2016年12月21日
橘ありす「クンカー?」
キャラ崩壊ありです。
文香「…はい。ご存知でしょうか?以前お聞きした単語を急に思い出したのですが、なんだか無性に気になってしまいまして…」
ありす「なんでしょう…?すみません。それが今日に限ってタブレットを家に忘れてしまって調べられないんです」
文香「…はい。ご存知でしょうか?以前お聞きした単語を急に思い出したのですが、なんだか無性に気になってしまいまして…」
ありす「なんでしょう…?すみません。それが今日に限ってタブレットを家に忘れてしまって調べられないんです」
文香「そうでしたか。私が自分で調べたらいいのですが、今日から泊りの収録が入っていまして…」
文香「もしよろしければ、ありすちゃんが調べてくれませんか?事務所のみなさんなら知っている人がいるかもしれませんので」
ありす「いいですよ。結果がわかれば教えますね」
文香「ありがとございます。…計画通りですね」ボソッ
ありす「何か言いましたか?」
文香「いえいえ。それではお仕事に行ってきます。よろしくお願いしますね」
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――――
―――
ありす「誰かいないでしょうか?おや、誰かドアの向こうにいるみたいですね」コソッ
?「…これはレアな2日ものっ!ま、悪くないかな。また泊まったのかな。それに油ものばかり食べてる」
?「まったくしょうがないなぁプロデューサーは。私がサポートしてあげないと」
ありす「あの…」
凛「!!なんだ…ありすか…どうしたの?」カクシカクシ
ありす「あ、あのお聞きしたいことが…クンカーってご存知ですか?」
凛「!!どこでそれを?」
ありす「文香さんに言葉の意味を調べてほしいと頼まれまして」
凛「…ナイス文香計画通り」ボソッ
ありす「あの凛さん?」
凛「わかった。ありすがそこまで言うならばクンカーについてみっちりがっつり説明しなければなるまいね」
ありす「え、いやあのそこまでは…」
凛「明日の早朝、もう一度ここに来てください。至高の世界へ連れて行ってあげるよ」フフフ
ありす「なんだか地雷を踏んだ気がする…」
-次の日-
ありす「おはようございます」ガチャ
凛「逃げずによく来たね。まずは第一段階は突破といったところかな」
ありす「無視すればより面倒なことになる気がしただけですよ…」ハァ
凛「そうだね。代わりに文香が読書中にずっと耳元でクンカーの説明を聞き続けることになっただろうね」
ありす「くっ。なんて卑怯な!!さっさと始めてください!」
凛「潔いのはいいことだよ。では早速」
凛「説明しよう!!クンカーとは、崇高なる理念の元、己と向き合い生命の根源を辿る崇高な行為の行う者たちのことである!!」
ありす「あの…なんですかそのノリは…それにつまりどういう…といいますか崇高を2回も…」
凛「あまり深いことを気にしていると真のクンカーにはなれないよ!」
ありす「いえ、別になりたいわけでは…で、結局何をするんですか?」
凛「プロデューサーの私物の匂いを嗅ぐんだよ」
ありす「変態だああああああああああああ」
凛「変態とは失礼だね。元来匂いというものは人の個性そのものなんだ。そこから相性を読み取って結婚する人もいる。それに匂いから体調も判別することもできるんだ。一言で変態と罵ってほしくはないね。」ムッ
ありす「す、すみません。よくも知らないでいきなり責めて・・・」
凛「まぁ私のは完全に趣味だけど」
ありす「凛さあああああああん!!!!!」
凛「というわけでありすもどう?今朝の採れたてだよ?」
ありす「何がと、いうわけでですか!!ていうかどうやってそういうの手に入れてるんですか!!」
凛「プロデューサーに忙しいだろうから代わりに洗濯しておいてあげるって」
