2017年01月12日

ちひろ「溜息ですか?」モバP「はぁ…」

モバP「はぁ…」



千川ちひろ「プロデューサーさん、お疲れみたいですね」



P「そうなんですよ。あ、ドリンクは要らないですからね」





ちひろ「いえ、今回は違いますよ」



ちひろ「プロデューサーさん、疲れない肉体は欲しくないですか?」





P「え、どういう意味ですか?」



ちひろ「そのままの意味ですよ」



P「いや、怖いんで止めときますよ」



ちひろ「そうですか…」



P「……」



ちひろ「……」







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ちひろ「ところでお腹空きませんか?」



P「空きましたね」



ちひろ「近くに回転寿司屋さんが出来たのですがどうですか? ご馳走しますよ」



P「え? 良いんですか?」



ちひろ「はい! 一段落したら行きましょう」



◆お寿司屋さん◆



ちひろ「さぁどんどん頼みましょう!」



P「美味そうですね」



ちひろ「仕事も終わったしお酒もどうぞ♪」



P「じゃあ先ずはビールですかね」



ちひろ「頼みますね」



「へいお待ち!」



ちひろ「瓶で来ましたね。おつぎしますよ」

ちひろ「っと、その前に」サー



ちひろ「はい!」



P「ありがとうございます!」



ちひろ「では、乾杯!」



P「かんぱーい!」カチンッ☆



P「……」ゴクッゴク



P「……」



P「……」





ちひろ「すみませーん、連れが気分が悪いみたいなのでおあいそお願いします」





ちひろ「さて、じゃあ疲れないボディをプレゼントしますね」







◆翌日◆



P「ちひろさん、俺の身体知らないですか?」



ちひろ「何言ってんですか、あるじゃないですかそこに」



P「いえ、本当の生身のボディです」



ちひろ「私もうろ覚えなんですが…昨日のお寿司屋さんの帰りにプロデューサーさんが事故にあった可能性があって…私も必死だったので仕方なかったんです」



P「そうだったんですか…すみません、疑ったりしまして…」



ちひろ「いえ…急な事なので驚きますよね」



P「ところで…この身体なんですけど、胸についてる数字は何ですか?」10



ちひろ「その数字はプロデューサーさんの命みたいなものです」



P「え!?」



ちひろ「1時間毎に1減りますが安心してください。背中にエナドリ注ぎ口がありますので1本補充すれば1回復します」



P「毎日2400円払い続けるんですか?」



ちひろ「まぁそうですけど…代わりに疲れないんですから24時間動けますよ」



P「ちなみに0になれば?」



ちひろ「機能停止になりますよ♪」



P「……」

◆別の日◆



P「24時間動いてるから暇だなぁ」



P「ちょっと誰かの所に行こうかな」



コンコン



P「比奈〜ちょっと話そうぜ〜」



ガチャ



荒木比奈「あ、どうもっス。珍しいっスね」



P「いや〜暇で暇で」



比奈「もうちょっとで終わるっスから麦茶でも飲んで待ってて下さいっス」スタスタ



P「ん?」



P「あれ? 比奈…腕4本無いか?」



比奈「? あ、これっスね。ちひろさんから衣食住を抜いた2年分の給料で買ったっス」



比奈「取り外しもできるし、付けてる間は思い通りに動かせるから重宝してるっスよ」



P「いやそれ俺の腕じゃないか? 右肘の所にほくろ無い?」



比奈「……あるっス」



比奈「でも返さないっスよ。文句があるならちひろさんに言ってくださいっス」



◆別の日◆



P「比奈が俺の腕持ってるとはなぁ…でもなんだかんだで返してくれそうだし他のパーツ探そうかな…」



P「あ、まゆに凛」



佐久間まゆ「プロデューサーさん」



渋谷凛「プロデューサー」



まゆ「待ってて下さいね、早く元の姿に戻してあげますから」



凛「私とまゆでプロデューサーの身体集めてるんだ。今は私の耳とまゆの目、雪美から返してもらった喉しかないけど」



P「へ、へぇ…」



凛「ちひろさんが全部で6個に分けたって言ってたから」



まゆ「何か分かりましたら教えてくださいね」



P「お、おう」



◆別の日◆



「プロデューサー殿ぉ!」



P「ん?」



脇山珠美「どうかしたのですか?」172cm



P「いや、珠ちゃん身長そんな高かった?」



珠美「ふふっ見て下さい!」パパッ



P「足裏からまた足が生えてるな」



珠美「ちひろさんから背が高くなるグッズを貸してもらいました!」



P「珠ちゃん、それ俺の足だから後で返してね」



珠美「何とプロデューサー殿の足でしたか…」



珠美「……」



珠美「もう少し堪能してからでもよろしいですか?」



P「返してもらえるんだったら良いよ」



珠美「流石はプロデューサー殿! では珠美はこれで! あやめ殿ぉ〜」スタコラサッサ



◆別の日◆



P「え〜と、腕、足、目、耳、喉…後は胴体の部分だと思うけど…誰も持ってる気配無いんだよな…」



P「ちひろさんに聞いてみようかな」



◆事務所◆



P「ちひろさーん! 居ない…工場かな?」

◆エナジー生産工場◆



P「ちひろさーん」



ちひろ「プロデューサーさん? ここに来るなんて珍しいですね」



P「ええ、ちょっと身体に事についてなんですが…」



ちひろ「気に入ってくれましたか? 今度改良型も出ますので同僚の方も誘ってくれれば嬉しいです」



P「いえ、俺の本物の身体の胴体部分知らないかなって思いまして…」



ちひろ「プロデューサーさんの胴体ですか…それでしたらソコにありますけど」



P「あ! ちひろさん、胴体にくっ付いてるチューブは何ですか?」



ちひろ「あれは胴体が死なないように栄養をあげてるんですよ」



P「水が胴体を通過するとオレンジ色の液体になってるんですが…」



ちひろ「細かい事は気にしない方がいいですよ」



P「……そうですね。あと俺の胴体返してくださいよ」



ちひろ(もう摂れるだけ取りましたしいいかな)



ちひろ「わかりました」

◆後日◆



P「よし、皆から返してもらったパーツを付けるか」



P「先ずは耳と目」カチャ



P「……」



P「よし、OK 地味に10km離れた音でも聞こえるのとか視力が100くらいあるのは辛かった…」



P「他のパーツもくっ付けてっと…」



P「よし、元通りだ!」



P「やっぱり生身の身体は良いな!」ノビー





ちひろ「良かったですね」



P「ええ、これもちひろさんのおかげですよ」



ちひろ「それはそうと…」



ちひろ「プロデューサーさん、スタージュエルの作り方に興味ありませんか?」



P「んー特にはって所ですね」



ちひろ「そうですか…残念です。気が向いたら言ってくださいね」



P「分かりました! では営業行ってきますね!」



ちひろ「行ってらっしゃい。疲れたらメンテナンスしますから言ってくださいね」



17:30│モバマス 
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