2013年11月07日
モバP「争奪歌合戦」ちひろ「四回目です!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359563282
ちひろ「はい、すっかりお馴染みのこの企画です!」
ちひろ「まさかの四回目に突入とは我々としても驚きですね!」
P「確かに予想はしませんでしたね」
ちひろ「プロデューサーさんも最初はあんなに嫌がってたのに今じゃこんなに.....」
P「いえ、ただもう諦めただけです」
ちひろ「でも、なんだかんだで楽しんでないですか?」
P「まぁ、色々と予想外の選曲があるから驚いたりするってのは事実ですね」
ちひろ「なるほど」
P「今まで知らなかった意外な趣味とかもわかるのでその辺は面白いと思ってますよ」
ちひろ「じゃあ全く役に立たないってわけでもないってことですね♪」
P「決して認めたくはないですけどね」
ちひろ「ひどい!」
P「しかし、四回目ともなると誰が出てくるのか気になるところではありますね」
ちひろ「今回は誰が出てくるんでしょうね?」
P「この企画ってアイドルたちも見てるんですよね」
ちひろ「録画したものを放送してますからね」
P「....まぁ、一度も許可した覚えはないんですけどね」
ちひろ「細かいことを気にしたら負けですよ」
P「ちなみに出場したがる人って多いんですか?」
ちひろ「それが意外と多くてですね」
P「へぇ、結構意外だなぁ」
ちひろ「商品が商品ですからね」
P「俺を一日好きにできるのがそんなにいいのかなぁ?」
ちひろ「....ニブいんだから」ボソッ
P「何か言いました?」
ちひろ「いえ、別に」
ちひろ「というわけでルールを説明します」
ちひろ「今からアイドルたちに歌を歌っていただきます」
ちひろ「そして、その歌がプロデューサーさんの心に一番響いた人が優勝です」
P「まぁ毎度お馴染みって感じですね」
ちひろ「優勝者には『プロデューサーさんを一日好きにできる券』を進呈します!」
P「ワー、スゴイナー」
ちひろ「前回の優勝は月光花を歌った三船美優さんでした」
P「とっても素敵でしたね」
ちひろ「一緒にお散歩に行くってことでしたけどどうでした?」
P「ああ、この間行ってきましたよ」
ちひろ「詳しい内容をぜひ!」
P「まぁ、なんのことはない普通のお散歩でしたよ」
ちひろ「へぇ、具体的には?」
P「うーん、ちょっと遠出して、近くの森林公園に行って」
ちひろ「ほうほう」
P「そこでお弁当を食べました」
ちひろ「それはもしかして....」
P「まぁ、美優さんの手作り弁当だったんですけど」
ちひろ「全国の男性が血の涙を流しますよ.....」
P「そのあと、その.....」
ちひろ「なんです?」
P「ひ、膝枕をですね.....」
ちひろ「なんと」
P「いや、決して強要したわけじゃありませんからね!」
ちひろ「はいはい」
P「そしたらいつの間にか眠っててですね」
ちひろ「ふむふむ」
P「目が覚めたら美優さんがやたらと慌ててたんですよね」
ちひろ「それって....」
P「妙に顔が近かったけどなんだったのかなぁ?」
ちひろ(言わないでおこう....)
ちひろ「それじゃあお待ちかね!今回のプロデューサーさんの報酬は」
ちひろ「ジャーン!エナドリチャージ10を進呈!」
P「おお、普通に嬉しいかも」
P(しかしなぜだろう、この大盤振る舞いになにか嫌な予感を感じてしまうのは.....)
ちひろ「どうしました?」
P「いえ、なんでも」
ちひろ「あっ、そういえばせっかく電話番号渡したのに一度も飲みに誘ってくれないじゃないですか」
P「ああ、そういえばそうですね」
ちひろ「もう....」
P「じゃあ今日、これが終わったら飲みに行きますか?」
ちひろ「ほ、本当ですか!?」
P「ええ、本当ですよ」
ちひろ「ぜ、絶対ですからね!約束ですよ!」
P「は、はい....」
P(なんだろう.....)
ちひろ「えへへ....」
P「一応聞いておきますけど今回のしばりは?」
ちひろ「まぁ、前と同じってことで」
P「はいはい、アニメ・特撮しばりですね、だんだん雑になってきましたよ....」
ちひろ「そんなことありませんってば」
P「はいはい」
ちひろ「それじゃそろそろ始めますよ、最初の挑戦者はこの方です!」
プシュー!!
