2013年11月08日
早苗「掃除屋でーす」
P「お、来てくれたか」
早苗「まったく。本当はこんなのに頼らず常日頃からきちんと片付けしとくべきよ?」
友紀「そーだそーだ」
早苗「まったく。本当はこんなのに頼らず常日頃からきちんと片付けしとくべきよ?」
友紀「そーだそーだ」
P「部屋にビール缶が散乱してるお前にだけは言われたくねぇよ」
きらり「きれいきれいにすゆよ☆」
早苗「現場担当はあたしたち3人だけど、掃除道具は晶葉ちゃんの特製だから。伝言聞く?」
P「伝言?」
早苗「この機会に一掃してしまえ、だって」
P「そうしたいから頼んだんだ。よろしく頼む」
友紀「まっかせなさい!」
きらり「がんばるにぃ」
早苗「よし、じゃあさっそく現場に行こっか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374558451
P自宅前
早苗「そういえばP君引っ越しはしないの?」
P「悩んではいるんですけどねー。愛着が沸いちゃって」
友紀「あたしらをトップアイドルにしようとしてる人がこんなボロアパートに住んでちゃねぇ……」
P「ぐ……。や、やかましい」
早苗「でも考えておいて損はないわよ? せっかくだから次はセキュリティー万全のマンションにしなさい」
P「考えときます……」
きらり「入る前からさっそく発見だにぃ」
早苗「入り口のとこにあるダンボール2つね。じゃあ片付けますか」
早苗「おや? 両方とも拾って下さいって書いてあるけど、P君どうする?」
P「引き取って下さい。1つは一昨年の冬からあるんですよ」
早苗「えらく放置してたわね。もう1つは?」
P「最近になって……」
早苗「そ。じゃあ友紀隊員。これ2つとも車に放り込んできて」
友紀「あいあいさー! きらりちゃんも手伝ってくんない?」
きらり「りょーかい☆」
イヴ「Pさんに恩返しするまで離れるわけにはー!」ズルズル
みく「やめるにゃ! Pチャンに拾われるまでここにいるのにゃー!」ズルズル
早苗「さて、とりあえず2つ片付いたわね」
友紀「簀巻きにして」
きらり「放り込んできたにぃ☆」
早苗「ご苦労。さ、中に入るわよ」
P「はい」カチャ
早苗「どれどれ……。あっ」
友紀「うわちゃー……」
きらり「ペットおっけーにょわ?」
P「ダメ。大家さんに怒られるのでこの子たちも引き取って下さい」
早苗「めっちゃ威嚇されてるんだけど」
アッキー「くぅん……」
優「うううー……」
聖來「く、くぅん」
凛「がうぅ……!」
P「引き取って下さい」
早苗「いけ、きらり隊員」
きらり「にょわー☆(物理)」
ヤメテー! イヤー! マケナイ、ワタシハァ!
早苗「1匹は狂犬病の疑いがあるから後で治療しとく」
P「ほどほどにお願いします」
友紀「思った以上に狭いね」
きらり「お掃除も簡単だにぃ☆」
P「間取りを説明すると、入ってすぐキッチンがあって浴室とトイレが隣にある。まっすぐいけば寝室件居間だ」
早苗「ちなみにP君」
P「はい?」
早苗「浴室は湿気がひどい?」
P「そりゃあもう。最近じゃ風呂は事務所で済ませてますし、トイレも近くのコンビニ借りてますよ」
友紀「隊長、まずは浴室から掃除しますか?」
早苗「そうね。放っといたら菌が繁殖しかねないし」
きらり「ごしごしすればいいー?」
P「じゃあお願いします」ガチャ
輝子「フヒ……」ワラワラ
P「前に見たときより増えとる」
早苗「案の定きのこ生えてたか」
友紀「きらりちゃん、食べれるのは置いといてね。片付け終わったら焼いて食べるから」
きらり「わかったにぃ☆」ブチブチ
輝子「ノオォォマイフレエェェエエンズッ!」
P「うるさい」
輝子「あ……スイマセン……」
早苗「まだ居間に入ってないのに7つも処理したんだけど」ゴシゴシ
P「なんかすいません……」
コツッ
友紀「ん?」
きらり「にょ?」
早苗「上から聞こえたわね。友紀隊員、天井に向かってフルスイング」
友紀「ラジャー!」スチャ
P「ちょ」
早苗「修理費は任せた」
P「はあああっ!? 友紀、待て! 早まる――」
友紀「通天閣打法!」ブンッ!
