2013年11月05日

早苗「みんな……どうして!」

あい「何故、か」

真奈美「簡潔に言うなら、気付いてしまったからかな」

友紀「あたしたちが今まで無意味で愚かな行動をしてたって事にね」

きらり「だからこれからは自分の好きなようにやるにぃ」

真奈美「その為には」

友紀「たいちょー」

あい「少し君は、邪魔過ぎる」

きらり「だからきらりたちがー」





元掃除屋一同「お掃除してあげる」

早苗「みんな……」





※シリアスとは無縁の掃除屋です。

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 ………
  …

 時は遡り、ある日の事務所


菲菲「ふぇいふぇいの特製チャーハンできたヨー! 食べたい人は手をあげるネー」

きらり「食べゆー!」

友紀「あたしもー」

あい「せっかくだし頂こうかな」

真奈美「小腹が空いてたからな。少し貰うよ」

友紀「プロデューサーとたいちょーは?」

早苗「食べたいところだけどねー。今から撮影だからパス」

P「俺はサンドイッチ買ってあるから、移動しながら食べるよ」

菲菲「残念だヨー……」
早苗「ごめんね、次は頂くから。それじゃ、行ってきまーす」

P「行ってきます」

きらり「いってらっしゃーい☆」

真奈美「それじゃあ、私たちだけで頂くとしようか」

友紀「美味しいけど、ひと味足りないかなー?」モグモグ

あい「早いな君は……」

菲菲「ソウ? えーと……。あ、ならこれ加えるヨー!」ブチブチ

輝子「ノオオオォォォオオオッ!? マイフレエエエェェェエエエンズッ!」

友紀「今回は別に悪くないから可哀想かも」モグモグ

あい「事務所内できのこを培養してるはあまりよくないけどね」
早速脱字った…。


あい「事務所内できのこを培養してるはあまりよくないけどね」


あい「事務所内できのこを培養してるのはあまりよくないけどね」
きらり「おいしいー☆」モグモグ

真奈美「マイフレンズを食べる事に抵抗が無くなった私達は……」モグモグ

友紀「考えたら負けだよ」モグモグ

あい「今度松茸でも買ってあげようかな……」モグモグ

菲菲「オイシイ?」

友紀「美味しいよ!」

あい「きのこの食感がいいな」

真奈美「取れたてだからね」

きらり「とっても美味しいにぃ☆」

菲菲「ホント!?」





菲菲「それは……とってもよかったヨ」ニヤッ

輝子「……」ニヤッ
 
 ………
  …


あい「ん……。ここは……? ん?」ジャラ

?「おはようございます」

あい「……君かい? この悪趣味な手錠を付けてくれたのは」

?「うふふ。そうですよぉ。暴れられると厄介ですから」

あい「私を、どうするつもりだ?」

?「何もしませんよぉ。目覚めてもらうだけです」

あい「おかしな事を。私は今目覚めたところだが?」

?「うふふ……。女として、ですかねぇ」

あい「生憎アイドルを生業としてる身だ。女の自覚はあるさ」
?「これを聴いて、同じことが言えますかねぇ……」スチャ

あい「ヘッドホン? あ、こら。付けるな!」カポッ



P『あい』

あい「!?」

?「うふふ……」



P『あい、好きだ。あい、愛してるよ』

あい「な、なんだこれは!?」

まゆ「うふふ。仲間が増えるのは両刃の刃ですけど、掃除屋のままよりかはいいですからねぇ……」

P『あい、結婚しよう。なあ、あい。大好きだよ』

あい「やめろ! Pくんの声を弄ぶな!」

?「しっかり聴いて下さいねぇ……? 時間はたっぷりありますから……」





まゆ「うふふふふ……」
きらり「……にょ? ここ、どこだにぃ?」

?「おはようございます」

きらり「……何のつもりー?」

?「理解が早くて助かります。きらりさんには仲間になってもらいたくて、こうしてお話の場を作らせて頂きました」

きらり「きらり、早苗さんを裏切る気はないにぃ」

?「いいんですか?」

きらり「なにがー?」

?「貴女たちがそうしてる間に、他の人はPさんとの距離を縮めてるんですよ?」

きらり「遠ざかってると思うけどにぃ」

?「Pさんも男ですから、満更でもないはずですよ」
きらり「ならきらりたちを呼ばないゆ」

?「建て前ですよ。アイドルとプロデューサーだからっていう」

きらり「ふーん」

?「……いつまでもそんな事してると、誰かに先を越されちゃいますよ?」