P「まーた立派なセットを....」
ちひろ「すごいですね、このまま地上波の歌番組にも転用できそうな感じで.....」
P「また頑張らないと.....」
?「やっほー☆Pくん、最初はアタシだよ!」
ちひろ「一人目は城ヶ崎シスターズの妹、カリスマちびギャルこと城ヶ崎莉嘉ちゃんでーす!!」
P「へぇ、最初は莉嘉か」
莉嘉「へへっ、ビックリした?」
P「まあ、少しな」
莉嘉「ちゃんと聴いててね、Pくんのことメロメロにしちゃうんだから☆」
P「おう、がんばれよ」
ちひろ「それじゃあ莉嘉ちゃん、スタンバイよろしくね」
莉嘉「ハーイ、じゃあPくん、行ってきまーす!」
P「ああ、しっかりな」
ちひろ「それでは城ヶ崎莉嘉さんです、どうぞ!!」
♪〜
P「おお、これは.....」
ちひろ「あっ、これは知ってます!」
P「莉嘉らしいっちゃらしいな」
莉嘉「この頃 はやりの女の子♪」
莉嘉「お尻の小さな 女の子♪」
莉嘉「こっちを向いてよ ハニー♪」
莉嘉「だってなんだか だってだってなんだもん♪」
ちひろ「これって結構昔のアニメなんですよね?」
P「そうですね、でも莉嘉が歌ってるのは近年になってからカバーされたやつですね」
ちひろ「あれも何かの特撮のテーマ曲でしたっけ」
P「エヴァと同じ人が監督やってたやつですよ」
ちひろ「へえー」
P「あんまりヒットしませんでしたけどね」
ちひろ「主題歌と歌手の人だけ有名になったような感じですもんね」
P「まあ悪く言っちゃえばそうですね、そこそこ面白いと思うんだけどなぁ....」
莉嘉「お願い お願い 傷つけないで♪」
莉嘉「わたしのハートは チュクチュクしちゃうの♪」
P「しかし楽しそうに歌うなぁ」
ちひろ「聴いてるこっちも楽しくなっちゃいますね♪」
P「莉嘉のキャラクターにあってますからねこういう曲は」
ちひろ「ちなみにこれの原作ってどんな感じなんですか?」
P「えっ、まぁ有名なのは全裸変身とか.....」
ちひろ「....なんですかそれ?」
P「いや、本当にあるんですって!それを放送してましたから!」
ちひろ「なんというか、おおらかな時代だったんですねぇ....」
P「今そんなことやったら、市民団体とか某アグネスが飛んできますよ」
ちひろ「でしょうね...」
莉嘉「イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤー♪」
莉嘉「ハニー フラッシュ♪」
P「オリジナル版はこのあと、『かわるわよ』ってセリフがつくんです」
ちひろ「なるほど」
ちひろ「はい、莉嘉ちゃんありがとうございましたー!!」パチパチパチ
莉嘉「えへへ、どうだったPくん?」
P「おう、可愛かったぞ、莉嘉はこのアニメ見たことあるのか?」
莉嘉「うーん、見たことないけどなにかのアニメだったっていうのは知ってるよ」
P「まぁやっぱりそんな感じだろうな」
莉嘉「いつもはお姉ちゃんと二人で歌ってるんだよ♪」
P「へぇ、美嘉と一緒にか」
莉嘉「うん、お姉ちゃんも出たがってたけど予定合わなかったんだって」
P「なるほどなぁ」
莉嘉「絶対出てやる〜って言ってたよ☆」
P「ってことはそのうち来るな....」
ちひろ「はい、そういうわけで城ヶ崎莉嘉さんでしたー!」パチパチパチ
莉嘉「Pくん、莉嘉のコト選んでね☆」
P「ああ、考えとくよ」
莉嘉「ゼッタイだよ!」
P「まぁまぁほかの人のを聴いてからな」
莉嘉「うん!じゃあ一緒に聴こ!」
ちひろ「続いて二人目の方です、こちら!!」
プシュー!!
?「どーも、Pさん、次はあたしだよ」
ちひろ「二人目は京都のミッドナイトフェアリーこと塩見周子さんでーす!」パチパチパチ
すみません ちょっと一時中断します
お昼くらいに復活すると思うんで....
周子「ちなみにこれ何のアニメだっけ?」
P「まあギャグアニメだよ」
加蓮「なんかシュールなやつだよね」
莉嘉「アタシ見たことあるけどよくわからなかったよ」
小梅「わ、私も.....」
P「うーん、人を選ぶってのはあるかもしれないな」
ちひろ「プロデューサーさんはどうだったんですか?」
P「俺は結構好きなほうです」
卯月「うれしいな うれしいな♪」
卯月「はじめまして こいごころ♪」
卯月「あした また あえるね♪」
卯月「おやすみなさい♪」
卯月「ゆめで すぐ あえるね♪」
卯月「おやすみなさい♪」
ちひろ「はい、ありがとうございましたー!」パチパチパチ
卯月「どうでしたか、プロデューサーさん?」
P「綺麗な声だったよ」
卯月「そうですか?ありがとうございます!」
P「卯月は見てたのか?あのアニメ」
卯月「はい!たまたまチャンネルを変えたらEDが流れてて、とっても綺麗な曲だなって思って」
P「へえ、アニメは?」
卯月「うーん、そうですねぇ、なのちゃんが可愛かったなって思いました!」
P「はぁ、そうか.....」
卯月「あ、あとはかせがとっても可愛かったなっていうのが....」
P「なるほど....」
P(普通だ.....)