ガシャーン!
?「わわわっ!?」ドサッ
早苗「やっぱりネズミがいたかー」
きらり「駆除するにぃ☆」
あやめ「ま、待って下さいきらり殿! これには事情が――」
きらり「きらりんぱわー☆(物理)」ゴスッ
あやめ「」
友紀「じゃあ浴室はこれくらいで!」
P「天井に穴が……。修理費いくらかかるんだこれ……」
早苗「あとで片付けた子たちにも請求しといてあげるからくよくよしない!」
P「うう……」
きらり「次は居間だにぃ!」
友紀「部屋の左側にベッド。右側にテレビや冷蔵庫、食卓かぁ。あんまり物は置かないんだね」
P「普段あまり居ないからな。お前らのCDや写真集とかはベッドの横のクローゼットにきちんと分けて入れてる」
早苗「最近開けた?」
P「物音がするようになってからは開けてません」
きらり「Pちゃん服はー?」
P「スーツや2、3日分の下着は事務所に置いてる。ベッドの下に収納スペースあるから私服はそこに入れてるよ」
友紀「あー……。ぎり1人は入れそうだね」
早苗「さすがに下着やらなんやら入れてる場所にはいないでしょ」ガラッ
きらり「空っぽの棺桶があるだけだにぃ」
P「あのきのこめ……」
早苗「ここを拠点に繁殖してたわけね」
友紀「私服ないね」
P「どこに移したんだよあいつ……」
早苗「じゃあ明らかに何かいるクローゼットの掃除をしましょうか」
友紀「きらりちゃんは何がいると思う?」
きらり「ノーコメントにすゆー」
早苗「まあどうせ……」
4人(あの子だろうなー)
早苗「反撃に備えてフォーメーションB」
友紀「きらりちゃん任せた」
きらり「りょーかいだにぃ☆」ガラッ
響子「あ、えっと……」
4人(こっちか)
響子「あ、あのPさん。服はここに畳んで入れてますから!」
P「ありがとう。きらり」
きらり「簀巻きー☆」
イヤー!
>>13
あくまでワゴン車だから!
さすがにそこまで猟奇的なのは書けないわ…
P「通りで帰ってくるたびにご飯が出来てるわけだ……」
早苗「クローゼットの中で正座して服畳んでるって、想像するとシュールね」
友紀「風呂場できのこ繁殖もなかなかだけどね」
きらり「うゆ? Pちゃん私服多いねー。クローゼットいっぱいいっぱい」
P「……こんなにあったっけ?」
早苗「掘れ」
友紀「ラジャー!」
乃々「だからむーりぃーって言ったんですけど……」
千枝「いけると思ったのに……」
ありす「浜口さんを見習って屋根裏にするべきでしたか……」
P「」
早苗「子ネズミが3匹もいたか」
きらりんぱわーで子ネズミ退場
早苗「さすがにもう隠れる場所はないわよね?」
P「恐らく……」
友紀「床下収納、ベランダ」
P「どっちもない」
きらり「お掃除かんりょー?」
早苗「これからが本番よ。友紀隊員、例の物を」
友紀「はいはいー」
P「それは?」
早苗「晶葉ちゃん特製の盗聴器、隠しカメラ掃除機。市販の物より精度が高いんだって」ポチッ
P「そこまではしないでしょう」
ビービー!
P「」
早苗「信じる者が救われる時代は終わったのよ」
早苗「タコ足配線」ブチッ
友紀「冷蔵庫裏のコンセントに刺さった消臭剤」ブチッ
きらり「ぬいぐるみの目が小型カメラだにぃ」グシャッ
早苗「目覚まし時計」ガンッ
友紀「テレビのリモコン」バキッ
きらり「エアコンのもー」バコッ
早苗「扇風機の裏にも」ブチッ
友紀「CDケースに混じってた」バキッ
きらり「これもー!」グシャッ
………
…
P「」
早苗「あ、もしもしー? 逆探いける? そっかそっか、じゃあ向かわせといて」
莉嘉「お姉ちゃーん! 聞こえなくなったよー!」
美嘉「あの人たち相手じゃ分が悪かったかぁ……。また仕込まないと」
ピンポーン
美嘉「ん、お客さん? 莉嘉、行ってきてくれる?」
莉嘉「はーい☆」パタパタ
ヤー!
美嘉「!? 莉嘉、どうしたの!?」
あい「おや、お邪魔させてもらってるよ」
美嘉「」
イヤー!
