2017年02月13日
海老原菜帆「もっと、近づきたい」
菜帆ちゃん強SR&ガチャ目玉デビューおめでとう!!!!
初投稿です、何か不手際がありましたら教えてもらえると幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1485282250
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モバP(以下P)「茶道部の部室で待ってるって話だったけど……ここか」コンコン
???「は〜い」ガラガラッ
海老原菜帆(以下菜帆)「あ、Pさん、来てくれてありがとうございます〜」
P「すまん、待たせたな」
菜帆「いえいえ〜。もう、出なきゃいけませんか?」
P「うん?いや、大分余裕を持って迎えに来たけど」
菜帆「それなら、折角ですし上がっていきませんか?私がお茶を点てますから〜」
P「時間的には問題ないが……部外者の俺がお邪魔していいのか?」
菜帆「今日は私しかいませんから、大丈夫ですよ〜」
P「そういうことなら、お言葉に甘えさせてもらおうかな」
菜帆「はい〜。二人でお茶を飲んで、今日もいい日にしましょうね〜」
P「ああ、そうだな」
P「お邪魔します」
菜帆「どうぞ〜。ちょっと準備しますので、座って待っていてください〜」
P「悪いな、よいしょっと……しかしその、いいのか?茶道の作法とか全くわからんぞ俺は」
菜帆「いいんですよ〜、うちはお茶とお茶菓子とおしゃべりを楽しむ、そんなゆる〜い部活ですから」
P「そうなのか?」
菜帆「はい〜、だから、Pさんもお作法は気にせず楽しんでくださいね〜」
P「そう言って貰えると助かるよ」
菜帆「まずはこれをどうぞ〜」
P「羊羹か、いただきます。……うん、甘くて美味しい」
菜帆「食べてる間に、私はお茶を点てますね〜」
P「この羊羹って、菜帆が選んだのか?」
菜帆「そうですよ〜。私のお気に入りのお店で買ったやつです」
P「やっぱりそうか。最近なんとなく和菓子の良し悪しというか、菜帆の好きそうな味が分かるようになってきた気がするよ」
菜帆「そうだとしたら嬉しいですね〜、うふふ。Pさんともっと仲良くなれたみたいです〜」
P「正直、和菓子の好みに関しては完全に菜帆に染められてしまってそうだ」
菜帆「それなら、今度は和菓子以外でも、Pさんの好みを掴めるようにならないとですね〜。っと、これで完成です。はい、どうぞ〜」
P「点ててもらったお茶を飲むのはなにげに初めてだな……いただきます」
菜帆「お服加減はいかがですか〜?」
P「ん?ああ、味のことか。うん、美味しいよ。苦くて飲みにくいのかと思ってたけど……なんだろうこれ、苦いのは苦いんだけど美味しい苦みというか、飲みやすいね」
菜帆「うふ、上手くいったみたいでよかったです〜。Pさん相手だったので、ちょっぴり緊張してて〜」
P「そうなのか?とてもそうは見えなかったが」
菜帆「うふふ。でも、Pさんの笑顔でほっとしました〜」
P「俺の笑顔って……」
菜帆「はい〜。とっても美味しそうな笑顔でしたよ〜」
P「そ、そうか……なんか恥ずかしいな」
菜帆「うふふ〜、では私もいただきますね〜……ふぅ、やっぱり落ち着きます〜」
P「こうやってゆっくりお茶を飲むのもたまにはいいな」
菜帆「Pさんはいつも忙しそうですから〜。私といる時くらいは、のんびりゆ〜ったりして欲しいなって思います〜」
P「……そうだな、実際こういうふうに菜帆と過ごせる時間は貴重だし大事だよ、ありがとう」
菜帆「うふふ〜、どういたしまして〜。でも、私の方こそありがとうございます〜」
P「うん?」
菜帆「今日、こうやってPさんとまったりした時間を過ごせてるのは、Pさんがお迎えに行くって言ってくれて、しかもとっても早めに来てくれたおかげですから〜」
