2013年11月08日
星輝子「イカれた仲間を紹介するぜェェ!!」
法子「肌はちゃんと隠してるのに……」ハダイロタイツビヨーン
日菜子「そういう問題じゃないと思います……
でも倫理問題を解決したら是非採用したい衣装ですねえ、ムフフ」
日菜子「そういう問題じゃないと思います……
でも倫理問題を解決したら是非採用したい衣装ですねえ、ムフフ」
輝子「(……え? てことは万が一があったら私もあの衣装着るの……?)」
美波「お、おはようございます……」ソワソワ
輝子「あ、美波……さん、おはよう……」
美波「あの、さっきプロデューサーさんが救急室に運ばれて行きましたけど、
何かあったんですか……?」
日菜子「法子ちゃんの全身タイツを見て鼻血を吹いたんですよぉ、
女の子だらけの環境のくせに慣れてないんですねぇ♪」
美波「全身タイツ……鼻血……」
美波「そ、そういう属性なのね……わかるわ?」
ほしひなどな「「「……」」」
日菜子「新田さん」
美波「え、あ、はい?」
日菜子「確かに『エロスのイメージを打ち消したい』という相談を受けて、
さらに強烈な個性を出せばいいと言ったのは私とPさんですが……
その個性は真似しちゃいけない部類ですよぉ?」
美波「?」
P「よし、全員集まったな」
輝子「フ、フヒ……P、鼻にティッシュの花が咲いてる……フヒヒ!」
美波「……?」ハテ
美波「! お、オヤジギャグですね、わかるわっ」ニコッ
輝子「え、い、いや違うけど」
美波「」ズーン
日菜子「(新田さんの優しい笑みと一緒の「わかるわ」だと、
ネタというよりも癒される感じですねえ……疲れたときに言われたら私でもオトされちゃいそうです……ムフ)」
P「さて、急な話だが……ライブの件だ」
法子(in肌色全身タイツ)「え? あすのライブで何かあったんですか?」
P「法子は頼むからそれ脱いでこような、見ようによってはさっきより青少年の教育に悪いから。
……急な話だが、あすのライブは対決方式になった。相手は>>+3だ」
>>22
モバマス範囲内ならなんでもおk
安価下
P「通称『シンデレラガール』……十時愛梨だ」
全員「!?」
法子(in生まれたままの姿)「!?!?」ガラッ
P「あ、うん予測してた。予測してたから俺は後ろを向きながら話してたよ。
学習能力の高い俺マジ天才プロデューサー」
美波「こ、更衣室からここまで走ってきたのね……わ、わかるわ」
日菜子「新田さん、無理しなくていいんですよ……ああでも、その笑顔は可愛らしいです、ムフ」
P「……さらに、負けたほうが>>+3とまで要求してきた」
輝子「え……? し、親友? その条件でいくの……?」
P「ああ。お前たちのステップアップには必要なことだ」
日菜子「ハードルは高いほうが燃える……ってことですねえ。ムフフ……!」
法子「ねえプロデューサー、生○ンデリングをくっつけて紐みたくして着t」
P「うん、俺の視界に入る前に普段着に着替えてこい」
P「幸子インザスカイ……つまり俺達が負けたら幸子のスカイダイビング代は俺たちで」
輝子「私達が勝ったら……向こうの事務所持ちで幸子さんが空を舞う……」
日菜子「これは負けられない戦いになりましたねえ……ムフ、ムフフ、フフ」
美波「どちらが寄り美味しい思いをして幸子さんを飛ばすか……ですね。わかるわ」
法子(inブラ姿)「(あれ、これどう転んでも幸子ちゃん涙目じゃないの?)」
――――キリトリセン――――
自称・天使「(ブルッ)」
自称・天使「あれ? この震えはなんですかね?」
自称・天使「……ああ! 全宇宙でボクをカワイイと称賛する声が上がって、ついにその声がボクまで届いたんですね!!」
自称・天使「さあ、世界の皆さん! どの女の子よりもカワイイボクをもっと褒めてもいいんですよ!?」
――――キリトリセン――――
P「よし、じゃあいい感じに全員の士気が高まったところで、リハで疲れてるだろう。
10分休憩な。はいこれ差し入れのドーナツ」
法子「わぁ!」パァァァ
日菜子「……Pさん、今の法子さんの姿にコメントはないですかぁ?」
P「待て、今波紋のちょっとした応用で鼻血止めてるから」
輝子「えっ……なにそれこわい」
法子「んー、自分で買うドーナツもいいけど、人から貰ったドーナツもまた格別!
プロデューサーさん、何個か持って帰っていい?」
P「うん? いいけど、お前にしては珍しいな。家で食べるのか?」
法子「ううん、発電用!」パァァ
P「」プシュゥゥゥゥ
日菜子「あ、Pさんの波紋が乱れました」
美波「Pさんも……やっぱり男の人なんですね。……わ、わかるわ」カァァ
日菜子「だから無理に使わなくていいですよ新田さん。
それにその用法だと、新田さんが男心を掌握しているように聞こえ……」
日菜子「(……ハッ! もしかしてその用法もアリなんですか!?
Pさんの多感な男心を察した新田さんが、後を追うように救急室に言って、そのあとは……
え、エロスの「わかるわ」……エロスの「わかるわ」!
やばい、これだけで御飯三杯行けますよ!!)」
日菜子「フヒ、フヒヒ! フヒ!」
輝子「あ、日菜子……やばい、自分の世界に入っちゃった……」
輝子「……ど、どうしよう。リハの続きができない……」
法子「え……あ、そうか、今プロデューサーさんも……日菜子ちゃんもかな?
再起不能状態だから、ライブのリハの段取りが頭に入ってる人いないんだ。
輝子ちゃん、覚えてない?」
輝子「い、いつも日菜子にまかせてたから……自分ではうろ覚え……
ど、ドナキチ……このままだとリハできない……愛梨に負けちゃう……幸子はどうでもいいけど、
親友が悲しむ……」
美波「……大丈夫ですよ。リーダーはここにいるんですから、今できることをすればいいんですよ。わかるわね?」ニコッ
輝子「え、あ……」
美波「日菜子ちゃんも妄想中とはいえ、動かないわけではないんですから。リハに入れは妄想しながらでも、
身体は勝手に動くはずです。……乙女の感でわかるわ」
輝子「あ……うん、はい」
法子「(あれ、なんか美波さん悪い方向に川島さん化してない?)」
輝子「そ、それじゃあリハの続きやりますけど……確か自己紹介の次は……>>+2だったはず」
輝子「新曲発表……私達のための曲……フヒ」
法子「あ、普通だ」
P「曲としては普通ですけど、こっちの面子は色々と普通じゃないですけどね」
美波「あ、Pさん。おかえりなさい」
P「鼻へ続く血管から血を吐き出させることが鼻血を止める方法だったとは、
『(血液を)あげちゃってもいいさ』って名言はさすがの万能力ですね」
輝子「よ、用法……違うと思う……」
P「さて、さっき輝子が言った通り、自己紹介あとすぐにこのメンバーの新譜……というかデビュー曲を発表する。
面子が面子だし、ライブのアピール向けにかなり部分的に濃くしてみたつもりだ」
法子「っていうと?」
P「言いながら胸にドーナツ入れるの辞めような? ……まあ、言ってみればダンスアリアピールアリのなんでも曲って思ってくれればいい。
お前たち個人個人をアピールできる曲を用意してみたつもりだ」
日菜子「アピール……なるほど、個人のイメージを固めると同時に、
ユニットのインパクトを強めるんですね……ムフ♪」
P「そのとおりだ。流石にここらへんを妄想に回すと頭が回すな、
さっきまでは壊れたパソコンのファンみたいにぶつくさ分け分からない事ぼやいてて怖かったけど」
美波「個人+ユニット……そのパワーでシンデレラガールに挑むんですね。わかるわ」
P「おお、だんだん顔まで川島さんに似てきたぞ美波。言ってることはその通りだけどな。
お前たちはまだ生まれたてのユニットだが、力を合わせれば十時愛梨にも負けないと俺は感じてる」
輝子「し……親友」
P「……どうした? そんな暗い顔して」
輝子「う、ううん……えっと……その……私、抜けちゃダメなのかな」
P「……、理由を聞こうか。できればこの場で」
輝子「……私、日菜子みたいに妄想力をアイドルのお仕事に活かせたりできないし……
どなきちみたく前に前に出れないし……
美波さんみたく、見た目がいいわけでも、ましてや優しいわけでも……ない……」
輝子「なんだか、本当にハリボテのリーダーだな、って思えてきて……
リハなのに、自己紹介も自分の紹介二回もしちゃったし……もう、いらないんじゃないかって」
P「輝子」
輝子「ふぇ」
P「……親友が信じられないか?」
輝子「………………、ううん……」
日菜子「(……あらら。あの表情はまだ不安が残ってますねえ。
ま、Pさんならそこらへんも承知の上でしょうけど……ムフ)」
P「よし、曲とパフォーマンスの練習だ!