女子寮
智絵里「うう……Pさんのお部屋見えなくなっちゃった……」
ピンポーン
智絵里「あ……はーい……」ガチャ
有香「押忍!」
智絵里「」
ゆかり「だめ……ですね。やはり直接家にお邪魔した方が――」
ピンポーン
ゆかり「は、はーい」ガチャ
亜里沙「悪い子は」
ウサコ「ここウサー?」
ゆかり「」
加蓮「ちぇっ、せっかく凛に手伝ってもらったのになー。次はどうしよう……」
ピンポーン
加蓮「あ、お母さんいないんだっけ。はいはーい」ガチャ
真奈美「こんにちは」ニコッ
加蓮「」
早苗「うんうん、捕まえた子はレッスン場に送っといて。あとでまとめてシメ――指導するから。うん、はーい」ピッ
P「晶葉ですか」
早苗「そ。逆探でまとめて掃除したからこれで安心して」
P「お世話になりました……」
友紀「終わり? つっかれたー」
きらり「じゃあきのこ焼くにぃ☆」
早苗「あ、あたし天ぷらで」
P「じゃあ俺はバター炒めで」
早苗「P君も食べるんだ。親友の親友」
P「安心したらお腹空いちゃって」
友紀「あたしビール買ってくるねー」
きらり「はりきって作るゆー☆」
………
…
P「いやー、今日は本当にありがとうな」
早苗「これに懲りたら引っ越ししなさいよ?」
P「前向きに考慮しますよ。送ってかなくていいんですか?」
友紀「送り狼ー!」
P「するか!」
早苗「車だし大丈夫よ。まだ用事もあるし」
きらり「きらりねむねむー……」
P「きらりは?」
早苗「先に家に送っとく。友紀ちゃんも帰宅でいいね?」
友紀「えー! 今から二次会でしょ!?」
早苗「あたし車だってば。それじゃあP君、また明日ね」
きらり「ばいばーい……」
友紀「まったねー」
P「ああ、気をつけて帰れよ」
早苗「きらりちゃん歩ける?」
きらり「歩けゆー……」
友紀「まだきらりちゃんに夜更かしは無理かー」
早苗「アイドルが夜更かしってのもマズいけどね――ん?」
友紀「どうかしましたかたいちょー」
早苗「いやー、まっさかねー……」
友紀「んん?」
早苗「とりあえずきらりちゃん運ばないと」
友紀「ラジャー!」
きらり「ごめんにぃ……」
?「ふふ……。まだまだ甘いですねぇ」
?「でも助かりましたぁ。あのままクローゼットにいたら早苗さんたちに捕まってましたから」
?「困った時はお互い様よ。でもこれは貸しだというのは忘れないでちょうだい?」
?「わかってますよぉ。GPSの情報は逐一お教えします」
?「商談成立ね。今後とも友好的な関係でいたいわ」
?「判は押させませんからねぇ?」
?「あら。それを決めるのは貴女じゃないわよ?」
?「ふふ……」
?「ふふふ……」
早苗「へー。随分大掛かりな集音器ねぇ」
?「「!?」」
?「な、なんで……」
早苗「なんで? 明かりがついてないのに稼働してる電気メーター。しかもP君の隣の部屋。おかしいと思わない方が不思議よ。そうでしょ?」
早苗「留美ちゃん、まゆちゃん」
まゆ「……」
留美「く……」
早苗「電気メーターが入り口に付いてる古いアパートなのが仇となったわね。言い残すことはある?」
まゆ「言い残すもなにも……」
留美「貴女の口を封じれば万事解決。違うかしら」
早苗「へぇ……」
早苗「そうねぇ。あたしももう現役じゃないからなー。今日もきらりちゃんに任せっきりだったし」
留美「まゆちゃん、構えて」
まゆ「……」
早苗「でもねぇ」
早苗「隊長が部下より弱いと思ってんの?」
アー! ヤッヤメー!
P(隣の部屋やかましいなぁ)
こうして掃除を完了させた早苗一同。
だがいくら綺麗にしても汚れはまた溜まるもの。
第二の敵が現れる日も近いかもしれない。
だが負けるな早苗一同!
敵の汚れを浄化するその日まで!
?「ふふ、売り上げは順調ですね。このまま水で薄めたエナ茶を売りさばけば……ふふ」
早苗「掃除屋でーす」
?「!?」
おわり
ぶっちゃけ小日向や美波や智香とかkwsmさんとかまだ出したかったアイドルも多いですがこれ以上はグダると思ったんで終わります。
長い時間お付き合いありがとうございました。
画像先輩、たくさんの支援ありがとうございます!