P「ああ、そのことか。確かにちょっと早すぎたかも知れないけどな。菜帆は急かされるの苦手だろう?だから余裕がありすぎるくらいがちょうどいいかな、と思って」
菜帆「うふふ、私のことを分かってもらえてるんですね〜。とっても嬉しいです〜♪」
P「プロデューサーだからな、菜帆のことは誰よりも分かってなくちゃ。この後のLIVEも、菜帆だから大丈夫だと思ってる」
菜帆「はい〜、任せてください〜!私の笑顔と歌で、みんなの心を温めますよ〜」
P「ああ、頼むさ。ただ、今回菜帆が抜擢されたのはそれだけが理由じゃない」
菜帆「そうなんですか〜?」
P「そうさ。菜帆の声と表情、雰囲気は周囲の人を安心させるし、場の空気を和やかなものにしてくれる力があるからな。以前一緒に仕事したスタッフさんたちも皆言ってたぞ、『菜帆ちゃんとの仕事は終始穏やかに進むからとてもやりやすい、同じ現場にいるだけで癒される』ってな。今回はプロダクションにとってても新しいステージで、初めてのスタッフさんとの仕事にもなるから、多方面から好かれている菜帆に白羽の矢が立ったわけだ」
菜帆「そんないい評価を頂いてるんですね〜。それなら、私ももっと期待に応えないと」
P「意気込むのはいいが、変に気負うことはないぞ?いつも通りの菜帆でいればいいさ」
菜帆「はい〜。今日もいつも通り、スタッフのみなさんと仲良くお仕事できるよう、頑張りますよ〜」
P「よし、その調子だ!」
P「……っと、こんな話をしてたらもういい時間だな、そろそろ向かおう」
菜帆「は〜い。お道具片付けますから、ちょっと待っててくださいね〜。……プロデューサーさん?もう、足崩しても平気ですよ〜?」
P「あ、ああ。それはわかってるんだが……」
菜帆「あれ、もしかしてPさん、足が痺れてます〜?」
P「い、いや、そんなことはないぞ!?」
菜帆「ほんとですか〜?」
P「も、もちろんだとも!だから道具の片付けを続けていいんだぞ?こっちににじり寄ってこなくても……」
菜帆「えいっ」
P「ぎゃあっ!?」
菜帆「えいっ。えいっ。」
P「痛い痛い!!嘘ですごめんなさい痺れてますだから許して!満面の笑みで突っつくのやめて!?」
菜帆「うふふ〜、ごめんなさい〜。反応が楽しくって、つい〜」
P「はあ、はあ、全くこの子は……よいしょっと」
菜帆「あ、Pさん、無理して立ったら……」
P「うぉっ脚に力が……わわわっ!」ガッ
菜帆「きゃあっ!」ドシーン
P「すまん、巻き込んじまった!大丈夫か?怪我してないか!?」
菜帆「私は大丈夫ですよ〜、Pさんがとっさにかばってくれましたから。Pさんの方こそ、大丈夫ですか〜?」
P「ああ、俺は大丈夫だ……ってこの、なんだそのー押し倒したみたいな状態で喋ってるのもかなりまずいな!悪いすぐどくから……」
P「……菜帆さん?なんで腕を掴んでるんですか?」
菜帆「折角ですから、Pさんが起こしてください〜」
P「え゛!?」
菜帆「Pさんが押し倒したんですから〜、ね?」
P「いや押し倒してるけど違うからね!?というか、まあ起こすのはいいとしても俺がまず起きなきゃできないんだけど……」
菜帆「ですから、このまま起こしてください〜」
P「…………それはつまり、抱き起こせってこと?」
菜帆「はい〜♪」
P「(こっ、この体制のまま誰かに見つかるのだけは避けなければ……!)わかったよしょうがないなあ、ほら、手出して」
菜帆「うふふ、お願いします〜♪」ギュッ
P「よいしょっと、起こしましたよ……あの、菜帆さん?」
菜帆「はい〜?」ギューッ
P「離れないんですか?」
菜帆「うふふ〜、もう少し、このままで〜。」
P(うおおおお胸元にすっごく幸せな感触が)
菜帆「Pさんも、もっとぎゅってしてくれていいんですよ〜?」
P「いや、それは……」
菜帆「今は誰も見てませんし、ここには誰も来ませんから〜」
P「えっと、あのな?」
