2014年06月13日

モバP「雨と犬と空き箱と」

アッキー「くぅーん…」



あい「ふむ…どうだろうな」



アッキー「くぅーん…」





あい「なるほど…そういう考え方もあるな」



P「あいさん、何やってるんだ…?」



拓海「あ?みりゃわかんだろ?動物とのふれあいだろ」



拓海「ペットとかに話かけたりすんのと一緒だろ?」



P「あぁ、うん…そうなのかな…?」



P「(明らかに会話のキャッチボールをしているように見えるんだが…)」



P「(そこに疑問を持つ方がおかしいのか…?)」



優「あはっ☆アッキーってば最近あいさんと仲良しなんだよねー♪」



優「ちょーっと妬いちゃうかもっ!うふっ」



P「そう言いながらも嬉しそうだな?」



優「うんっ!だって…」



優「アッキーってば、ちょっと前までは誰にも懐いたりしなかったからねー」



P「へぇ…?」



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アッキー「くぅーん…」



あい「いや、それは違うな」



優「ねぇねぇ、アッキーがなんでアッキーって名前なのか話したことあったっけー?」



P「いや、聞いたことないな」



拓海「単純に秋生まれだから…ってわけじゃねーのか?」



優「うーん、その名づけ方ならアッキーじゃなく冬生まれのフッキーになっちゃうなー♪」



優「私もアッキーも同じ1月28日生まれだからねぇ☆」



P「だったら…なんだろうな…?」



優「うふふっ」



優「Pくんや、拓海ちゃんになら教えてあげてもイイかもっ」



優「あたしとアッキーのぉ…ちょっとイイ話っ♪」



拓海「アタシは別に聞きてぇわけじゃねーが…」



P「まぁ、そう言うな。優も話したそうだしさ」



拓海「…まぁ、いいか」



優「アッキーはね、元々捨て犬だったんだー」



P&拓海「…!」



優「その日は、お昼は晴れていたのに夕方になって急に雨が降り出したのー」



優「あたしは天気がイイからお散歩してたのに、いきなり降り出すもんだからもうサイアク!」



優「お家まで急いで帰ろうとしたんだけどぉ…」

――――――――



―――――



―――



川島(再放送)『今日は降らないわ。わかるわね?』



優「やぁん!今日は一日天気って言ってたのにぃ!」



優「早くかえろーっと!」



「くぅーん…」



優「…ん?」



「くぅーん…」



優「……」



優「どーしたのぉ?きみ、ひとり?」



「くぅーん…」



優「そんな濡れた空き箱の中にいたら風邪引いちゃうよぉー?」



「くぅーん…」



優「んー…」



優「…まってて☆今、傘買ってきてあげるからね♪」ダッ…



「くぅーん…」

優「―――はぁい、おまたせー♪」



「くぅーん…」



優「これで雨はしのげるでしょー…って…」



優「あはっ☆もうずぶ濡れだから、あんまり意味ないねー♪」



「くぅーん…」



優「そういうあたしも、ずぶ濡れー!服もスケスケー!」



「くぅーん…」



優「やぁん♪そんなやらしい目でみちゃダメー☆」



「くぅーん…」



優「……」



優「一緒にお風呂でも入る?」



「ぐるるる…」



優「えー!?なんで威嚇するのー!?ショックー!!」



「くぅーん…」

優「もぉ!こうなったら意地でも一緒にお風呂に入らせちゃうんだからー!」



「ぐるるる…」



優「こぉら!威嚇しちゃだめでしょー?」



「わんっ!!」



優「えー!?そんなにイヤぁ?あたし、プロポーションには自信あるんだけどぉ…」



「くぅーん…」



優「あ…」



優「もしかして、その空き箱から離れたくないのー?」



「くぅーん…」



優「そっかー…」



優「…だったらぁ」



優「その空き箱ごと持ち帰っちゃえー♪」



「ぐるるる…」