いいか、リハだと思うな! まずは十時愛梨の前に、お前たち(ユニット名>>+3)の実力を俺に見せてみろ!!」
全員「「「「はい!!」」」」
安価確認したら一回中断します
ちょっと眠気が勝って続き書ける状態じゃないので、明日続き書きます
皆さん、夜遅くまでありがとうございます
次回、法子死す
デュエルスタンバイ!
遅くなりました、低速ながら再開していきます
―当日 LIVE一時間前―
美波「ふッ……はッ……っ、はーっ、はーっ……」
P「美波、そこまでにしとけ」
美波「……あ。プロデューサーさん」
P「そんなにパフォーマンスが気になるか? 前も言ったが、お前たちの実力なら、
愛梨だって負けないだろう。だからあとは――」
美波「本番に備えて身体を休めて欲しい、ですか? わかるわ」
P「……、ん」
美波「大丈夫です、プロデューサーさん。ちょっと無理はしてますけど、
自分の身体のことは自分がいちばんわかっている……わ……」
美波「……あ、あれ……?」
バタン
P「……み、美波? 美波!?」
??「……この感じ……遅かったようね。言わなくてもわかるわ」
P「……! その声とそのフレーズは!」
瑞樹「そう、私よ。ついでに輝子ちゃんも一緒にいるわ」
輝子「フ、フヒ……控え室から大きい音したから、付いてきた……」
P「……このタイミングで言うのも何ですが、貴方どこまで本当にわかってて本当にわかってないんですか」
瑞樹「それよりも。……まずいわね、症状が出始めてる。遅すぎたか」
P「え? 瑞樹さん、一体何を言って」
瑞樹「あら、話したことなかったかしら。
コレは『わかるわ』の使いすぎによる症状の第二段階よ」
P「」
P「え、『わかるわ』って使いすぎちゃいけないんです?」
瑞樹「ええ。適切な時と場合で使えるならともかく、あんまり無理なタイミングで使うと……」
瑞樹「まず身の回りのものに通称『kwsm』という厳格が見え始めるようになって、
第二に自分自身が『kwsm』に見え始め、最終的に自分自身を『kwsm』だと自覚するようになるわ」
輝子「ヒ……なんて恐ろしい……!」
P「なんだろう、症状の解説にも関わらず何か自身をネタにしようとしてる魂胆しか見えない」
瑞樹「あら、私は真面目よ? あんまり知られてない事実ではあるから、
私が普及委員会の長を努めてはいるけど」
P「あー、その普及委員会は多分潰したほうがいいですね。あとで電話番号教えてもらえます?」
輝子「親友……たぶんそれ、実在する……。私もちょっと『わかるわ』って行った時に、ヴァンパイア衣装に
ソレっぽいのが見えた気がするから……」
P「あー輝子が瑞樹さんサイドに回っちゃうかー。となるととりあえず信用する以外ないなー。
すごく信用したくないけど。すごく信用したくないけど」
瑞樹「……ただ、おかしいわね。普通『わかるわ』の症状には発汗や気絶の症状を伴わないんだけど……
鏡に写った自分を見てショックを受けたのかしら。まぁいいわ、Pくん。手伝ってくれる」
P「なんか全面的に信用が置けませんけど、何するんです」
瑞樹「『わかるわ』の治療には>>+2が一番いいの」
美波「……」ピトッ……モグモグ
瑞樹「」モグッ、モグッ
輝子「……し、親友? 私はなんにも……」
P「いいから黙って食え……」
輝子「う、うん……」モグ
P「(うん、財布にダメージを負ったけど美波のためだもんな、大丈夫だよな。
瑞樹さんの頼んだ寿司が若干器大きめシャリもネタも妙に良い物な気がしてならないけど、
美波のためだもんな。寿司を食べる輝子の苦笑……いや笑顔も見れたし)」
P「(しかし美波はそれでも太巻き寿司を選ぶ当たりはもう狙ってるとしか思えない)」
美波「……?」
―LIVE会場 別室控え室―
相手P「……」パタム
愛梨「あ、Pさん? ……誰と話してたんです?」
相手P「ああ、ちょっとな」
相手P「(……本当は誰とも話してなくて、向こうの控えを盗聴してたんだけどな。
スポーツドリンクにきらりのハピ粉を混ぜといたが、落ちないか。まさか『わかるわ』委員会の川島さんがあちらにつくとはな……)」
相手P「なぁ愛梨、今日の調子はどうだ?」
愛梨「すっごくいいです! 相手の皆さんも全力で挑んでくるみたいですし……
私も今ある全部を出して、皆さんを喜ばせたいです!」
相手P「そうか」
相手P「(……惜しかったな。ハピ粉に当たったままなら全力でなかったと言い訳ができたものを)」
相手P「(『紅天狗隊』……リーダーのことを考えて、ベニテングダケのことだと思うが。
残念だな。うちの愛梨はそちらさんの毒に飲まれるほど柔い娘じゃない……終わる頃に、心を潰されるなよ)」
相手P「ところで愛梨、今脱ごうとしてるそれはブラだぞ」
愛梨「あ」
―LIVE本番―
\TO・TO・KIN! TO・TO・KIN! TO・TO・KIN!/
\トトキーン! コトシノソウセンキョモイレルゾー!/
\マルタ十時団 総勢2457名 参陣/
愛梨「えへへ……それじゃあ、行ってきますね!」
相手P「ああ、行ってこい。脱がないようにな」
相手P「(……十時愛梨は全力を出す。相手が誰であろうと、どんな場所であろうと、平等に。
自分の価値だとか、フィールドだとか、そういうのではなく、多分それは彼女なりの礼儀なんだろう)」
愛梨「みんなー! 今日はライブに来てくれてありがとー!
こんなにいっぱい集まると、熱くなっちゃうねー!」ヌギッ
\ウォォォオオオオッ!!!/
愛梨「……なーんて、驚かせちゃった? 下にちゃんと衣装着てたのでしたー!」
\WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYHHHHHHHHUYYYYYY!!!!!!!!!!!
