2013年11月08日
渋谷凛「プロデューサーさん」 モバP「え?」
P「……」
P「お、おう。どうした?」
凛「…」ハァ
P「お、おう。どうした?」
凛「…」ハァ
凛「どうしたもなにもないです。近いです」
P「へ?」
凛「距離をもっと取ってください。……臭うし」ボソ
P「……」ヒクッ
P「え、えっと、……なにか、あったのか?」
凛「…なにかですか」
P「う、うん。…その…なんだか機嫌が悪そうに見えるし、口調もいつもと違うし…」
凛「…………」
凛「いえ。私はいつも通りですから。気にしないでください」
P「…そ、そうか」
凛「はい」
P「…」ハハ…
凛「近いです」
P「…あ、すんません…」ススス…
凛「…」クス
P「?」ビク
凛「今日はプロデューサーさんが現場まで送ってくれるんですよね?」
P「あ、ああ」
凛「じゃあこれ」コト
P「? これは…」
凛「香水とブレスケアです」
P「…………」
凛「社会人ですから。そういうところも気を配ってくださいね」
P「……」
P「どうも、ありがとう」
凛「いえ。…べつにあなたのためじゃないですし。車だと耐えられないんだもん」ボソ
P「……くぅっ…」ビクン
ブウウン…
凛「…」
P「…」
P(…気まずい…)
P(というか凛はいったいどうしちゃったんだ? い、いや、正直ご褒美だから理由とかどうでもいいんだけど…)
P「…」チラ
凛「…」
凛「…」チッ
P「…」
P(舌打ちされた…ミラー越しで見ただけなのに…)グス
凛「お弁当で大丈夫です」
P「そ、そっか」
P「…えと、俺も昼飯食べちゃいたいんだけど――コンビニ寄って行ってもいいかな? で、よかったら控室で一緒に――」
凛「車で摂ればいいですよね?」
P「……」
P「そうだね」
凛「はい」
P「…はあ」ガサ
P(嬉しい反面…普通に悲しい…)
P「…ホント、俺なんか凛に嫌われるようなこと…しちゃったのかなぁ…」
P「…」
P「早く、戻らなきゃ」ガサ
キッ
P「…着いたぞ」
凛「はい」
ガチャ タッ
凛「どうも、ありがとうございました」ペコ
P(すげぇ丁寧なお辞儀…逆に、気を遣われている、ようで…)ズキ
P「が、頑張ってな」
凛「あなたに言われなくても分かっています」
P「……だよな」
凛「はい」
P「…」ホッ
P「これでほんの少しくらいは――凛のために、なにかできたかな…はは」
P「……よし。気に病んでばかりじゃ、やってられないしな! 飯食って、次の現場に――」
ガコンッ!! バシャッ
P「」ビクッ
P「…な、なんだ、今の音…」
P「?」
P「……あ……お、俺が凛に渡したジュース……中身がばら撒かれて…」
ガチャ
ドサッ
P「…」モグモグ
P(…ずいぶん…塩の効いたおにぎりだな…)
P「……はあ…」モグモグ
コンコン
P「?」モグ
ガチャ
凛「ねえ」
P「んっ」ゴクン
P「けほっ…り、凛?」
スッ
・
・
・
P「……」
P「ふう」
P「……とりあえず…事務所、帰るか。あ、いや…」
P「……パンツ買って帰ろう」
うーんこの慣れない地の文。
邪魔だったら言ってください、やめます。
もし罵って欲しいアイドルがいたら書きます。
とくにいなかったら、一応、さっちゃんまでは書こうと思ってるのでそれでおしまいです。
ではまた投下時、よかったら、見てみてください。
変態が多いみたいでなによりなんだ!
いきなりニナチャーンとかど変態だな!(歓喜
とりあえず、>>22-27 は把握です。
のんびりになると思うので、それは許してください。
とりあえずさっちゃん書いてくる。
P(最初はいつものように敬語かと思ったけれど…)
P(よく聞くと、いつもと少し違う)
幸子「聞いてますか? プロデューサーさん」
P「ん?」
P「あ、ご、ごめん。ちょっとぼーっとしちゃってたよ…」ハハ…
幸子「…」ハァ
幸子「アイドルとの意思疎通も仕事なんです。いいですか? ひょっとして、ボクが年下だからって舐めてませんか?」
P「そ、そんなこと…」
幸子「ふん。どうでしょうね」
幸子「…ボクだって、好きで話をしているわけではないんです。というか嫌ですけど」
P(直球だ)
幸子「仕方ないので。仕事ですからね、プロデューサーとのコミュニケーションも」
P「……うん」
P「…べつに俺は、アイドルのみんなの送迎を負担だなんて思ってないぞ」
幸子「そうですか?」
P「あ、ああ」
幸子「では、あの書類の山はなんでしょう」
P「? え…」
ドサ
P「うわ、な、なんだこの量…」
幸子「…ひょっとして、今になって気がついたんですか?」
P「あ、いや…」
幸子「朝一番にチェックすべきことだったと思いますけど。たしかにボクらの送迎も大事ですが、デスクワークを疎かにしていいとは思いませんね」
P「そ、そんなつもりじゃ…」
幸子「つもりかどうかなんて聞いてないんですよ」
P「ひっ」ビクッ
P「…ふぐっ…」
幸子「うわみっともない…ちょっとやめてくださいよ。背広姿の男性の泣く姿なんて、見れたものじゃありませんよ」
P「……う、うん、ごめ…」
幸子「……」ハア
幸子「…」モジ
P「……えぐ…」グス
幸子「……」モジモジ
P「…」グス
幸子「……ああああああああ!」
P「!」ビクッ
幸子「落ち着きましたか?」
P「う、うん。ごめんな」
幸子「い、いえ…正直、ボクも言い過ぎました。本当にごめんなさい」ペコ
P「…ホントだよ…幸子にあそこまで言われると、俺…」ショボン
幸子「あーあー! ご、ごめんなさいってば!」
P「…冗談だ」ニコ
幸子「…も、もう!」
幸子「ところで、…」
P「ん?」
ボソッ
幸子「攻めるボクも素敵でしたか?」
P「…っ」ゾクゾクッ
P「あ、…ああ。うん……」
幸子「…ふふ♪」
幸子「そうですか! まあボクは、なにをしてもカワイイですからね!」
タタッ
たくさんリクどもですん。
(敬称略)↓
仁奈、藍子、きらり、志乃、礼子、奏、美嘉、美優、聖來、加蓮、奈緒、ありす
とりあえずこの子たちはやります。漏れはないかな。
もしここまでやって余裕があれば、またリク取りますね。
今日は仁奈までやりたいです。
他のリク有りなスレの速度は人間じゃねえと思いながら見てますので…のんびりお付き合い頂けると嬉しいです…。
ちひろ「プロデューサーさんって本当にお仕事遅いですよね♪ このお給料泥棒っ」ボソ
P「…っ!?」ビクッ
ちひろ「…このくらいの冗談でも、反応しちゃうんですもんね?」クスクス
P「……」ハア
P(いや、異性に――それもアイドルに、耳元で囁かれて反応しない男は嘘です。偽です)
P「…か、からかわないでくださいよ」
ちひろ「ごめんなさい」テヘ
ちひろ「まあそんなわけで――気をつけてくださいね」
P「は?」
ちひろ「他のアイドルの子たちも、真似するんじゃないかなーなんて」
P「……」
P(胃、持つかな…)キリキリ
P(この様子だと、それほど酷いことは言われなさそうだ)
仁奈「覚悟しやがるですよ!」
P「おう」
仁奈「プロデューサーののろま!」
P「…」
仁奈「プロデューサーの変態!」
P「…」
仁奈「え、えと」
P(つまるのはやっ)
ちひろ(…仁奈ちゃんの天使っぷりが再確認できるわね…)
仁奈「プロデューサーのロリ○ン!」
P「あ、それはわりと傷つく」
仁奈「本当でごぜーますか!? わーい!」ピョンピョン
P(ほっこりした)
ちひろ(ですね)
P「……」キョロキョロ
P「よし。ちょっと待ってろ」
仁奈「? は、はい」
ちひろ「?」
P「えっと…これと、これ、で…」ヨシ
P「仁奈。ほらこれ」
仁奈「それは仁奈のキグルミでごぜーますね!」
P「うん」
ちひろ「? 左手には…コーヒーカップ?」
P「です」
ちひろ「…」
ちひろ「…えっぷ、プロデューサーさん、まさか…」
仁奈「?」
P「そのまさかです…」
P(…さすがに…緊張するな)ドキ
P(だが! 俺は罵られるためにはこんなことでは怯まない!)