菜帆「私の抱き心地、とってもいいってお友達からも評判なんです〜。だから、Pさんにも堪能して欲しくて〜」
P「た、堪能!?」
菜帆「うふふ〜、遠慮せず、お好きなようにどうぞ〜」
P「そんなこと言われても……」
菜帆「抱き起こしてくれた時はちゃんと抱えてくれてましたよね〜。その感じでお願いします、ね〜?」
P「こんな感じ……か?」ギュッ
菜帆「うふふ、もうちょっと強めにお願いします〜」
P「え、ど、どんくらい?」
菜帆「このくらいで〜」ギューッ
P「こ、こう?」ギューッ
菜帆「うふ、うふふ、うふふふふ〜♪」
P「あ、あの、菜帆さん??」
菜帆「うふふ〜♪なんでしょう〜?」
P「なんというかその、見たことないくらいハイテンションだね……?」
菜帆「うふふ、ごめんなさ〜い。とっても嬉しい気分だったので、つい〜」
P「いやいいんだけどさ……その、そんなに嬉しいものなの?」
菜帆「もちろんですよ〜!だって、やっとPさんが私の誘いに乗ってくれたんですから〜」
P(そういや今まではなんだかんだではぐらかしてたというか逃げきってたな)
菜帆「私の方から触わりにいくのもいいですけど、Pさんの方から触れてもらうのもいいですね〜。癖になりそうです〜♪」
P「ここまで喜ばれるとは……」
菜帆「そうとわかってれば、我慢しませんでしたか〜?」
P「へっ!?いや、その、まあ、おっしゃる通りです、はい」
菜帆「うふふ、ありがとうございます〜」
P「どういたしまして……?」
菜帆「Pさんも、どうですか?私の抱き心地は〜」
P「……それ言わなきゃダメ?」
菜帆「だめです♪うふふ〜」
P「まずだな、その……柔らかいです、とても」
菜帆「ぷにょふわで、もっちりしてますか〜?」
P「うん。すごく癒やされるというか、溶けそう……」
菜帆「溶けそう、ですか〜?」
P「なんというか、優しい香りもするし、ゆったりして落ち着いた菜帆の声も合わさってこう、力が抜ける……」
菜帆「うふふ、堪能してくれてるみたいでよかったです〜。もっと力を抜いてくれてもいいんですよ〜?」
P「それだと、菜帆に寄りかかることになっちゃうから……」
菜帆「遠慮せずに、どうぞ〜」
P「それなら……ふぅ。重くない?大丈夫?」
菜帆「ちょっと重いですけど、大丈夫ですよ〜。うふふ、Pさんがこうして体を預けてくれると、私も安心します〜」
P「そうか?」
菜帆「はい〜、体だけでなく心まで、とっても距離が近くなった気がして〜。お仕事でもそれ以外でも、いつもPさんには支えてもらってばかりですから。たまには、こうやって私が支えてあげたいな〜なんて〜、うふふ♪」
P「菜帆……ありがとうな。17歳の女子高生に甘えきってるみたいでなんか情けないけど……」
菜帆「いいんですよ〜。私とPさんの仲じゃないですか〜、ね?」
P「それもそうか……そしてアレだな、やばいな」
菜帆「?」
P「この状態、幸せすぎて抜け出せなくなりそう」
菜帆「私も、とっても幸せです〜。このままず〜っとこうしていたいですけど……」
P「そういうわけにもいかんからな……というわけで離してくれ」
菜帆「最後に一つだけ、お願いがあります〜」
P「なんだ?」
菜帆「また今度、こうやってくっつきましょうね〜?」
P「こちらこそ。今度はもっとのんびりできるときに……って言うと欲張りすぎてよくないか」
菜帆「うふふ、そんなことありませんよ〜。私も、まだまだ物足りませんから〜」
P(ああ、これは抜け出せないものに嵌ってしまったんだろうなあ……それも、悪くないか)
P「焦るほどではないと言えども、だいぶギリギリになっちゃったなあ。菜帆―、準備出来たか?忘れ物ない?」
菜帆「おまたせしました、大丈夫ですよ〜」
P「じゃあ行くか、今日もよろしく!」
菜帆「はい〜、こちらこそ〜!」
ガラガラ ピシャッ
おしまい。
22:30│海老原菜帆