相手P「(キャラ、歌、ダンス。すべての面でシンデレラガールの名前にふさわしいのは、彼女だ。
……フフ。そろそろ対決相手が入ってくるころか)」
愛梨「それじゃあ、今日のゲストを呼んじゃうn……」
愛梨「」
相手P「」
>>+3 愛梨のリアクションの理由
………………ァァァァアアアァァァアァァ………………
愛梨「(え、あれ? 何この音……いや、声かな。
向こうの事務所の人にしては遠すぎるし)」
……アァァァアアアァアアア……
愛梨「(……ううん、これは……向こうの、星……輝子ちゃんの声だ。ライブ前にCDで聞いたから間違いない。
あれ?でもどこに……舞台袖にはいないみたいだし、観客席にも、後ろにも…………え?)」
愛梨「……上!?」
相手P「!?」
……ァァアアアアアアアアアア!!!
P「あの十時愛梨のファンを取り込むには、まずこちらへ興味を持ってもらう必要がある。
ファーストインパクト、実に当たり前なことだが難しいことだ」
P「大切なのは、『愛梨のファンを奪う』のではなく『愛梨のファンに俺たちのファンにもなってもらう』ことが重要であること」
P「そしてその為には、興味を引くための豪華な入り口……最初のパフォーマンスが重要になる」
輝子「ヒャァァァアァッファアアアアアァアッ!! 輝子inTHESky!! 地獄の空中ミサはここからはじまるぜえええはあああッハッハッハッハァアアアアア!!」
P「どうやら、成功したようだな。あっちのPすらも取り込むインパクト、そして空を飛来する4人の乙女達。
なんか輝子の声がやけくそ気味に聞こえるような気がしないでもないけど、あとはこれが無事に成功すれ……ば」
P「……あれ、なんか輝子だけ落下速度がおかしい。すいません、双眼鏡貰えます?」
スタッフ「? どうぞ、元々地上連絡用にあったものですが」
P「……」ノゾキ
輝子「アヒャ、ヒャ、ウ、ウワァアアアン! た、たす、たす、け、たす、けた、けたたたあああああああああ!!!」
P「(……日菜子はもうパラを開いてる、輝子は……あれ、何度も紐を引っ張って……)」
P「……あ、あいつのパラ壊れてますよ!?」
スタッフ「!?」
P「流石にヤバい!! すいません、誰かクッションになるも――」
相手P「……手配しましょう。落下まで2分1分ないですね?
スタッフを走らせてアクションスタント用のクッションを組めるだけ組みます」
P「相手Pさん……! すみません、ありがとうございます!」
相手P「……設備にチェーンやら骨組みやら、ステージ用の設備があります。そこにクッションをおくだけおいて、
段階的に衝撃を和らげることで、致命傷は免れるでしょう……素人の知恵ですが」
ザワザワ ナンデステージにクッションガ……? オイアイリチャンハヤクウタッテヨー ガヤガヤ
愛梨「え、えっと……みんな! 落ち着いてください、お願いします!」
P「(向こうさんに協力させてばかりだな……くっそ、輝子……!)」
相手P「……大丈夫です、死なせはしません」
相手P「(……それでも、この高度。死を免れても、アイドルを続けられるかどうか……)」
……ゴォォォオオオオオ
輝子「……フ、ッヒ……ヒヒャ」
輝子「……見せて……やるぜェ……私の、ステージ……」
輝子「親友と……大親友になって……はじめての……」
輝子「日菜子が支えてくれて、美波がフォローしてくれて、どなきちが変態だった……」
輝子「はじめての、私たちのステージ……」
オオオオオォォオオオオ
P「……」
相手P「やめておけ。スーツやティッシュをクッションに敷いたくらいじゃゃ気休めどころじゃない」
P「そ、それても……それでも……」
スタッフ「だ、ダメです、レスキュー間に合いません……! お、落ちてき――」
――スゥ
輝子「……エリンギ」
ジャラッ
輝子「マイタケ」
ジャラララララッ
輝子「ブナ、シメ、ジ」
シュルッゥッ
P「ッ……!!」
P「……、……?」
http://imgur.com/6e3x7tW
輝子「……ッッッ、ッッヒャアアッッハアアアァァァァ!!」
P「(……輝子は、確かに舞台に降臨した)」
P「(いや、性格には『ぶら下がっている』といったほうがいいんだろうか。
今日の衣装のメタリックチェーンが、舞台のチェーンと絡み)」
P「(輝子は、生きて……生きて……)」
相手P「おい」
P「!」
相手P「ライブの時間だぞ。ほら、さっさと捌けようぜ」
P「……ら、ライブって! 輝子はそんな状態じゃ……」
輝子「ヒ、ヒャーァッ、ハハハハハハァアアッ!! 今からこの会場は私達『紅天狗隊』のモノだァ!
ブラッティミサだァ! LIVEだァ! フヒ、ヒャハァァアアハハァアアッ!!」
P「……ああ、やる気満々だったよ。あんな涙目で、腹ァ擦ってんの見え見えなのに」
相手P「(……言い訳の原因を作らせるのは、コチラが失礼だったな。
愛梨、全力で当たれよ……でないと、こちらが潰される)」
P「(……と、そうだ。他の奴らは……)」
日菜子(まったく、Pさんも行けずですねえ。
しかし、あんな劇的な登場の仕方してくれるなんて……
やっぱり輝子さんは何かモッてますねえ。妄想が捗ります……ムフ♪)
P「……!? こいつ直接脳内に!?」
日菜子(いえ……実はですね)
日菜子(LIVE会場の天井に乗りあげてしまいまして、かなり声出してもこれくらいしか届かないんですよ。
でもこれはこれで目立つので、このままにしときます。歌うときはマイクがありますしね。
これがオープンでない会場ならこちらの負けでしたねえ、ムフ♪)
P「……、お前本当ポジティブだよなあ。あとでハシゴよこすからな?」
P「えーっと、まだ美波とドナキチは空か……お」
美波「プロデューサーさーん! 輝子さんが無事で何よりでしたー!
