2017年01月19日
朋「まゆちゃんとクリスマス」
朋「……ふぅ」
もばP「お疲れ、朋」
朋「ん、ありがとプロデューサー」
もばP「お疲れ、朋」
朋「ん、ありがとプロデューサー」
朋「今日のお仕事どうだった?」
もばP「よかったぞ」
朋「……もう少し何かないの?」
もばP「そうだなぁ……」
もばP「……すごい楽しそうだったな」
朋「うん、楽しかった!」
もばP「それがお客さんにも伝わってたみたいだ」
もばP「みんな満足した顔をしてたぞ」
朋「ん、そっか……」
朋「よかった、ふふっ」
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>>1変換忘れてたんで訂正
朋「……ふぅ」
モバP「お疲れ、朋」
朋「ん、ありがとプロデューサー」
朋「今日のお仕事どうだった?」
モバP「よかったぞ」
朋「……もう少し何かないの?」
モバP「そうだなぁ……」
モバP「……すごい楽しそうだったな」
朋「うん、楽しかった!」
モバP「それがお客さんにも伝わってたみたいだ」
モバP「みんな満足した顔をしてたぞ」
朋「ん、そっか……」
朋「よかった、ふふっ」
まゆ「お疲れ様です、朋さん」
朋「わっ、まゆちゃん!」
朋「どうしてここに……」
まゆ「たまたま通ったらステージに朋さんがいたので……」
まゆ「最後まで見て……せっかくだから会いに行こうと思って」
朋「そっか……ふふ、ありがとね」
朋「……でも、なんか恥ずかしいわね」
まゆ「うふふ……サンタ衣装可愛いかったですよ、朋さん♪」
朋「やめてよ、もうっ!」
モバP「ははっ」
モバP「さて、この後どうする、朋?」
朋「んー……あたしはもう特に用事はないんだけど」
朋「まゆちゃんはまだ買い物?」
まゆ「いえ、もう買い物は終わりましたので……帰るだけですね」
朋「そっか……じゃあたしも帰るわ」
モバP「わかった」
モバP「じゃあ二人とも寮まで送るよ」
まゆ「……いいんですかぁ?」
モバP「ああ。一人増えるくらいなんてことないよ」
まゆ「そうですか……ありがとうございます」
朋「ありがとね、プロデューサー」
モバP「どういたしまして」
まゆ「うふ……会いに来てよかったかも……」
朋「ふふっ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
モバP「ほい、乗ってくれ」
朋「んー」
まゆ「はーい」
モバP「……二人とも後部座席なんだな」
朋「何、助手席に乗って欲しかった?」
モバP「いや、そういうわけじゃないが……」
モバP「普段は二人とも助手席に乗ってきてたからな」
まゆ「……」
朋「あー……」
朋「……まあ、そういう時って大概二人きりだからね」
モバP「……そうか」
まゆ「……」
朋「……」
モバP「……」
朋「……あ、そうだ」
朋「まゆちゃんは何を買いに来てたの?」
まゆ「まゆですかぁ?」
まゆ「えっと……ケーキです」
朋「ケーキ……」
まゆ「今日はクリスマスですし、せっかくですから……うふ♪」
朋「……いいなー」
まゆ「朋さんも一緒に食べましょう?」
朋「いいの!?」
まゆ「もちろんです……朋さんの分もありますから」
朋「……わっ、最初からあたしの分も用意してくれてたのね!」
まゆ「きっと一緒に食べてくれると思って」
朋「もちろんよ、ふふっ!」
朋「ありがとね、まゆちゃん!」
まゆ「いえいえ……♪」
朋「その分のお金は払わなきゃ……いくらだった?」
まゆ「いえ、別にかまいませんよ?」
朋「や、そういうわけには行かないわよ」
まゆ「ううん、大丈夫……」
まゆ「まゆの方がお姉ちゃんですから」
朋「あたしのが年上よ!」
まゆ「うふふっ、とーもちゃん♪」
朋「むー……!」
朋「……」
まゆ「どうしたんですか、朋ちゃん?」
朋「……」
朋「……なんでも無いわよ、まゆお姉ちゃん」
まゆ「!」
朋「どうしたのよ、そんな驚いた顔して」
朋「いつものお姉ちゃんらしくないわよ?」
まゆ「……」
まゆ「……少しむずがゆいですねぇ」
朋「ほら、あたしの気持ちがわかったでしょ!」
まゆ「でもうれしいです……♪」
まゆ「朋ちゃんにお姉ちゃんって呼んでもらって……♪」
朋「あ……」
朋(……そういや、まゆちゃんってお姉ちゃんって呼ばれたがってたわね)
