2017年03月06日
モバP「また和久井さんはこんなものを……」
留美「ただいま戻りました」ガチャ
モバP「お疲れ様です」
留美「プロデューサーさん、○×局のディレクターさんから企画書を預かってきたわ」
モバP「企画書? ○×局って……あぁ、もしかして新番組の奴ですか」
留美「ええ。今日、たまたまお会い出来たから、ついでに」
モバP「すいません、おつかいみたいになっちゃって」
留美「いいのよ別に。効率がいい方法を選択するのは当然だもの。はい」
モバP「ありがとうございます」
留美「過不足がないか中身はちゃんと確認してね」
モバP「ええ、勿論」
留美「さて、私はお茶でも淹れてくるけど……」チラ
モバP「あ、俺の分もお願い出来ます?」
留美「分かったわ」
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モバP「よいしょ、っと。フンフンフフーン、フンフフーン、企画書どーん」バサッ
モバP「ふむふむ……おおむねこちらの提案通りのようだな」ペラッ
モバP「ククク、幸子め、驚くぞぉ。なんせ今回は成層圏だからな」
モバP「もはやあいつのカワイイが宇宙に届くのも時間の問題だ! 待ってろよ幸子ォ!」ペラッ パサッ
モバP「ん? なんか落ち……」
婚姻届<やぁ
モバP「」
婚姻届<1週間ぶり10度目のワイやで
モバP「」
婚姻届<当然るーみんは記入済みな
モバP「」
モバP「また和久井さんはこんなものを……」
モバP「ある時は書類の束の中に……」
モバP「またある時はデスクの上に……」
モバP「またある時は車のダッシュボードの上に……」
モバP「またある時は仮眠室のベッドに……」
モバP「俺の行く先々で巧妙に仕掛けやがってぇ……」
モバP「今日という今日は我慢ならんぞッ!」
留美「どうしたの騒がしいけど……はい、お茶」コトッ
モバP「和久井さん、これですけどね……」ピラッ
留美「あら? いやだわ、そんなものが企画書の中に挟まっていたの?」フフッ
モバP「挟んだのは和久井さんでしょうが!」クワッ!!
留美「え、あ、はい」ビクッ
モバP「いい加減にして下さいよ! 毎度毎度よく飽きませんね!!」
留美「ぷ、プロデューサーさん?」
モバP「これがいい大人のすることですか!!」バン!!
留美「ッ……、ごめん、なさい」
モバP「こんなものこうしてやるぅぅぁ!」ガバッ
留美「」ビクッ
モバP「姓はモバ、名はP!!」ガリガリ
留美「……え?」
モバP「生年月日は【検閲により削除】!!」ガリガリ
留美「あの、プロデューサーさん?」
モバP「住所本籍その他諸々ォ!!」ガリガリガリガリ
留美「……」ポカーン
モバP「仕上げに印鑑どーん!!」ポムッ
モバP「はい、出来上がり!!」テレレレッテレー
留美「わ、わー……?」パチパチ
モバP「行きますよ和久井さん、いや留美さん!」グイッ
留美「ど、何処に!?」
モバP「役所ですよ!!」
留美「ふぇっ!?」
モバP「気のある素振り見せてこんな手の込んだいたずらしてェ!!」
モバP「その度に俺がどれだけドキドキさせられてきたと思ってんですかァ!!」
留美「!?!?!?」
モバP「こうなったらガチで提出してやるんだからあぁぁ!!」
モバP「今更謝ってももう遅いんだからあぁぁぁ!!」
モバP「一生幸せにしてやるんだからあぁぁぁうわああぁぁぁあぁぁ!!」
留美「ぷ、プロデューサーさぁぁん!?!?」
このあとめちゃくちゃ入籍した
おわり
17:30│和久井留美