私達の波が来てることが、わかるわー!」
P「……ああ、あっちで手を振ってるな。もうちょっとで降りてきそうだな……ゆっくりした落ち方だし、
多分普通に会場に降りられるな……というか、パラのペイントになんか川島さんの顔が……あれいつの間にやったんだ」
P「後は法子だけど……なんか嫌な予感が。
ああ、アレか。……あれ、あいつだけ丸型のパラ?」
法子「わーい、プロデューサーさーん!」
※真ピンクの丸型の真ん中が一箇所だけ短い直線で黒く塗りつぶされているペイントを想像して、
頭の中で法子を飛ばしてください
P「」
輝子「」
愛梨「」
日菜子()ガタッ
相手P「ウホッ」
―LIVE終了直後―
P「うん、Pさん言いたいことは山ほどあるよ。
せっかく俺にも言わず丸型を選択したならドーナツペイントとかやりようあったんじゃないかなとか、
もうちょっと安全策取る気なかったのかな、とか、アイドルとしての自覚はないのか、とか」
法子「むー。あるよ、失敬な」モグモグ
P「でも一番言いたいのはね。
……どうしてあのタイミングだったん?」
法子「いや、なんでだろうね?」モグモグ
P「うん、原因究明をするつもりがあるなら平然と胸からドーナツ出して食べないでくれるかな。
多感なPさんはそれだけで鼻血を吹いちゃいそうになるから」
日菜子「まぁまぁPさん。偶然性をそれ以上責め立てるのはいけませんよう、ムフ」
美波「起きてしまったことはしかたがないのね……わかるわ」
P「……はぁ」
P「(……レスキュー隊や救急車が駆けつけたが、輝子は奇跡の無傷。
本人の希望もあり、ライブは続行された)」
P「(ただ、法子のパラシュートの開くタイミングやらそのデザインやらで双方に微妙な空気が流れたのは言うまでもない。
うん、ちょっと後で土下座しにいこう。焼くやつで)」
P「(その結果は――)」
>>+2 時間末尾=紅天狗隊の発揮値
>>+4 時間末尾=十時愛梨の発揮値
大きいほうが勝利
P「しかし……流石は十時愛梨、だったな」
輝子「……フヒ」
P「(……パラシュートが開かない恐怖、そして一瞬とはいえチェーンで自分の体を引っ張られる痛み、
そして自分自身。すべてを振り払い、輝子は全力を出し切った)」
P「(無論、それはみんな一緒だ――十時愛梨を除いて、は)」
―回想(だいたい法子のパラが開いた直後)―
P「」
輝子「」
愛梨「……!」カァアッ
P「(彼女は……脱いだ。しかも、相手Pはそれすら見越していたかのように、
3枚目の衣装を彼女に着せていた――)」
愛梨「な、なぜだかわからないけど熱くなっちゃいましたね!
それじゃあ、ライブ、はじめましょー! みんなー、あったまってるー!!」
\YEEEHHHEEAAAAAAHHHHHHHHHH!!!!!!/
日菜子「……フ、ム……」
P「(……彼女は、輝子が無事とわかった瞬間、既に『シンデレラガール』の彼女に切り替わっていた。
なんてことはない、輝子のアクシデントを含めた瞬間を除いては、最初から最後まで全力だったのだ)」
P「……ま、状況をアクシデントのせいにするのもアレだな。今度はもっと安全な演出にするよ。
すまなかった、輝子」
輝子「フ、フヒ……! 親友は悪くない、悪くないの……!
だって、私達……!」
輝子「引き分け、られたんだし……」
P「(……引き分け、というワードだけでも輝子の頬は目にわかるくらい緩んでる。
シンデレラガールに引き分け。……新鋭ユニットとしては、誇ってもいい結果だろう)」
P「(……でも 日菜子「甘いですよぉ輝子ちゃん」
輝子「フヒ!? ひ、日菜子……!」
日菜子「今回の勝利は奇跡だと思ってくださいねぇ。フライハイからのチェーンのぶら下がり、
アレを演出と言い張らなければ、私達は引き分けどころかどん底にまで落とされてますから」
輝子「……フ、フヒ……」
日菜子「……でも、よく生きて帰ってきました。それに、歌う貴方はシンデレラガールよりも立派でしたよ。ムフ♪」ナデナデ
輝子「……! ひ、ヒャッハァァァ!!」
P「(あっれ、Pって俺だよな?)」
法子「うーん。今回はギリギリ負けちゃったけど、何が悪かったんだろうね?」
P「そうだな、お前の思春期の学生並のエロ発想かな」
法子「えー!? あのあとスカートからドーナツ出して投げてプレゼントとか、
胸からドーナツ出してプレゼントとか、スパッツから」
P「うん、仮にもアイドルがエロとドーナツを結びつけようとするのそろそろやめない?
ビジュアル面も相まって別の客層が付いちゃうよ?」
美波「多感な時期なんですね……わかるわ」
瑞樹「ええ、あの年頃だと色々と思うこともあるでしょうしね……わかるわ」
P「あ、瑞樹さん」
瑞樹「経過は順調なようね。しばらくはこのMP3プレイヤーを聞いていれば、
『わかるわ』の症状は次第に和らいでいくはずよ」
P「……コレ、ただ単に瑞樹さんのシングル入れただけの」
瑞樹「大人には大人の事情があるの。わかるわね」
P「あ、はい(戦慄)」
相手P「やあ」
愛梨「……輝子ちゃん!」
P「相手Pさん……」
相手P「今回は引き分けだが……なんだか、こちらが負けた気分だよ。
うちの一番大切な娘が、まさか、とね」
P「はは。こっちもだいたい同じような気持ちですよ。
なんだか、勝ってるんだか負けてるんだかよくわかんなくて、ふわふわした気持ちのが強いです」
愛梨「輝子ちゃん、怪我本当にない? 傷もない?」
輝子「だ、大丈夫……本当の本当に無傷、ちょっとチェーンで引っ張られて『グェッ』ってなっただけ……」
愛梨「ほ、本当だよね! ちょっと確かめさせて!」ヌギッ
輝子「ふぇっ!?」
日菜子「まさかの百合展開!? ムヒュ、ムフフ、ムフ……!!(愛梨さんが服脱いでどうするんですかぁ)」
輝子「」
P「(あっちの戯れてるのはほうっておいていいだろう)」
相手P「ふふ。……今度は120%の愛梨を見せてあげましょう」
P「ええ。そのときを楽しみにしてますよ」
相手P「……しかし、なんというか。貴方達のところの子は、とても才能はある。
才能はあるんですが……」
輝子「?」
相手P「……何か、常識とズレてませんか……?
こう、常識とズレているというか。アイドルとしてどうなのかとか、考えたことはないんですか?」
日菜子「……ムフ。これでいいんですよォ」
美波「だって、私たちは」
法子「輝子ちゃんの!」
輝子「……!」
輝子「……イカれた仲間たちだからなァ!!!」
P「ただし法子、お前は後で社長室な」
法子「!?」
END?
おまけ。
幸子「……罰ゲームまではいいんですよ、ボクが不必要に罰を受けているのも構いませんよ。
救世主はいつだって見知らぬ誰かの罪をかぶってますからね、カワイイボクもそれくらいのことはやってみせますよ」
P「(こいついつも生きてるの楽しそうだなぁ)」
幸子「聞けば、ライブでは輝子ちゃんたち4人もダイビングしたって聞きましたし? しかもPの自腹で。
そのくらいしたんだったらカワイイボクも余裕ですよ、焼きマシュマロのレシピを書けってくらい余裕でやりますよ?
ただのスカイダイビングなら」
P「うん。輝子がな、ハードルを上げたからな」
幸子「……Pさん、内容をもう一度確認しても?」
P「えーと、“最低限の装備状態のまま空中に飛び出し衣装に着替え”」
幸子「あ、ダメですね、そこでカワイイボクができる範囲を越えましたね!
それをやると人間業じゃなくなっちゃいますから! カワイイボクが犯すべき領分じゃなくなっちゃいますから!」
P「……“最低限の装備の状態で、先行して空へ投げた衣装で空中着替え、そのままパラシュートを空中でキャッチ、ライブ会場に着地”だけど」
幸子「完全にやらす気ですね!? あの子が似たようなことやれたからカワイイボクもできるよ理論は通用しませんよ!?」
P「幸子!」ガシッ
幸子「ひっ!!」
P「君ならできるよ」
幸子「」キュン
その後、下着姿でパラシュートだけを背負った幸子が埼玉で発見された。
以上、終わりです。初SSでした。
なんだか色々中途半端になってごめんなさい。
「わかるわの美波さん」をどうするかが一番迷った反面、エロい法子をノリノリでやってました。
今度やるときはちゃんと練り上げたものか、
ないし短レスで簡潔する安価モノにでもしようかなーと考えてます。
ノリだけでどれだけいけるか試したらこのざまだよ!