仁奈「……」キョロ
仁奈「ちひろおねーさん。コーヒーはごぜーますか?」
ちひろ「…え、ええ。私の飲みかけなら…」
仁奈「貸して欲しいですよ」
P(…あー、これはやばい、絶対、やばい)
ちひろ「ど、どうぞ」スッ
仁奈「ありがとうごぜーます」
仁奈「…」クル
P「…」ビクッ
仁奈「…」ニコ
バシャッ
ベチャ
仁奈「これ。着やがるといーですよ」
ボタ…ボタ…
ちひろ(え、それって…さっきプロデューサーさんがコーヒーを零した…)
P「……これ…着るの…?」
仁奈「いやですか?」
P「…いや、嫌っていうか、…」
仁奈「あ、ごめんなさいですよ。プロデューサーの意志はどうでもよかったでごぜーます。着ろ」ニッコリ
P(口調の違和感がマックスです!)
仁奈「聞いてやがりますか?」ベタッ
P「うぐ!? …は、はい…、わ、分かりました。…着させて頂きます」モゾ
仁奈「……」
仁奈「…」ハッ
仁奈「も、もういいですよ! ごめんでごぜーます! や、やりすぎたですよ!」
P「……」ボタ…ボタ…
P「…こちらこそ…本当に、すいませんでしたぁ…!」
仁奈「あ、わ、いいえいえ! に、仁奈こそですよー!」
ちひろ(謝り合戦が始まったわ…)
―――市原仁奈編 おわり
藍子「じゃあ行きますね?」
P「あ、はい」
P(て、え? そんな準備万端な感じで来るもんなのか?)
藍子「…」ニコ
P「」ビクッ
スゥ…
藍子「私、プロデューサーさんと一緒にいたくありません」
P「……」
P(…ストレートな中傷もい……、傷つくな)
ちひろ(いまよこしまなこと考えませんでした?)
P(き、気のせいです)
藍子「……なんて」ニコ
藍子「ど、どうですか? 私にも、罵倒、できてましたか?」ドキドキ
P「……」
P「…うん。できてない、ことはないな」
藍子「あ、本当ですか? ふふ、やったー」ニコニコ
藍子「じゃあこれで、プロデューサーさんにも喜んでもらえましたか?」
P「…」
P(そっか。みんな一応、俺の性格を知って――…)
P(……複雑な気分だな)ハハ…
藍子「プロデューサーさん?」ニコニコ
P「へ? あ、ああ。うん。…ええっと、…俺のために、ありがとな」ナデナデ
藍子「あ、…」
藍子「えへへ//」
ちひろ(普通に親愛度が上がるイベントでしたね)
P(……ですね)ナデナデ
藍子「あう」
藍子「ぷ、プロデューサーさん。お団子はぐりぐりしないでくださいよー…」
P「えい」グリ
藍子「あうぁー」
―――高森藍子編 おわり
加蓮「…それで、えっと…」
加蓮「罵ればいいんだっけ? ちょっとよく分かんないなぁ…」
P「そうか? ほら。俺のことを路傍の石だと思って!」ハアハア
ちひろ(……この人大丈夫かしら…)
加蓮「…ろ、路傍の小石に罵る人ってあんまいないと思うけど…」
加蓮「と、というか、さすがに罵ったりした覚えはないし…」ゼェ
P「そうだっけ?」
加蓮「ないから」ギロ
P「ごめんなさい」
加蓮「……、でも…なるほど。あのころの気持ちで、ね」
P「ああ。どうだ?」
加蓮「……」
ゾク
P(な、なんか若干、雰囲気が変わったような――)
加蓮「プロデューサー」
P「は、はい」ビクッ
加蓮「…もう知らない」プイ
加蓮「結局、アタシのことなんにも考えてないじゃん」
加蓮「…それでよく、アタシを「きっとアイドルにする」なんて言うよね。言えたよね」
P「……か、加蓮…」
加蓮「――そんなんでよく、アタシのプロデューサーを――」
P「加蓮!」
加蓮「」ビクッ
加蓮「……へ…な、なに?」
P「も、もう…いいよ。だって加蓮、お前…」
P「泣いてるじゃないか」
加蓮「……え?」
ポロポロ
加蓮「…あ……」ボロボロ
加蓮「…あれぇ……わ、私、なんで…」
加蓮「…あ、あはは。二人して泣いちゃって…な、なんか恥ずかしいね」エヘヘ…
加蓮「ち、ちひろさん。なんだかお仕事の邪魔しちゃって…ごめんなさい。もう私、レッスン行くね」
ちひろ「ええ。頑張ってね」ニコ
加蓮「はい」ニコ
P「行ってらっしゃい」
P「あ…なあ、加蓮」
加蓮「ん? なに?」
P「えっと……これからも、頑張ろうな」
加蓮「…うん! もちろん!」
―――じゃあねPさん、またあとで!
―――北条加蓮編 おわり
P「ええ。アイドルのみんなのために、身を粉にして働くのが、プロデューサーの役目ですからね」
P「それじゃあ美優さん、行きましょうか!」
美優「あ…」
P(美優さんはどうやらいつも通りみたいだ)
P(まあ、…い、いくら俺の性質がばれたところで――みんながみんな、そういう風にしてくれ、…)
P「ごほん」
ちひろ「煩悩はほどほどにしてくださいね」ボソ
P「し、失敬な。そんなこと考えてません」
ちひろ「そうですか」
P「……」ゴホン
P(…そういう風にしてくるとは限らないよな。まして美優さんが、こんなふざけたようなこと――)
P「……って、あれ?」
P(そう言えば…美優さんに“プロデューサー”さんって呼ばれたのは、久し振りな気が…)
美優「あ、あの。“プロデューサー”」
P「は、はい」ビクッ
美優「…そんな、私のこと…美優だなんて呼ばないで」
美優「三船って、呼んでください」ニコ
P「……」
P「あ、はい」
P(なんか始まってた)
バンッ
ブロロロロ…
P「…」
美優「…」
P「…」
P(当然のように後ろの座席、か……これ、まゆのときもだけど…地味に辛いんだよなぁ…)ズキ
P(い、いかんいかん。こんなことで傷ついていたらドMの名が廃るぞ)ヨシ
P「美優さん。昼食はもう摂って――」
美優「もう…プロデューサーさんったら、三船でいいですよって言ったじゃないですか」
P「……。そうでしたね」
美優「はい」ニコニコ
P(すげぇ楽しそうだ……)ゾクゾク
P(……でも、ほっとような…このくらいなら、その――…ちょっと責められてるってくらいな感じだ)
美優「……プロデューサーは…私を送ってくれたあとは…どうされるんですか?」
P「俺ですか? 今日はそのまま、美優さんの――」
美優「三船と呼んでって言ってるじゃないですか」
P「」ビクッ
P「……あ、あ…ご、ごめんなさい! つ、つい…」
美優「…」ニコ
美優「いいですよ。間違いの……一つや二つ、なんて、よくあることですよね」
P「…は、はい」ハハ…
P(いま背筋に走ったのは……快感だろうか、悪寒だろうか…)
P「…み、三船さ…」
美優「……でも、こんなこと真っ直ぐに…伝えることなんて、私にはできないですし…」
美優「…そんな子どもっぽいことも、しちゃいけないし。だれも傷つかないように伝えられたらなって、思ったんですけど…」
P「……」
美優「…着きましたね」
P「…はい」
ガチャ
美優「…撮影には、私一人で行きますね」
P「……はい」
美優「それから」
P「…?」
美優「…私は…前よりもっと、…人に見られるのが、怖くなっちゃいました…全部…プロデューサーのせい、です…」
ポタポタ…
P「…え……み、美優さん、泣いて…」
美優「……」ゴシゴシ
美優「わ、私……あなたのこと、絶対に…ゆ、許さない、…許せないから……お願いだから、もう二度と…顔も見せないで…」
P「……み、美優さん…」
美優「…」ケホッ…
美優「…」フイ
スタスタ…
P「……ぐぅっ…!」
P(…やばい、やばい、泣く……! …い、一日に何回泣けば気が済むんだよ、俺…っ)
P(…でもっ……美優さんは、本当に、俺のことをあんなふうに思って…! 俺はなんてことをっ…)ボロボロ
ガチというか、「多め」ということにしてみました。
手探りでやってますので、またなにかこうがいいというのがあれば。
>>99 大丈夫です。ただ、どれだけ書けるか自体未定なので、できなかったときはごめんなさい。
>>103 どうした!
