちゃんは友達、友達…… なんだよね…… ?」



百合子「でも…… 凄く仲の良い友達と恋人の境界線ってどこなのかな……」



百合子「うーん……」

百合子「うーん……」



杏奈「百合子さん」



百合子「うーん……」



杏奈「百合子さん、具合 悪いの?」



百合子「えっ!? あ、杏奈ちゃんいつの間にそこに!」



杏奈「えっ…… さっきから、居たよ?」



百合子(ど、どうしようどうしよう!? 顔が凄く熱くなってるのが自分でもわかるよ〜)



杏奈「百合子さん、顔 赤いよ?」



百合子「えっ!? そ、そうかな? へ、部屋暑いからかな!?」



杏奈「杏奈は、寒いと思うけど……」



百合子「そ、そっか…… 変だね あはは……」

杏奈「よいしょ」



百合子「えっ…… あ、杏奈ちゃんなんで私の隣に…… ?」



杏奈「ゲーム、百合子さんの隣でしちゃ、ダメ?」



百合子「え、えと…… その……」



杏奈「ぽちぽち」



百合子(あぁ…… どうしようどうしよう、こんな近くに居たら杏奈ちゃんのこと意識しちゃうし……)



百合子(杏奈ちゃんのほっぺこんなに近い…… それこそ…… き、キス出来そうなくらい……)



百合子(杏奈ちゃん、キスした時どんなこと考えてたのかな…… わ、私のほっぺってどんな感触なんだろ……)



百合子(うぅん…… なんで杏奈ちゃんはこんな平然としてるの〜…… 私はさっきから杏奈ちゃんのことばっかり考えてるのにぃ……)

杏奈「百合子さん」



百合子「へ、あ はい!」



杏奈「杏奈のゲーム…… 気になる?」



百合子「え、いやそうじゃなくて!」



杏奈「?」



百合子「杏奈ちゃんのことずっと考えてたの!」



杏奈「杏奈の…… こと?」



百合子(あー! つい言っちゃったぁ…… )



百合子(で、でもこうなったら杏奈ちゃんに直接聞いてみた方がいいよね! うん!)

百合子「あ、杏奈ちゃん!」



杏奈「なに?」



百合子「こ、この前のことだけど」



杏奈「この…… 前?」



百合子「うん、前のライブの時」



杏奈「…… ?」



百合子「えっ…… だからアンコール後、みんなで歌った最後の曲の時に……」



杏奈「何かあったっけ……?」



杏奈「杏奈、あの時とっても楽しかったから…… あんまり 覚えてないかも……」



百合子「えぇーっ!?」

百合子(あ、杏奈ちゃん覚えてないの…… ?)



杏奈「杏奈、百合子さんに何かしちゃった…… ?」



百合子「あ、ううん! 別に! 全然! 何も無いよ!」



杏奈「そう…… ?」



百合子「うん! 全然…… 全然!」



杏奈「……」



百合子「はぁ……」



百合子(そっか、杏奈ちゃんは無意識でやってて、私が勝手にもやもや悩んでいただけだったんだ……)

杏奈「……」



杏奈「…… 杏奈、百合子さんに失礼なこと、しちゃったんだね」



百合子「えっ!?」



杏奈「今日、百合子さん ずっと様子が変だったから…… 杏奈 何かしちゃったんだ……」



百合子「そ、そんなこと無いってば!」



杏奈「じゃあどうして? 杏奈に教えて?」



百合子「うぅ……」



杏奈「……」



百合子(あぁ…… そんなまっすぐに見つめられたら……)