>>46
……マジで?
>>50
tnx
被ってる部分多いな…。
以後気をつける…。
きらり「きれいきれいにすゆよ☆」
早苗「現場担当はあたしたち3人だけど、掃除道具は晶葉ちゃんの特製だから。伝言聞く?」
P「伝言?」
早苗「この機会に一掃してしまえ、だって」
P「そうしたいから頼んだんだ。よろしく頼む」
友紀「まっかせなさい!」
きらり「がんばるにぃ」
早苗「よし、じゃあさっそく現場に行こっか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374558451
P自宅前
早苗「そういえばP君引っ越しはしないの?」
P「悩んではいるんですけどねー。愛着が沸いちゃって」
友紀「あたしらをトップアイドルにしようとしてる人がこんなボロアパートに住んでちゃねぇ……」
P「ぐ……。や、やかましい」
早苗「でも考えておいて損はないわよ? せっかくだから次はセキュリティー万全のマンションにしなさい」
P「考えときます……」
きらり「入る前からさっそく発見だにぃ」
早苗「入り口のとこにあるダンボール2つね。じゃあ片付けますか」
早苗「おや? 両方とも拾って下さいって書いてあるけど、P君どうする?」
P「引き取って下さい。1つは一昨年の冬からあるんですよ」
早苗「えらく放置してたわね。もう1つは?」
P「最近になって……」
早苗「そ。じゃあ友紀隊員。これ2つとも車に放り込んできて」
友紀「あいあいさー! きらりちゃんも手伝ってくんない?」
きらり「りょーかい☆」
イヴ「Pさんに恩返しするまで離れるわけにはー!」ズルズル
みく「やめるにゃ! Pチャンに拾われるまでここにいるのにゃー!」ズルズル
早苗「さて、とりあえず2つ片付いたわね」
友紀「簀巻きにして」
きらり「放り込んできたにぃ☆」
早苗「ご苦労。さ、中に入るわよ」
P「はい」カチャ
早苗「どれどれ……。あっ」
友紀「うわちゃー……」
きらり「ペットおっけーにょわ?」
P「ダメ。大家さんに怒られるのでこの子たちも引き取って下さい」
早苗「めっちゃ威嚇されてるんだけど」
アッキー「くぅん……」
優「うううー……」
聖來「く、くぅん」
凛「がうぅ……!」
P「引き取って下さい」
早苗「いけ、きらり隊員」
きらり「にょわー☆(物理)」
ヤメテー! イヤー! マケナイ、ワタシハァ!
早苗「1匹は狂犬病の疑いがあるから後で治療しとく」
P「ほどほどにお願いします」
友紀「思った以上に狭いね」
きらり「お掃除も簡単だにぃ☆」
P「間取りを説明すると、入ってすぐキッチンがあって浴室とトイレが隣にある。まっすぐいけば寝室件居間だ」
早苗「ちなみにP君」
P「はい?」
早苗「浴室は湿気がひどい?」
P「そりゃあもう。最近じゃ風呂は事務所で済ませてますし、トイレも近くのコンビニ借りてますよ」
友紀「隊長、まずは浴室から掃除しますか?」
早苗「そうね。放っといたら菌が繁殖しかねないし」
きらり「ごしごしすればいいー?」
P「じゃあお願いします」ガチャ
輝子「フヒ……」ワラワラ
P「前に見たときより増えとる」
早苗「案の定きのこ生えてたか」
友紀「きらりちゃん、食べれるのは置いといてね。片付け終わったら焼いて食べるから」
きらり「わかったにぃ☆」ブチブチ
輝子「ノオォォマイフレエェェエエンズッ!」
P「うるさい」
輝子「あ……スイマセン……」
早苗「まだ居間に入ってないのに7つも処理したんだけど」ゴシゴシ
P「なんかすいません……」
コツッ
友紀「ん?」
きらり「にょ?」
早苗「上から聞こえたわね。友紀隊員、天井に向かってフルスイング」
友紀「ラジャー!」スチャ
P「ちょ」
早苗「修理費は任せた」
P「はあああっ!? 友紀、待て! 早まる――」
友紀「通天閣打法!」ブンッ!
ガシャーン!