ちひろ「はい!以上島村卯月ちゃんでしたー!ありがとうございましたー!」パチパチパチ
卯月「プロデューサーさん、審査よろしくお願いします!」
P「わかってるわかってる」
加蓮「卯月、上手だったよ」
莉嘉「卯月ちゃん、可愛かったよ☆」
周子「うん、上手かったよ卯月ちゃん」
小梅「き、綺麗な声....でした....」
卯月「はい、皆さんありがとうございます!」
ちひろ「さあ、いよいよ最後の一人なってしまいました!」
P「ついにか...」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「いや、最近気づいたんですけど六人目に出てくる奴はかなりぶっ飛んだ選曲をする傾向があるので....」
ちひろ「ああ、なるほど....」
P「今回は鬼が出るか蛇が出るかってとこですかね...」
ちひろ「どうなるんでしょうね、では登場していただきましょう!どうぞ!」
プシュー!!
?「P!トリはウチじゃな!」
ちひろ「六人目はこの方!広島が生んだ任侠アイドル、村上巴さんでーす!」
P「.....一応聞いとくけど巴はアニメとか特撮とかは見るのか?」
巴「いや、そんなもんはよう見んけど光に見せられたけぇ、そのなかで気に入った歌があったからこうして来たいうわけじゃ」
P「なるほど、光の仕業か.....」
ちひろ「じゃあ巴ちゃん、準備よろしくね」
巴「おうP、気合入れて歌うけん、よう聴きや!」
P「わかってるって....」
周子「一番この企画に縁がなさそうな感じだけど....」
莉嘉「何歌うのかな?」
卯月「小梅ちゃん、なんだと思う?」
小梅「な、なんで...しょう...?」
加蓮「ちょっと興味あるかも」
ちひろ「それでは本日最後です、村上巴さん!どうぞ!!」
♪〜
P「マジか.....」
莉嘉「なんかコレ....」
加蓮「壮大なイントロ....」
周子「これはさすがにわかんないなぁ....」
卯月「聞いたことないです....」
小梅「でも....い、勇ましい感じ....」
巴「君の青春は輝いているか♪」
巴「ほんとうの自分を隠してはいないか♪」
莉嘉「Pくん、これ知ってる?」
P「特撮の歌だよ、結構昔のやつだ」
周子「かなり予想の斜め上を行ってるね...」
加蓮「ていうか予想できないよ、こんなの...」
卯月「でもとっても上手ですね!」
小梅「うん...す、すごく感情が...こもってる....」
ちひろ「光ちゃん、恐るべしですね」
P「ていうか何教えてるんだあいつは....」
周子「こぶし効いてるねぇ」
P「本家より効いてるよ....」
巴「宇宙全体よりも 広くて深いもの♪」
巴「それはひとりの 人間の心♪」
加蓮「でもなんていうかこの歌....」
周子「熱いね」
卯月「というより.....」
小梅「重い....」
莉嘉「なんか怒られてるみたーい」
P「まぁファンの間でも通称『説教ソング』としてある意味有名だからな.....」
ちひろ「そういえば主題歌なのに全然ヒーローとかの名前が歌詞にないんですね」
P「そういう歌はいくつかありますけどやっぱり珍しいんですよね」
加蓮「おもしろいの、この番組?」
P「うーん、おもしろいけどハッピーエンドって感じじゃないんだよな」
周子「具体的には?」
P「ようは主人公が人間に戻れなくなるって終わり方だよ」
卯月「なんだか悲しい話ですね....」
P「子供向けなはずなんだがなぁ......」
巴「愛が欲しければ 誤解を恐れずに♪」
巴「ありのままの自分を たいようにさらすのだ♪」
間違えました.....
>>58は ○太陽に さらすのだ
×たいように さらすのだ
です
ちひろ「どうもありがとうございましたー!」パチパチパチ
巴「どうじゃった、P?」
P「確かに上手いなぁ」
巴「光から見せてもろた時に、ええこと言っとったから覚えてしもたわ」
P「確かにものすごい歌詞だからな」
巴「人が人として生きていくうえで、大切なことを言うとるんじゃ、Pよ!男だったらこういう風に生きんといかん!」
P「あ、あぁ......」
P(感化されてるなぁ、良いほうに転べばいいんだけど)
P「ちなみに番組自体はどうだった?」
巴「番組?ああ、あれか、ああいうんは苦手やき、よう見とらんわ」
P(だろうなぁ.....)