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。画像貼りミス+途中の名前ミスすみませんでした。
HTML依頼出してきます。
美波「お、おはようございます……」ソワソワ
輝子「あ、美波……さん、おはよう……」
美波「あの、さっきプロデューサーさんが救急室に運ばれて行きましたけど、
何かあったんですか……?」
日菜子「法子ちゃんの全身タイツを見て鼻血を吹いたんですよぉ、
女の子だらけの環境のくせに慣れてないんですねぇ♪」
美波「全身タイツ……鼻血……」
美波「そ、そういう属性なのね……わかるわ?」
ほしひなどな「「「……」」」
日菜子「新田さん」
美波「え、あ、はい?」
日菜子「確かに『エロスのイメージを打ち消したい』という相談を受けて、
さらに強烈な個性を出せばいいと言ったのは私とPさんですが……
その個性は真似しちゃいけない部類ですよぉ?」
美波「?」
P「よし、全員集まったな」
輝子「フ、フヒ……P、鼻にティッシュの花が咲いてる……フヒヒ!」
美波「……?」ハテ
美波「! お、オヤジギャグですね、わかるわっ」ニコッ
輝子「え、い、いや違うけど」
美波「」ズーン
日菜子「(新田さんの優しい笑みと一緒の「わかるわ」だと、
ネタというよりも癒される感じですねえ……疲れたときに言われたら私でもオトされちゃいそうです……ムフ)」
P「さて、急な話だが……ライブの件だ」
法子(in肌色全身タイツ)「え? あすのライブで何かあったんですか?」
P「法子は頼むからそれ脱いでこような、見ようによってはさっきより青少年の教育に悪いから。
……急な話だが、あすのライブは対決方式になった。相手は>>+3だ」
>>22
モバマス範囲内ならなんでもおk
安価下
P「通称『シンデレラガール』……十時愛梨だ」
全員「!?」
法子(in生まれたままの姿)「!?!?」ガラッ
P「あ、うん予測してた。予測してたから俺は後ろを向きながら話してたよ。
学習能力の高い俺マジ天才プロデューサー」
美波「こ、更衣室からここまで走ってきたのね……わ、わかるわ」
日菜子「新田さん、無理しなくていいんですよ……ああでも、その笑顔は可愛らしいです、ムフ」
P「……さらに、負けたほうが>>+3とまで要求してきた」
輝子「え……? し、親友? その条件でいくの……?」
P「ああ。お前たちのステップアップには必要なことだ」
日菜子「ハードルは高いほうが燃える……ってことですねえ。ムフフ……!」
法子「ねえプロデューサー、生○ンデリングをくっつけて紐みたくして着t」
P「うん、俺の視界に入る前に普段着に着替えてこい」
P「幸子インザスカイ……つまり俺達が負けたら幸子のスカイダイビング代は俺たちで」
輝子「私達が勝ったら……向こうの事務所持ちで幸子さんが空を舞う……」
日菜子「これは負けられない戦いになりましたねえ……ムフ、ムフフ、フフ」
美波「どちらが寄り美味しい思いをして幸子さんを飛ばすか……ですね。わかるわ」
法子(inブラ姿)「(あれ、これどう転んでも幸子ちゃん涙目じゃないの?)」
――――キリトリセン――――
自称・天使「(ブルッ)」
自称・天使「あれ? この震えはなんですかね?」
自称・天使「……ああ! 全宇宙でボクをカワイイと称賛する声が上がって、ついにその声がボクまで届いたんですね!!」
自称・天使「さあ、世界の皆さん! どの女の子よりもカワイイボクをもっと褒めてもいいんですよ!?」
――――キリトリセン――――
P「よし、じゃあいい感じに全員の士気が高まったところで、リハで疲れてるだろう。
10分休憩な。はいこれ差し入れのドーナツ」
法子「わぁ!」パァァァ
日菜子「……Pさん、今の法子さんの姿にコメントはないですかぁ?」
P「待て、今波紋のちょっとした応用で鼻血止めてるから」
輝子「えっ……なにそれこわい」
法子「んー、自分で買うドーナツもいいけど、人から貰ったドーナツもまた格別!
プロデューサーさん、何個か持って帰っていい?」
P「うん? いいけど、お前にしては珍しいな。家で食べるのか?」
法子「ううん、発電用!」パァァ
P「」プシュゥゥゥゥ
日菜子「あ、Pさんの波紋が乱れました」
美波「Pさんも……やっぱり男の人なんですね。……わ、わかるわ」カァァ
日菜子「だから無理に使わなくていいですよ新田さん。
それにその用法だと、新田さんが男心を掌握しているように聞こえ……」
日菜子「(……ハッ! もしかしてその用法もアリなんですか!?
Pさんの多感な男心を察した新田さんが、後を追うように救急室に言って、そのあとは……
え、エロスの「わかるわ」……エロスの「わかるわ」!
やばい、これだけで御飯三杯行けますよ!!)」
日菜子「フヒ、フヒヒ! フヒ!」
輝子「あ、日菜子……やばい、自分の世界に入っちゃった……」
輝子「……ど、どうしよう。リハの続きができない……」
法子「え……あ、そうか、今プロデューサーさんも……日菜子ちゃんもかな?
再起不能状態だから、ライブのリハの段取りが頭に入ってる人いないんだ。
輝子ちゃん、覚えてない?」
輝子「い、いつも日菜子にまかせてたから……自分ではうろ覚え……
ど、ドナキチ……このままだとリハできない……愛梨に負けちゃう……幸子はどうでもいいけど、
親友が悲しむ……」
美波「……大丈夫ですよ。リーダーはここにいるんですから、今できることをすればいいんですよ。わかるわね?」ニコッ
輝子「え、あ……」
美波「日菜子ちゃんも妄想中とはいえ、動かないわけではないんですから。リハに入れは妄想しながらでも、
身体は勝手に動くはずです。……乙女の感でわかるわ」
輝子「あ……うん、はい」
法子「(あれ、なんか美波さん悪い方向に川島さん化してない?)」
輝子「そ、それじゃあリハの続きやりますけど……確か自己紹介の次は……>>+2だったはず」
輝子「新曲発表……私達のための曲……フヒ」
法子「あ、普通だ」
P「曲としては普通ですけど、こっちの面子は色々と普通じゃないですけどね」
美波「あ、Pさん。おかえりなさい」
P「鼻へ続く血管から血を吐き出させることが鼻血を止める方法だったとは、
『(血液を)あげちゃってもいいさ』って名言はさすがの万能力ですね」
輝子「よ、用法……違うと思う……」
P「さて、さっき輝子が言った通り、自己紹介あとすぐにこのメンバーの新譜……というかデビュー曲を発表する。
面子が面子だし、ライブのアピール向けにかなり部分的に濃くしてみたつもりだ」
法子「っていうと?」
P「言いながら胸にドーナツ入れるの辞めような? ……まあ、言ってみればダンスアリアピールアリのなんでも曲って思ってくれればいい。
お前たち個人個人をアピールできる曲を用意してみたつもりだ」
日菜子「アピール……なるほど、個人のイメージを固めると同時に、
ユニットのインパクトを強めるんですね……ムフ♪」
P「そのとおりだ。流石にここらへんを妄想に回すと頭が回すな、
さっきまでは壊れたパソコンのファンみたいにぶつくさ分け分からない事ぼやいてて怖かったけど」
美波「個人+ユニット……そのパワーでシンデレラガールに挑むんですね。わかるわ」
P「おお、だんだん顔まで川島さんに似てきたぞ美波。言ってることはその通りだけどな。
お前たちはまだ生まれたてのユニットだが、力を合わせれば十時愛梨にも負けないと俺は感じてる」
輝子「し……親友」
P「……どうした? そんな暗い顔して」
輝子「う、ううん……えっと……その……私、抜けちゃダメなのかな」
P「……、理由を聞こうか。できればこの場で」
輝子「……私、日菜子みたいに妄想力をアイドルのお仕事に活かせたりできないし……
どなきちみたく前に前に出れないし……
美波さんみたく、見た目がいいわけでも、ましてや優しいわけでも……ない……」
輝子「なんだか、本当にハリボテのリーダーだな、って思えてきて……
リハなのに、自己紹介も自分の紹介二回もしちゃったし……もう、いらないんじゃないかって」
P「輝子」
輝子「ふぇ」
P「……親友が信じられないか?」
輝子「………………、ううん……」
日菜子「(……あらら。あの表情はまだ不安が残ってますねえ。
ま、Pさんならそこらへんも承知の上でしょうけど……ムフ)」
P「よし、曲とパフォーマンスの練習だ!