?「わわわっ!?」ドサッ
早苗「やっぱりネズミがいたかー」
きらり「駆除するにぃ☆」
あやめ「ま、待って下さいきらり殿! これには事情が――」
きらり「きらりんぱわー☆(物理)」ゴスッ
あやめ「」
友紀「じゃあ浴室はこれくらいで!」
P「天井に穴が……。修理費いくらかかるんだこれ……」
早苗「あとで片付けた子たちにも請求しといてあげるからくよくよしない!」
P「うう……」
きらり「次は居間だにぃ!」
友紀「部屋の左側にベッド。右側にテレビや冷蔵庫、食卓かぁ。あんまり物は置かないんだね」
P「普段あまり居ないからな。お前らのCDや写真集とかはベッドの横のクローゼットにきちんと分けて入れてる」
早苗「最近開けた?」
P「物音がするようになってからは開けてません」
きらり「Pちゃん服はー?」
P「スーツや2、3日分の下着は事務所に置いてる。ベッドの下に収納スペースあるから私服はそこに入れてるよ」
友紀「あー……。ぎり1人は入れそうだね」
早苗「さすがに下着やらなんやら入れてる場所にはいないでしょ」ガラッ
きらり「空っぽの棺桶があるだけだにぃ」
P「あのきのこめ……」
早苗「ここを拠点に繁殖してたわけね」
友紀「私服ないね」
P「どこに移したんだよあいつ……」
早苗「じゃあ明らかに何かいるクローゼットの掃除をしましょうか」
友紀「きらりちゃんは何がいると思う?」
きらり「ノーコメントにすゆー」
早苗「まあどうせ……」
4人(あの子だろうなー)
早苗「反撃に備えてフォーメーションB」
友紀「きらりちゃん任せた」
きらり「りょーかいだにぃ☆」ガラッ
響子「あ、えっと……」
4人(こっちか)
響子「あ、あのPさん。服はここに畳んで入れてますから!」
P「ありがとう。きらり」
きらり「簀巻きー☆」
イヤー!
>>13
あくまでワゴン車だから!
さすがにそこまで猟奇的なのは書けないわ…
P「通りで帰ってくるたびにご飯が出来てるわけだ……」
早苗「クローゼットの中で正座して服畳んでるって、想像するとシュールね」
友紀「風呂場できのこ繁殖もなかなかだけどね」
きらり「うゆ? Pちゃん私服多いねー。クローゼットいっぱいいっぱい」
P「……こんなにあったっけ?」
早苗「掘れ」
友紀「ラジャー!」
乃々「だからむーりぃーって言ったんですけど……」
千枝「いけると思ったのに……」
ありす「浜口さんを見習って屋根裏にするべきでしたか……」
P「」
早苗「子ネズミが3匹もいたか」
きらりんぱわーで子ネズミ退場
早苗「さすがにもう隠れる場所はないわよね?」
P「恐らく……」
友紀「床下収納、ベランダ」
P「どっちもない」
きらり「お掃除かんりょー?」
早苗「これからが本番よ。友紀隊員、例の物を」
友紀「はいはいー」
P「それは?」
早苗「晶葉ちゃん特製の盗聴器、隠しカメラ掃除機。市販の物より精度が高いんだって」ポチッ
P「そこまではしないでしょう」
ビービー!
P「」
早苗「信じる者が救われる時代は終わったのよ」
早苗「タコ足配線」ブチッ
友紀「冷蔵庫裏のコンセントに刺さった消臭剤」ブチッ
きらり「ぬいぐるみの目が小型カメラだにぃ」グシャッ
早苗「目覚まし時計」ガンッ
友紀「テレビのリモコン」バキッ
きらり「エアコンのもー」バコッ
早苗「扇風機の裏にも」ブチッ
友紀「CDケースに混じってた」バキッ
きらり「これもー!」グシャッ
………
…
P「」
早苗「あ、もしもしー? 逆探いける? そっかそっか、じゃあ向かわせといて」
莉嘉「お姉ちゃーん! 聞こえなくなったよー!」
美嘉「あの人たち相手じゃ分が悪かったかぁ……。また仕込まないと」
ピンポーン
美嘉「ん、お客さん? 莉嘉、行ってきてくれる?」
莉嘉「はーい☆」パタパタ
ヤー!
美嘉「!? 莉嘉、どうしたの!?」
あい「おや、お邪魔させてもらってるよ」
美嘉「」
イヤー!