きらり「だから大丈夫なのー!」



?「アプローチもせず、異性として見られてるでも思ってるんですか?」

きらり「……え?」

?「確かに行き過ぎた行動もしてるかもしれません。でも、Pさんに好きだと明確に伝えてるだけこちらの方が有利なんですよ?」

きらり「だ、だからー! そんなことないのー!」
?「Pさんとデートしたことありますか? 誘われたことはありますか?」

きらり「き、きらりはアイドルだからデートはメッ! だゆ!」

?「……こちらのみんなは、全員したことがあるんですよ?」

きらり「……え? え?」

?「ほら、出遅れてる」

きらり「う、嘘だにぃ! Pちゃんがそんなことするはず……」

?「証拠が欲しいならこちらに」ピラッ

きらり「プリクラ……? ふたりっきりで……?」

?「凛さんやまゆさんのもありますよ」

きらり「P……ちゃん?」
?「ほら。貴女たちが無意味な活動をしてる間に、どんどん差を広げられてるんですよ? なのに今のままでいいんですか?」

きらり「ど、どうしたらいいの……?」

?「簡単ですよ。ちょっとだけ、素直になればいいんです」

きらり「素直に……?」

?「はい。そうすれば、Pさんに女として見てもらえますよ」

きらり「き、きらりは掃除屋さんで……。だから……」

?「……きらりんルームで、Pさんを独り占めにしたくありませんか?」

きらり「あ……あぅ……」

?「ふふっ」





千枝「一緒に、わるい子になりましょ?」
 
 ………
  …


ガチャ


凛「お疲れ様」

まゆ「お疲れ様です。そちらの様子はどうですかぁ?」

ありす「あと一歩ですね。今頃夢の中でPさんと野球観戦でもしてるでしょう」

輝子「ふ、フヒ……。こっちも完璧……。す、素直になれるフレンズ食べてもらってゼク〇ィやハッピーウェ〇ィングとか広げてたら堕ち始めた……フヒヒ」

千枝「きらりさんも合成のプリクラで心が折れたみたいですよ」

まゆ「うふふ。本丸を落とせませんでしたが、充分な成果ですねぇ」
凛「これで目障りな掃除屋の主力を此方側に引き込めた。もう敵じゃないよ」

響子「でもいつの間に菲菲さんを籠絡したんですか? ずっと中立でしたよね?」

千枝「あはは。千枝とまゆさんと一緒にお話しただけですよ。ねえ?」

菲菲「ウン! とっても良いお話ができたヨー!」

加蓮(ああ、だからレイ〇目になってるんだ……)

まゆ「まったく。長期のお仕事に行ってる間に進展があったかもと思ってましたが、いつまでも邪魔されてたとは……」

千枝「嘆かわしいです」

智絵里「うう……」
凛「……もう負けないよ、私は」

まゆ「残りはまゆたちが手を下すまでもないですよぉ」

ありす「掃除屋は掃除屋に、ですね」

輝子「あ、あわよくば共倒れ……」

千枝「例え倒せなくても、弱ったところをみんなで襲えば……」

加蓮「簡単に倒せるってわけか」

まゆ「そこからPさんをどう攻略するかは、各々の好きなように。まゆ以外に靡くとは思いませんけどねぇ……」

凛「勘違いしないでもらえるかな。私が負けないのはみんなにだよ」

巴「強気じゃのお」



アハハウフフエヘヘフヒヒ…





未央(なんで私ここにいるんだろ……)
 
 ………
  …

 翌日、事務所


ガチャ

早苗「おっはよー!」

友紀「あ、たいちょーおはよー」

きらり「おっはおっは☆」

あい「やあ、おはよう」

真奈美「おはよう」

早苗「……なにやってんの?」

あい「見て分からないかい?」





P「ちょ、離せ! あ、こら友紀! どこ触ってんだ! らめええぇぇえ! それバットじゃないのおおぉぉおおっ!」



早苗「Pくんを押し倒してるようにしか。てか友紀ちゃん。さすがにそれはアウト」

友紀「1アウトかー」
早苗「お酒でも飲んでるの? もう朝なんだからシャキッとしなさい!」

友紀「あはは、シラフだよー」

早苗「……え?」

あい「そうだ。早苗くんには渡すものがあったな」

真奈美「私もだ。受け取ってくれるかな?」

きらり「きらりもー!」

友紀「あ。あたしもー」



脱退届



早苗「……うん? ごめん、昨日飲み過ぎたかも。それともまだ夢の中かな?」

きらり「夢じゃないにぃ☆」

あい「なんなら試してみるかい?」

早苗「え?」
 
 刹那、あいの右手が早苗を襲う――!