ありす「いつも?」
凛「いつも」
ありす「毎回ならばプロデューサーさんも疑ってくださいよ…」
凛「自分のアイドルも信じらない人がトップアイドルを一緒に目指そうと諭すだなんて片腹痛いね」フッ
ありす「騙している張本人がそれを言いますか…」
凛「まあまあ。ありすも一緒にどう?まだ見たことのない素敵な世界が見れるよ?」
ありす「結構です!!何かっこいいこと言って丸め込もうとしてるんですか!!」
ありす「ていうかなんでそんなに仲間に入れたがるんですか!!」
凛「だって最近プロデューサー遅くまでいることが多いでしょ?私たちのために頑張っているのはわかるんだ。でも無理だけはしてほしくない」
凛「それに最近は私も忙しくなってきてるからいつも見ていられるわけじゃない」
ありす「凛さん…」
凛「だからね…私のいない間だけでもプロデューサーを気遣ってくれる信頼できる人を探してたんだ」
ありす「そんなにもプロデューサーさんのことを・・・」グスッ
凛「という建前で趣味と実益を兼ねて仲間を増やそうと。ありすはクンカーの素質がありそうだったから」
ありす「聞きたくなかったです!!その!!最後の!!言葉は!!聞きたくなかった!!」
凛「一度嗅いでみればこの良さがきっとわかるよ!さあさあ!」
ガチャ
モバP(以下P)「おーい凛何してるんだ。収録に行くぞー」
凛「待って、すぐに準備するね。というわけでこのカッターシャツはありすにプレゼント。大丈夫。替えのシャツは用意してあるから。じゃ」
ありす「用意周到すぎでしょう!!って行ってしまいました…」
P「で?任せていた今度のライブ映像の初回特典映像はできたのか?」
凛「今絶賛作成中だよ。ほら」
P「おい」
凛「昨日のうちにセットしておいた事務所の隠しカメラで」
P「おい」
凛「ありすの秘めた野生を開放しているところを堪能しようかと」
凛「ズバリ!『アイドルは先輩の悪質な勧めに応じるのか?』だよ」
P「おい盗撮とか犯罪じゃねえか」
凛「やだなぁドッキリだよ。よくあるでしょ?」
P「このアマ…にしても内容が悪すぎだわ!俺は戻るぞ」
凛「待って。ありすが動いた!!」
ありす「まったく…こんなものの何がいいんですか…」ジッ
ありす「仕方がありません。私が洗濯してプロデューサーに返してあげましょう」スッ
ありす「…」
ありす「……」
モバPのカッターシャツ「やあ」
ありす「………」
キョロキョロ
スッ
スンスン
ありす「わぁっ!!臭い!!」ポイッ
ありす「…………」
スッ
ありす「…すごい臭いです」スンスン
ありす「臭い…というか濃い匂い…?」スンスン
ありす「これが男臭い、というんでしょうか…」クンクン
ありす「女の子とはまったく違います…」スンスン
ありす「すごい匂いなのに」スンスン
ありす「なんだか止まらない…」スンスン
P「おい凛。止めるタイミングを失ったじゃないか」
凛「フフン。やはりありすもこちら側。"蒼"に導かれしものだったね」
P「こちら側ってお前も普段からああいうことしてるのかよ。確かによく洗濯頼んだはずなのに毎回シャツが新品になっているとは思っていたが、こんな裏があったとは」
凛「私は楽しめる。プロデューサーはシャツが綺麗になる。まさにwin-winだよね」
P「いやドン引きですわ…いつからプロデュース間違ったかなぁ…部長に担当変えてもらえるよう頼んでみようかなぁ…」
凛「何言ってるの?私たちは運命共同体でしょ?」フフン
P「そうだよなぁ…こんなこと公になったらうちの部署がまずくなるよなぁ」
凛「これからもよろしくね?プロデューサー。私たちにずっと最高の匂いを(世界を)楽しませてよね!!」
P「せめて本音は隠してくれないか…?明日から憂鬱ですわ…とりあえずありすがこれ以上悪化しないうちに止めに行くぞ?」
凛「待ってよプロデューサー。せっかちなんだから」フフッ