女子寮
智絵里「うう……Pさんのお部屋見えなくなっちゃった……」
ピンポーン
智絵里「あ……はーい……」ガチャ
有香「押忍!」
智絵里「」
ゆかり「だめ……ですね。やはり直接家にお邪魔した方が――」
ピンポーン
ゆかり「は、はーい」ガチャ
亜里沙「悪い子は」
ウサコ「ここウサー?」
ゆかり「」
加蓮「ちぇっ、せっかく凛に手伝ってもらったのになー。次はどうしよう……」
ピンポーン
加蓮「あ、お母さんいないんだっけ。はいはーい」ガチャ
真奈美「こんにちは」ニコッ
加蓮「」
早苗「うんうん、捕まえた子はレッスン場に送っといて。あとでまとめてシメ――指導するから。うん、はーい」ピッ
P「晶葉ですか」
早苗「そ。逆探でまとめて掃除したからこれで安心して」
P「お世話になりました……」
友紀「終わり? つっかれたー」
きらり「じゃあきのこ焼くにぃ☆」
早苗「あ、あたし天ぷらで」
P「じゃあ俺はバター炒めで」
早苗「P君も食べるんだ。親友の親友」
P「安心したらお腹空いちゃって」
友紀「あたしビール買ってくるねー」
きらり「はりきって作るゆー☆」
………
…
P「いやー、今日は本当にありがとうな」
早苗「これに懲りたら引っ越ししなさいよ?」
P「前向きに考慮しますよ。送ってかなくていいんですか?」
友紀「送り狼ー!」
P「するか!」
早苗「車だし大丈夫よ。まだ用事もあるし」
きらり「きらりねむねむー……」
P「きらりは?」
早苗「先に家に送っとく。友紀ちゃんも帰宅でいいね?」
友紀「えー! 今から二次会でしょ!?」
早苗「あたし車だってば。それじゃあP君、また明日ね」
きらり「ばいばーい……」
友紀「まったねー」
P「ああ、気をつけて帰れよ」
早苗「きらりちゃん歩ける?」
きらり「歩けゆー……」
友紀「まだきらりちゃんに夜更かしは無理かー」
早苗「アイドルが夜更かしってのもマズいけどね――ん?」
友紀「どうかしましたかたいちょー」
早苗「いやー、まっさかねー……」
友紀「んん?」
早苗「とりあえずきらりちゃん運ばないと」
友紀「ラジャー!」
きらり「ごめんにぃ……」
?「ふふ……。まだまだ甘いですねぇ」
?「でも助かりましたぁ。あのままクローゼットにいたら早苗さんたちに捕まってましたから」
?「困った時はお互い様よ。でもこれは貸しだというのは忘れないでちょうだい?」
?「わかってますよぉ。GPSの情報は逐一お教えします」
?「商談成立ね。今後とも友好的な関係でいたいわ」
?「判は押させませんからねぇ?」
?「あら。それを決めるのは貴女じゃないわよ?」
?「ふふ……」
?「ふふふ……」
早苗「へー。随分大掛かりな集音器ねぇ」
?「「!?」」
?「な、なんで……」
早苗「なんで? 明かりがついてないのに稼働してる電気メーター。しかもP君の隣の部屋。おかしいと思わない方が不思議よ。そうでしょ?」
早苗「留美ちゃん、まゆちゃん」
まゆ「……」
留美「く……」
早苗「電気メーターが入り口に付いてる古いアパートなのが仇となったわね。言い残すことはある?」
まゆ「言い残すもなにも……」
留美「貴女の口を封じれば万事解決。違うかしら」
早苗「へぇ……」
早苗「そうねぇ。あたしももう現役じゃないからなー。今日もきらりちゃんに任せっきりだったし」
留美「まゆちゃん、構えて」
まゆ「……」
早苗「でもねぇ」
早苗「隊長が部下より弱いと思ってんの?」
アー! ヤッヤメー!
P(隣の部屋やかましいなぁ)
こうして掃除を完了させた早苗一同。
だがいくら綺麗にしても汚れはまた溜まるもの。
第二の敵が現れる日も近いかもしれない。
だが負けるな早苗一同!
敵の汚れを浄化するその日まで!
?「ふふ、売り上げは順調ですね。このまま水で薄めたエナ茶を売りさばけば……ふふ」
早苗「掃除屋でーす」
?「!?」
おわり
ぶっちゃけ小日向や美波や智香とかkwsmさんとかまだ出したかったアイドルも多いですがこれ以上はグダると思ったんで終わります。
長い時間お付き合いありがとうございました。
画像先輩、たくさんの支援ありがとうございます!
>>46
……マジで?
>>50
tnx
被ってる部分多いな…。
以後気をつける…。
11:29│片桐早苗