2017年01月20日

佐藤心「月に寄り添って」安部菜々「星に寄り添って」

アイドルマスターシンデレラガールズ、しゅがーはぁとこと佐藤心さんとウサミンこと安部菜々さんのお話です。

短いです



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1月2日 夜





心「あー……飲み過ぎたぁー……☆」



菜々「もう、しっかりしてくださいよ。はぁとちゃん」



心「はぁとはもうダメです……後は……頼み……ました……☆ ガクッ☆」



菜々「案外余裕そうなので捨てていきますね」



心「もぉ☆ つれないなぁ、菜々先輩は☆」



菜々「いちいちはぁとちゃんのコントに付き合ってたらキリがないですからね」



心「え〜? でもでも☆ そんなはぁとも嫌いじゃないよね☆ だよな☆」



菜々「まぁそうなんですけどね」



心「えへへ……☆」



菜々「ふふっ……」





心「それにしても菜々先輩は本当に飲まなくてよかったんですか?」



菜々「ナナは永遠の17歳なんで……」



心「せっかくの新年会だったのにぃ、もったいな〜い」



菜々「だって、千枝ちゃん達子供組も居ましたし……。ナナには無垢な子供達の夢を守る義務があるんです!」



心「あはは♪ ウサミン星人は大変ですね☆」



菜々「そうですよー。ウサミン星人は人知れず苦労を重ねているのです!」



心「だから最近お肌のハリが……?」



菜々「え!? うそ!?」



心「うっそでーす☆ 菜々先輩のお肌は本物の17歳顔負けなくらいにツヤツヤです☆」



菜々「もー! はぁとちゃん!」



心「あははー! 怒んないでくださいよー☆」



菜々「これでもナナは頑張ってキープしてるんですからね!」



心「あ、そういや瑞樹さんが菜々先輩のお肌のお手入れ聞きたがってましたよ☆」



菜々「そうなんですか?」





心「というか、はぁとも聞きたいぞ☆」



菜々「そんなに特別な事はしてないんですけどねぇ」



心「でもでも? 一個くらいはあるだろ☆」



菜々「んー。強いて言うなら」



心「強いて言うなら?」



菜々「心だけは常に17歳のままで居る事ですかね!」



心「もぉ〜☆ 精神論じゃなくてテクニックを教えてほしいんだぞ☆」



菜々「病は気からって言葉もありますし、案外思い込みって重要なんですよ」



心「プラシーボ効果って奴か☆」



菜々「あ、そうです。ぷらしーぼ効果」





心「しゅがーはぁと、16歳でぇっす☆ キャピッ☆」



心「……キツくないですか。これ」



菜々「キツくない!」



心「いや、でもはぁとも結構いい歳なんで……これはキツイっす」



菜々「キツくない! キツくないったらキツくないです!」



菜々「というか! なんで16歳なんですか!」



心「え? だって菜々先輩が17だから、はぁとは年下らしく16かなって」



菜々「ノウッ! ナナは17歳! はぁとちゃんは26歳! ナナの方が年下です!」



心「またまたー、そういう設定なくせに☆」



菜々「設定じゃないです!」



心「今ははぁとだけですよ☆」



菜々「はい?」



心「ここだけの話、本当は?」



菜々「じゅ、17歳です! 本当に!」



心「そっかそっか〜♪」



心「あははは」





菜々「と言うかやけにご機嫌ですけど、何か良い事でもありました?」



心「んー? そりゃ菜々先輩とこうして楽しくおしゃべりしながら一緒に歩けるからですよ☆」



菜々「え、どうして急にそんなマジメな感じに……」



心「だってぇ☆ 菜々先輩ははぁとの憧れの人なんだから、一緒に居られるだけで、はぁと幸せ!」



菜々「て、照れますね……えへへ」



心「ちょっと前まではこうして菜々先輩の隣を胸張って歩けなかったんで☆」



菜々「? なんでですか?」



心「菜々先輩が眩しすぎたからですよ☆」



心「菜々先輩の隣に居るとはぁとじゃ霞んじゃうんです☆」



心「菜々先輩は唯一無二のお月さまで、はぁとは沢山ある星の一つ」



心「夜空を見上げた時に一番最初に目に留まるのはやっぱりお月さまで」



菜々「……」



心「星は沢山あるから、目に入っても記憶にも残らない」



心「はぁとはそんな星の一つだったんです☆」



菜々「はぁとちゃん……」





心「でも、今は違います♪」



心「星は星なりに、お月さまに近づこうと頑張って輝いているんです☆」



心「それを、プロデューサーやファンのみんなは分かってくれたので、はぁとは満足です☆」



心「夜空を見上げて一番最初に目に留まるのは、やっぱりお月さまです」



心「でも、星の事を見てくれる人も居るってちゃーんと分かってるので☆」



菜々「月がお星さまに勝てない事、教えてあげましょうか?」



心「はい?」





菜々「お星さまは月より早く登ります」



菜々「誰よりも早く夜空で輝くのはお星さまなんです」



菜々「月はお星さまの後を必死に追いかけて輝くんですよ」



心「星が早く輝いても結局はお月さまに負けちゃいますよ」



菜々「確かに、明るさではそうかもしれません」



菜々「でも、月は休まないといけないですけど、お星さまは休むことなく登ります」



菜々「月よりも長く夜空に居るのはお星さまなんです」



菜々「月だってたまたま一番明るいから注目してもらえるだけで、多くの人の目に触れるのは月よりもお星さまなんです」



心「……」



菜々「月は休みながらしか輝けません。でも、お星さまは誰よりも早く輝いて、誰よりも長く輝くんです」



菜々「月だって、お星さまに憧れているんです」



心「月も星もお互いに憧れているんですね……☆」



菜々「はいっ!」





菜々「それに、見てください」



心「はい?」



心「あ……綺麗……」



菜々「憧れる者同士がこうやって寄り添えば、より魅力的に輝くんです」



菜々「この光景は、月か星のどちらかだけじゃ駄目なんです」



菜々「欠ける事なく、二人揃っているから綺麗なんですよ」



心「月に寄り添う星と……」



菜々「星に寄り添う月です」



心「まるで……」



菜々「はぁとちゃんとナナみたいでしょう?」



心「……はい☆」





菜々「……月に憧れてくれてありがとうございます」



菜々「でも、月もお星さまに憧れているんです」



心「えへ……☆」



心「星に憧れてくれてありがとう☆」



菜々「ナナ達は、一人でも輝けますけど二人ならこうしてもっと輝けるんですよ」



菜々「憧れる者同士、これからも一緒に輝きましょう!」



心「うんっ☆」



心「じゃあ、せっかく二人並んでますし、いつものあれやっときますか☆」



菜々「良いですね!」



心「しゅがしゅが〜?」



菜々「み〜ん☆」



心「あははは☆」



菜々「えへへへ!」





End





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