いいか、リハだと思うな! まずは十時愛梨の前に、お前たち(ユニット名>>+3)の実力を俺に見せてみろ!!」
全員「「「「はい!!」」」」
安価確認したら一回中断します
ちょっと眠気が勝って続き書ける状態じゃないので、明日続き書きます
皆さん、夜遅くまでありがとうございます
次回、法子死す
デュエルスタンバイ!
遅くなりました、低速ながら再開していきます
―当日 LIVE一時間前―
美波「ふッ……はッ……っ、はーっ、はーっ……」
P「美波、そこまでにしとけ」
美波「……あ。プロデューサーさん」
P「そんなにパフォーマンスが気になるか? 前も言ったが、お前たちの実力なら、
愛梨だって負けないだろう。だからあとは――」
美波「本番に備えて身体を休めて欲しい、ですか? わかるわ」
P「……、ん」
美波「大丈夫です、プロデューサーさん。ちょっと無理はしてますけど、
自分の身体のことは自分がいちばんわかっている……わ……」
美波「……あ、あれ……?」
バタン
P「……み、美波? 美波!?」
??「……この感じ……遅かったようね。言わなくてもわかるわ」
P「……! その声とそのフレーズは!」
瑞樹「そう、私よ。ついでに輝子ちゃんも一緒にいるわ」
輝子「フ、フヒ……控え室から大きい音したから、付いてきた……」
P「……このタイミングで言うのも何ですが、貴方どこまで本当にわかってて本当にわかってないんですか」
瑞樹「それよりも。……まずいわね、症状が出始めてる。遅すぎたか」
P「え? 瑞樹さん、一体何を言って」
瑞樹「あら、話したことなかったかしら。
コレは『わかるわ』の使いすぎによる症状の第二段階よ」
P「」
P「え、『わかるわ』って使いすぎちゃいけないんです?」
瑞樹「ええ。適切な時と場合で使えるならともかく、あんまり無理なタイミングで使うと……」
瑞樹「まず身の回りのものに通称『kwsm』という厳格が見え始めるようになって、
第二に自分自身が『kwsm』に見え始め、最終的に自分自身を『kwsm』だと自覚するようになるわ」
輝子「ヒ……なんて恐ろしい……!」
P「なんだろう、症状の解説にも関わらず何か自身をネタにしようとしてる魂胆しか見えない」
瑞樹「あら、私は真面目よ? あんまり知られてない事実ではあるから、
私が普及委員会の長を努めてはいるけど」
P「あー、その普及委員会は多分潰したほうがいいですね。あとで電話番号教えてもらえます?」
輝子「親友……たぶんそれ、実在する……。私もちょっと『わかるわ』って行った時に、ヴァンパイア衣装に
ソレっぽいのが見えた気がするから……」
P「あー輝子が瑞樹さんサイドに回っちゃうかー。となるととりあえず信用する以外ないなー。
すごく信用したくないけど。すごく信用したくないけど」
瑞樹「……ただ、おかしいわね。普通『わかるわ』の症状には発汗や気絶の症状を伴わないんだけど……
鏡に写った自分を見てショックを受けたのかしら。まぁいいわ、Pくん。手伝ってくれる」
P「なんか全面的に信用が置けませんけど、何するんです」
瑞樹「『わかるわ』の治療には>>+2が一番いいの」
美波「……」ピトッ……モグモグ
瑞樹「」モグッ、モグッ
輝子「……し、親友? 私はなんにも……」
P「いいから黙って食え……」
輝子「う、うん……」モグ
P「(うん、財布にダメージを負ったけど美波のためだもんな、大丈夫だよな。
瑞樹さんの頼んだ寿司が若干器大きめシャリもネタも妙に良い物な気がしてならないけど、
美波のためだもんな。寿司を食べる輝子の苦笑……いや笑顔も見れたし)」
P「(しかし美波はそれでも太巻き寿司を選ぶ当たりはもう狙ってるとしか思えない)」
美波「……?」
―LIVE会場 別室控え室―
相手P「……」パタム
愛梨「あ、Pさん? ……誰と話してたんです?」
相手P「ああ、ちょっとな」
相手P「(……本当は誰とも話してなくて、向こうの控えを盗聴してたんだけどな。
スポーツドリンクにきらりのハピ粉を混ぜといたが、落ちないか。まさか『わかるわ』委員会の川島さんがあちらにつくとはな……)」
相手P「なぁ愛梨、今日の調子はどうだ?」
愛梨「すっごくいいです! 相手の皆さんも全力で挑んでくるみたいですし……
私も今ある全部を出して、皆さんを喜ばせたいです!」
相手P「そうか」
相手P「(……惜しかったな。ハピ粉に当たったままなら全力でなかったと言い訳ができたものを)」
相手P「(『紅天狗隊』……リーダーのことを考えて、ベニテングダケのことだと思うが。
残念だな。うちの愛梨はそちらさんの毒に飲まれるほど柔い娘じゃない……終わる頃に、心を潰されるなよ)」
相手P「ところで愛梨、今脱ごうとしてるそれはブラだぞ」
愛梨「あ」
―LIVE本番―
\TO・TO・KIN! TO・TO・KIN! TO・TO・KIN!/
\トトキーン! コトシノソウセンキョモイレルゾー!/
\マルタ十時団 総勢2457名 参陣/
愛梨「えへへ……それじゃあ、行ってきますね!」
相手P「ああ、行ってこい。脱がないようにな」
相手P「(……十時愛梨は全力を出す。相手が誰であろうと、どんな場所であろうと、平等に。
自分の価値だとか、フィールドだとか、そういうのではなく、多分それは彼女なりの礼儀なんだろう)」
愛梨「みんなー! 今日はライブに来てくれてありがとー!
こんなにいっぱい集まると、熱くなっちゃうねー!」ヌギッ
\ウォォォオオオオッ!!!/
愛梨「……なーんて、驚かせちゃった? 下にちゃんと衣装着てたのでしたー!」
\WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYHHHHHHHHUYYYYYY!!!!!!!!!!!