ここまで凛?→幸子?→仁奈(★★?)→藍子(☆)→加蓮(☆)→美優さん(★)と来て、
次が楓さん(★)→奈緒(☆)→のあさん(★)→? です。
で…よかったら、バランスを取る意味でも、また安価を取らせてください。
今回は「☆天使モード限定」で、↓1-2で、お願いします。
P「その台詞」
奈緒「ん?」
P「ということは、奈緒も俺を悦ばせてくれるのか?」
奈緒「……Pさん…女子高生にその台詞はどうかと思う…」
P「おいおい。そんな様子だとちっとも俺は興奮しないぞ?」
奈緒「!? ばっ…こ、興奮とか! 変なこと言うんじゃねぇよ!」//
P「はは」
奈緒「…むぅ」
奈緒「はっ。ひょっとしてPさん、あたしには攻めができないとか思って舐めてんのか?」
P「うん」
奈緒「うわムカツクぅ…」
P「ははは」
奈緒「くぅ…み、見てろよ…ほら!」
バサッ
P「…」
奈緒「ふふん」
P「…」
P「傘がどうかしたのか?」
奈緒「へへ。いつもならPさんの分の傘も持って来てやるけど――今日はあたしの分しか用意してないんだぞ!」
P「……、ああ、うん」
奈緒「ほら。そのままこっち来て」チョイチョイ
P「なんだって? 今日は傘を持って来なかった? いつもは持って来てくれてるってことじゃないか」
奈緒「オ、オウ」
P「そもそもお前、その台詞を言うためにわざわざここに来たのか? 歩いて? 健気か」
奈緒「…」
P「しかも傘くるくるとか。小学生かよ」
奈緒「なっ…//」
P「それで? 男前が台無しだって? 褒めてくれてどうもありがとう」
奈緒「あ、それはちが…」
P「ふざけるな!」
奈緒「!?」ビクッ
P「俺はべつに、お前が、お前たちが天使だということを再確認したいんじゃないんだよ! もっと責めてくれよ! 虐めてください!」
奈緒「なに言い出してんだPさん!?」
P「分かってないのはお前の方だ!」
P「そっか」ニコ
P「あ、帰りは送ってやるから、車でゆっくり休むといいぞ」
奈緒「…」エヘヘ
奈緒「へへっ。あたしはPさんと違ってまだ若いから。このくらい平気だし」
P「そうか。じゃあ置いて行こうかな」ガチャ
奈緒「ちょ、冗談! 冗談だからタンマ!」ガチャッ
バタン
P「あ、そうだ奈緒」
奈緒「うん?」ハア…
クル
P「さっきの奈緒の顔、とても可愛かったぞ」
奈緒「…っ!」カアアア//
奈緒「そ、そんなことはいいからぁ…! は、早く前向け! 早く出せよ!」
P「へいへい」
―――神谷奈緒編 おわり
奈緒「ありがとな。送ってくれて」
P「いやいや。ついでだから全然構わないよ」
ガチャ
バタン
P(…しかし、何とも言えないじれったさを感じているのも事実だ…奈緒の子どもっぽい虐めのせいで)
P(……こう…悶々とする。次のだれかが威勢よく責めて来てくれはしないだろうか…)
奈緒(相変わらず妙なこと考えてる顔してんな…)
ガチャン
P「…」
のあ「ちょっと…Pを借りて行くわね」
奈緒「へ? あ、ああ。うん。あたしはとりあえず用はないし…」
P「……あの」
のあ「なにかしら」
ジャラ…
P「……これは?」
のあ「手錠よ」
P「…いや、それは見れば分か――いって!?」
グイッ ジャララ――
のあ「黙ってついて来なさい」
P「……、はい…」トボトボ
奈緒「…生きて帰って来いよ、Pさん…」
P「お、おう」
P「……」
P「……」
P「…距離があって座り辛いんだよな…くっ。のあさん、絶妙な長さの手錠を選んだな…」ジャラジャラ
P「……もういっそソファに座ってない方が楽かも…。立ってるか」ジャラ
P「……」
P(ていうか遅い…ゆ、油断してたけど、これひょっとして放置プレイかなにかか)
P(お茶を淹れて来るとか言われたぶん、妙に喉が渇いて来たし…)ゴクッ
P(興奮して体温も上がってるし、スーツは手錠のせいで脱げないし…)ハァ…
P「…や、やばい、マジで変な気分になって来た…」グルグル
P(…せ、せめてなんとか、上着だけでも脱げないかな…)モゾモゾ
のあ「……ほら、座って。話があるの」
P「あ、はい」ジャラ グイッ
P「……あの、座り辛いんですけど…」
のあ「座りなさい?」
P(怖い!)
P「は、はい。ごめんなさい」
P「…」ストン
のあ「……なに? そのポーズは、ふざけているの?」
P「ち、違いますって。手錠があるから、どうしても腕が――」
のあ「……私は真剣な話をしようと思って、Pをここに呼んだの。お願いだから貴方にも、相応の態度をして欲しいわ」
P(理不尽だ……だ、だが、理不尽な罵りってのも…)ゾクゾク
のあ「…まあ、いいわそれで。話を始めてもいいかしら」
P「は、はい」
P「…」
のあ「……勘違い、してはいけない」
P「へ?」
のあ「貴方はそれでも、少しでも私の力になれたときっと自分を慰める。けれどそれも否定する。あり得ない。貴方は――」
のあ「もう私の前から消えることでしか。私の力にはなれない」
P「……っ…」
P「…わ…分かり、ました…」
のあ「……そう。では今すぐ出て行って。私の視界から消えて」
P「は、はい」ジャラ
P「…あ、あの。それだったら、手錠を…」
のあ「早く出て行きなさい」
P「…………はい」
ガシャン
P(……コートハンガーを持ちながらとか…逆に笑えて来た…なんだこれ…)
P「……じ、じゃあ、のあさん。俺はこれで――」クル
のあ「……」
P「…? のあさん?」
のあ「…」クス
ギュ
P「…え、え?」
のあ「……貴方は私に相応しくない。けれど、馬の骨ともつかないただの貴方にも――私に魅了される自由はある」
P「……え…」
のあ「…」ニコ
のあ「貴方に私の隣を歩く資格はないわ……私の後ろを、惨めに這ってついて来なさい」
P「……っ…は、はい!」
のあ「いい返事ね」ニコ
―――高峯のあ編 おわり
P「全て対――ということは、…俺はのあさんのご主人さまってことで、いいんですか?」
のあ「…………」
P「……」ニヤニヤ
のあ「……好きに捉えるといいわ」
P「…あ、はい」
のあ「くすくす。……自ら聞いておいて、気圧されてどうするの」
P「ち、茶化さないでくださいよ」
のあ「……ふっ」
のあ(…照れる感情というのは、あまり感じたことのないものだけれど……悪くないわね)
P(そっか。そもそも他のアイドルが、いまここにはいないのか…)
P「……ほっとしたような、がっかりしたような…」
奈緒「? なんの話だ?」ボリボリ
P「なんでもない」
P「なあ、俺にもせんべいくれよ」
奈緒「ん」ボリボリ
P「サンキュ――」
シュル
ギュッ――グイッ
P「!? ひぎぃっ」ビクッ
P(な、なんだ!? 後ろからいきなり、目隠しが――)
「もう。プロデューサーさんってば、他の子と楽しそうにお喋りして。いけない子ですね」ボソ
P「っっ」ゾクゾクッ
P(……こ、この声…)ハア…
短いですが、ここまでです。
次回 ★楓さん編。
楓「ねえ…プロデューサーさん」ツツ…
P(楓さん…く、首筋に、…指を――くぁっ…)
P「…は、…はい…」ハア…
楓「二人きりで、虐めて欲しいですか?」
P「! は…はい」
楓「…」クス…
楓「だーめ」
P「えっ…な、なんで…」
楓「わ……可愛い。プロデューサーさん、本当に可愛いです♪ …その残念そうな顔…♪」クスクス
楓「私…そんなプロデューサーさんの可愛い顔、みんなに見て欲しいんです」
P「…え…?」
奈緒「…変態」
のあ「Pは変態ね」
ちひろ「本当に気持ち悪いですね…プロデューサーさん」
P「……う…!」
P(やばっ……く、暗闇で、全方位から罵倒される、のは――…やばいっ…!)ゾクゾクゾクッッ
・
・
・
ガチャ
薫「せんせぇー、おっはよーう!」
泉「ふふ。なんだかわくわくする……変態Pに、責める私…か。新しい自分になれるかも、なんてね。ふふっ」
薫「…へぁ? せんせ?」
P「……あへ…へ…」ビクンビクン…
泉「あちゃー。もうずいぶんお楽しみだったみたいだ」ソッ
薫「あえー? かくれんぼー?」アウー
楓「あら。泉ちゃんに薫ちゃん。おはよう」ニコニコ
泉「はい、楓さん」
薫「おはよー!」
楓「ほら、プロデューサーさん。泉ちゃんと薫ちゃんが来ましたよ。そんな風にしてたらだめじゃないですか」クスクス
P「……あへ…?」
奈緒(あへて)
シュル…
楓「あの、これ」
P「? これ、目隠しに使ってた…?」
楓「はい。実は…プロデューサーさんに贈るつもりで、偶然用意していたものなんです…」
P「…? あ」
P(よく見ると…それはネクタイだった)
楓「ほら。首、貸してください?」
P「は、はい」
シュル…
クル… キュ
楓「はい。つけてあげました。これから、たまにでも使ってくれると、私嬉しいです」
楓「えっと…今日のお詫びも込めて。プロデューサーさんに贈りますね」ニコ
P「楓さん…」
短いですが、楓さん、終わりです。
というかのあさんがはまり役すぎた。
次回、☆薫、泉編。まとめて行きます。
グイ
P「うげ」
泉「ちょっと。私と薫ちゃんに集中して」ズイ
P「…お、おう。ごめんごめん」
薫「せんせぇ!」
P「はい」
薫「かおる、せんせぇのためにがんばるね!」
P「はい」
薫「せんせぇのことたくさんいじめちゃう!」
P「は、はい」ハァハァ
泉「滑り出しは順調ね」ウン
P(……俺ってロリ○ンなのかな…)
奈緒「ドMでロ○コンって人生終わってないか」
P「う、うるさい。いままさに始まろうとしているところだ」
奈緒(きめぇ)ボリボリ…
薫「だから、はい!」パッ
P「? なにこれ」
薫「ジュースあげる! せんせぇきっとのどかわいてるからって泉ちゃんが!」
泉「まあ始める前の息抜きってことでね」
P「……あ、ああ。なんか、悪いな」
薫「ううん」フルフル
P「ありがとう。頂くよ」
パキ
ゴクッ
P「!?」ブッ
P「げほっ! …っ、な、んだこれ…にっが…!」
薫「わーいひっかかったー!」
泉「P、実はね」コソ
P「あふ」
泉「……変な声出さないでよ」
P「わ、悪い。…その、いまちょっと耳は敏感なもんで…」ハハ…
泉「…Pは正真正銘の変態なんだね。情報としては、そうした性的嗜好の存在は知っていたけれど。実際に見るとまた違うね」ボソボソ
P「……っっ…や、やめ…」
泉「興味深いなー」クスクス
P「……」ハア…
P「そ、それで? なんだって?」
泉「ああ、うん」
泉「実は、薫ちゃんの台詞を考えたのは私なんだけど」
薫「?」キョトン
P「…ああ、なるほど」
泉「うん」
泉「口下手なのでね。頭を使う方が得意だから…」
泉「Pが飲んだ、それなんだけど」
P「? これ?」チャポン
泉「そうそう。べつにそれ、ただ苦いジュースってわけじゃなくて――一応胃に効く…まあ胃薬みたいなものなんだ」
P「へ? 胃薬?」
泉「うん。ジュースと聞いて飲んでみたら苦くて、嫌がらせで苦いのかと思えば実は薬だった――」
泉「…という、二段構えの騙し打ち。けっこう屈辱的なんじゃないかと思ったんだけど…」
P「……」
泉「…Pの顔を見ていると、私はどうも外しちゃったようだ?」アハ
P「うん。…泉って、やっぱどっかずれてるよな…」
泉「うん。自覚はある」アハハ
今日一日で分かったことは、そう。
酷いことをしたアイドルも、そうでないアイドルも、みんな俺のためを思ったがゆえにそうしてくれて――。
自分がどれだけ、この事務所に愛されているかを知って。
同時にとてつもなく情けなくなって。
それでもやっぱり、嬉しくて仕方ないのだった。
……やっぱ、うん。
虐められるのだって、自分にしろ相手にしろ、だれかの愛情が強くなければできないことなんだ。
だから俺はもう、みんなに虐められてばかりでは――いけないような気がした。
ガチャ
凛「…あ…よかった。プロデューサー、いた…」ハア…
P「ん? ああ、凛――どうした…!?」
ガバッ
凛「……今朝はごめんね。その、わ、分かってるかもしれないけど――」
P「…おう。大丈夫だって。…お礼を言うのも変な話かもしれないけど…あ、ありがとな」ナデナデ
凛「…うん。いいよ。ごめんね」
奈緒「イイハナシダナー」ボリボリ
ガチャ
仁奈「! プロデューサー! 待ってやがりました!」ガバッ
P「うぐ」モフッ
仁奈「えへへ。どうですか? キグルミはモフモフでやがりますか?」
P「う、うん。もふもふだよ」
仁奈「そうでごぜーますか! …これでちょっとは、プロデューサーの痛みも晴れやがりますか…?」
P「…え?」
美優「……仁奈ちゃん…今朝のことを、だいぶ気にしていたみたいで」
P「美優さん。…そうなのか?」
仁奈「…」コクン
P「…そっか。ごめんな」ナデナデ
仁奈「…」フルフル
P「…やっぱりみんなの言う通り――俺はダメなプロデューサーだな…こんなみんなに気を遣わせて…」
美優「そ、そんなこと…ないですよ?」
奈緒「おいおい。ずるいぞーあたしらも混ぜろよー」
楓「…」コクコク
泉「ま、私たちはついさっきだから…あれだけど」
薫「ごめんねせんせぇ」
P「……」ハハ…
P「…いいよ。全然、気にしてない――というか俺の方こそ、謝らないと、だし…」
P「…こんな変態が、みんなのプロデューサーで……その…」
凛「残念だけど」ピト
P「むぐ」
正直のあさん辺りからワンパターン化してたと思うんですよ。
ということで、このスレはこれで終わりです。
拾い切れなかったリクですが、本当に申し訳ないです。
多少なりとも楽しんで頂けたら幸いです。
それと、こんな読み手を選ぶようなスレにも画像を貼ってくれた先輩には大変感謝です。
いつかまた罵倒されたいです。ではお付き合い頂き、ありがとうございました。
P「へ?」
凛「距離をもっと取ってください。……臭うし」ボソ
P「……」ヒクッ
P「え、えっと、……なにか、あったのか?」
凛「…なにかですか」
P「う、うん。…その…なんだか機嫌が悪そうに見えるし、口調もいつもと違うし…」
凛「…………」
凛「いえ。私はいつも通りですから。気にしないでください」
P「…そ、そうか」
凛「はい」
P「…」ハハ…
凛「近いです」
P「…あ、すんません…」ススス…
凛「…」クス
P「?」ビク
凛「今日はプロデューサーさんが現場まで送ってくれるんですよね?」
P「あ、ああ」
凛「じゃあこれ」コト
P「? これは…」
凛「香水とブレスケアです」
P「…………」
凛「社会人ですから。そういうところも気を配ってくださいね」
P「……」
P「どうも、ありがとう」
凛「いえ。…べつにあなたのためじゃないですし。車だと耐えられないんだもん」ボソ
P「……くぅっ…」ビクン
ブウウン…
凛「…」
P「…」
P(…気まずい…)
P(というか凛はいったいどうしちゃったんだ? い、いや、正直ご褒美だから理由とかどうでもいいんだけど…)
P「…」チラ
凛「…」
凛「…」チッ
P「…」
P(舌打ちされた…ミラー越しで見ただけなのに…)グス
凛「お弁当で大丈夫です」
P「そ、そっか」
P「…えと、俺も昼飯食べちゃいたいんだけど――コンビニ寄って行ってもいいかな? で、よかったら控室で一緒に――」
凛「車で摂ればいいですよね?」
P「……」
P「そうだね」
凛「はい」
P「…はあ」ガサ
P(嬉しい反面…普通に悲しい…)
P「…ホント、俺なんか凛に嫌われるようなこと…しちゃったのかなぁ…」
P「…」
P「早く、戻らなきゃ」ガサ
キッ
P「…着いたぞ」
凛「はい」
ガチャ タッ
凛「どうも、ありがとうございました」ペコ
P(すげぇ丁寧なお辞儀…逆に、気を遣われている、ようで…)ズキ
P「が、頑張ってな」
凛「あなたに言われなくても分かっています」
P「……だよな」
凛「はい」
P「…」ホッ
P「これでほんの少しくらいは――凛のために、なにかできたかな…はは」
P「……よし。気に病んでばかりじゃ、やってられないしな! 飯食って、次の現場に――」
ガコンッ!! バシャッ
P「」ビクッ
P「…な、なんだ、今の音…」
P「?」
P「……あ……お、俺が凛に渡したジュース……中身がばら撒かれて…」
ガチャ
ドサッ
P「…」モグモグ
P(…ずいぶん…塩の効いたおにぎりだな…)
P「……はあ…」モグモグ
コンコン
P「?」モグ
ガチャ
凛「ねえ」
P「んっ」ゴクン
P「けほっ…り、凛?」
スッ
・
・
・
P「……」
P「ふう」
P「……とりあえず…事務所、帰るか。あ、いや…」
P「……パンツ買って帰ろう」
うーんこの慣れない地の文。
邪魔だったら言ってください、やめます。
もし罵って欲しいアイドルがいたら書きます。
とくにいなかったら、一応、さっちゃんまでは書こうと思ってるのでそれでおしまいです。
ではまた投下時、よかったら、見てみてください。
変態が多いみたいでなによりなんだ!
いきなりニナチャーンとかど変態だな!(歓喜
とりあえず、>>22-27 は把握です。
のんびりになると思うので、それは許してください。
とりあえずさっちゃん書いてくる。
P(最初はいつものように敬語かと思ったけれど…)
P(よく聞くと、いつもと少し違う)
幸子「聞いてますか? プロデューサーさん」
P「ん?」
P「あ、ご、ごめん。ちょっとぼーっとしちゃってたよ…」ハハ…
幸子「…」ハァ
幸子「アイドルとの意思疎通も仕事なんです。いいですか? ひょっとして、ボクが年下だからって舐めてませんか?」
P「そ、そんなこと…」
幸子「ふん。どうでしょうね」
幸子「…ボクだって、好きで話をしているわけではないんです。というか嫌ですけど」
P(直球だ)
幸子「仕方ないので。仕事ですからね、プロデューサーとのコミュニケーションも」
P「……うん」
P「…べつに俺は、アイドルのみんなの送迎を負担だなんて思ってないぞ」
幸子「そうですか?」
P「あ、ああ」
幸子「では、あの書類の山はなんでしょう」
P「? え…」
ドサ
P「うわ、な、なんだこの量…」
幸子「…ひょっとして、今になって気がついたんですか?」
P「あ、いや…」
幸子「朝一番にチェックすべきことだったと思いますけど。たしかにボクらの送迎も大事ですが、デスクワークを疎かにしていいとは思いませんね」
P「そ、そんなつもりじゃ…」
幸子「つもりかどうかなんて聞いてないんですよ」
P「ひっ」ビクッ
P「…ふぐっ…」
幸子「うわみっともない…ちょっとやめてくださいよ。背広姿の男性の泣く姿なんて、見れたものじゃありませんよ」
P「……う、うん、ごめ…」
幸子「……」ハア
幸子「…」モジ
P「……えぐ…」グス
幸子「……」モジモジ
P「…」グス
幸子「……ああああああああ!」
P「!」ビクッ
幸子「落ち着きましたか?」
P「う、うん。ごめんな」
幸子「い、いえ…正直、ボクも言い過ぎました。本当にごめんなさい」ペコ
P「…ホントだよ…幸子にあそこまで言われると、俺…」ショボン
幸子「あーあー! ご、ごめんなさいってば!」
P「…冗談だ」ニコ
幸子「…も、もう!」
幸子「ところで、…」
P「ん?」
ボソッ
幸子「攻めるボクも素敵でしたか?」
P「…っ」ゾクゾクッ
P「あ、…ああ。うん……」
幸子「…ふふ♪」
幸子「そうですか! まあボクは、なにをしてもカワイイですからね!」
タタッ
たくさんリクどもですん。
(敬称略)↓
仁奈、藍子、きらり、志乃、礼子、奏、美嘉、美優、聖來、加蓮、奈緒、ありす
とりあえずこの子たちはやります。漏れはないかな。
もしここまでやって余裕があれば、またリク取りますね。
今日は仁奈までやりたいです。
他のリク有りなスレの速度は人間じゃねえと思いながら見てますので…のんびりお付き合い頂けると嬉しいです…。
ちひろ「プロデューサーさんって本当にお仕事遅いですよね♪ このお給料泥棒っ」ボソ
P「…っ!?」ビクッ
ちひろ「…このくらいの冗談でも、反応しちゃうんですもんね?」クスクス
P「……」ハア
P(いや、異性に――それもアイドルに、耳元で囁かれて反応しない男は嘘です。偽です)
P「…か、からかわないでくださいよ」
ちひろ「ごめんなさい」テヘ
ちひろ「まあそんなわけで――気をつけてくださいね」
P「は?」
ちひろ「他のアイドルの子たちも、真似するんじゃないかなーなんて」
P「……」
P(胃、持つかな…)キリキリ
P(この様子だと、それほど酷いことは言われなさそうだ)
仁奈「覚悟しやがるですよ!」
P「おう」
仁奈「プロデューサーののろま!」
P「…」
仁奈「プロデューサーの変態!」
P「…」
仁奈「え、えと」
P(つまるのはやっ)
ちひろ(…仁奈ちゃんの天使っぷりが再確認できるわね…)
仁奈「プロデューサーのロリ○ン!」
P「あ、それはわりと傷つく」
仁奈「本当でごぜーますか!? わーい!」ピョンピョン
P(ほっこりした)
ちひろ(ですね)
P「……」キョロキョロ
P「よし。ちょっと待ってろ」
仁奈「? は、はい」
ちひろ「?」
P「えっと…これと、これ、で…」ヨシ
P「仁奈。ほらこれ」
仁奈「それは仁奈のキグルミでごぜーますね!」
P「うん」
ちひろ「? 左手には…コーヒーカップ?」
P「です」
ちひろ「…」
ちひろ「…えっぷ、プロデューサーさん、まさか…」
仁奈「?」
P「そのまさかです…」
P(…さすがに…緊張するな)ドキ
P(だが! 俺は罵られるためにはこんなことでは怯まない!)
仁奈「……」キョロ
仁奈「ちひろおねーさん。コーヒーはごぜーますか?」
ちひろ「…え、ええ。私の飲みかけなら…」
仁奈「貸して欲しいですよ」
P(…あー、これはやばい、絶対、やばい)
ちひろ「ど、どうぞ」スッ
仁奈「ありがとうごぜーます」
仁奈「…」クル
P「…」ビクッ
仁奈「…」ニコ
バシャッ
ベチャ
仁奈「これ。着やがるといーですよ」
ボタ…ボタ…
ちひろ(え、それって…さっきプロデューサーさんがコーヒーを零した…)
P「……これ…着るの…?」
仁奈「いやですか?」
P「…いや、嫌っていうか、…」
仁奈「あ、ごめんなさいですよ。プロデューサーの意志はどうでもよかったでごぜーます。着ろ」ニッコリ
P(口調の違和感がマックスです!)
仁奈「聞いてやがりますか?」ベタッ
P「うぐ!? …は、はい…、わ、分かりました。…着させて頂きます」モゾ
仁奈「……」
仁奈「…」ハッ
仁奈「も、もういいですよ! ごめんでごぜーます! や、やりすぎたですよ!」
P「……」ボタ…ボタ…
P「…こちらこそ…本当に、すいませんでしたぁ…!」
仁奈「あ、わ、いいえいえ! に、仁奈こそですよー!」
ちひろ(謝り合戦が始まったわ…)
―――市原仁奈編 おわり
藍子「じゃあ行きますね?」
P「あ、はい」
P(て、え? そんな準備万端な感じで来るもんなのか?)
藍子「…」ニコ
P「」ビクッ
スゥ…
藍子「私、プロデューサーさんと一緒にいたくありません」
P「……」
P(…ストレートな中傷もい……、傷つくな)
ちひろ(いまよこしまなこと考えませんでした?)
P(き、気のせいです)
藍子「……なんて」ニコ
藍子「ど、どうですか? 私にも、罵倒、できてましたか?」ドキドキ
P「……」
P「…うん。できてない、ことはないな」
藍子「あ、本当ですか? ふふ、やったー」ニコニコ
藍子「じゃあこれで、プロデューサーさんにも喜んでもらえましたか?」
P「…」
P(そっか。みんな一応、俺の性格を知って――…)
P(……複雑な気分だな)ハハ…
藍子「プロデューサーさん?」ニコニコ
P「へ? あ、ああ。うん。…ええっと、…俺のために、ありがとな」ナデナデ
藍子「あ、…」
藍子「えへへ//」
ちひろ(普通に親愛度が上がるイベントでしたね)
P(……ですね)ナデナデ
藍子「あう」
藍子「ぷ、プロデューサーさん。お団子はぐりぐりしないでくださいよー…」
P「えい」グリ
藍子「あうぁー」
―――高森藍子編 おわり
加蓮「…それで、えっと…」
加蓮「罵ればいいんだっけ? ちょっとよく分かんないなぁ…」
P「そうか? ほら。俺のことを路傍の石だと思って!」ハアハア
ちひろ(……この人大丈夫かしら…)
加蓮「…ろ、路傍の小石に罵る人ってあんまいないと思うけど…」
加蓮「と、というか、さすがに罵ったりした覚えはないし…」ゼェ
P「そうだっけ?」
加蓮「ないから」ギロ
P「ごめんなさい」
加蓮「……、でも…なるほど。あのころの気持ちで、ね」
P「ああ。どうだ?」
加蓮「……」
ゾク
P(な、なんか若干、雰囲気が変わったような――)
加蓮「プロデューサー」
P「は、はい」ビクッ
加蓮「…もう知らない」プイ
加蓮「結局、アタシのことなんにも考えてないじゃん」
加蓮「…それでよく、アタシを「きっとアイドルにする」なんて言うよね。言えたよね」
P「……か、加蓮…」
加蓮「――そんなんでよく、アタシのプロデューサーを――」
P「加蓮!」
加蓮「」ビクッ
加蓮「……へ…な、なに?」
P「も、もう…いいよ。だって加蓮、お前…」
P「泣いてるじゃないか」
加蓮「……え?」
ポロポロ
加蓮「…あ……」ボロボロ
加蓮「…あれぇ……わ、私、なんで…」
加蓮「…あ、あはは。二人して泣いちゃって…な、なんか恥ずかしいね」エヘヘ…
加蓮「ち、ちひろさん。なんだかお仕事の邪魔しちゃって…ごめんなさい。もう私、レッスン行くね」
ちひろ「ええ。頑張ってね」ニコ
加蓮「はい」ニコ
P「行ってらっしゃい」
P「あ…なあ、加蓮」
加蓮「ん? なに?」
P「えっと……これからも、頑張ろうな」
加蓮「…うん! もちろん!」
―――じゃあねPさん、またあとで!
―――北条加蓮編 おわり
P「ええ。アイドルのみんなのために、身を粉にして働くのが、プロデューサーの役目ですからね」
P「それじゃあ美優さん、行きましょうか!」
美優「あ…」
P(美優さんはどうやらいつも通りみたいだ)
P(まあ、…い、いくら俺の性質がばれたところで――みんながみんな、そういう風にしてくれ、…)
P「ごほん」
ちひろ「煩悩はほどほどにしてくださいね」ボソ
P「し、失敬な。そんなこと考えてません」
ちひろ「そうですか」
P「……」ゴホン
P(…そういう風にしてくるとは限らないよな。まして美優さんが、こんなふざけたようなこと――)
P「……って、あれ?」
P(そう言えば…美優さんに“プロデューサー”さんって呼ばれたのは、久し振りな気が…)
美優「あ、あの。“プロデューサー”」
P「は、はい」ビクッ
美優「…そんな、私のこと…美優だなんて呼ばないで」
美優「三船って、呼んでください」ニコ
P「……」
P「あ、はい」
P(なんか始まってた)
バンッ
ブロロロロ…
P「…」
美優「…」
P「…」
P(当然のように後ろの座席、か……これ、まゆのときもだけど…地味に辛いんだよなぁ…)ズキ
P(い、いかんいかん。こんなことで傷ついていたらドMの名が廃るぞ)ヨシ
P「美優さん。昼食はもう摂って――」
美優「もう…プロデューサーさんったら、三船でいいですよって言ったじゃないですか」
P「……。そうでしたね」
美優「はい」ニコニコ
P(すげぇ楽しそうだ……)ゾクゾク
P(……でも、ほっとような…このくらいなら、その――…ちょっと責められてるってくらいな感じだ)
美優「……プロデューサーは…私を送ってくれたあとは…どうされるんですか?」
P「俺ですか? 今日はそのまま、美優さんの――」
美優「三船と呼んでって言ってるじゃないですか」
P「」ビクッ
P「……あ、あ…ご、ごめんなさい! つ、つい…」
美優「…」ニコ
美優「いいですよ。間違いの……一つや二つ、なんて、よくあることですよね」
P「…は、はい」ハハ…
P(いま背筋に走ったのは……快感だろうか、悪寒だろうか…)
P「…み、三船さ…」
美優「……でも、こんなこと真っ直ぐに…伝えることなんて、私にはできないですし…」
美優「…そんな子どもっぽいことも、しちゃいけないし。だれも傷つかないように伝えられたらなって、思ったんですけど…」
P「……」
美優「…着きましたね」
P「…はい」
ガチャ
美優「…撮影には、私一人で行きますね」
P「……はい」
美優「それから」
P「…?」
美優「…私は…前よりもっと、…人に見られるのが、怖くなっちゃいました…全部…プロデューサーのせい、です…」
ポタポタ…
P「…え……み、美優さん、泣いて…」
美優「……」ゴシゴシ
美優「わ、私……あなたのこと、絶対に…ゆ、許さない、…許せないから……お願いだから、もう二度と…顔も見せないで…」
P「……み、美優さん…」
美優「…」ケホッ…
美優「…」フイ
スタスタ…
P「……ぐぅっ…!」
P(…やばい、やばい、泣く……! …い、一日に何回泣けば気が済むんだよ、俺…っ)
P(…でもっ……美優さんは、本当に、俺のことをあんなふうに思って…! 俺はなんてことをっ…)ボロボロ
ガチというか、「多め」ということにしてみました。
手探りでやってますので、またなにかこうがいいというのがあれば。
>>99 大丈夫です。ただ、どれだけ書けるか自体未定なので、できなかったときはごめんなさい。
>>103 どうした!
ここまで凛?→幸子?→仁奈(★★?)→藍子(☆)→加蓮(☆)→美優さん(★)と来て、
次が楓さん(★)→奈緒(☆)→のあさん(★)→? です。
で…よかったら、バランスを取る意味でも、また安価を取らせてください。
今回は「☆天使モード限定」で、↓1-2で、お願いします。
P「その台詞」
奈緒「ん?」
P「ということは、奈緒も俺を悦ばせてくれるのか?」
奈緒「……Pさん…女子高生にその台詞はどうかと思う…」
P「おいおい。そんな様子だとちっとも俺は興奮しないぞ?」
奈緒「!? ばっ…こ、興奮とか! 変なこと言うんじゃねぇよ!」//
P「はは」
奈緒「…むぅ」
奈緒「はっ。ひょっとしてPさん、あたしには攻めができないとか思って舐めてんのか?」
P「うん」
奈緒「うわムカツクぅ…」
P「ははは」
奈緒「くぅ…み、見てろよ…ほら!」
バサッ
P「…」
奈緒「ふふん」
P「…」
P「傘がどうかしたのか?」
奈緒「へへ。いつもならPさんの分の傘も持って来てやるけど――今日はあたしの分しか用意してないんだぞ!」
P「……、ああ、うん」
奈緒「ほら。そのままこっち来て」チョイチョイ
P「なんだって? 今日は傘を持って来なかった? いつもは持って来てくれてるってことじゃないか」
奈緒「オ、オウ」
P「そもそもお前、その台詞を言うためにわざわざここに来たのか? 歩いて? 健気か」
奈緒「…」
P「しかも傘くるくるとか。小学生かよ」
奈緒「なっ…//」
P「それで? 男前が台無しだって? 褒めてくれてどうもありがとう」
奈緒「あ、それはちが…」
P「ふざけるな!」
奈緒「!?」ビクッ
P「俺はべつに、お前が、お前たちが天使だということを再確認したいんじゃないんだよ! もっと責めてくれよ! 虐めてください!」
奈緒「なに言い出してんだPさん!?」
P「分かってないのはお前の方だ!」
P「そっか」ニコ
P「あ、帰りは送ってやるから、車でゆっくり休むといいぞ」
奈緒「…」エヘヘ
奈緒「へへっ。あたしはPさんと違ってまだ若いから。このくらい平気だし」
P「そうか。じゃあ置いて行こうかな」ガチャ
奈緒「ちょ、冗談! 冗談だからタンマ!」ガチャッ
バタン
P「あ、そうだ奈緒」
奈緒「うん?」ハア…
クル
P「さっきの奈緒の顔、とても可愛かったぞ」
奈緒「…っ!」カアアア//
奈緒「そ、そんなことはいいからぁ…! は、早く前向け! 早く出せよ!」
P「へいへい」
―――神谷奈緒編 おわり
奈緒「ありがとな。送ってくれて」
P「いやいや。ついでだから全然構わないよ」
ガチャ
バタン
P(…しかし、何とも言えないじれったさを感じているのも事実だ…奈緒の子どもっぽい虐めのせいで)
P(……こう…悶々とする。次のだれかが威勢よく責めて来てくれはしないだろうか…)
奈緒(相変わらず妙なこと考えてる顔してんな…)
ガチャン
P「…」
のあ「ちょっと…Pを借りて行くわね」
奈緒「へ? あ、ああ。うん。あたしはとりあえず用はないし…」
P「……あの」
のあ「なにかしら」
ジャラ…
P「……これは?」
のあ「手錠よ」
P「…いや、それは見れば分か――いって!?」
グイッ ジャララ――
のあ「黙ってついて来なさい」
P「……、はい…」トボトボ
奈緒「…生きて帰って来いよ、Pさん…」
P「お、おう」
P「……」
P「……」
P「…距離があって座り辛いんだよな…くっ。のあさん、絶妙な長さの手錠を選んだな…」ジャラジャラ
P「……もういっそソファに座ってない方が楽かも…。立ってるか」ジャラ
P「……」
P(ていうか遅い…ゆ、油断してたけど、これひょっとして放置プレイかなにかか)
P(お茶を淹れて来るとか言われたぶん、妙に喉が渇いて来たし…)ゴクッ
P(興奮して体温も上がってるし、スーツは手錠のせいで脱げないし…)ハァ…
P「…や、やばい、マジで変な気分になって来た…」グルグル
P(…せ、せめてなんとか、上着だけでも脱げないかな…)モゾモゾ
のあ「……ほら、座って。話があるの」
P「あ、はい」ジャラ グイッ
P「……あの、座り辛いんですけど…」
のあ「座りなさい?」
P(怖い!)
P「は、はい。ごめんなさい」
P「…」ストン
のあ「……なに? そのポーズは、ふざけているの?」
P「ち、違いますって。手錠があるから、どうしても腕が――」
のあ「……私は真剣な話をしようと思って、Pをここに呼んだの。お願いだから貴方にも、相応の態度をして欲しいわ」
P(理不尽だ……だ、だが、理不尽な罵りってのも…)ゾクゾク
のあ「…まあ、いいわそれで。話を始めてもいいかしら」
P「は、はい」
P「…」
のあ「……勘違い、してはいけない」
P「へ?」
のあ「貴方はそれでも、少しでも私の力になれたときっと自分を慰める。けれどそれも否定する。あり得ない。貴方は――」
のあ「もう私の前から消えることでしか。私の力にはなれない」
P「……っ…」
P「…わ…分かり、ました…」
のあ「……そう。では今すぐ出て行って。私の視界から消えて」
P「は、はい」ジャラ
P「…あ、あの。それだったら、手錠を…」
のあ「早く出て行きなさい」
P「…………はい」
ガシャン
P(……コートハンガーを持ちながらとか…逆に笑えて来た…なんだこれ…)
P「……じ、じゃあ、のあさん。俺はこれで――」クル
のあ「……」
P「…? のあさん?」
のあ「…」クス
ギュ
P「…え、え?」
のあ「……貴方は私に相応しくない。けれど、馬の骨ともつかないただの貴方にも――私に魅了される自由はある」
P「……え…」
のあ「…」ニコ
のあ「貴方に私の隣を歩く資格はないわ……私の後ろを、惨めに這ってついて来なさい」
P「……っ…は、はい!」
のあ「いい返事ね」ニコ
―――高峯のあ編 おわり
P「全て対――ということは、…俺はのあさんのご主人さまってことで、いいんですか?」
のあ「…………」
P「……」ニヤニヤ
のあ「……好きに捉えるといいわ」
P「…あ、はい」
のあ「くすくす。……自ら聞いておいて、気圧されてどうするの」
P「ち、茶化さないでくださいよ」
のあ「……ふっ」
のあ(…照れる感情というのは、あまり感じたことのないものだけれど……悪くないわね)
P(そっか。そもそも他のアイドルが、いまここにはいないのか…)
P「……ほっとしたような、がっかりしたような…」
奈緒「? なんの話だ?」ボリボリ
P「なんでもない」
P「なあ、俺にもせんべいくれよ」
奈緒「ん」ボリボリ
P「サンキュ――」
シュル
ギュッ――グイッ
P「!? ひぎぃっ」ビクッ
P(な、なんだ!? 後ろからいきなり、目隠しが――)
「もう。プロデューサーさんってば、他の子と楽しそうにお喋りして。いけない子ですね」ボソ
P「っっ」ゾクゾクッ
P(……こ、この声…)ハア…
短いですが、ここまでです。
次回 ★楓さん編。
楓「ねえ…プロデューサーさん」ツツ…
P(楓さん…く、首筋に、…指を――くぁっ…)
P「…は、…はい…」ハア…
楓「二人きりで、虐めて欲しいですか?」
P「! は…はい」
楓「…」クス…
楓「だーめ」
P「えっ…な、なんで…」
楓「わ……可愛い。プロデューサーさん、本当に可愛いです♪ …その残念そうな顔…♪」クスクス
楓「私…そんなプロデューサーさんの可愛い顔、みんなに見て欲しいんです」
P「…え…?」
奈緒「…変態」
のあ「Pは変態ね」
ちひろ「本当に気持ち悪いですね…プロデューサーさん」
P「……う…!」
P(やばっ……く、暗闇で、全方位から罵倒される、のは――…やばいっ…!)ゾクゾクゾクッッ
・
・
・
ガチャ
薫「せんせぇー、おっはよーう!」
泉「ふふ。なんだかわくわくする……変態Pに、責める私…か。新しい自分になれるかも、なんてね。ふふっ」
薫「…へぁ? せんせ?」
P「……あへ…へ…」ビクンビクン…
泉「あちゃー。もうずいぶんお楽しみだったみたいだ」ソッ
薫「あえー? かくれんぼー?」アウー
楓「あら。泉ちゃんに薫ちゃん。おはよう」ニコニコ
泉「はい、楓さん」
薫「おはよー!」
楓「ほら、プロデューサーさん。泉ちゃんと薫ちゃんが来ましたよ。そんな風にしてたらだめじゃないですか」クスクス
P「……あへ…?」
奈緒(あへて)
シュル…
楓「あの、これ」
P「? これ、目隠しに使ってた…?」
楓「はい。実は…プロデューサーさんに贈るつもりで、偶然用意していたものなんです…」
P「…? あ」
P(よく見ると…それはネクタイだった)
楓「ほら。首、貸してください?」
P「は、はい」
シュル…
クル… キュ
楓「はい。つけてあげました。これから、たまにでも使ってくれると、私嬉しいです」
楓「えっと…今日のお詫びも込めて。プロデューサーさんに贈りますね」ニコ
P「楓さん…」
短いですが、楓さん、終わりです。
というかのあさんがはまり役すぎた。
次回、☆薫、泉編。まとめて行きます。
グイ
P「うげ」
泉「ちょっと。私と薫ちゃんに集中して」ズイ
P「…お、おう。ごめんごめん」
薫「せんせぇ!」
P「はい」
薫「かおる、せんせぇのためにがんばるね!」
P「はい」
薫「せんせぇのことたくさんいじめちゃう!」
P「は、はい」ハァハァ
泉「滑り出しは順調ね」ウン
P(……俺ってロリ○ンなのかな…)
奈緒「ドMでロ○コンって人生終わってないか」
P「う、うるさい。いままさに始まろうとしているところだ」
奈緒(きめぇ)ボリボリ…
薫「だから、はい!」パッ
P「? なにこれ」
薫「ジュースあげる! せんせぇきっとのどかわいてるからって泉ちゃんが!」
泉「まあ始める前の息抜きってことでね」
P「……あ、ああ。なんか、悪いな」
薫「ううん」フルフル
P「ありがとう。頂くよ」
パキ
ゴクッ
P「!?」ブッ
P「げほっ! …っ、な、んだこれ…にっが…!」
薫「わーいひっかかったー!」
泉「P、実はね」コソ
P「あふ」
泉「……変な声出さないでよ」
P「わ、悪い。…その、いまちょっと耳は敏感なもんで…」ハハ…
泉「…Pは正真正銘の変態なんだね。情報としては、そうした性的嗜好の存在は知っていたけれど。実際に見るとまた違うね」ボソボソ
P「……っっ…や、やめ…」
泉「興味深いなー」クスクス
P「……」ハア…
P「そ、それで? なんだって?」
泉「ああ、うん」
泉「実は、薫ちゃんの台詞を考えたのは私なんだけど」
薫「?」キョトン
P「…ああ、なるほど」
泉「うん」
泉「口下手なのでね。頭を使う方が得意だから…」
泉「Pが飲んだ、それなんだけど」
P「? これ?」チャポン
泉「そうそう。べつにそれ、ただ苦いジュースってわけじゃなくて――一応胃に効く…まあ胃薬みたいなものなんだ」
P「へ? 胃薬?」
泉「うん。ジュースと聞いて飲んでみたら苦くて、嫌がらせで苦いのかと思えば実は薬だった――」
泉「…という、二段構えの騙し打ち。けっこう屈辱的なんじゃないかと思ったんだけど…」
P「……」
泉「…Pの顔を見ていると、私はどうも外しちゃったようだ?」アハ
P「うん。…泉って、やっぱどっかずれてるよな…」
泉「うん。自覚はある」アハハ
今日一日で分かったことは、そう。
酷いことをしたアイドルも、そうでないアイドルも、みんな俺のためを思ったがゆえにそうしてくれて――。
自分がどれだけ、この事務所に愛されているかを知って。
同時にとてつもなく情けなくなって。
それでもやっぱり、嬉しくて仕方ないのだった。
……やっぱ、うん。
虐められるのだって、自分にしろ相手にしろ、だれかの愛情が強くなければできないことなんだ。
だから俺はもう、みんなに虐められてばかりでは――いけないような気がした。
ガチャ
凛「…あ…よかった。プロデューサー、いた…」ハア…
P「ん? ああ、凛――どうした…!?」
ガバッ
凛「……今朝はごめんね。その、わ、分かってるかもしれないけど――」
P「…おう。大丈夫だって。…お礼を言うのも変な話かもしれないけど…あ、ありがとな」ナデナデ
凛「…うん。いいよ。ごめんね」
奈緒「イイハナシダナー」ボリボリ
ガチャ
仁奈「! プロデューサー! 待ってやがりました!」ガバッ
P「うぐ」モフッ
仁奈「えへへ。どうですか? キグルミはモフモフでやがりますか?」
P「う、うん。もふもふだよ」
仁奈「そうでごぜーますか! …これでちょっとは、プロデューサーの痛みも晴れやがりますか…?」
P「…え?」
美優「……仁奈ちゃん…今朝のことを、だいぶ気にしていたみたいで」
P「美優さん。…そうなのか?」
仁奈「…」コクン
P「…そっか。ごめんな」ナデナデ
仁奈「…」フルフル
P「…やっぱりみんなの言う通り――俺はダメなプロデューサーだな…こんなみんなに気を遣わせて…」
美優「そ、そんなこと…ないですよ?」
奈緒「おいおい。ずるいぞーあたしらも混ぜろよー」
楓「…」コクコク
泉「ま、私たちはついさっきだから…あれだけど」
薫「ごめんねせんせぇ」
P「……」ハハ…
P「…いいよ。全然、気にしてない――というか俺の方こそ、謝らないと、だし…」
P「…こんな変態が、みんなのプロデューサーで……その…」
凛「残念だけど」ピト
P「むぐ」
正直のあさん辺りからワンパターン化してたと思うんですよ。
ということで、このスレはこれで終わりです。
拾い切れなかったリクですが、本当に申し訳ないです。
多少なりとも楽しんで頂けたら幸いです。
それと、こんな読み手を選ぶようなスレにも画像を貼ってくれた先輩には大変感謝です。
いつかまた罵倒されたいです。ではお付き合い頂き、ありがとうございました。
17:34│渋谷凛