ちひろ「はい!というわけで村上巴さん、ありがとうございましたー!」パチパチパチ
巴「P!うちを選べ!ええな!」
P「まあ今から審査するから.....」
加蓮「巴ちゃん、上手だったよ」
卯月「とっても感情がこもってました!」
周子「予想外の選曲でビックリしちゃった」
小梅「す、すごかったです.....」
莉嘉「今度はもっと可愛いの歌おー!!」
巴「お、おお....い、一応礼は言っとくわ...」
ちひろ「というわけで今回はこれにて終了です!」
ちひろ「本日の曲目は......」
1、城ヶ崎莉嘉 キューティーハニー
2、塩見周子 メリッサ
3、北条加蓮 あんなに一緒だったのに
4、白坂小梅 Sexy Sexy,
5、島村卯月 Zzz
6、村上巴 君の青春は輝いているか
ちひろ「でお送りしました」
ちひろ「さあ、それではプロデューサーさん、今回の優勝者の発表をお願いします!」
莉嘉「Pくん!お願い!」
周子「結構本気でやったつもりなんだけど.....」
加蓮「プロデューサー....」
小梅「プ、プロデューサーさん.....」
卯月「プロデューサーさん、私頑張りました!」
巴「P!わかっとるやろな!」
P「ふぅ、では発表します!」
P「優勝者は.....」
ゴクリッ
P「>>68です!!!」
P「優勝者は巴です!!!」
巴「むっ、うちか!?」
ちひろ「おめでとうございます!優勝は6番、村上巴さんでーす!」
莉嘉「うわーん、負けちゃったよ〜」
周子「ありゃ、ダメか」
加蓮「あっ、負けた......」
小梅「ざ、残念....」
卯月「うぅ...頑張りが足りませんでした....」
ちひろ「プロデューサーさん、巴ちゃんの勝因はなんでしょう?」
P「普段演歌しか歌わない巴がアニメソングを歌う」
P「なおかつ、歌の雰囲気が巴にピッタリだった、これに尽きると思います」
P「ちなみに最後まで迷ったのは莉嘉でした」
莉嘉「うーん、悔しいなぁ.....」
P「みんな落ち込むな!優勝といってもごくわずかの差だからな」
P「勝負は時の運、これにめげずにガンバレ!」
ちひろ「それじゃ、優勝した巴ちゃんには『プロデューサーさんを一日好きにできる券』を進呈します!どうぞ!!」
巴「ふむ、Pよ、これいつでも使えるんか?」
P「ん?まぁ一回限りだけどな」
巴「そうか.....」
巴「それやったらどう使うかは考えとく」
P「ああ、なんでもいいぞ」
巴「P、身体あけときや、そのうち親父に挨拶に行ってもらうけぇのお」
P「もう行ったじゃないか、お前をうちの事務所にスカウトするときに....」
巴「ふっ、そういうんと違うわ、まぁ待っとき」
P「?」
ちひろ「はい、四回目のプロデューサーさん争奪歌合戦いかがでしたでしょうか?」
ちひろ「今回もまさかまさかの結果となりました」
ちひろ「では今日はこの辺でお別れです!」
ちひろ「今度は第五回でお会いいたしましょう!さようなら!!」
P「まだ続くのか.....」
−−−−−−−−−
莉嘉「あーあ、負けちゃったな〜」
周子「でも莉嘉ちゃん、上手だったよ」
加蓮「プロデューサーも言ってたでしょ、めげずに頑張らなきゃ」
卯月「私たち、もーっと頑張らなきゃだね!」
小梅「が、がんばる.....」
周子「じゃ、ごはんでも行こっか」
莉嘉「あっ、行く行く〜♪」
加蓮「なんだかお腹空いちゃったね....」
卯月「いっぱい頑張ったからだね!」
小梅「な、何....食べよっかな....」
周子「おっ、電話、ちょっと先に行ってて」
莉嘉「うん、早く来てね☆」
周子「はいもしもし、あっ唯ちゃん」
周子「ごめーん、シューコ負けちゃったよ」
周子「えっとね、巴ちゃんが優勝だよ」
周子「へぇ、唯ちゃんも出るんだ、他には?」
周子「えっ!?クラリスさん?」
おわり?
