2017年01月13日

星輝子「Pの机に……たけのこの里……?」




星輝子はキノコが大好きなアイドルである。



自分を担当するプロデューサーの机の下でキノコを育成しているほどにキノコが大好きなアイドルである。





そんな星輝子はおやつの時間にPが机の上に置いてくれているお菓子を食べることが大好きである。



だがしかし、事件は起こった。



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輝子「ぷぅろでゅうさああああああああああああああああ!!?」



P「うわっ、どうした輝子、そんな飛んでくるように……というかヒャハってるし」



輝子「ど、う、し、ただとぉ!? どうしたなんてもんじゃねぇんだよぉ!! コイツを見ろ!」



P「ん? なんだ、たけのこの里じゃないか、どうしたんだそれが」



輝子「親友、なぁ、私たちは親友、そうだよなぁ!?」



P「何をそんなわかりきったことを聞くんだお前は、当然じゃないか」



輝子「今日のおやつの時間、デスクの上を見たんだよぉ……そしたら、あったじゃねぇかたけのこがよぉ!! なぁプロデューサー!! プロデューサーはきのこが好きだったはずだろう!?」



P「え? いや、待ってくれ俺はそんなもの置いた覚えが……」



輝子「うるせええええええええええええええ!! Pはきのこ好きじゃねぇ! たけのこでもどっちでもよかったんだ!!

 きのこでもたけのこでもなんでもいい! アイドルも同じだ! 私以外でもなんでもいいってことだよなぁ!!!?」



P「待て待て待て話が飛躍して……」



輝子「畜生、チクショォォォォォォォォォォォ!! こうなりゃ解散だ! 解散ライブだ! 

ありったけのメタルを、この事務所にぶちかますしかねぇええええええええええええ!!」



P「だーから待てって……あー、ギターすら抱えて行ってしまった。こりゃ相当キレておられる」

―Pのデスクの下―





輝子「フ、フフ……フヒ……そ、そうだよな、親友は、私と違っていっぱい友達がいるし、アイドルだっている」





輝子「キノコにこだわる理由なんてこれっぽちもないもんな……」





輝子「う、うう……」





輝子「な、なんだろうな、この感じ……今なら紅を歌ったXの気持ちがわかるかもしれない」









P「流石にそれは大げさだと思います」





輝子「フヒィ!? あ、親友……な、なんで」





P「なんでも何も、机の下に行くことはわかってるからです」





輝子「私の行動パターン、すでに読まれてる、カナシイ」





P「しめじくんの声マネしてもしめじくんは今ここにはおらんだろう。そんなことより……まず、あのたけのこの里は誤解だ」





輝子「ご、誤解……?」





P「当たり前だ、輝子のおやつにきのことたけのこをごっちゃにして持ってくるわけないだろ?」





輝子「じゃ、じゃあなんで机の上に……?」









P「その犯人はだな、お前のお隣さんだ」







隣の机 ガタッ







輝子「隣……あ、ぼののさん?」





乃々「うう……自分のおやつをとりあえずで置いといたんですけど……勘違いさせてしまったんですけど……」





P「そういうことらしいぞ。まぁ、おやつの時間にお菓子置いておくの間に合わなかった俺も悪いからな……悪かったよ森久保」





乃々「あ、謝られるとなんか余計に罪悪感覚えるんですけど……ごめんなさい輝子さん……」





輝子「わ、私も早とちりしたから……こっちこそ、ごめんなさい、だな……」







P「あと、な。他にもアイドルがいるから誰でもだとかなんとか言ってたけどな。きのこが好きなアイドル星輝子はお前だけだろう?」





輝子「や、でも、私アイドルらしいアイドルじゃ、ないし……」





P「確かにお前はアイドルらしいアイドルじゃあない。けど、お前はアイドルなんだ。

メタルでハジケてる姿、きのこをかわいがってる姿、かわいい衣装を着ている姿、どれも全部輝子のいいところだ、だからそれを俺が輝かせる」





輝子「ぜ、全部、いいところ?」





P「それが、星輝子が"星輝子"である理由だからだ。俺は星輝子の全部が素晴らしいものだと思った。だからプロデュースしようと思った。それは、今後どんなアイドルが出ようと変わらない」





輝子「親友……な、なんか聞いててすごい、は、恥ずかしいぞ……」





P「恥ずかしいとか言われると恥ずかしいこと言ってる自覚が殊更だからやめてくれな?」





乃々(隣で聞かされてる身にもなってほしいんですけど……)









P「ま、まぁ、そういうわけだから! 今度からはちゃんときのこの山をデスクに置いとくから」





輝子「あ、うん、そう……と、ところでなんだがな、プロデューサー」





P「うん、どうした?」







輝子「きのこの山いつも置いといてくれるのはうれしい、けど、たまには違うのも欲しい……」







P「えっ」





乃々「えっ」











輝子「い、いや、流石に、だな、毎日は、飽きると思う……フヒ」





P「いやだって! きのこ大好きじゃん!!」





輝子「私は、きのことたけのこをごっちゃにされるのが、嫌なだけで、別にたけのこはたけのこで良いと思う……というか、お菓子ならたけのこの方が割りと好き、かもだし……」





P「おい輝子」





輝子「え、どうした親友……」







P「戦争だよ戦争ォ!!! きのこ派だと信じてたんだよぉおおおおおおおおおお!!!! ここで会ったが百年目ェ!! 今こそ決着だおらぁああああああああああああ!!!







輝子「え、ええー……」





おわり。





08:30│星輝子 
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