相手P「(キャラ、歌、ダンス。すべての面でシンデレラガールの名前にふさわしいのは、彼女だ。
……フフ。そろそろ対決相手が入ってくるころか)」
愛梨「それじゃあ、今日のゲストを呼んじゃうn……」
愛梨「」
相手P「」
>>+3 愛梨のリアクションの理由
………………ァァァァアアアァァァアァァ………………
愛梨「(え、あれ? 何この音……いや、声かな。
向こうの事務所の人にしては遠すぎるし)」
……アァァァアアアァアアア……
愛梨「(……ううん、これは……向こうの、星……輝子ちゃんの声だ。ライブ前にCDで聞いたから間違いない。
あれ?でもどこに……舞台袖にはいないみたいだし、観客席にも、後ろにも…………え?)」
愛梨「……上!?」
相手P「!?」
……ァァアアアアアアアアアア!!!
P「あの十時愛梨のファンを取り込むには、まずこちらへ興味を持ってもらう必要がある。
ファーストインパクト、実に当たり前なことだが難しいことだ」
P「大切なのは、『愛梨のファンを奪う』のではなく『愛梨のファンに俺たちのファンにもなってもらう』ことが重要であること」
P「そしてその為には、興味を引くための豪華な入り口……最初のパフォーマンスが重要になる」
輝子「ヒャァァァアァッファアアアアアァアッ!! 輝子inTHESky!! 地獄の空中ミサはここからはじまるぜえええはあああッハッハッハッハァアアアアア!!」
P「どうやら、成功したようだな。あっちのPすらも取り込むインパクト、そして空を飛来する4人の乙女達。
なんか輝子の声がやけくそ気味に聞こえるような気がしないでもないけど、あとはこれが無事に成功すれ……ば」
P「……あれ、なんか輝子だけ落下速度がおかしい。すいません、双眼鏡貰えます?」
スタッフ「? どうぞ、元々地上連絡用にあったものですが」
P「……」ノゾキ
輝子「アヒャ、ヒャ、ウ、ウワァアアアン! た、たす、たす、け、たす、けた、けたたたあああああああああ!!!」
P「(……日菜子はもうパラを開いてる、輝子は……あれ、何度も紐を引っ張って……)」
P「……あ、あいつのパラ壊れてますよ!?」
スタッフ「!?」
P「流石にヤバい!! すいません、誰かクッションになるも――」
相手P「……手配しましょう。落下まで2分1分ないですね?
スタッフを走らせてアクションスタント用のクッションを組めるだけ組みます」
P「相手Pさん……! すみません、ありがとうございます!」
相手P「……設備にチェーンやら骨組みやら、ステージ用の設備があります。そこにクッションをおくだけおいて、
段階的に衝撃を和らげることで、致命傷は免れるでしょう……素人の知恵ですが」
ザワザワ ナンデステージにクッションガ……? オイアイリチャンハヤクウタッテヨー ガヤガヤ
愛梨「え、えっと……みんな! 落ち着いてください、お願いします!」
P「(向こうさんに協力させてばかりだな……くっそ、輝子……!)」
相手P「……大丈夫です、死なせはしません」
相手P「(……それでも、この高度。死を免れても、アイドルを続けられるかどうか……)」
……ゴォォォオオオオオ
輝子「……フ、ッヒ……ヒヒャ」
輝子「……見せて……やるぜェ……私の、ステージ……」
輝子「親友と……大親友になって……はじめての……」
輝子「日菜子が支えてくれて、美波がフォローしてくれて、どなきちが変態だった……」
輝子「はじめての、私たちのステージ……」
オオオオオォォオオオオ
P「……」
相手P「やめておけ。スーツやティッシュをクッションに敷いたくらいじゃゃ気休めどころじゃない」
P「そ、それても……それでも……」
スタッフ「だ、ダメです、レスキュー間に合いません……! お、落ちてき――」
――スゥ
輝子「……エリンギ」
ジャラッ
輝子「マイタケ」
ジャラララララッ
輝子「ブナ、シメ、ジ」
シュルッゥッ
P「ッ……!!」
P「……、……?」
http://imgur.com/6e3x7tW
輝子「……ッッッ、ッッヒャアアッッハアアアァァァァ!!」
P「(……輝子は、確かに舞台に降臨した)」
P「(いや、性格には『ぶら下がっている』といったほうがいいんだろうか。
今日の衣装のメタリックチェーンが、舞台のチェーンと絡み)」
P「(輝子は、生きて……生きて……)」
相手P「おい」
P「!」
相手P「ライブの時間だぞ。ほら、さっさと捌けようぜ」
P「……ら、ライブって! 輝子はそんな状態じゃ……」
輝子「ヒ、ヒャーァッ、ハハハハハハァアアッ!! 今からこの会場は私達『紅天狗隊』のモノだァ!
ブラッティミサだァ! LIVEだァ! フヒ、ヒャハァァアアハハァアアッ!!」
P「……ああ、やる気満々だったよ。あんな涙目で、腹ァ擦ってんの見え見えなのに」
相手P「(……言い訳の原因を作らせるのは、コチラが失礼だったな。
愛梨、全力で当たれよ……でないと、こちらが潰される)」
P「(……と、そうだ。他の奴らは……)」
日菜子(まったく、Pさんも行けずですねえ。
しかし、あんな劇的な登場の仕方してくれるなんて……
やっぱり輝子さんは何かモッてますねえ。妄想が捗ります……ムフ♪)
P「……!? こいつ直接脳内に!?」
日菜子(いえ……実はですね)
日菜子(LIVE会場の天井に乗りあげてしまいまして、かなり声出してもこれくらいしか届かないんですよ。
でもこれはこれで目立つので、このままにしときます。歌うときはマイクがありますしね。
これがオープンでない会場ならこちらの負けでしたねえ、ムフ♪)
P「……、お前本当ポジティブだよなあ。あとでハシゴよこすからな?」
P「えーっと、まだ美波とドナキチは空か……お」
美波「プロデューサーさーん! 輝子さんが無事で何よりでしたー!
私達の波が来てることが、わかるわー!」
P「……ああ、あっちで手を振ってるな。もうちょっとで降りてきそうだな……ゆっくりした落ち方だし、
多分普通に会場に降りられるな……というか、パラのペイントになんか川島さんの顔が……あれいつの間にやったんだ」
P「後は法子だけど……なんか嫌な予感が。
ああ、アレか。……あれ、あいつだけ丸型のパラ?」
法子「わーい、プロデューサーさーん!」
※真ピンクの丸型の真ん中が一箇所だけ短い直線で黒く塗りつぶされているペイントを想像して、
頭の中で法子を飛ばしてください
P「」
輝子「」
愛梨「」
日菜子()ガタッ
相手P「ウホッ」
―LIVE終了直後―
P「うん、Pさん言いたいことは山ほどあるよ。
せっかく俺にも言わず丸型を選択したならドーナツペイントとかやりようあったんじゃないかなとか、
もうちょっと安全策取る気なかったのかな、とか、アイドルとしての自覚はないのか、とか」
法子「むー。あるよ、失敬な」モグモグ
P「でも一番言いたいのはね。
……どうしてあのタイミングだったん?」
法子「いや、なんでだろうね?」モグモグ
P「うん、原因究明をするつもりがあるなら平然と胸からドーナツ出して食べないでくれるかな。
多感なPさんはそれだけで鼻血を吹いちゃいそうになるから」
日菜子「まぁまぁPさん。偶然性をそれ以上責め立てるのはいけませんよう、ムフ」
美波「起きてしまったことはしかたがないのね……わかるわ」
P「……はぁ」
P「(……レスキュー隊や救急車が駆けつけたが、輝子は奇跡の無傷。
本人の希望もあり、ライブは続行された)」
P「(ただ、法子のパラシュートの開くタイミングやらそのデザインやらで双方に微妙な空気が流れたのは言うまでもない。
うん、ちょっと後で土下座しにいこう。焼くやつで)」
P「(その結果は――)」
>>+2 時間末尾=紅天狗隊の発揮値
>>+4 時間末尾=十時愛梨の発揮値
大きいほうが勝利
P「しかし……流石は十時愛梨、だったな」
輝子「……フヒ」
P「(……パラシュートが開かない恐怖、そして一瞬とはいえチェーンで自分の体を引っ張られる痛み、
そして自分自身。すべてを振り払い、輝子は全力を出し切った)」
P「(無論、それはみんな一緒だ――十時愛梨を除いて、は)」
―回想(だいたい法子のパラが開いた直後)―
P「」
輝子「」
愛梨「……!」カァアッ
P「(彼女は……脱いだ。しかも、相手Pはそれすら見越していたかのように、
3枚目の衣装を彼女に着せていた――)」
愛梨「な、なぜだかわからないけど熱くなっちゃいましたね!