駄文失礼しました〜
とうとう4回目に突入してしまいましたがもう少しだけ続きます
次回は今回以上にカオスなメンツになると思いますので何卒ご容赦を
ではまた〜
ちひろ「はい、すっかりお馴染みのこの企画です!」
ちひろ「まさかの四回目に突入とは我々としても驚きですね!」
P「確かに予想はしませんでしたね」
ちひろ「プロデューサーさんも最初はあんなに嫌がってたのに今じゃこんなに.....」
P「いえ、ただもう諦めただけです」
ちひろ「でも、なんだかんだで楽しんでないですか?」
P「まぁ、色々と予想外の選曲があるから驚いたりするってのは事実ですね」
ちひろ「なるほど」
P「今まで知らなかった意外な趣味とかもわかるのでその辺は面白いと思ってますよ」
ちひろ「じゃあ全く役に立たないってわけでもないってことですね♪」
P「決して認めたくはないですけどね」
ちひろ「ひどい!」
P「しかし、四回目ともなると誰が出てくるのか気になるところではありますね」
ちひろ「今回は誰が出てくるんでしょうね?」
P「この企画ってアイドルたちも見てるんですよね」
ちひろ「録画したものを放送してますからね」
P「....まぁ、一度も許可した覚えはないんですけどね」
ちひろ「細かいことを気にしたら負けですよ」
P「ちなみに出場したがる人って多いんですか?」
ちひろ「それが意外と多くてですね」
P「へぇ、結構意外だなぁ」
ちひろ「商品が商品ですからね」
P「俺を一日好きにできるのがそんなにいいのかなぁ?」
ちひろ「....ニブいんだから」ボソッ
P「何か言いました?」
ちひろ「いえ、別に」
ちひろ「というわけでルールを説明します」
ちひろ「今からアイドルたちに歌を歌っていただきます」
ちひろ「そして、その歌がプロデューサーさんの心に一番響いた人が優勝です」
P「まぁ毎度お馴染みって感じですね」
ちひろ「優勝者には『プロデューサーさんを一日好きにできる券』を進呈します!」
P「ワー、スゴイナー」
ちひろ「前回の優勝は月光花を歌った三船美優さんでした」
P「とっても素敵でしたね」
ちひろ「一緒にお散歩に行くってことでしたけどどうでした?」
P「ああ、この間行ってきましたよ」
ちひろ「詳しい内容をぜひ!」
P「まぁ、なんのことはない普通のお散歩でしたよ」
ちひろ「へぇ、具体的には?」
P「うーん、ちょっと遠出して、近くの森林公園に行って」
ちひろ「ほうほう」
P「そこでお弁当を食べました」
ちひろ「それはもしかして....」
P「まぁ、美優さんの手作り弁当だったんですけど」
ちひろ「全国の男性が血の涙を流しますよ.....」
P「そのあと、その.....」
ちひろ「なんです?」
P「ひ、膝枕をですね.....」
ちひろ「なんと」
P「いや、決して強要したわけじゃありませんからね!」
ちひろ「はいはい」
P「そしたらいつの間にか眠っててですね」
ちひろ「ふむふむ」
P「目が覚めたら美優さんがやたらと慌ててたんですよね」
ちひろ「それって....」
P「妙に顔が近かったけどなんだったのかなぁ?」
ちひろ(言わないでおこう....)
ちひろ「それじゃあお待ちかね!今回のプロデューサーさんの報酬は」
ちひろ「ジャーン!エナドリチャージ10を進呈!」
P「おお、普通に嬉しいかも」
P(しかしなぜだろう、この大盤振る舞いになにか嫌な予感を感じてしまうのは.....)
ちひろ「どうしました?」
P「いえ、なんでも」
ちひろ「あっ、そういえばせっかく電話番号渡したのに一度も飲みに誘ってくれないじゃないですか」
P「ああ、そういえばそうですね」
ちひろ「もう....」
P「じゃあ今日、これが終わったら飲みに行きますか?」
ちひろ「ほ、本当ですか!?」
P「ええ、本当ですよ」
ちひろ「ぜ、絶対ですからね!約束ですよ!」
P「は、はい....」
P(なんだろう.....)
ちひろ「えへへ....」
P「一応聞いておきますけど今回のしばりは?」
ちひろ「まぁ、前と同じってことで」
P「はいはい、アニメ・特撮しばりですね、だんだん雑になってきましたよ....」
ちひろ「そんなことありませんってば」
P「はいはい」
ちひろ「それじゃそろそろ始めますよ、最初の挑戦者はこの方です!」
プシュー!!