朋(……選択間違えたかも)
まゆ「とーもちゃん♪」
朋「うー……!」
まゆ「あら……もうお姉ちゃんって呼んでくれないんですか……?」
朋「う、うー……!」
モバP「……どっちが年上だっけ?」
朋「あたしよ!」
まゆ「プロデューサーさんはこの後どうするんですかぁ?」
モバP「事務所に戻って仕事だな」
朋「大変ね……せっかくのクリスマスなのに」
モバP「こういう仕事だから仕方ないな」
モバP「まあ一人じゃないし、がんばるよ」
まゆ「一人じゃない……あっ、ちひろさんですか?」
モバP「ああ」
朋「さすがアシスタントねぇ……」
モバP「いつも助かってるよ、はは」
朋「……いちゃつきすぎて仕事を忘れるとかしないでよ」
モバP「さすがにそれは大丈夫だ」
モバP「……」
モバP「……たぶん」
まゆ「そこは絶対じゃないんですねぇ……」
朋「不安なんだけど……」
モバP「冗談だよ冗談」
モバP「公私混同はしないって」
朋「……」
まゆ「……」
モバP「……本当にしないからな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
モバP「ついたぞー」
朋「はーい」
まゆ「ありがとうございます、プロデューサーさん」
モバP「いえいえ」
モバP「じゃ、またな」
まゆ「はい、また……♪」フリフリ
朋「次のお仕事でもよろしくねー!」フリフリ
モバP「おう」
朋「……」フリフリ
まゆ「……」フリフリ
まゆ「……さて、それじゃあまゆの部屋に行きましょうか」
朋「うん」
朋「どんなケーキ買ってくれたのかしら……ふふっ、楽しみ!」
まゆ「うふふ……気に入ってくれるとうれしいです」
朋「じゃ、お邪魔しまーっす!」
まゆ「お邪魔されます♪」
朋「……あ、ツリーだ」
まゆ「せっかくなので用意しちゃいました」
まゆ「きっと朋さんが来てくれると思ったので」
朋「……もしあたしが来なかったらどうしてたのよ」
まゆ「……」
朋「……」
まゆ「……まあ来てくれたので何の問題もありませんねぇ」
朋「……そうね」
まゆ「それに、買い物の後で誘うつもりでしたから……」
まゆ「朋さんなら、誘ったらきっと来てくれると思ってましたし……」
朋「まあ……そりゃ暇だったら絶対に行くけど」
まゆ「ほら……♪」
朋「でも、それだったら前から誘ってくれればよかったのに……」
朋「確かにお仕事はあったけど……それが終わったら暇だったし」
まゆ「……この前のまゆの誕生日、覚えてますか?」
朋「ん、覚えてるわよ」
朋「……1日まゆちゃんのことお姉ちゃんって呼ぶことになったわね」
まゆ「うふふ……あの時の朋さんは可愛いかったですねぇ……」
朋「……で、その日がどうしたのよ?」
まゆ「その日……朋さん、まゆにサプライズをしたじゃないですか?」
朋「したわね」
まゆ「なので、まゆも朋さんにサプライズしかえそうと思って……」
朋「……だから、あたしに何も言わないでいろいろ用意してたってこと?」
まゆ「はい♪」
まゆ「うふ……驚きましたかぁ……?」
朋「……」
朋「……ふ」
朋「ふふっ……あははっ!」
まゆ「……朋さん?」
朋「うん、驚いた……驚いたわ」
朋「こんなの……ふふっ!」
まゆ「……?」
まゆ「……まあ驚いてくれたなら何よりです」
朋「そうね……本当にびっくりしたわよ……ふふっ!」
まゆ「……本当に驚いてますかぁ?」
朋「驚いてるわよ」
まゆ「あまりそんな風に見えませんけど……」
まゆ「むしろどこか馬鹿にされてるみたい……さっきから笑われてますし……」
朋「別に馬鹿にしてるわけじゃないわよ?」
朋「ただ、驚きよりも……まゆちゃんが可愛くて、おかしくって!」
朋「あははっ!」
まゆ「……むぅ」
まゆ「……そんなにおかしかったですかぁ?」
朋「おかしかったというか……ちょっとずれてるというか……」
朋「その辺がなんかまゆちゃんらしくて可愛いくって……!」
まゆ「どういう意味ですか?」
朋「そのまんまの意味よ、ふふっ!」
まゆ「……」
まゆ「……もう知りません」
朋「わっ、ちょっとすねないでよ!」
まゆ「つーん……」
朋「ごめんごめん、確かにちょっと笑いすぎたわ」
朋「でも、本当にまゆちゃん可愛いんだもん!」
