2013年11月05日

幸子「遊佐こずえさん、ですか」

チッチッチッチッチ……ボッ

P「カップここに置いとくからな」


幸子「ありがとうございます。……それで、どういった事情なんですか?」

P「恩義のある人から頼まれて、少しの間預かった。それだけだ」

幸子「それだけって。突っ込みどころ、多すぎです」

P「勿論、話せないことだってあるがな」

幸子「……これから、どうするんですか?」

P「どうするも何も。言ったとおりだ」 

幸子「お仕事しながら年頃の女の子のお世話まで、できるんですか?」

 シュンシュンシュン……

P「大丈夫だ。仕事に支障が出るような真似はしない」

幸子「……」カチン


幸子「どうせ、一人やろうなんて思ってるんでしょう?」

P「……」

幸子「そんなの無理に決まってます!今だって遅くまで仕事してるのに」

P「それはお前が心配することじゃない。余計なお世話だ」

 ピーーーーッ

幸子「っ……この、わからずや!」

P「わからず屋で結構」

幸子「――っ」キッ

P「……」


幸子「そんなだから、」

P「――しっ、ストップ」

 ピーー……カチ


……〜♪〜〜〜♪〜〜……


幸子「……こずえさん?」

P「行ってやってくれるか?」

幸子「……話、終わってないですからねっ」タタ

P「……」

P「……やってしまった」

P「紅茶、淹れるか」

 続く。

20:36│輿水幸子 
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