P「まーた立派なセットを....」
ちひろ「すごいですね、このまま地上波の歌番組にも転用できそうな感じで.....」
P「また頑張らないと.....」
?「やっほー☆Pくん、最初はアタシだよ!」
ちひろ「一人目は城ヶ崎シスターズの妹、カリスマちびギャルこと城ヶ崎莉嘉ちゃんでーす!!」
P「へぇ、最初は莉嘉か」
莉嘉「へへっ、ビックリした?」
P「まあ、少しな」
莉嘉「ちゃんと聴いててね、Pくんのことメロメロにしちゃうんだから☆」
P「おう、がんばれよ」
ちひろ「それじゃあ莉嘉ちゃん、スタンバイよろしくね」
莉嘉「ハーイ、じゃあPくん、行ってきまーす!」
P「ああ、しっかりな」
ちひろ「それでは城ヶ崎莉嘉さんです、どうぞ!!」
♪〜
P「おお、これは.....」
ちひろ「あっ、これは知ってます!」
P「莉嘉らしいっちゃらしいな」
莉嘉「この頃 はやりの女の子♪」
莉嘉「お尻の小さな 女の子♪」
莉嘉「こっちを向いてよ ハニー♪」
莉嘉「だってなんだか だってだってなんだもん♪」
ちひろ「これって結構昔のアニメなんですよね?」
P「そうですね、でも莉嘉が歌ってるのは近年になってからカバーされたやつですね」
ちひろ「あれも何かの特撮のテーマ曲でしたっけ」
P「エヴァと同じ人が監督やってたやつですよ」
ちひろ「へえー」
P「あんまりヒットしませんでしたけどね」
ちひろ「主題歌と歌手の人だけ有名になったような感じですもんね」
P「まあ悪く言っちゃえばそうですね、そこそこ面白いと思うんだけどなぁ....」
莉嘉「お願い お願い 傷つけないで♪」
莉嘉「わたしのハートは チュクチュクしちゃうの♪」
P「しかし楽しそうに歌うなぁ」
ちひろ「聴いてるこっちも楽しくなっちゃいますね♪」
P「莉嘉のキャラクターにあってますからねこういう曲は」
ちひろ「ちなみにこれの原作ってどんな感じなんですか?」
P「えっ、まぁ有名なのは全裸変身とか.....」
ちひろ「....なんですかそれ?」
P「いや、本当にあるんですって!それを放送してましたから!」
ちひろ「なんというか、おおらかな時代だったんですねぇ....」
P「今そんなことやったら、市民団体とか某アグネスが飛んできますよ」
ちひろ「でしょうね...」
莉嘉「イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤー♪」
莉嘉「ハニー フラッシュ♪」
P「オリジナル版はこのあと、『かわるわよ』ってセリフがつくんです」
ちひろ「なるほど」
ちひろ「はい、莉嘉ちゃんありがとうございましたー!!」パチパチパチ
莉嘉「えへへ、どうだったPくん?」
P「おう、可愛かったぞ、莉嘉はこのアニメ見たことあるのか?」
莉嘉「うーん、見たことないけどなにかのアニメだったっていうのは知ってるよ」
P「まぁやっぱりそんな感じだろうな」
莉嘉「いつもはお姉ちゃんと二人で歌ってるんだよ♪」
P「へぇ、美嘉と一緒にか」
莉嘉「うん、お姉ちゃんも出たがってたけど予定合わなかったんだって」
P「なるほどなぁ」
莉嘉「絶対出てやる〜って言ってたよ☆」
P「ってことはそのうち来るな....」
ちひろ「はい、そういうわけで城ヶ崎莉嘉さんでしたー!」パチパチパチ
莉嘉「Pくん、莉嘉のコト選んでね☆」
P「ああ、考えとくよ」
莉嘉「ゼッタイだよ!」
P「まぁまぁほかの人のを聴いてからな」
莉嘉「うん!じゃあ一緒に聴こ!」
ちひろ「続いて二人目の方です、こちら!!」
プシュー!!
?「どーも、Pさん、次はあたしだよ」
ちひろ「二人目は京都のミッドナイトフェアリーこと塩見周子さんでーす!」パチパチパチ
すみません ちょっと一時中断します
お昼くらいに復活すると思うんで....
周子「ちなみにこれ何のアニメだっけ?」
P「まあギャグアニメだよ」
加蓮「なんかシュールなやつだよね」
莉嘉「アタシ見たことあるけどよくわからなかったよ」
小梅「わ、私も.....」
P「うーん、人を選ぶってのはあるかもしれないな」
ちひろ「プロデューサーさんはどうだったんですか?」
P「俺は結構好きなほうです」
卯月「うれしいな うれしいな♪」
卯月「はじめまして こいごころ♪」
卯月「あした また あえるね♪」
卯月「おやすみなさい♪」
卯月「ゆめで すぐ あえるね♪」
卯月「おやすみなさい♪」
ちひろ「はい、ありがとうございましたー!」パチパチパチ
卯月「どうでしたか、プロデューサーさん?」
P「綺麗な声だったよ」
卯月「そうですか?ありがとうございます!」
P「卯月は見てたのか?あのアニメ」
卯月「はい!たまたまチャンネルを変えたらEDが流れてて、とっても綺麗な曲だなって思って」
P「へえ、アニメは?」
卯月「うーん、そうですねぇ、なのちゃんが可愛かったなって思いました!」
P「はぁ、そうか.....」
卯月「あ、あとはかせがとっても可愛かったなっていうのが....」
P「なるほど....」
P(普通だ.....)