優「あ、こらー!じたばたしちゃやぁん!」



「くぅーん…」

優「―――ふぅっ☆さっぱりしたー♪」



「くぅーん…」



優「もぉー!お風呂場であばれちゃだめでしょー?」



優「あたしのたまのお肌に傷がついたらどうするのー?」



「くぅーん…」



優「そりゃむりやりお風呂に入れたのは悪かったけどぉー…」



「くぅーん…」



優「……」



優「きみはずっと困り顔だねー?」



「くぅーん…」



優「あはっ☆でも、その困った顔がカワイイー♪」



「くぅーん…」てくてく…



優「…って、あれ?どこ行くのー?」



「くぅーん…」すぽっ…



優「えー?やっぱりその空き箱がいいのー?」



「くぅーん…」

優「その空き箱、湿ってるしばっちぃよー?」



優「こっちにあったかーい毛布があるから、おいでー♪」



「ぐるるる…」



優「もぅ!威嚇しちゃ、やぁん!」



「くぅーん…」



優「…うーん」



優「ねぇねぇ、せめてきれいな空き箱に移動しなーい?」



優「そこに毛布とか敷いてあげるからー☆」



「くぅーん…」



優「あ、OK?話せるぅー♪」



「くぅーん…」



優「でも、そんなに空き箱の中が良いんだぁ」



優「狭いと落ち着く子なのかな?」



「くぅーん…」

優「あ、ねぇねぇ!おっきな空き箱持ってくるから、あたしも一緒に入っていーい?」



「ぐるるる…」



優「もぉー!素直じゃないんだからぁー!」



「くぅーん…」



優「……」



優「…でも、そーだよねぇー」



優「きみ、きっと捨てわんこだもんね」



優「自分のことを捨てた人間さんのことなんて、きっとキライだよねー」



「くぅーん…」



優「でもね、安心してね?」



優「あたしは、もうきみのことを一人にさせたりしないから」



優「一人にっていうか…一匹に?あはっ☆」



「……」

「…くぅーん」ザッ…



優「…え?なに?」



優「この空き箱…くれるの?」



「くぅーん…」



優「……」



優「…あはっ☆」



優「ありがとー♪もしかしてお近づきのしるしってやつ?」



「くぅーん…」



優「うふっ☆お近づきのしるしに空き箱なんておもしろーい♪」



「くぅーん…」



優「うん、わかった!あたしもきみにお近づきのしるしを…」



優「きみに名前をあげるねっ!」



優「今日からきみは…」



優「空き箱が大好きなアッキーだ☆」



アッキー(仮)「ぐるるる…」



優「えー?だめー?でも、もう決定ー♪」



アッキー(確定)「くぅーん…」

優「―――っていうねー☆」



P「なるほど…空き箱で、アッキーか…」



P「元が捨て犬なら人間不信になってたっていうのも納得は出来るな…」



拓海「ずぶ濡れの捨て犬を拾ってやったってところは見直したけどよ…」



拓海「実際にアッキーが空き箱に入ってるとこなんか見たことねーぞ?」



優「だって、あたしがいつも抱きかかえてるもーん♪」



優「アッキーってもふもふしてて気持ちいいんだよー☆」



拓海「…空き箱に入りてーのに、無理矢理抱きしめられるもんだからいつも困り顔なんじゃねーのか?」



P「ていうか、それも人間不信の原因になってるんじゃないのか…?」



アッキー「くぅーん…」



あい「な、なにぃっ!?」



あい(バルタン星人)「私がバルタン星人だって…!?」



アッキー(アイスラッガー)「くぅーん…」



あい「本体はどこにいった!?」



優(ウルトラセブン)「ジュワッチ☆」



あい「飼い犬をブーメラン扱いするんじゃない!」



優「あはっ☆」



アッキー「くぅーん…」



優「アッキー、だーいすきっ☆」

おわり





17:30│アイマス 
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