2016年12月05日

茜「美味しいですね!」かな子「痩せなきゃなぁ」

・特に何も起きません

・短いです



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事務所





ガチャ 



茜「おはようございます!」



かな子「あ、おはよう茜ちゃん」



茜「おや、今日はかな子ちゃん一人ですか?」



かな子「うん。本当はキャンディーアイランドの3人とも別々にお仕事が入ってたんだけど、私のお仕事だけ来週に延びちゃったんだ」



茜「なるほど! それでお留守番というワケですね!」



かな子「うん。あ、そうだ茜ちゃん、クッキー食べる?」



茜「クッキーですか!」



かな子「スタッフさんに配るつもりだったんだけど、お仕事がなくなっちゃったから余ったんだ。良かったら食べてくれないかな?」



茜「勿論いただきます! かな子ちゃんのクッキーは美味しいですからね!」



かな子「ふふっ、嬉しいなぁ。沢山あるから、遠慮しないで食べてね」



茜「はい! あ、でも他の皆さんの分も残しておかないと申し訳ないですね」



かな子「大丈夫だよ、皆の分は別にとってあるから」



茜「そうなんですか! それではかな子ちゃん、一緒にいただきましょう!」



かな子「うん!」

茜「いやぁ〜、かな子ちゃんは本当にお菓子作りが上手ですねぇ〜!」パクパク



かな子「ふふっ、皆が喜んでくれるから、最近はますますお菓子作りが楽しくなってきたんだ。上達したのは皆のお陰だね。茜ちゃん、今日はお仕事?」パクパク



茜「はい! ……と思ってたんですが、プロデューサーの所に行くと『お前今日オフだろ』と言われまして」



かな子「お休みなのに、事務所にきちゃったの?」



茜「たはー! お恥ずかしい! しかしこうしてかな子ちゃんのクッキーを食べる事ができたので、来て良かったです!」



かな子「ふふっ、茜ちゃんらしいね。沢山つくってきたからドンドン食べてね」



茜「はい! いや〜美味しい! かな子ちゃんのお菓子はいくら食べても飽きませんね!」バクバク



かな子「そういえば、茜ちゃんも沢山食べる方だけど、体重って気にならない?」パクパク



茜「体重ですか? そうですね……もっと体重があれば、相手のタックルをもっと受け止められんじゃないかと、そう思いますね」バクバク



かな子「羨ましいなぁ。私なんて減らしたい減らしたいって思ってるのに、ちょっと気を抜くとすぐに体重が増えちゃうんだ。どうしてだろう?」パクパク



茜「沢山食べてるからじゃないでしょうか?」バクバク



かな子「う……そ、そうだよね……」ピタ



茜「よく食べて、よく動いて、よく寝る! これがよく育つ秘訣ですよ、かな子ちゃん! 私は何故か大きくなりませんでしたが!」



かな子「茜ちゃん、小さいもんねぇ。可愛くて羨ましいなぁ。はぁ〜あ、どうして私はこんなに大きくなっちゃったんだろう」



茜「良いじゃありませんか! かな子ちゃんのドッシリした構え! 何がぶつかっても揺るがない鉄壁のディフェンス! くぅ〜、かな子ちゃん! タックルしても良いですか!?」



かな子「あ、茜ちゃん茜ちゃん! 私アイドルだから!」



茜「あ、そうですね。アイドルは、ちょっと痩せてた方が良いかも知れませんね」



かな子「うぅ……やっぱり痩せなきゃなぁ」



茜「でも、かな子ちゃんはそのままでも可愛いと思いますよ!」



かな子「ありがとう茜ちゃん。でも、プロデューサーさんからも自己管理をしっかりやるようにって言われてるんだよね。これって、遠回しに痩せろって事だよね?」



茜「むむ、そうなんですか? なら、かな子ちゃんも痩せた方が良いですね!」



かな子「うう、何だか墓穴掘ってる気がするなぁ」



茜「ではかな子ちゃん、痩せますか!」



かな子「そんなに簡単に痩せられたら苦労しないよー……」



茜「大丈夫です! 私のように沢山運動すれば、沢山食べても太ることはありません!」



かな子「! そっか! 茜ちゃんだって沢山食べてるんだから、その茜ちゃんと同じ運動をすれば茜ちゃんと同じくらいの体重になるはずだよね!」



茜「その通りです! 名付けて茜式ダイエット! ……とは言っても、私はいつも通りにするだけですが」

かな子「よーし! こんな私をアイドルにしてくれたプロデューサーさんの為にも、今度こそ痩せなくちゃ!」



茜「その意気ですかな子ちゃん! それでは早速……」



かな子「それでは早速……!」ゴクリ



茜「休みましょうか!」



かな子「ええっ!?」ガクッ



茜「今はクッキーを食べたばかりですからね! 食べてすぐの運動は体によくありません!」



かな子「なんだ、そういう事かぁ」



茜「少し間をとって、それからビシバシいきますよー!」



かな子「うん! よろしくね茜ちゃん!」



茜「任せてください!」





かな子「はぁ……はぁ……」



茜「かな子ちゃん大丈夫ですか!? 休みますか!? 走りますか!?」



かな子「ちょ、ちょっと休んでも良いかな……?」



茜「勿論です! 無理せず焦らず頑張りましょうね!」



かな子「はぁ……はぁ……ふぅ、あ、茜ちゃんは凄いなぁ……こんな運動を毎日してるんだねぇ……」



茜「いえ! 今日はかな子ちゃんのダイエット初日なので、軽めに抑えておきました!」



かな子「えぇ……こ、これで軽めなの……」



茜「でも大丈夫です! これから毎日私と運動すれば、きっとかな子ちゃんも私のような熱血アイドルになれます! かな子ちゃん! 燃えてますか!? 燃えてますよね!?」



かな子「も、燃えてるといえば燃えてるかな……お腹の辺りが……」



茜「良いですね〜! ガンガン燃やしていきましょう! 茜式ダイエットはまだまだこれからですよー!」



かな子「はぁ……はぁ……こ、これを毎日かぁ……」



かな子「…………」



茜「さぁかな子ちゃん! そろそろ大丈夫ですか!? 休めましたか!? 動けますか!?」



かな子「ま、待って茜ちゃん……」



茜「はい!」



かな子「……あ、あのね茜ちゃん」



茜「なんでしょうか!」



かな子「わ、私……やっぱりご飯の量を減らそうと思うんだ……」



茜「なるほど! ご飯の量を減らして運動すれば更に……」



かな子「ち、違うの茜ちゃん……!」



茜「?」



かな子「ご飯の量を減らすから……茜式ダイエットはお休みしたいかなぁって……」



茜「……………」



かな子「…………」



茜「…………」



茜「そうですか! わかりました!」



かな子「うぅ……ごめんね茜ちゃん……」



茜「ではクールダウンでランニングやりますか!」



かな子「あ、茜ちゃん……私もう本当に動けないから……」







終わり





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