ちひろ「はい!以上島村卯月ちゃんでしたー!ありがとうございましたー!」パチパチパチ
卯月「プロデューサーさん、審査よろしくお願いします!」
P「わかってるわかってる」
加蓮「卯月、上手だったよ」
莉嘉「卯月ちゃん、可愛かったよ☆」
周子「うん、上手かったよ卯月ちゃん」
小梅「き、綺麗な声....でした....」
卯月「はい、皆さんありがとうございます!」
ちひろ「さあ、いよいよ最後の一人なってしまいました!」
P「ついにか...」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「いや、最近気づいたんですけど六人目に出てくる奴はかなりぶっ飛んだ選曲をする傾向があるので....」
ちひろ「ああ、なるほど....」
P「今回は鬼が出るか蛇が出るかってとこですかね...」
ちひろ「どうなるんでしょうね、では登場していただきましょう!どうぞ!」
プシュー!!
?「P!トリはウチじゃな!」
ちひろ「六人目はこの方!広島が生んだ任侠アイドル、村上巴さんでーす!」
P「.....一応聞いとくけど巴はアニメとか特撮とかは見るのか?」
巴「いや、そんなもんはよう見んけど光に見せられたけぇ、そのなかで気に入った歌があったからこうして来たいうわけじゃ」
P「なるほど、光の仕業か.....」
ちひろ「じゃあ巴ちゃん、準備よろしくね」
巴「おうP、気合入れて歌うけん、よう聴きや!」
P「わかってるって....」
周子「一番この企画に縁がなさそうな感じだけど....」
莉嘉「何歌うのかな?」
卯月「小梅ちゃん、なんだと思う?」
小梅「な、なんで...しょう...?」
加蓮「ちょっと興味あるかも」
ちひろ「それでは本日最後です、村上巴さん!どうぞ!!」
♪〜
P「マジか.....」
莉嘉「なんかコレ....」
加蓮「壮大なイントロ....」
周子「これはさすがにわかんないなぁ....」
卯月「聞いたことないです....」
小梅「でも....い、勇ましい感じ....」
巴「君の青春は輝いているか♪」
巴「ほんとうの自分を隠してはいないか♪」
莉嘉「Pくん、これ知ってる?」
P「特撮の歌だよ、結構昔のやつだ」
周子「かなり予想の斜め上を行ってるね...」
加蓮「ていうか予想できないよ、こんなの...」
卯月「でもとっても上手ですね!」
小梅「うん...す、すごく感情が...こもってる....」
ちひろ「光ちゃん、恐るべしですね」
P「ていうか何教えてるんだあいつは....」
周子「こぶし効いてるねぇ」
P「本家より効いてるよ....」
巴「宇宙全体よりも 広くて深いもの♪」
巴「それはひとりの 人間の心♪」
加蓮「でもなんていうかこの歌....」
周子「熱いね」
卯月「というより.....」
小梅「重い....」
莉嘉「なんか怒られてるみたーい」
P「まぁファンの間でも通称『説教ソング』としてある意味有名だからな.....」
ちひろ「そういえば主題歌なのに全然ヒーローとかの名前が歌詞にないんですね」
P「そういう歌はいくつかありますけどやっぱり珍しいんですよね」
加蓮「おもしろいの、この番組?」
P「うーん、おもしろいけどハッピーエンドって感じじゃないんだよな」
周子「具体的には?」
P「ようは主人公が人間に戻れなくなるって終わり方だよ」
卯月「なんだか悲しい話ですね....」
P「子供向けなはずなんだがなぁ......」
巴「愛が欲しければ 誤解を恐れずに♪」
巴「ありのままの自分を たいようにさらすのだ♪」
間違えました.....
>>58は ○太陽に さらすのだ
×たいように さらすのだ
です
ちひろ「どうもありがとうございましたー!」パチパチパチ
巴「どうじゃった、P?」
P「確かに上手いなぁ」
巴「光から見せてもろた時に、ええこと言っとったから覚えてしもたわ」
P「確かにものすごい歌詞だからな」
巴「人が人として生きていくうえで、大切なことを言うとるんじゃ、Pよ!男だったらこういう風に生きんといかん!」
P「あ、あぁ......」
P(感化されてるなぁ、良いほうに転べばいいんだけど)
P「ちなみに番組自体はどうだった?」
巴「番組?ああ、あれか、ああいうんは苦手やき、よう見とらんわ」
P(だろうなぁ.....)