まゆ「つーん……」
朋「ね、ちょっと機嫌直してよまゆちゃん!」
まゆ「つーん……」
朋「……」
朋「……ねぇ、まゆお姉ちゃん」
まゆ「……」ピクッ
朋「あたし……まゆお姉ちゃんと一緒にクリスマスパーティしたいな……?」
まゆ「……」
まゆ「……しょ、しょうがないですねぇ」
朋(……ちょろいわねー)
朋「で、どんなケーキ買ってきたの?」
まゆ「こんなのです♪」
朋「ショートケーキ……あ、サンタが乗ってる!」
まゆ「せっかくのクリスマスですから」
まゆ「それじゃ、食器持ってきますねぇ」
朋「うん!」
朋「……サンタかー」
朋「……」
朋「んー……」
朋「……」
まゆ「お待たせしました……あら?」
まゆ「何を考えてるんですか、朋さん?」
朋「サンタにお願いするんだったら何をお願いしようかなーって」
まゆ「……プレゼント?」
朋「プレゼント」
まゆ「……」
まゆ「……そうですね、朋ちゃんはいい子にしてましたから、きっとサンタさんは来てくれますよ♪」ナデナデ
朋「慈しむような目であたしを見ながら撫でないでよ!」
朋「そういうんじゃないから!」
まゆ「うふふ……♪」ナデナデ
朋「あー、もう、やめてってばーっ!」
朋「そうじゃなくて、もしひとつプレゼントがもらえるなら何をもらおうかなーって考えてただけ」
まゆ「なるほど……」
朋「別にサンタのプレゼントを期待してたわけじゃないわよ。あたしもう子供じゃないんだから」
まゆ「……」
朋「何で何も言わないのよ!」
まゆ「別に……♪」
朋「うー……!」
まゆ「ふふっ」
まゆ「……それで、何を貰うんですか?」
朋「それなんだけど……さっきから考えてるんだけど、あまり思いつかなくて」
まゆ「あら、そうなんですか?」
朋「うん……別に欲しいものがないわけじゃないんだけど……」
朋「それくらいなら買えばいいかなーって感じのばっかりだし」
まゆ「へぇ……たとえばどんなのですか?」
朋「開運のネックレスとかー、タロットカードとかー、水晶玉とかー」
朋「……あ、後は今日のラッキーアイテムの豚の貯金箱!」
まゆ「もう今日も終わりそうなのに……」
朋「……そうだったわ」
朋「でも明日のラッキーアイテムはわからないしねー」
まゆ「……」
朋「まゆちゃんはなんか欲しいプレゼントある?」
まゆ「……朋ちゃんサンタが届けてくれるんですかぁ?」
朋「そういうわけじゃないわよ!」
朋「……っていうか、あたしがサンタだったのはあのイベントのときだけだから!」
まゆ「うふふっ……可愛かったですねぇ……」
まゆ「『みんなに朋サンタからクリスマスプレゼントをあげちゃうわよっ! お菓子が欲しい人集まれーっ!』って……♪」
朋「なんでそこまで覚えてるのよ!」
まゆ「見てましたから♪」
朋「……うー」
まゆ「ふふっ」
まゆ「さて……プレゼントですかぁ……」
まゆ「うーん……」
朋「……やっぱりあんまり思いつかないよね」
まゆ「そうですねぇ……」
まゆ「……あ、でも毛糸は欲しいかも?」
朋「毛糸?」
まゆ「はい……今ちょっと編み物してるので」
朋「へぇ、何の編み物?」
まゆ「サプライズですから、秘密です」
朋「そっかー」
朋「……えっ」
まゆ「あっ」
まゆ「……聞かなかったことにしてくれませんかぁ?」
朋「……うん、そうする」
朋「……サプライズねぇ」
まゆ「聞かなかったことにしてください……!」
朋「ふふっ、ごめんごめん」
朋「……ねぇ、サンタってどんなプレゼントでも願ったものをくれるのかしら?」
朋「時間を巻き戻すスイッチとか」
まゆ「どうでしょう……さすがにそういうのはだめだと思いますけど……」
まゆ「……朋さん、時間を巻き戻したいんですか?」
朋「ああ、別にそんなことないわよ」
朋「たとえよたとえ、普通じゃ手にはいらなそうなものの」
まゆ「そうですか……」
朋「逆にまゆちゃんは時間を巻き戻したい?」
まゆ「……いえ、まゆもそんなことはありません」
朋「やっぱそうよね」
朋「今楽しいしね、ふふっ!」
まゆ「そうですね……うふふ」
まゆ「さて……お話もいいですけど、そろそろケーキ食べませんか?」
朋「あ、そうね。せっかくまゆちゃんが買ってくれたんだし」
まゆ「それじゃあ、朋さん」
まゆ「メリークリスマス♪」
朋「メリークリスマス!」
おしまい