それじゃあ、ライブ、はじめましょー! みんなー、あったまってるー!!」
\YEEEHHHEEAAAAAAHHHHHHHHHH!!!!!!/
日菜子「……フ、ム……」
P「(……彼女は、輝子が無事とわかった瞬間、既に『シンデレラガール』の彼女に切り替わっていた。
なんてことはない、輝子のアクシデントを含めた瞬間を除いては、最初から最後まで全力だったのだ)」
P「……ま、状況をアクシデントのせいにするのもアレだな。今度はもっと安全な演出にするよ。
すまなかった、輝子」
輝子「フ、フヒ……! 親友は悪くない、悪くないの……!
だって、私達……!」
輝子「引き分け、られたんだし……」
P「(……引き分け、というワードだけでも輝子の頬は目にわかるくらい緩んでる。
シンデレラガールに引き分け。……新鋭ユニットとしては、誇ってもいい結果だろう)」
P「(……でも 日菜子「甘いですよぉ輝子ちゃん」
輝子「フヒ!? ひ、日菜子……!」
日菜子「今回の勝利は奇跡だと思ってくださいねぇ。フライハイからのチェーンのぶら下がり、
アレを演出と言い張らなければ、私達は引き分けどころかどん底にまで落とされてますから」
輝子「……フ、フヒ……」
日菜子「……でも、よく生きて帰ってきました。それに、歌う貴方はシンデレラガールよりも立派でしたよ。ムフ♪」ナデナデ
輝子「……! ひ、ヒャッハァァァ!!」
P「(あっれ、Pって俺だよな?)」
法子「うーん。今回はギリギリ負けちゃったけど、何が悪かったんだろうね?」
P「そうだな、お前の思春期の学生並のエロ発想かな」
法子「えー!? あのあとスカートからドーナツ出して投げてプレゼントとか、
胸からドーナツ出してプレゼントとか、スパッツから」
P「うん、仮にもアイドルがエロとドーナツを結びつけようとするのそろそろやめない?
ビジュアル面も相まって別の客層が付いちゃうよ?」
美波「多感な時期なんですね……わかるわ」
瑞樹「ええ、あの年頃だと色々と思うこともあるでしょうしね……わかるわ」
P「あ、瑞樹さん」
瑞樹「経過は順調なようね。しばらくはこのMP3プレイヤーを聞いていれば、
『わかるわ』の症状は次第に和らいでいくはずよ」
P「……コレ、ただ単に瑞樹さんのシングル入れただけの」
瑞樹「大人には大人の事情があるの。わかるわね」
P「あ、はい(戦慄)」
相手P「やあ」
愛梨「……輝子ちゃん!」
P「相手Pさん……」
相手P「今回は引き分けだが……なんだか、こちらが負けた気分だよ。
うちの一番大切な娘が、まさか、とね」
P「はは。こっちもだいたい同じような気持ちですよ。
なんだか、勝ってるんだか負けてるんだかよくわかんなくて、ふわふわした気持ちのが強いです」
愛梨「輝子ちゃん、怪我本当にない? 傷もない?」
輝子「だ、大丈夫……本当の本当に無傷、ちょっとチェーンで引っ張られて『グェッ』ってなっただけ……」
愛梨「ほ、本当だよね! ちょっと確かめさせて!」ヌギッ
輝子「ふぇっ!?」
日菜子「まさかの百合展開!? ムヒュ、ムフフ、ムフ……!!(愛梨さんが服脱いでどうするんですかぁ)」
輝子「」
P「(あっちの戯れてるのはほうっておいていいだろう)」
相手P「ふふ。……今度は120%の愛梨を見せてあげましょう」
P「ええ。そのときを楽しみにしてますよ」
相手P「……しかし、なんというか。貴方達のところの子は、とても才能はある。
才能はあるんですが……」
輝子「?」
相手P「……何か、常識とズレてませんか……?
こう、常識とズレているというか。アイドルとしてどうなのかとか、考えたことはないんですか?」
日菜子「……ムフ。これでいいんですよォ」
美波「だって、私たちは」
法子「輝子ちゃんの!」
輝子「……!」
輝子「……イカれた仲間たちだからなァ!!!」
P「ただし法子、お前は後で社長室な」
法子「!?」
END?
おまけ。
幸子「……罰ゲームまではいいんですよ、ボクが不必要に罰を受けているのも構いませんよ。
救世主はいつだって見知らぬ誰かの罪をかぶってますからね、カワイイボクもそれくらいのことはやってみせますよ」
P「(こいついつも生きてるの楽しそうだなぁ)」
幸子「聞けば、ライブでは輝子ちゃんたち4人もダイビングしたって聞きましたし? しかもPの自腹で。
そのくらいしたんだったらカワイイボクも余裕ですよ、焼きマシュマロのレシピを書けってくらい余裕でやりますよ?
ただのスカイダイビングなら」
P「うん。輝子がな、ハードルを上げたからな」
幸子「……Pさん、内容をもう一度確認しても?」
P「えーと、“最低限の装備状態のまま空中に飛び出し衣装に着替え”」
幸子「あ、ダメですね、そこでカワイイボクができる範囲を越えましたね!
それをやると人間業じゃなくなっちゃいますから! カワイイボクが犯すべき領分じゃなくなっちゃいますから!」
P「……“最低限の装備の状態で、先行して空へ投げた衣装で空中着替え、そのままパラシュートを空中でキャッチ、ライブ会場に着地”だけど」
幸子「完全にやらす気ですね!? あの子が似たようなことやれたからカワイイボクもできるよ理論は通用しませんよ!?」
P「幸子!」ガシッ
幸子「ひっ!!」
P「君ならできるよ」
幸子「」キュン
その後、下着姿でパラシュートだけを背負った幸子が埼玉で発見された。
以上、終わりです。初SSでした。
なんだか色々中途半端になってごめんなさい。
「わかるわの美波さん」をどうするかが一番迷った反面、エロい法子をノリノリでやってました。
今度やるときはちゃんと練り上げたものか、
ないし短レスで簡潔する安価モノにでもしようかなーと考えてます。
ノリだけでどれだけいけるか試したらこのざまだよ!
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。画像貼りミス+途中の名前ミスすみませんでした。
HTML依頼出してきます。
12:20│星輝子