ちひろ「はい!というわけで村上巴さん、ありがとうございましたー!」パチパチパチ
巴「P!うちを選べ!ええな!」
P「まあ今から審査するから.....」
加蓮「巴ちゃん、上手だったよ」
卯月「とっても感情がこもってました!」
周子「予想外の選曲でビックリしちゃった」
小梅「す、すごかったです.....」
莉嘉「今度はもっと可愛いの歌おー!!」
巴「お、おお....い、一応礼は言っとくわ...」
ちひろ「というわけで今回はこれにて終了です!」
ちひろ「本日の曲目は......」
1、城ヶ崎莉嘉 キューティーハニー
2、塩見周子 メリッサ
3、北条加蓮 あんなに一緒だったのに
4、白坂小梅 Sexy Sexy,
5、島村卯月 Zzz
6、村上巴 君の青春は輝いているか
ちひろ「でお送りしました」
ちひろ「さあ、それではプロデューサーさん、今回の優勝者の発表をお願いします!」
莉嘉「Pくん!お願い!」
周子「結構本気でやったつもりなんだけど.....」
加蓮「プロデューサー....」
小梅「プ、プロデューサーさん.....」
卯月「プロデューサーさん、私頑張りました!」
巴「P!わかっとるやろな!」
P「ふぅ、では発表します!」
P「優勝者は.....」
ゴクリッ
P「>>68です!!!」
P「優勝者は巴です!!!」
巴「むっ、うちか!?」
ちひろ「おめでとうございます!優勝は6番、村上巴さんでーす!」
莉嘉「うわーん、負けちゃったよ〜」
周子「ありゃ、ダメか」
加蓮「あっ、負けた......」
小梅「ざ、残念....」
卯月「うぅ...頑張りが足りませんでした....」
ちひろ「プロデューサーさん、巴ちゃんの勝因はなんでしょう?」
P「普段演歌しか歌わない巴がアニメソングを歌う」
P「なおかつ、歌の雰囲気が巴にピッタリだった、これに尽きると思います」
P「ちなみに最後まで迷ったのは莉嘉でした」
莉嘉「うーん、悔しいなぁ.....」
P「みんな落ち込むな!優勝といってもごくわずかの差だからな」
P「勝負は時の運、これにめげずにガンバレ!」
ちひろ「それじゃ、優勝した巴ちゃんには『プロデューサーさんを一日好きにできる券』を進呈します!どうぞ!!」
巴「ふむ、Pよ、これいつでも使えるんか?」
P「ん?まぁ一回限りだけどな」
巴「そうか.....」
巴「それやったらどう使うかは考えとく」
P「ああ、なんでもいいぞ」
巴「P、身体あけときや、そのうち親父に挨拶に行ってもらうけぇのお」
P「もう行ったじゃないか、お前をうちの事務所にスカウトするときに....」
巴「ふっ、そういうんと違うわ、まぁ待っとき」
P「?」
ちひろ「はい、四回目のプロデューサーさん争奪歌合戦いかがでしたでしょうか?」
ちひろ「今回もまさかまさかの結果となりました」
ちひろ「では今日はこの辺でお別れです!」
ちひろ「今度は第五回でお会いいたしましょう!さようなら!!」
P「まだ続くのか.....」
−−−−−−−−−
莉嘉「あーあ、負けちゃったな〜」
周子「でも莉嘉ちゃん、上手だったよ」
加蓮「プロデューサーも言ってたでしょ、めげずに頑張らなきゃ」
卯月「私たち、もーっと頑張らなきゃだね!」
小梅「が、がんばる.....」
周子「じゃ、ごはんでも行こっか」
莉嘉「あっ、行く行く〜♪」
加蓮「なんだかお腹空いちゃったね....」
卯月「いっぱい頑張ったからだね!」
小梅「な、何....食べよっかな....」
周子「おっ、電話、ちょっと先に行ってて」
莉嘉「うん、早く来てね☆」
周子「はいもしもし、あっ唯ちゃん」
周子「ごめーん、シューコ負けちゃったよ」
周子「えっとね、巴ちゃんが優勝だよ」
周子「へぇ、唯ちゃんも出るんだ、他には?」
周子「えっ!?クラリスさん?」
おわり?
駄文失礼しました〜
とうとう4回目に突入してしまいましたがもう少しだけ続きます
次回は今回以上にカオスなメンツになると思いますので何卒ご容赦を
ではまた〜
21:21│モバマス