「な……!」

 腕で防御し、顔への直撃は防いだものの、腕から伝わるその威力が如何に本気かという事を赤裸々に伝える。

「みんな……どうして!」

 攻撃の後、一歩引いたあいが不敵に笑う。

「何故、か」

「簡潔に言うなら、気付いてしまったからかな」

「あたしたちが今まで無意味で愚かな行動をしてたって事にね」

「だからこれからは自分の好きなようにやるにぃ」

 みな立ち上がり、早苗の四方を囲う。


 ――逃げ場は、無い。
 
 真奈美は拳を構える。

「その為には」

 友紀はハリセンを構える。

「たいちょー」

 あいは手錠を構える。

「少し君は、邪魔過ぎる」

 きらりは腕を広げる。

「だからきらりたちがー」

 みなの目が正気で無い事、そして今からどうしようとしているのか。
 早苗は、ようやく現状を理解した。
 
 この敵意は本物――!




「お掃除してあげる」

「みんな……」
早苗「あはははは!」

きらり「……なにがおかしいのー?」

早苗「はは、あはは。ごめんごめん」

あい「気に触れたかい?」

真奈美「そうかもしれないね。戦力の差が分からない人じゃない」

早苗「うんうん。あたし、そういうの見抜くの得意でさー。今はあれでしょ? 3人であたしを押し倒して、最後に手錠掛けようって魂胆でしょ?」

あい「正解。傷付ける訳にはいかないからね」

きらり「早苗さんも味方になってもらうゆー☆」

友紀「だから大人しく……」
「あ?」

 瞬間。
 まるで身体が凍り付いたかのように固まる。

 否、動いたら――



「あたし相手に手加減して」



 ――やられる!



「勝てると思ってんの?」


 
 “本物”の殺意。
 掃除屋として数多くの修羅場を潜った4人とはいえ、感じた事の無いプレッシャー。
 それもそのはず。今まで相手してきた中に、早苗と同様のレベルの者はいなかったから。

「――!」

 動いたのは真奈美。
 このまま制止していてもやられるという、本能的なものがそうさせた。
 
 友紀も動く。きらり、あい両名は置き去りを喰らう。

 これが、よくなかった。

「よしっ!」

 後方にいた真奈美の狙いは早苗の自由を奪う事。両脇に腕を通し、暴れにくくさせる。
 その狙い自体は悪くなかった。

「シッ!」

 悪かったのは、相手。
 少ししゃがんだと思えば、真奈美の勢いを利用しそのまま背負い投げ!
 背中から床に落ちた真奈美はガハッと呻いて動かなくなる。

 慌てたのは友紀だ。
 真奈美が確実に早苗を抑え込むと信じてたから、距離を詰めすぎていた。
 
「ヤバッ!」

 慌てて立ち止まった友紀の鳩尾には、開かれた早苗の右手が添えられる。
 そして友紀が息を吐き出したのと同時に――

「りゃあ!」

 ――掌底!
 無論本気では無かった一撃とはいえど、箇所・タイミングともに完璧ならば威力は絶大。

「ごめんね」

 腹を押さえ倒れ込む友紀の首元に軽くチョップ。
 意識の飛んだ友紀は真奈美の隣に眠るように倒れた。

 真奈美が仕掛けて、この間5秒――!


「次はどっち?」



※鳩尾掌底はガチで危険なので真似しないで下さい。
あい「……急用を思い出した、では駄目かな?」

早苗「うん、ダメ♪」ニッコリ

きらり「あわわわわ……」ガタガタガタ

早苗「きらりちゃんも頑張らなきゃー。ほら、きらりんぱわーでカモン」

きらり「えと、あの。にょ、にょわ☆」

早苗「あはは」





早苗「来ないならこっちからいくよ」





ニョワー! ヤ、ヤメテクレー!



P「」

?「フヒィィ……」ガタガタガタ
早苗「さてと」

あい「」ガクーン

きらり「」ニョワーン

早苗「輝子ちゃん、逃げちゃダメよ?」

輝子「フヒィ!?」

早苗「ねえ、知ってること洗いざらい喋ってくれるかな?」

輝子「あ、あの……、何も知ら」
早苗「あたしもちょーっと怒ってるから嘘ついたらシメるわよ?」

輝子「フヒッ! まゆと千枝が先導して4人を拉致、洗脳しました!」

早苗「そっかそっか。あの2人が帰って来てたわね。それはそうと輝子ちゃん?」

輝子「ふ、フヒ?」





早苗「輝子ちゃんは4人に何もしてないわよね?」ポキポキ

輝子「」





ノオオオォォオオオマイヘエエエェェエエエエルプッ!!
どうしてこうなった。

仕事なので本日ここまで。
続きは明日か明後日に書きます。

お付き合い感謝!

13:52│片桐早苗 
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