ありす「ふぅ…」
ありす「これ以上堪能…コンディションチェックをしていてはレッスンに遅れてしまいます」
ありす「あとは持って帰ってのんびり堪能…コンディションチェックの練習をしましょう…」
ガチャ
P「はぁ…」
ありす「あ…あれ?プロデューサーさん?ずいぶん早いお帰り…で…」
スッ
凛 |M0)ノシ
ありす「え?あの…どういう…?」
P「すまない、ありす。凛に担ぎ込まされてだな、一連の流れをだな…全部見てしまった…」
ありす「」
凛「Welocome to underground」
P「お前は黙ってろ」
ありす「あ、あのどの辺りから…?」
P「えーと、仕方がありません。から…?」
ありす「ほぼ初めからじゃないですかあああああああああああああああ」
ありす「ありえない…ありえないです…」
凛「現実から目を背けるな!!背けていいのはライブ中のファンだけだ!!」
P「お前何様なの?担当外されたくなかったらちょっと黙ってろ。な?」
凛「ウス」
P「まぁ。あれだ。一時の気の迷いだよな?ちょっとくらい特殊な趣味があっても俺は気にしないから、な?」
ありす 「…」プルプルプルプル
ありす「…も」プルプルプル
P・凛「も?」
ありす「そもそも…」
ありす「そもそもっ!!」
ありす「そもそもっ!!プロデューサーが不摂生なのがいけないんですっ!!だがら私が仕方がなく!!そう!!仕方がなく!!体調管理の一環で抜き打ちチェックをしていただけなんです!!」
P「え?え?」
ありす「こうなったのもそう全部!!プロデューサーさんが悪いんです!!そうですよね!!凛さん!!」
凛「エ?ア、ハイ」
ありす「ふう…少々取り乱しました。私の手を煩わせるなんてほんと面倒なプロデューサーさんですね。しょうがないですから?私が?このクールな私が?プロデューサーの管理をしてあげます。感謝してくださいね!!わかりましたか?」フンス
P「え?ドユコト?」
ありす「わ か り ま し た ね?」
P「ウ、ウス」
ありす「そうですか。わかっていただけたならいいのです。それでは、レッスンがありますので、今日は失礼します。では」スタスタ
P・凛「……」
凛「ありすって暴走するとああなるんだね」
P「みたい…だな…」
-さらに次の日-
P「あの…橘…さん?」
ありす「ありすでいいです」
P「じゃあ…ありすさん…?」
P「どうして俺の上に座っていらっしゃるので・・・?」
ありす「これも体調管理の一環です。何か問題でも?」キリッ
P「そのね。パソコンの操作がね?ちょーっとね?」
ありす「ちょっとならば問題はありませんね。それほど急ぎの仕事はないはずですし」
P「ソウダネーモンダイナイネー」
ありす「それではお仕事頑張ってください」スンスン
P「そんな開き直って露骨に匂い嗅がなくても…これは凛より厄介かもしれんぞこれは…」
ありす「手が止まっていますよ?時間は有限です。ほら、私のことは気にせず」クンカクンカ
P「俺何も悪いことしてないのにぃいいいい」
ありす「女の子の恥ずかしい姿を見ておいて何がなにもしていないですか!立派な重罪です!それを世話もしてあげてお咎めなしですよ?感謝してほしいくらいです!!」フンス
P「ソウダネーアリスハヤサシイネー」
ありす「はい。この話は論破!!早く仕事に戻ってください!!」クンカクンカ
――――
―――
|M0)
凛「今回は敵に塩を送る形になったけど、次はそうはいかないからね」スッ
|ミ
――――
―――
ちひろ「Pさ〜ん。ライブの特典映像はできましたか〜?」
ありす「ほらまた手が止まっていますよ」スーハースーハー
P「腑に落ちねええええええええええええええ」
一方その頃
文香「あの美波さん、ペロリストってご存知ですか?」
美波「え?」
おわり
08:30│橘ありす