百合子「えっと…… 実はね……」

百合子「ってことがあってね……」



杏奈「杏奈…… そんなことしてたんだ…… ごめんなさい」



百合子「だ、大丈夫、大丈夫だよ! ライブ楽しかったもんね! だから勢いでしちゃったんだよね? それなら事故みたいなものだから! うん!」



杏奈「……」



杏奈「百合子さんは…… 杏奈にちゅーされて…… いやだった?」



百合子「う、ううん! 全然! 嫌とかじゃないよ! 友達とキスするくらいよくあるよね!」



杏奈「友達……」



杏奈「杏奈は…… 百合子さんのこと …………好き、だよ? 本当だよ?」



百合子「えっ、えぇっ!?」



百合子「す、すすす 好きって……」



杏奈「…… うん」

杏奈「好きだから、いろいろ考えてたの…… 初めてのちゅーはどうしよう…… って」



杏奈「ほんとは初めての時、好き同士で…… ちゅーしたかった、けど……」



百合子「あ…… わ、私杏奈ちゃんのこと好きだよ! キスされたのだって全然イヤじゃなかったし!」



杏奈「…… 本当に?」



百合子「ほ、本当だよ!」



杏奈「杏奈のこと…… 好き?」



百合子「う………… ん……」



杏奈「……」



百合子「…… ごめん、本当はよくわからない、かな」



百合子「友達だと思ってた子にいきなりキスされて『好き』って言われたら……」

杏奈「……」



杏奈「もう一回、ちゅーしたら…… わかるかも」



百合子「えっ…… もう一回…… !?」



杏奈「うん……」



杏奈「嫌なら、途中で止めていいから……」



百合子「えっ、あっ……」



杏奈「んんー……」



百合子(あ、杏奈ちゃんの顔がどんどん近くに……)



百合子(嫌なら止めてもいいって言われたって、ドキドキし過ぎて言葉が出てこないよ……)

杏奈「んっ」



百合子(あっ、唇のこの感じ…… ほ、ほんとにキスしちゃった……)



杏奈「……」



百合子「……」



杏奈「っ……」



杏奈「どう…… だった…… ?」



百合子「えっと……」



百合子「もう…… 杏奈ちゃんのこと、友達って思えない…… かも……」





おわり

次からオマケ『ミリマスポッキーゲーム』です

みらしず





未来「ねぇ静香ちゃん! 今日は何の日か知ってる?」



静香「ポッキーの日、でしょ?」



未来「あっ、やっぱり静香ちゃんも知ってるよねー」



静香「だって未来、今右手にポッキー持ってるじゃない……」



未来「あっ! ほんとだー!」



静香「はぁ……」

静香「で、ポッキーの日って具体的に何をするのよ」



未来「んー、ポッキーを食べたりー」ぽきぽき



静香「ただ食べるだけなの? 一本ちょうだい」



未来「いいよ、はい」



未来「でもポッキーって食べる以外にどうしようも無いよねー」



未来「ポッキーで何か工作するとか?」



静香「ポッキーは普通に食べるのが一番良いと思うわ」ぽきぽき



未来「だよねぇ〜」ぽきぽき

未来「あっ、ポッキーゲームなんてどう?」



静香「ポッキーゲーム?」



未来「そう、一つのポッキーを二人で食べるの」



静香「え? 一つのポッキーを二人で…… ?」



未来「うん、だからこうやって」



未来「ふぁい」



静香「なっ……」



未来「ひぅかひゃーん」



静香「そ、それ……」

未来「ひゃやく〜」



静香「し、仕方無いわね…… こ、これはゲームだからね」



静香「んっ……」ぽきっ



静香「あっ」



未来「折れちゃった…… 意外と難しいんだね」



静香「そ、それじゃあもう一回」



未来「やっぱり静香ちゃんの言うとおりポッキーは普通に食べた方がいいね〜」ぽきぽき



静香「えっ、あっ……」



静香「…… そうね」ぽきぽき

ことめぐエレ





恵美「琴葉ー! ポッキーゲームやろー!」



エレナ「コトハー!」



琴葉「えぇ!? 」



恵美「んー」



エレナ「んー」



琴葉「も、もうやめてよ二人とも! 恥ずかしいでしょ!」



恵美「えー、ノリ悪いなぁ琴葉は〜 ひゃい へれな」



エレナ「メグミー!」



恵美「ぽきぽき」



エレナ「ぽきぽき」



エレナ「んっ」



恵美「ちゅっ」



琴葉「わわ……」

エレナ「次はメグミの番だヨー」



恵美「オッケー」



恵美「んっ」



エレナ「ちゅっ」



琴葉「うぅ……」



恵美「エレナ〜」



エレナ「メグミ〜」



琴葉「ふ、二人とも仲良さそうで、ずるい…… 私もやりたい……」



恵美「えぇ〜」



エレナ「それなら〜」



恵美「どっちと」



エレナ「キスすル?」



琴葉「え……」



恵美、エレナ「んー」



琴葉「うぅ……」



琴葉「やっぱりそんな恥ずかしいの無理〜!」

かなしほ





可奈「ねぇ志保ちゃん ポッキーゲームしよ!」



志保「ポッキーゲーム?」



可奈「そう! 一つのポッキーを二人で食べるんだよ!」



志保「ポッキーを…… 二人で……」



志保「こういうこと?」ぽきっ



志保「はい」



可奈「え…… 何してるの志保ちゃん……」



志保「え? 一つのポッキーを二人で食べるんだからこうじゃないの?」



可奈「もー! 志保ちゃんはわたしとポッキーゲームしたくないんだね! わたし未来とするから!」



志保「えっ……」



可奈「未来とするからね!」



志保「ポッキーゲームって…… 何」

あんゆり





百合子「んっ……」



杏奈「んちゅっ……」



百合子「も、もう一回しよっか……」



杏奈「あ…… もうポッキー無くなっちゃった……」



百合子「えっと…… じゃがりこならあるけど……」



杏奈「じゃがりこゲームは……」



百合子「じゃ、じゃあ…… ゲームじゃなくて、普通に…… する?」



杏奈「うん……」



百合子「んっ……」



杏奈「ちゅっ……」

静香と志保





志保「ねぇ静香」



静香「何? そんな深刻な顔して」



志保「…… ポッキーゲームって何?」



静香「志保から話しかけてくるから何かと思ったら、そんなこと……」



志保「さっき可奈にポッキーゲームしようって言われたけど、よくわからなくて そしたら可奈が怒って出て行っちゃって……」



志保「私じゃなくて未来とポッキーゲームするみたいだけど、私とじゃ出来ないのかしら……」



静香「ちょっと! それ本当なの?」



志保「えっ、何が?」



静香「未来とポッキーゲームする って部分よ!」



志保「そうだけど…… 何で?」

静香「いい? ポッキーゲームっていうのは、一つのポッキーを二人で食べるゲームで」



志保「可奈もそう言ってたけど、こうやってポッキーを折って二人で食べるんじゃないの?」



静香「違うわよ!」



静香「ポッキーゲームっていうのはまずポッキーを口にくわえて」



志保「ん」



静香「端から食べるのよ」



志保「んっ!?」



志保「ちょっと! 何する気よ!」



静香「あっ、ごめん」



静香「て、そうじゃなくて! これを未来と可奈がやろうとしてるのよ!?」



志保「あっ……」



静香「止めに行きましょう」



志保「ええ」

かなしほ





志保「可奈!」



可奈「あっ、志保ちゃん」



志保「さっきはごめんなさい」



可奈「え?」



志保「その…… 私本当にポッキーゲームって知らなくて……」



可奈「あ、そうだったんだ…… わたし志保ちゃんがいじわるしてたんだと思って……」



志保「だから…… 私にポッキーゲームを教えてくれる?」



可奈「うん! いいよ!」



可奈「ふぁい」



志保「い、行くわよ……」



可奈「ん〜♪」



志保(いざやるとなると緊張するわね……)

志保「んっ……」ぽきっ



可奈「あっ」



志保「…… ポッキーって脆いのね」



可奈「も、もう一回やろっか?」



志保「え、えぇ……」



可奈「ん〜♪」



志保「こ、今度は落ち着いて……」



志保「んっ」ぽきっ



可奈「あっ」



志保「ま、また……」



可奈「あははっ、志保ちゃんぶきよう〜」



志保「うぅ……」



可奈「じゃあ今度は志保ちゃんがポッキーをくわえて、わたしが食べるね」



志保「んっ」



可奈「えへへっ、やっぱり志保ちゃんは食べられる側だよね!」



志保「んんっ!?」



可奈「動かないでね〜」



可奈「ぽきぽき」



可奈「ちゅっ」





おわり



相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: