2016年12月16日

真美「おはよ、千早お姉ちゃん」千早「……真美」

真美「珍しいねぇ、千早お姉ちゃんが事務所で居眠りなんて」



千早「私だって、疲れて眠くなることくらいあるわよ……昨日は寝るのも遅かったし」



真美「……」パシャッ





千早「なっ……何よ、いきなり写真なんて……」



真美「んふ! ち、千早お姉ちゃん、顔洗ってきたら?」



千早「? ええ、そうするわ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477514079



千早「真美っ!!」



真美「どしたの? 千早お姉ちゃん」



千早「とぼけないで、あなたの仕業でしょう? あの落書きは……!」



真美「んっふっふー、真美のいる前でムボービに寝てるのが悪いんだよー」



千早「さっき撮った写真、消しなさいっ!」



真美「そんなこと言ったってもう遅いよー、メールで送っちゃったし」



千早「……誰に送ったの?」



真美「え、はるるん……」



千早「他には?」



真美「えーと、ゆきぴょんと、ミキミキと、亜美と、ひびきんと、いおりんと……」



千早「くっ……美希にまで……」

千早「まるで生き恥を晒した気分だわ……」



真美「お、大げさすぎるよー千早お姉ちゃん……」



千早「真美にとってはそうかもしれないけれど、私にとっては……!!」



真美「だ、大丈夫だって! ほら、はるるんも『千早ちゃんかわいい♪』って」



千早「くっ……」



真美「ね、気にすることないっしょ? 千早お姉ちゃんは考えすぎなんだよ〜」



千早「……そうやって他人事みたいに言うけれど、元はといえば私の顔に落書きをしたのは真美じゃない」



真美「あはは……」

千早「だいたい、眠っていて抵抗できない相手に対して手を出すなんて卑怯だわ、そうでしょう!?」



真美「ち、千早お姉ちゃん落ち着いて、どうどう」



千早「私は落ち着いていますけれど。そもそも、真美はいつも……」



真美「ご、ごめん、真美が悪かったよ! イタズラしてごめんなさい!」



千早「口ではそう言うけれど、本当にそう思っているのかしら?」



真美「お、思ってるよぉ……真美、メッチャ反省した……」



千早「……そう。それならいいのだけれど」



真美「ふう……」

千早「はあ……それにしても、どうしたものかしら……」



真美「どうもしなくていいっしょ、ほら、ゆきぴょんも『千早ちゃんかわいいですぅ♡』って」



千早「は、萩原さんまで……」



真美「ね、みんなさっきの写真見て、かわいいって思ってるっしょ! あれくらいで幻滅したりしないって!」



千早「そ、そうかしら……」



真美(真美的には『面白い』じゃないのがちょっぴりフホンイだけど)



千早「で、でも……そんな、かわ……ぃぃ、だ、なんて、私のイメージとは……」



真美「んー……確かに、クールな千早お姉ちゃんもいいけどさ、真美はかわいい千早お姉ちゃんも好きだよ?」



千早「っ………」



真美「真美だけじゃなくて、ミキミキも、他のみんなもきっとそうだって思うな」



千早「………」

真美「あり、千早お姉ちゃん、もしかして照れてる?」



千早「くっ……て、照れてなんか……」



真美「んふっ! かわいいよ、千早お姉ちゃん♪」



千早「っ……」



真美「かわいい! メッチャかわいいよ!」



千早「………」



真美「ち・は・や・お姉ちゃん?」ニヤニヤ



千早「………真美とは、しばらく口をきかないことにするわ」



真美「えぇーー!! なんでぇ!?」



千早「……」プイッ



真美「う、うあうあー、ごめん千早お姉ちゃん! 真美、ちょっと調子に乗って……」



千早「……」



真美「うぅ……」

真美「千早お姉ちゃーん……」



千早「……」



真美「ううぅぅ………」



千早「……」スッ



真美「あっ……ちは……」



千早「ふふ……真美はかわいいわね」なでなで



真美「う、あ……」



千早「……これでどうかしら? 少しはイタズラされる気持ちが分かったでしょう?」ドヤッ



真美「……」



千早「真美?」



真美「ち、千早お姉ちゃんのムッツリスケベー!!」タタタッ



千早「真美!! 待ちなさい!!」



このあと(主に音無さんに対して)あらぬ誤解を招いたという。







相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: