2017年02月22日

周子「何色の下着履いてんの?」奏「ぶん殴られたいようね」


周子「えっひどくない?」



奏「妥当だと思うけれど」





周子「下着の色聞いただけじゃん」



奏「殴るわよ」



周子「ひどくない!?」



奏「強めに」



周子「ひどい!」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486127591





奏「周子、あなた何を思ってそれを聞いたの?」



周子「何って、別に、んー……」



奏「……」



周子「……奏ちゃんスカート履いてるし? 少年心が疼くっていうか」



奏「……そう……」



周子「わーお。めっちゃ呆れてるときの顔やんそれ」



奏「……はぁ、全く。誰でも呆れるわよ」



周子「そうかなー? ごめんち」



奏「殴るち」



周子「ごめんなさい」



奏「うん」



周子「……」



奏「……」



周子「……殴るち?」



奏「ふんっ」ブン



周子「クッションっっ」バシッ





周子「殴る何て言われると思わんかったぁ」



奏「……じゃあ逆の立場になってみる?」



周子「え?」



奏「周子、あなた今何色の下着履いてるの?」



周子「黒!」



奏「……」



周子「?」



奏「……」



周子「奏?」



奏「……殴って……」



周子「何で!?」





奏「……罪悪感」



周子「えぇー……メンタル弱くない? やーいあほー♪」



奏「……」ブン



周子「おあぁ!?」



奏「ふん」



周子「人の部屋の枕を投げるなー!」



奏「私の部屋みたいなものよ」



周子「横暴だ……横暴大魔王がいる……ひぇー……」



奏「……周子」



周子「なーに魔王さま」



奏「……クッションなら投げてもいいのかしら?」



周子「えっやだ」



奏「よいしょ」ブン



周子「ぐあぁぁーー!!」





奏「で、周子」



周子「はい奏さま」



奏「っ……まぁいいわ……さっきの下着のことだけれど」



周子「えっ、何、教えてくれるの」



奏「違うわよ」



周子「えぇー」



奏「あなたの下着のこと」



周子「アタシの? ん? 見る?」



奏「やめなさいばか」



周子「むっ……あほ」



奏「むっ」



周子「あほー」



奏「……ばか」



周子「奏のあほ〜」



奏「……ばか周子」



周子「あほ」



奏「ばか」



周子「あほ!」



奏「ばかっ」



周子「……」



奏「……」



周子「くらえーっ!!」ブンブン



奏「負けないわよ!!」ブンブン





周子「はぁ……はぁ……」



奏「……ふぅ……」



周子「子供じゃないんだから……」



奏「あなたこそ……」



周子「……」



奏「……」



周子「……」クイッ



奏「っ!?」



周子「ん……ね、黒でしょ」



奏「どっ……!! えっ、やっ……なに……!?」



周子「えー、んー……何となく?」



奏「……あなたこそあほじゃないの……」



周子「えぇ〜」





奏「っ……でも、やっぱり」



周子「やっぱり?」



奏「その下着、アレじゃない。あの……アレ」



周子「アタシが奏にお揃いでプレゼントしたやつ?」



奏「…………それ」



周子「あー、確かにそれだわー」



奏「……ふぅん……」



周子「何、その反応」



奏「……別に」



周子「奏、ちゃんと持ってるよね? 同じの」



奏「っ……どうだったかしら」



周子「え、え、えっ」



奏「も、持ってるわよ!」



周子「ほんま……?」



奏「ほんと!」



周子「よかったぁ……」



奏「っ……」





周子「それにしても、何で教えてくれないんよ」



奏「何でって……何でもよ」



周子「何でもて。レッスン終わりとかいっつも見てるじゃん」



奏「……」



周子「ね?」



奏「……ダメなの」



周子「何でー!」



奏「……何でもよ! 今日はダメ!」



周子「やだー! やだやだ奏の下着の色知りたいー! 知りたいのー!!」



奏「っ、ちょっ、やめなさい、やめなさい周子、こら」



周子「下着の色ー! 奏、奏の、下着の色ー!! 知りたいのーーっ!!!」



奏「ばっ、ば、ばか、ばかっ、ばかじゃないのっ、ばかっ、ばか」





周子「つーん」



奏「ねぇ、周子……無視しないでよ」



周子「ふん」



奏「プリンあげるから……」



周子「っ……! ……ふ、ふん」



奏「……むっ」



周子「ふん!」



奏「そう……えぇ、そうなの……もういいわ。周子のことなんて、知らないんだから」



周子「あたしだって」



奏「何よ。いきなり変なこと言い出して勝手に拗ねて」



周子「変なことじゃないもん」



奏「変なことよ」



周子「変じゃない! ばーか!」



奏「何よ! 変態!」



周子「へっ……変態じゃないもん!!」



奏「変態よっ! スケベ!」



周子「違うもん……奏が、奏がお揃いの履いてたら、って、だったら良かったなって、そう思っただけなのに!



!」



奏「っ……!」





周子「うぅ……ばか……」



奏「……」



周子「もう、いいもん……知らんし」



奏「……分かったわよ」



周子「……え?」



奏「分かったわよ! その目で直接確認すればいいじゃない!」



周子「えっ」



奏「もう! もう……もうっ!」バッ



周子「えっ、ちょっ」



奏「ほんとにっ、知らないんだから……!」ペラッ



周子「まっ、教えてくれる、だけでっ、あっ」



奏「っ……」カァ



周子「……」



奏「……」カァ



周子「……」クイッ



奏「……」カァ



周子「……」ペラッ



奏「っ……」カァ



周子「……お揃いじゃん……」カァ



奏「……そうよ」カァ



周子「あっ、えっと……」カァ



奏「……ばか」カァ



周子「ぶん殴って……」



奏「いやよ……」



周子「ぶん殴ってぇ!!」



奏「嫌よ!!」



周子「お願いだからぁ!!!」



奏「やだって言ってるじゃない!!!」



周子「知らん知らん知らーーん!!! ぶん殴ってーー!!!」



奏「顔真っ赤なの!! 嫌!!!」



周子「アタシだって真っ赤だもん!!! 殴ってよぉーー!!!」



奏「いやっ!!!」











おしり



相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: